息子~ッ!今すぐにこの剣を振れ!そしてマグナムを撃て~ッ!!
ななな何事だ?何だかよくわからんが、また某国のミサイルか!?
うぉう、喜べ息子。こないだのツイートずいぶん伸びたぞ。
へえぇぇぇ~、ウェブダイバーって思った以上に人気あるんだねぇ。
そーみたいだな。つうかウェブダイバーは現在20代前半くらいの「当時チビッコ世代」に、地味~に人気があるんだよ。一応言っとくけどオマエも同じ世代だからな。
いやそれは言うなって。
オマエはポケモンとかデュエマとか遊戯王とかロックマンEXEとか、ゲームばっかり小僧だったからな。
あとはせいぜいスーパービーダマンとかクラッシュギアとか競技モノが多かったね。ロボットヒーローだったらとーさんが狂ってたトランスフォーマーはさっぱりでマシンロボレスキューの方が好きだったし、あとはSDガンダムとかガンダムSEEDとか、ガンダムは小さい時からかなり凝ってたねぇ~…
って、ガンダムで思い出したぞ。こないだの記事、評判ど
さぁ、今日はナウなヤングに大人気、グランブレードの紹介を始めようか!!
おい、ごまかしてんじゃないよ。どうだったって聞いてんだよ、あのダイガンダーがガンダムだったとかい
坊ちゃん、あなたけっこう読者さんに人気ありますよッ?今回もゼヒお手伝いをお願いしたいと思うんですけど、よろしいでしょうかねッ!?
マジで?そうなの?いやぁ~、そりゃお手伝いはかまわないんだけど、ダイガ
さささ、今日はお動画とお写真撮影させてくださいますよ坊ちゃん!ホラこれ持って、これッ!!持ちやがれ!!!!
(あぶねーあぶねー、前回の記事、ビビッて撤収なんてオチが知られちまったらどうなる事か…)
買ってきました、おなじみのリサイクルショップで中古1000円!
「DXウェブナイトシリーズ」って書いてあるワリにはフィギュアじゃないんだな。
しかしとーさんがなりきり玩具を買ってくるなんて珍しい。ああいうのけっこうバカにしてたクチだろ?
いやそうなんだよ。父さん実はアニメとか特撮とか、とにかくテレビさっぱり観ないじゃん?
観ないよねぇ~。
父さんコンテンツにはワリと客観的に接するタチだから「別にテレビのヒーローになりたいわけじゃねーし」とか思ってたのよ。要するにさ、なりきり玩具ってのは「コスプレアクセサリーの一種」みたいな認識なわけだ。
よくわからんがなんとなくわからんでもない。「チビッコがヒーロー気分を味わうための専用グッズ」っつーことだよな。まぁ正味のハナシ、オレだって子供が振り回すのはともかくとして、いいトシのオッサンがなりきり装着して遊んでる姿には一抹ならざる不安を感じなくは無い。
だがグランブレードは触る前からイイモノ感がビンビンに漂うわけだ。変形、ライト&サウンド、おまけにテレビでゲームができちゃうんだからな。
剣モード、グランブレード
銃モード、グランマグナム
単純なステップで大胆に変化するんだよな~!
むむむ…
ワリと楽しいのは確か。
しかも変形時には音出て光るからな!カンペキじゃん?
でさ、なりきりって手軽に触れるのな。ロボットだのフィギュアだのって、意外に何も考えないで触るって難しいんだけど、なりきりはとにかく手軽!なりきり侮り難し。反省!!
気が付いたら持ってます。みたいな感じね(笑)
男子って棒握ると無条件にテンション上がってくるよね。バットでもホーキでもさ。
うむ、刀や槍に命を掛けたお侍様の血がそうさせるのであろうか…
クワ振り回してたお百姓さんの血かもしんねーけどな。
で、グランブレードはテレビゲームのコントローラーにもなっちゃう、と。
それだよ。昔からテレビと連動するライダーベルトなんかもあるにはあった。テレビ番組でライダーが変身すると反応して光る仮面ライダーBLACKの変身ベルトとかな。しかしテレビでゲームができちゃうなんていうのはカッキ的以外の何者でも無いじゃん。
テレビに繋いだグラディオンに向かってグランブレードを振ると、通常のゲームとは全く違う操作系の「グランブレード編」が始まる。
※ちなみにウェブダイバーやダイガンダーのゲームは、ビデオ入力端子さえあれば液晶やLEDのテレビでもプレイできます。遊べないのはブラウン管の走査線をスキャンする(スーファミのスーパースコープ方式と思われる)ダイガンダーのシューティングゲームだけです。
やれ、やるのだ息子!!
どうだ、面白かったか?
うーん、いろいろと小さい問題が無い事もない。
まず問題点から行ってみようか。
ゲームの操作時はもちろん、メニューの選択やメッセージのスキップも「振る」アクションなんだけど、けっこう不発が多くてうっとうしい。軽く振っても認識しないし強く振ると剣が曲がっちゃう。
しきい値の内部設定のさじ加減は難しいとこだと思うが、もともと子供用なんだからもっと軽くても良かったよな。センサーの精度の問題もあるかもしれないけど。
メッセージくらいは剣モードでもトリガーで操作させて欲しかったね。
そりゃ多分、本体の仕様なんだろう。剣モードにすると内部の配線が切り替わってトリガーがオフになるように設計されてるんだろうな。じゃ良かった点は?
オモチャを剣=銃と変形させるとテレビのキャラも変形するんだけど、これ妙な臨場感があるよね。この楽しさって他に無いと思う。変形させる手順がゲーム性に直結してる一体感も独創的。これも他に無い。WiiにもDSにも無いし、これからもきっと無い。
では総評。
「ゲームマニア」は不満だろうけど「オモチャみたいなゲーム」としてはアリ。「体感ゲームの一種」として考えたらけっこう面白いよ。
あとはゲームの内容なんだけど、せっかく剣モードがあるのに、これで敵をバッサバッサ斬る事ができないし、銃は銃で画面を狙った射的要素が無いのはちょっともったいないね。「剣神ドラゴンクエスト」くらいのゲームが入ってたら天下取れてたかもしれないね。
※剣神ドラゴンクエストもプラグイットと同じXaviXシステムのアーキテクチャです。
まぁウェブダイバーではデータ量とか納期の問題があるからな。もちろんそのへんの反省は次のダイガンダーで解消されてる。
しかし、スーパースコープだのビットマップ書き換えのアニメーションデモだのなんか懐かしげなPCM音源のサウンドだの、プラグイットっていちいちスーファミくさいよね。
XaviXを開発した新世紀株式会社って、元は任天堂でファミコン~N64のハード開発をやってた技術者達が作った会社だからな。内部のCPUは6502カスタムだからなんと8ビットCPU。スーファミってよりも、実はファミコンの後継ハードだぜ?
マジか!!スーファミと同位互換だとばっかり思ってた!!
もちろんサウンド、グラフィック、速度なんかはファミコンよりも劇的に上がってるけどな。でも8ビットって聞かされたらショボイと思われがちのプラグイットも、スゲーがんばってるようには思えるよな。
1999年発売のポケステでさえ32ビットCPU積んでたからね~…
さすがに8ビット機だなんて思いもしなかったよ。
特にダイガンダーなんかは本体の色が赤と白のファミコンカラーだったり、アニメのキャラクターデザインは初期「ゼルダの伝説」のイラストを担当していた前田実氏だったりで、「ファミリーコンピューター時代のムード」がこっそり仕込まれてるのは面白いよな。
父さんにその話聞かされてからオレもちょっと気になってたんだけど、ダイガンダーのあの濃い茶色ってあるじゃん。アレ何なのよ。
これガンダムでも無きゃファミコンでもないだろ。ゴリラっぽくって違和感あんだよ。ひょっとしてドンキーコングって事か?
そういえばドンキーもタカラ獣人ランドのメンバーだったな。その筋もありそうだけど、父さん的にはあの茶色、コレじゃねぇかと思ってる。
そっちか(笑)
そういや任天堂も元々カードゲームカンパニーだったんだねぇ~。忘れられがち。
この事業、今でも細々と続けてんのはビックリだよな(笑)
ダイガンダーか。父さんの記事、読みたくなってきたな…(と、スマホを取り出す)
いけません坊ちゃん!今は北のサイバー攻撃で日本のネットワークは故障中です!!
…じじい、コレはどういう事だ
おのれ北め、許せん!!ウェブナイト出動!!デリトロスウイルスを排除するピコ~!!
※この後、息子にガッツリ怒られました。