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マイクロノーツエイリアンズ センタウラス

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今日はPalisades社の復刻版マイクロノーツ、センタウラス(CENTAURUS)が買えたのでご紹介してみたい。

Robot Chicken: Noble Micronauts


マイクロノーツっていやぁ言わずと知れた海外版ミクロマンでして、70年代にタカラからライセンスを受けてMEGO社が北米地域で展開した、米玩具史に残る大ヒットシリーズでした。

というワリに、トランスフォーマーやGIジョーのような現在にまで至る定着した人気を獲得できずにおり、認知度もなんか低いわけなんです。しょぼ~ん。

原因は日本のミクロマンと全く同じで、メディアでのフォローはコミックのみ。


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テレビメディアでのフォローが70年代当時から現在に至るまで全く無く、あくまで玩具主導のシリーズだった。というのが大きな原因と思われますな。

さらにはマイクロノーツのヒットの後に突如登場し、全てを変えてしまったとまで言われた革命的な玩具として、Kenner社のスターウォーズがあるわけなんですが

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SW以前、革命前夜において最もホットだった玩具がマイクロノーツでしたが、マイクロノーツはSWに先駆けたものの食われた。という歴史の流れもあったのでしょう。

とはいえマーベルによるコミック展開はアメリカのファンの間にしっかり定着しており、バロンカーザやアクロイヤー(2)といったキャラクター達は後の時代でもコミックで主役待遇のサブシリーズが出るほどの有名キャラクターではあります。マーベルユニバースの中にもしっかり組み込まれているのであります。

マイクロノーツはタカラの玩具以外にもMEGOが独自に企画開発した商品もあり、エイリアン達はその中でも有名な存在ですな。



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最初に出た3体、レプト、アントロン、メンブロスはミクロマンのフォーマットを借りながらも、メカニックでどこか非人間的な設計のミクロマン素体をより筋肉的、生命的なシルエットへとアレンジしており、後の3.75ラインのG.I.ジョー(ARAH)に大きく影響を与えた、これはこれで革命的な玩具でした。GIジョー末期のSFシリーズであるスター・ブリゲードは、マイクロノーツへの回帰とも言われるシリーズです。

マシーナリーな人体解釈でわずか10センチのフィギュアに驚異的な可動構造を搭載させたのが「ミクロマン」でしたが、同サイズのフォーマットながら可動を限界までシェイプアップし(有名な「ケナー分割」ですな)、塗装と生命的なデッサンで劇中イメージの再現を重視したのが「スターウォーズ・オールドケナー」です。

3.75GIジョーは両者の中間、「良いトコ取り」を目指し、可動とイメージ再現の両立を実現させた玩具でしたが、その中間点の可能性をジョー以前に示し、橋渡しの役割を果たしたのが「マイクロノーツ・エイリアンズ」だったと言えるでしょう。


さて、今回入手したのは後期三種のエイリアン、センタウラス、クロノス、ロブロスの中の一体、センタウラスの復刻版です。


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通称せんたくん。

元玩具はレアな後期宇宙人の中でも特に人気の高かった玩具。復刻版はパリセイズ品質の信用の無さのおかげで、えらく安っすく入手できます。

当時品はパープルのパーツが暗青色。復刻版はクリアーパーツ使用も含めて4種類のオリジナルカラーが発売されましたが、当時品と同じカラーの商品は発売されませんでした。先行して復刻版が発売されたレプトとメンブロスには当時品カラーがあったんですが・・・

復刻ノーツの企画にはその筋のマニアやコレクターがわんさか関わってたわけなんですけど、復刻版を出す事で当時品の市場価値に冷水をぶっかける事を恐れたのかもしれません。センタウラスの当時品は特に貴重でマイクロノーツ商品の中でも最もお宝度の高いフィギュアの一つでしたから、復刻が出たことで価値が下がってしまったレプトやメンブロスの二の舞を避けたかったのでしょう。

まぁこの色は当時品のイメージを損ねることなくマッチしてますし、パープル部分の成型色も光線の加減で陰影が青く見えたり赤く見えたりする奥の深い色で、タメイキの出そうな美しさがあります。画像じゃ全く伝わらないね(笑)

クリア版はやっぱり品質が信用できないので手を出していませんが、ノンクリア版は品質上々なので文句無くオススメです。


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右は復刻版のレプト。筋肉デッサンがほとんど初期GIジョー(笑)

復刻版の新規パーツとして、ガスマスクと背中に装着する鞍みたいなパーツが追加されました。


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鞍には5ミリジョイント穴と3ミリ穴が開いており、5ミリ穴には復刻版ギャラクティックディフェンダー(ミクロマンコマンド3号+フード)のバックパックを、3ミリ穴には復刻版ファロイド(ミクロマンコマンド2号)の新規ウィングパーツを装着させて遊ぶ事ができるようです。

私はギャラクティックディフェンダーもファロイドも持っていないので、アクロイヤー一号のウイングとゼンマインの武器アクセサリーを装着させてみました。


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4つ足で安定感が高いので、5ミリ、3ミリ穴を利用してわんさかパーツを増設させる事ができますぞ。


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鞍をつける事で背中にフィギュアをライドさせることもできますが、3.75サイズよりも8cmのマグネパワーズ玩具がよりマッチしますな。


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怪獣王子ミスターサタケ!今や国会議員の先生なので、みんなで先生に陳情しておもちゃを軽減税率の対象品目にしてもらおうゼ!


マイクロノーツのキャッチコピーは、"The World of Interchangeable"(交換可能な世界)というワード。

部品の交換によるプレイバリューの事を指すのはもちろんですが、ノーツ玩具のキャラクター達には悪側や善側といった設定すら、特に設けられてはいません。これは全ての商品が悪としても善としてもユーザーが自由にコントロールできる事を意味しており、設定、世界観に至るまでが交換可能な自由な世界なのです。


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みんな気付いていないかもしれないが、マイクロノーツとはミクロマン以上に「遊べる」フレキシビリティを持った玩具なのであります。今こそマイクロノーツですぜ奥さん。

ビーストウォーズⅡ・イン・ディープ ~サイボーグビーストの謎~

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さて、以前、ビーストウォーズⅡ玩具日本独自商品の、恐るべき真の姿についていろいろ書いたわけなんですが、ちょっとサイボーグビーストに関して論拠が希薄じゃね?という気がしませんでしたか?私はしてました。

てかですよ、「サイボーグ」が変身サイボーグやミクロマン・タイタンの記号であり、マックスビーが「イヌ」だった理由も「ドーベルマシン」の記号だったっちゅうのを「アリ」にしたとしても


じゃ、残り4つは?って話になるわけなんですね。

ギガストームも、2000年から始まるG1当時品の本格復刻の先駆け、またはミクロマン復活に向けた大型基地玩具だった。と、その時には位置付けたんですけど、では「なぜダイナザウラー型を選択する必要があったのか?」という部分が引っかかっていたわけです。

サイボーグ全員でプレダキングに合体。ではダメだったのか?とかね。いや当時プレダキング欲しかったんですもん。ビーストで・・・


しかしこのたびめでたく全ての謎が解けたので、せっかくなので書いてみます。


まずざっとサイボーグビーストのおさらいから行ってみましょう。

馬鹿が戦車でやってくる。通称バカタンクこと破壊公爵メガストームは、アンゴルモアエネルギーを浴びてギガストームへとパワーアップ!ついでに部下も全員パワーアップしちゃえ!とデストロン航空部隊の4バカカルテットもアンゴルモアエネルギーの中にブチ込んでしまいました。

ありし日のデストロン奇行機甲軍団。
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TFG2玩具をリペイントしたグッドルッキングトイが並んでいますが、部下の事なぞお笑いウルトラクイズの参加芸人くらいにしか思っていないバカストームにより、全員容赦なくアンゴルモア熱湯風呂で釜茹でに!

ほ~ら変身だ、変身、変身~っ!


変身サイボーグビースト2~5号の誕生だ!!

玩具はのりもの玩具から一新。初代BWの生どうぶつ玩具をギタギタにリデコした、半機半獣玩具となりました。

しかしかつての端正な姿もどこへやら。ミナミの筋者ですら思わず道を譲ってしまいそうなグロテスクかつイキリすぎな姿へ変わってしまい、当時なぜか急増していた、ビーストを擬人化してイケナイ妄想に耽る腐女子ファン達をドン引きさせた!!


BB→マックスビー(サイボーグイヌK-9改修品)
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BBがギガストームによって、アンゴルモアエネルギーの中に落とされ、その恨みが悪のアンゴルモアエネルギーと反応して進化した姿。
凶暴性が増してより破壊行動を好むようになった。
背中に万能武器「バックスラップ」を装備しており、尻尾も武器になる。
正に、歩く破壊マシーンといえる。
ヘルスクリームへの忠誠に変化は無い。(玩具公式)

「復讐こそが真の解放・・・」
アンゴルモアエネルギーを浴びた時、BBはマックスビーとしてのアイデンティティを獲得した。
BBはかつて誰よりも禁欲的で寡黙だったが、アンゴルモアエネルギーは彼のマクシマルによる拘禁の時期に与えられた怒りに反応した。今や彼は戦闘の際には狂ったようにわめきちらし、その攻撃性は抑制する事ができない。彼は戦場で、鈍器で敵を破壊することに夢中になる。
全てのマクシマルを破壊したところでその衝動はとうてい収まらないだろう。彼の復讐への渇望は無限なのだ!(ソースブック)

サイボーグイヌ。ソースブックでは4人の中で最強の戦士とされています。


スタースクリーム→ヘルスクリーム(サイボーグサメ。サイバーシャーク改修品)
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スタースクリームがギガストームによって、アンゴルモアエネルギーの中に落とされ、その恨みが悪のアンゴルモアエネルギーと反応して進化した姿。
凶暴性が増してより冷酷になった。
「シャークワインダー」や「テラーストーム」などで多彩に相手を攻撃する。
実はギガストームを失脚させるチャンスを窺っている。(玩具公式)

「力とは、それを使う術を知らない者だけを堕落させるのよ」
ギガストームは部下達のパワーレベルを強化させるため、何人かのプレダコンズを純粋なアンゴルモアエネルギーに晒させた。
スタースクリームのスパークに秘められた根深い憎悪は激しく反応し、さらに強力で(そしてより陰険な)ヘルスクリームへとリフォーマットされた。
ヘルスクリームは新しいビーストモードを密かに嫌っている。彼が長い間慣れ親しんだビークルモードに比べ、今の姿は醜く、無様であると思っているのだ。その憤慨は、今までよりもさらに彼をアブナくさせる。
ヘルスクリームの野望と復讐への渇望は、ギガストーム打倒と全プレダコンを自分の指揮下に治めるという秘密の目的に向け、勢いを増している。(ソースブック)

変化後のツラのあんまりさに絶望したってのは、今木商亊氏版のマンガにもありましたな。

サイボーグビーストの中で、コイツだけが後に海外でも発売(ユニバース"OVERBITE")されました。
個人的には鈴屋のタタキ売りで国内ビーストを集めていたとき、こいつだけ鈴屋になかったので入手に少々苦労したブツ。


ダージ→ダージガン(サイボーグハチ。ワスピーター改修品)
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全ての面において、パワーアップしており、コンピューターを狂わす攻撃を得意とする。
強力なコンピューターウィルスを敵に打ち込むべく、「ニードルランチャー」を発射する。
「ニードルショット」は連射性に優れる。ここから発射される槍で敵を痺れさせる。
「ブラストリーダー」は音波攻撃。効果は絶大だ。
改造してくれたギガストームに忠誠を尽くす。(玩具公式)

「オマエの屈辱がワシの満足や!」
アンゴルモアエネルギーによって変異したのがダージガンだ。
彼の不愉快な個性は、既に毒舌で他者を不愉快にさせるだけでは満足できなくなっている。
彼は今、非常~に退屈しており、プレダコンの仲間達も含む全ての者に念入りなイタズラを企てているのだ。
彼がイタズラの際にコンピューターウイルスをブチ込んでくる事は知られていた。犠牲者が狂った様にフガフガしちゃう姿は、いつでも彼を喜ばせる。(ソーズブック)

何のために強化したのやらさっぱりわからん。


スラスト→スラストール(サイボーグラプター。グリムロックを改修)
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全ての面において、パワーアップしており、特殊な攻撃武器を操る。
「ダイノミサイル」は敵に噛み付いてから爆発する必殺のミサイル。
「トラッシュホーン」は切り刻んだ敵を凍らせることが出来る。
「ラプターシールド」は高速回転が可能な盾である。
ダージガンと共に、改造してくれたギガストームに忠誠を尽くす。(玩具公式)

「人間辛抱や」
アンゴルモアエネルギーでパワーアップしたスラストはさらに強力になり、スラスター(スラストール)と自分で名付けた。
この「事件」による変化、パワーアップによって、彼は自分のプレダコン内での地位向上を確信した。彼は一時的には新しい力に満足し、そしてギガストームに改めて忠誠を誓うのであった。
しかし彼の野心は消えたわけではなかった!
彼は相変わらずの自由人で、自分の将来には素晴らしい運命が待っているんだ。という信念に断固として固執しているのである。

スラストの野心家設定(型がマシーンウォーズ版メガトロンだから?)は引き継がれております。


・・・なんちゅうか、こいつらはホント、朝病院で目が覚めたら主治医の先生から

手術に失敗しちゃった ゴメンネ

というメールが届いてたような衝撃的なツラばかり。元のイメージをあまりにも放棄した姿にホゲホゲしちゃったわけなんですが、玩具は巨大で見栄えする新武装や多彩なギミックの追加、海外トイを思わせるトンがった色彩設計と繊細で美しい塗装、リデコなのにストレス無い品質がすばらしい傑作玩具群です。今でもお安く入手できると思いますが、断然オススメですよ。


で、ここから本題で前回同様コワい話になってくわけですが・・・


マックスビー以外の連中。恐竜、ハチ、サメの選択が何を意味するのか?


ギガストームはなぜダイナザウラー型なのか?


サイボーグビーストに隠された記号、真の姿がこれです。


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サイボーグビースト各種は、マイクロノーツ宇宙人玩具の復活を密かに企図した物でした。


いやいや、

バッカじゃね~のオメー、前々からガマンして聞いてりゃ勝手な妄想垂れ流しくさって!ビーストはビースト、TFはTFなんだよこのファック野郎!大体ノーツ宇宙人商品なんざタカラ玩具どころか100パーMEGO製品じゃねぇか、このドサンピンが!!

と、皆様が本宮マンガの主人公ヅラで怒鳴りたくなる気持ちもよくわかります。

が、ちょっと待ってください。「閉じる」ボタンを押す前にもう少々お付き合い下さいな。聞いといてご損は無いと思いますよ。


正確には、サイボーグビーストは宇宙人本体ではなく、宇宙人のビークルを再現しているんですね。


ノーツ宇宙人ビークルは全てメカニックなアレンジが施された動物や昆虫モチーフのデザインで、ホーネットロイド(蜂)、テラファント(象)、シャーコス(鮫)、ロブストロス(蟹)、アンプジラ(怪獣)の5種が存在します。
※ロブストロスは「ロブスター」ですが(そうは見えませんが)、ここでは便宜的に「蟹」としておきます。

そして当時のタカラは、90年代の新商品でその5種モチーフを完全網羅する事を企んでいました。


大型アイテムのホーネットロイド(蜂)
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サイボーグホーネットロイド
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マイクロノーツの初期カードアートはかの有名なフランコ・フラゼッタ(ケン・ケリー)画伯の手によるものであり、今回畏れ多くも画伯の画業に少しでも迫るべく、裂帛の気合にて作成してみました。イヤーッ!!


「浮かんだキュウリ」こと、シャーコス(鮫)
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サイボーグ・シャーコス
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サイボーグビーストはごていねいにビーストモードでフィギュアをマウントして遊ぶ事も出来ます。

特にヘルスクの尻尾付け根には5ミリ穴が開いているので、L字ジョイントを自作すれば完全固定も可能です。

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単なるモチーフの借用に留まらず、サイボーグビーストは完全実用玩具として3.75サイズフィギュアと絡ませる事が出来るのです。


全マイクロノーツコレクターの「至宝」、アンプジラ
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興味の無い人には完全ゴミ玩具で、コイツにド高値を出す人間がいる。なんて聞かされても、ちょっと信じられないでしょう。

サイボーグアンプジラ
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ホーネットロイドは女子載せたかったので合成しましたが、それ以外は玩具に実際にマウントさせて画像を作ってあります。どうですか、この相性の良さ!!


あれあれ?アンプジラはゴジラっぽいのでむしろギガストームが担当じゃないですか?そうするとスラストールが宙に浮きますよ?
スラストールが余った上、象、蟹モチーフのサポートもされて無いので、「完全網羅」なんてできてないんじゃないですか?
これじゃサイボーグビースト=マイクロノーツ説の証拠としては不十分。
やっぱ偶然の一致じゃね?


はいはい、そう仰りたいのはよく分かります。

象モチーフはサン㌧で既にⅡラインの主力に存在しているし、リデコで扱えるネタではありません。蟹もゴッドネプチューンではリストラしたし、他に使用できる蟹玩具はサイズが小さくてラインに不向き。もうだめだ!


しかし、BWⅡ玩具企画担当者の真骨頂、悪魔的な流用技術を知るのは、実はここからが本番となります。


テラファント(象)
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そもそもサイボーグは流用ラインなので、完全に狙い通りのモチーフを揃える事は難しい事です。しかし、ムリを通した流用にも、超解釈でキチンとした意味を持たせる事は可能です。


マシーン玩具と絡めると違和感が無いダイナザウラー型ですが、

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部下のサイボーグとは全く絡み辛い。

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ダイナザウラー型の選択はやはりビースト玩具で遊ぶ以外の目的があった。と考えざるを得ません。しかし、ギガストーム=テラファントと考えると、「絡まない基地玩具」の謎が解けます。

ビーストコレクションがあるじゃん!と言う意見もございましょうが、あれは通常の玩具と絡まない商品をわざわざ出すに当たっての方便、つまりアリバイ工作として用意されたものだと考えられないでしょうか。←但し、Bコレクションは結果的にインチマン(ダイアクロンの開発コード)と、ビーストフォーマーの機能の再現であるという考え方も出来ますが。

テラファントは電動走行ギミックを持つ大型の動物戦車ですから、そこに巨大電動歩行玩具のダイナザウラー型を引っ張ってくるのは理に適っていると言えます。

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新テラファントの隠喩を託されたギガストームに必要だったのは、「象の姿」ではなく、重戦車のイメージと、歩く巨獣の型だったのです。


まだこの論拠にムリヤリ感を感じる方もいると思いますが、これならどうでしょうか。

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ギガストームにマイクロノーツを絡ませると、テラファントではなく、テラストーム


メガ(MEGA) < ギガ(GIGA) < テラ(TERA)


完全に一本の線で繋がりました!

ギガストームはノーツ玩具と絡むことで1024倍のパワーアップをし、しかもその「仕込み」は、なんと転生前のメガストーム時代からインプラントされていたのです。

怖い!セカンド玩具はこわい!!


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ここまでしっくり絡むとテラファントどころか、ビーストバイオトロン(ロボットマン)でもあります。

BWⅡ玩具の度を越した趣味全開仕事は、ついに自社のオマージュを通り越し、他社の派生玩具にまで魔の手を伸ばしていたわけですが、その根底に顔を見せるのは、やはりミクロマンへの熱狂的な愛情です。

BWⅡ玩具という、現在でも最も「お宝度」から遠いポジションにある、「ごく普通の玩具」に秘められた、造り手の途方も無い情念を感じずにはいられません。

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バロンカーザ、スペースグライダー画像素材提供協力 ooku氏 毎度申し訳ありません(汗)





って、オイオイごまかすんじゃねーよ、カニどうした、カニ!

ロブストロス(蟹)

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ハハハ、バレましたか。

実は蟹はBWⅡ玩具でのフォローはついにできませんでしたが、後にシレッと発売されています。しかも、まさかのミクロマン・マグネパワーズ玩具として

ウソみたいだけど本当です。


ミクロマンキット クラブドーザー
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ここまで来ちゃうともう、誰も異論は無いかと思います。

90年代タカラ玩具は、狂ってる!!

オプティマス・グランドベース "OPTIMUS MAXIMUS"

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忘年会のビンゴの景品を買いにドンキまで行った所、グランドベースが安かったので思わず買ってしまったのであった。オーマイゴッド!うまい棒150本分の値段で買えたんですよアニキ!と書いちゃうと、なんかあんま安かったような感じがしない。反省。

ムービー、プライムあたり以降、とんとトランスフォーマーの新作玩具からはゴブサタしていた私なのでありましたが、コイツからニオイ立つ隠し様も無い旧タカラ玩具臭には以前から惹かれるものがあったわけですな。いや欲しかったわけです。


海外版 OPTIMUS MAXIMUS テレビCM


ビッグ・・・ ビガー・・・ ォァ、 マキシマス!!

海外名はオプティマス・マキシマス。

※ちなみに同じ商品名の有機液晶キーボードが存在してたりします。

プライムライン、サイバーヴァースの大型商品で、もともとミニコンサイズの「EZコレクション」の玩具を搭乗させたり格納させたりして遊ぶのが目的の玩具でして、「変形ロボットフィギュア」というよりも「ロボット型プレイセット」といった商品なのですな。

そのせいか「人型ロボットに変形するトランスフォーマー商品」としては非常に珍しく、個性を持たない完全な”機械”です。

よってテックスペックもバイオもモットーもありません。日本国内版の「オプティマス・グランドベース」でも、それに準じてやっぱり「ただの機械」として扱われています。


ん?「超ロボット生命体」ではなく、乗り込み操作の機動ロボット要塞???


・・・と、いえば




これだよ!


まぁ、最近少々狂い過ぎ傾向の私でも、いくらなんでもサイバーヴァース、グランドベースはダイアクロン復活を目論む陰謀だ!なんてトチ狂った事は考えたりゃぁしてないんですが、コイツが最近作としては久々に「旧タカラテイスト」溢れるナイス玩具である。という事は明記しておきたいんですよ奥さん。


今日のBGMはドラムン・ベースで行ってみたいんですよ久美子さん。


こちらが箱。


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国内の大型アイテムとしては珍しくウィンドー付きボックス。大型は海外ではウィンドー、国内だと密閉ってのが多いんですけど、これもダイアクロン・ロボットベースの梱包っぽいっちゃあ、ぽい。


箱の中には「紙製」の、EZコレクションのダミーが入ってます。


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しょぼ~!

おとなしくEZコレクションの玩具をイッコニコ付属させときゃぁ、あちこちで盛大に叩き売りされずに済んだんじゃないか。と、誰しもが思うところなんですが、紙付けてごまかすという「ワザ」は、実はこれもサイボーグ・ミクロマン時代から連綿と続くタカラ伝統芸だったりします。ヨソですとカルトプラモメーカーの大御所であるアリイが、しばしば意味不明なカミザワを炸裂させていました。

とまぁ、既に開ける前から猛烈に味わいがにじみ出ているわけなんですよ。


ロボットモード
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あちこち動きそうに見えますけど、ヒザは曲がらん肩回らん首回らん手首飛ばんと、ある意味では昭和以下の可動です。

ただし股間や足首、ヒジのクリック停止位置は非常に考えられており立ち姿はバッチリ。タチバッチ。なんのこっちゃ。

しかし実は、私は「あちこち動きまくる大型玩具」は大キライなので、これでも全然オッケー。

・・・と言えばウソになります。せっかく足首が動いて股関節も前後、開脚するんですが、ヒザが動かないせいでそれらが台無しなのでかなりなもったいない感です。


移動要塞モード
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足の裏にはキャタピラ状の造形とコロ走行用の車輪が仕込まれています。まぁ、箱には「カンタンヘンケイ」とか書いてありますが、変形ちゅうか座っただけ

軟質素材の手触りのせいもあり、スーパーゴージャスな変形ミールトイって感じですね。

コイツだけではあんまり楽しくはなく、ムービーやプライムのプレイセットやEZコレクションと絡めて遊ぶので、これ単体での完成度がどうこう言うより「HUBとしての機能性がどうか」といった事の方が重要です。

本体にはサウンド・ライトギミックやミサイル発射、プライムやムービー玩具と絡めるCジョイント、アームズマイクロンをセットするジョイント穴、他のサイバーヴァース基地玩具と接続させるグリップなどが設けてあったりするわけなんですが、そういうマトモな遊び方は各自ググって調べていただきたい。

いいかげんだなオイ!

と思われるでしょうが、ウチにはサイバーヴァースもEZもほぼ壊滅的に無いのでしょうがないのであり、例によってインチキ的に遊ばせていただきたく考える所存であります押忍。


本記事はここより異次元空間に突入いたします。
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ウチのBLOGでは比較的良くある事です。


ガンマックチーム、変ジョー探偵団夢の競演!


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3.75インチサイズの玩具やトレフィグとはなかなかの相性。「個性が無い」単なるメカニックである。という本体設定も遊びの自由度を高めています。

私が惹かれたグランドベース最大の遊びのポイントはこういう点、「相手を選ばない」というところですね。


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特にキモチが悪いほどの相性の良さを見せるのが平成ミクロマン。


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腕や脚に設けられているフィギュア格納ポイントにニクイほどハマります。

特に普段はミクロマンのファンからすら場違い扱い呼ばわりをされがちなゼンマイン達が、こういった「異種プレイセット戦」になると突然水を得た魚のようにイキイキしてきますな。


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実はEZコレクションでも種類によっては窮屈だったりするんですが、平成ミクロならば全く問題無し。

ガンガン動くスーパーミクロマン素体やレッドパワーズ素体に比べ、可動が少なく一般的に不評の初代マグネミクロマン素体も、こうやって異種のプレイセットやビークルと絡める目的で用いると、実は何一つ不自由無く遊べるのに正直驚かされます。余計な動きが無いのでかえって快適なくらい。

平成ミクロマンは、過去、現在、未来全てのタカラ玩具と絡む事を目的とした、タカラ玩具のチャンピオンとなるべく設計されていた事が今になってようやくわかってきたわけです。

さて、グランドベースは「超ロボット生命体」、つまりイキモノではないので、言ってみりゃ誰が作った事にしたっていいわけです。例えばプライムヴァースのTFを支援するため「人類が作った」事にしてみたりとか。


人類が作ったトレーラー型ロボットといえばダイアクロン隊の「バトルコンボイ」があり、ダイアクロン隊を統括する日本のゾーンコンピューターである「ランドマスター」がロボットベースとバトルコンボイの技術を応用して設計し、米政府機関によって建造された「セイバートロニアン支援要塞」、それがグランドベースなのダ!


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って、結局ダイアクロンになっちゃったジャン!今の子供たちにワルダー軍団なんて言ったら笑われちゃいそうだネ!

しかし要塞形態の「しゃがみ変形」、パカリと手前に開く胸パネル(TF世界でコンボイの胸っていやぁ「観音開き」がお約束)、腕やつま先に配置できる搭乗員、まるでフリーゾンビームキャノンみたいな手持ちライフルと、ロボットベースとの近似点はたくさんあります。

他にも両ヒザのガトリングや下肢裏のキャタピラ造形はビーストガルバトロン、バトルアップ風のヘッド装着ギミックははスターセイバーと、やっぱいろいろ「和製」にこだわってる風なんですよね。

さて、ムービー以降の特徴である、エイリアン的な過剰メカニック造形のせいもあり、ウチ的にはグラベをアクロイヤーの大型基地(平成アクロの基地は「紙」なんです・・・)として遊んでみたい。


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もちろんこれは人類からカッパラッたわけです(笑)


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平成アクロもやっぱりキモチ悪いほどピタリとハマります。


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もう、紙の家とはオサラバ!雨が降っても大丈夫!


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胸が光る?



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アクロイヤーはとうとう、ミクロマン・ソロモンからレッドジウムプライムまで強奪してしまったようです!


腕に搭乗させるフィギュアは載せてるだけで固定できないのも不満ではありますが


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矢印部分に開いてる謎の穴。ここにゴムひも通して固定を作ってもよさそうですが、この穴って
ひょっとして、最初は腕にカバーをハメる設計だったのかもしれません。

股関節もほぼ意味も無く開脚が可能だったり足首も意味無く展開できたりと、最初はヒザも動かしてメトロプレックス的な変形をさせて「固定要塞モード」が可能になる設計だったのかもしれません。おそらくコスト面の都合からハズブロにヤイヤイ言われてこうなったのでしょう。


というような事で、少々ザンネンというか、「もうちょっとできただろ」という箇所もあちこちにありますが、それでも最近稀に見るちょーお気に入り玩具です。

付属品が少なくなったおかげで速攻箱から出して速攻しまえるので取り扱いは極めて快適。

肉抜きが多い、軟質素材で安っぽいと不評ですけど、おかげで軽くてブンブン振り回せますし、穴をバカバカ開けて5mmジョイントの接続を作ったりダボブチ込んだり、あちこちピンヘッドを埋め込んでマグネミクロマンやダイアクロン隊員用のマグネット接続を作ったり。なんて改造もお手軽に出来そうで、イロイロ考えるだけでシアワセになれます。

サイババもEZも持ってねぇよ!

はい、そのへんの適当な玩具引っ張り出して自由に遊んで下さい。

イヤでも目立つ様々なアレコレも、そんな風に考えると欠点にはならなず、むしろ長所のようにも思えてきます。

欠点まで含めて、考えようで全部プラスにできちゃう絶妙な落としどころの玩具です。ただ定価ならどうよ?と言われると少々キツいのは確かなんですけどね(笑)


文句なくグッドルッキングトイであり、パッケージもあじわいがアリアリなので飾っとくだけでもまんぞくん出来ます。安いうちなら(多分高くなんないだろうけどね)ゼヒゼヒのおすすめです。


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なんとなく黒猫で画像をデッチあげてみたわけだが、私はツイッターではなぜか三回転半と名乗っているのであり、これは大先輩である蛸屋このは氏の自分評であり、ものすごく気に入っててなんかそれ名乗ってるんですが、その名前についてゲーム攻略本コレクターの松原圭吾氏から、


NORさんの三回転半って名前見てると、いつも「キャット空中三回転」を思い出すんですよね。
いやつまり、半分多いんで頭から落ちてるんですけど。


といったような言葉をいただき、それにインスピレーションを得てこのような画像とキャプションができあがったのであります。

両氏には深く感謝をし、今後もムダに回って頭から落ちてみたいと思う次第であります押忍。

玩具カオスへの招待

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イメージ 8(息子)
とーさん、それなんの荷物だよ?


イメージ 2(管理人:NOR)
むぅ、オマェには関係ない!アッチに行きなさい!


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どーせまたオモチャだろ?大体オモチャが家に届いたのに子供にはカンケーないとか、一体どういう了見してんだよ。根本的に間違いだろ。


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ウグッ!痛いとこ突くなオマエ。うむ、せっかくなので一緒に開けてみるとするか。


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ワーイヤッター! 
・・・って喜ぶほどオレ、実はオモチャに興味無いんだけどね。←テレビゲーム大好き少年
しょうがないから付き合ってやるよ。


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これは友人のooku氏という、ちょっと変わった人が送ってくれたものなのだ。
(ガサゴソ) うわぁ、なんかまた色々、頼みもしない物が入ってるジャン!


名称不明
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・・・とーさんの友達って、何考えてるわけ?


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バカモン!悪口を言うもんじゃない!ookuさんは、だいぶ変わった人なだけだ!
これはアレだな。マックのハッピーセット的な何かだな。


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そういやとーさん、昔のマックのオマケ好きだしね。


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おっ、これもマックのオマケのようだぞ?


マクドナルド ハッピーミールトイ "Nickelodeon's Tangle"
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こっ・・・ これは、触手がブロック構造になっていて、他のも集めてあちこち繋いだりくっつけたりして遊ぶヤツだな。


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いいのかよコレ。
マックのオマケだろ?なんかイボイボしてたり、「くぱぁ」もしてるし・・・ 


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オトナ向けの玩具には陰獣王子ってのがあったけどな。詳細はググッて調べろ。だがお前はダメだ。


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うーん、イカれたマック好きのオッサン向けにはピッタリという事か・・・
とか言ってたらハコからおっさんが出てきた


"SPEED RACER"(マッハGoGoGo) "POP RACER"(三船大介)
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これは"SPEED RACER"だな。オッサンにオッサンを送りつけるセンス。脱帽だ。



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しかしずいぶんと体脂肪率の高い荷物だな。
あっ、なんかフツウっぽいオモチャが出てきたぞ!


ミクロマン・シャイニングソロモン
ミクロマン・シャイニングゼット
ミクロボーイ・ダークセイバー
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ヒャッホー!
これはとーさんがリクして送ってもらったもんなのだ。
とーさんは平成ミクロマンを地味~に集めているのだが、このソロモンとゼットというマスターミクロマン2人が届いたことで、ウチに平成ミクロマン16人が(一応)全部揃ったのだ。
ミクロボーイも平成ミクロのメカで唯一持ってなかった商品なので、これで一通りの物が揃ったことになるわけなのだよマイサン!


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それがスゴい事なのかそうでもない事なのかよくわからん


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平成ミクロは商品の構成や点数にガンコな法則性がガチガチに適用されてるので、それをバカ正直に集める事で意味が浮かび上がるようになっているのだ。
「16人揃った」というのは平成ミクロファンにとってはスタートにしか過ぎん。とーさんもこれでようやくスタートに立てたというわけだナ。


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とりあえずおめでとう。しかしそんなモン集めるよりオレにスマホ買ってくれる方が大事だと思うがどうか?


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現実を突き付けるなキサマーッ!


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とーさんのスタートなんてどうでもいいっつーの正味のハナシ。
高校生にもなってラインも出来ないなんてオレがスタートに立てて無ぇっつーの。


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スマホの形のオモチャじゃだめかね。


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じじぃーッ!


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まぁまぁ、次行ってみよう、次。


ボーグレンジャー マイク
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コイツは100円ショップで売られてた一部で有名なフィギュアだ。実はとーさんも未開封で3種持ってるんだけど開封品での入手はウレシイといえる。
おっ、次も100均オモチャだぞ。

ザ・フィギアシリーズ 宇宙警備隊シリーズ
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コイツも100円ショップ。ダイソーフィギュアでは有名なチャップ・メイ物だな。


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とーさんの大好きなインチキ宇宙米兵みたいじゃん。
しかし100円フィギュアって言ってもなかなかスゴイね。


カードキラーロボ
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これ、なんかちょっとスゴいな・・・


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とーさんも初めて見た。ほんとookuさんっておかしなモンをザクザク持っとるなぁ・・・
コイツは背中にカードを差し込むと動き出し、2つ集めて戦わせるというオモチャのようだ。
デンチやらカード(6枚)やらが付属していてブリスターはゲーム時にリングとして使用する。
ムダにいろいろ凝ってるオモチャだな。


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カードにバーコード書いてあるけど特に意味は無いよねコレ。
ゲームの勝利条件では、相手を(物理的に)倒しても最後のカード判定で逆転できちゃう。
なんのこっちゃ。


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カードキラーロボって名前もなんか殺る気に溢れててスゲェぞ。
これは裏の目玉アイテムだな。


マルチファンクションRV
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これフツーのキーチェーン付きミニカーに見えるんだけど?


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ookuさんがフツウのモノなんて送ってくるわけがないだろう。
これは今回の真打アイテム、CAMBOTに絡めたネタで、実用ステーショナリー玩具なのだ。


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わが父ながら何を言ってるのか全くわからん


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つまりさー、このミニカーには天井に方位磁石、ケツのスペアタイア部分にルーペとメジャーが付いてる、実用品付き玩具なわけ。ユーボーグというかユニーカーというか、なんというか。


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うひゃひゃひゃひゃ、しょーもなー!!(笑)


CAMBOT
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こいつが今回の目玉中の目玉だ。これはもう、ホントすげぇよ?


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うわっ、ハコの状態からして、けっこーな古さだねこれ。


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コイツは密度が尋常では無いので、詳細な解説は次回とする!
Knowing is half the battle!!


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Now, I know.


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つーことで、ookuさんには大感謝なわけで、今回頂いた玩具でもういっちょ画像をデッチ上げてみたわけだ。

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(どうして子供はオヤジを選べないのだろうか・・・)


つづく






CAMBOT

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イメージ 2(管理人:NOR)
じゃ、前回の続きだ。いよいよCAMBOTを開封するんですよ奥さん!


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奥さんじゃねーよバカ親父。
ガチで相方かーさんで記事作ってみろ。


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死んでもできるかボケ!


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フン!仕方無いからもうちょっと付き合ってあげたっていいぞ?


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ツンデレか!?
いやいや、お付き合いいただけており本当に助かりっております・・・
坊ちゃん、こいつがそのブツなんでゲスよ(モミ手)


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ふ~ん、これ新品?だいぶ箱痛んでるね。

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古いブツだからな。ぶっちゃけオマエが産まれる前の商品だ。
どうも80年代末期あたりのブツらしい。

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パッと見ておわかりだろーが、これはラジカセがロボットに変形するトランスフォーマー、ブロードキャストをパクッたパチ玩具なのだ。


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ああ、イカレサウンドか。


アレ?箱絵の写真は赤いけど、中の本体は青いジャン。


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赤と青の2種のカラバリがあるらしいヨ。
製造年は89年なんで日本ではトランスフォーマーVが放送されてた時期だな。
赤いブロキャと

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リデコ商品の青いツインキャスト

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両方ともフォローしちゃってるわけだ。


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ニセモノのくせにいらんところで凝るなぁ・・・
それと、なんだこの商品名。ステーショナリーセット???


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うーん、よくわからんけど、これは文具がアチコチに隠されてる実用玩具らしい。


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いや、「ラジカセロボ」をパクッたにしちゃ、これどう見たってカメラでしょ?(二度見)

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それにこれ絶対写真は撮れないよね?実用もヘッタクレもないじゃ~ん!


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ガタガタ抜かすんじゃね~っ!!
そんなめんどくせー事にコダワっててオモチャいじれるかこのファック野郎!!


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鬼だ・・・ あんたは玩具の鬼だ!!


この後嫁から説教1時間


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ではいよいよご開帳といこうネ♪
おう、本体のカメラ(型のおもちゃ)の他にも、装備品が入ってるな。

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※ミクロカセットジャガーは付いてません。

盾と手持ち銃みたいだな。


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う~ん、見事なカメラ。型の置物。
やっぱりコイツで写真撮影はムリみたいですな。

しかしイヤでも目立つこのレンズキャップ・・・

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時計。の気分だけでもせめて。みたいな感じか。


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カメラのど真ん中にホントに時計が付いてたらおかしいだろ。


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アンタ自分の言ってる事もおかしいって気付いてる?
今のところゴマカシ感ばかりで実用要素をカケラも感じられませんが?


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いやまて、これを見ろ!!この肩に刺さってるビームサーベルみたいな奴!!

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イメージ 13イメージ 2
どひゃひゃひゃひゃ、エンピツだ!!


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なんか新品開けたハズなのに妙にアチコチ黒ずんでておかしいなと思ったんだけど、きっとこのエンピツの芯のせいだね。


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次はレンズキャップを外してみるか。

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うわっ!中になんかギッシリ入ってる!
レンズも回して外せるみたいなんで外してみるか・・・


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うひゃひゃひゃひゃ、スゲーッ!中にホッチキスセロテープ入ってる!!


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外したレンズは拡大鏡として使えるんだな。
あっ・・・ おい、外したレンズキャップの裏側を見てみれ、ほれ!!

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イメージ 13イメージ 2
ぎゃはははは、だーっ!!


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ひ~っ、ハラいてぇ~っ・・・
「スキあらばブッ込んでくる感」、ハンパねぇ~…
イヤほんとハッタリくせぇなんて疑っちゃって、悪かったわ。役に立つのかどうかはともかく、負けた。オレの負け。


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だが、CAMBOTはまだ許してくれないらしい。見ろ!

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うひゃひゃひゃひゃ、カレンダー入ってるけど、切れてるよこれ!読めないジャン!!
凝ってるんだか雑なんだか、ようわからんな~(笑)


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まだまだあるっぽい。
背中に「電池ボックスのフタ」が付いてるんで、開けるぞ!

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え? なに? どうなってんのこれ???


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うわっ・・・ クリップホチキスの刃マグネット水のりが出てきた!


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でひゃひゃひゃひゃひゃ、詰め込みすぎだっつーの!!


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もー、何がなんだかワケわかんねーよ(涙)


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そろそろロボットに変形させるか。だいたいこういったブツはだな、気をつけて動かさないとすぐに壊(バキッ)


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・・・


(30分経過)


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よし治った!振るとなぜかカラカラと音がするがあまり気にするな!


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今は寒い時期だしプラが割れ易いからね。
とーさんはいっつもこの時期にオモチャ壊して大騒ぎするクセに、全く学習しないで同じ事するよね。


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スズメ100まで踊り忘れず、とーさん100まで踊りっぱなしだ。


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そんなブラジリアンカーニバル的なオヤジはイヤだ。


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いよいよロボットモードに大変形だ!どうよ!

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各関節が引き出しできたり変形はなかなか凝ってるが、股関節はクリアランスのクの字も無いギッチギチのキツさなので一度バラして角を削ったほうがいいぞ。


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ロボットだとけっこうなデカさになるね。
あれ?なにさ、このアタマんとこの溝。


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う~む、ここから中に入ってたカレンダーが取り出せるみたいだな。

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堂々と1989年って書いてあるけどこれ、翌年は売れないじゃん。


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思いつきで発作的にデッチ上がって、出来た分だけ売り逃げって商品なんだろうな。
うっ、カレンダーは表紙で、中身はメモ帖になってる。

わっ、またなんか出てきた。

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・・・ハサミだ。


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・・・


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なんかさー、最初はゲタゲタ笑ってられたんだけど、もう相当お腹いっぱいなんですが。


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うん・・・ まぁ・・・ 
少々ヤケクソ気味というか、けっこう狂ってるっていうか、どっちにしろマトモじゃないよな。

2本の手持ち銃は、これ青ボールペン赤ボールペンだわ・・・

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ボールペンのケツにケシゴム付いてるけど役に立たないでしょ。


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盾の裏にも、もちろん・・・

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エンピツ削り・・・


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ちょっとイカレ過ぎてて心配にはなるけど、これだけブッ込んだのはすごいサービス精神なんだと思うよ、うん。


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これだけの用品、100均で集めたって相当な金額になるからな。これだけの種類を全部収納して机の上に置けるなんて、すごい機能性じゃないか!


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いや、ジュースの空き缶がイッコあれば全部入ると思うよ・・・


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・・・

そういや、「トランスフォーマー・ブロードキャスト」の元玩具、「ミクロチェンジ・ラジカセロボ」も青色だった。ラジカセロボは「実用ミクロチェンジ」ってシリーズで、本当にラジオとして音が出せる玩具だったんだけど、トランスフォーマーになった時にはラジオはハブかれ、ただのラジカセ型のおもちゃになってしまった。

「模倣は本物以上に本物に近づこうとする」という法則がある。
CAMBOTも「トランスフォーマーのパチモノ」を作ってるうち、いつのまにか本家ミクロチェンジの発想に近づいてしまったんだろう。


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「ホンモノよりもホンモノらしいニセモノ」か・・・
ケッタイなオモチャが世の中にはあるもんだねぇ。


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うむ、キレイにまとめたな。さすがは我が息子。


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で、オレにスマホ買ってくれる件なんだけど


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スマホ型のおもちゃじゃ、やっぱりダメかね。


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じじいーっ!!




※本記事をooku氏とウチの息子に捧げます。
いや、こんな記事捧げられても迷惑だとかいう意見は却下の方向で。

参考記事:ooku氏によるレビュー記事

13年最後の更新 格ゲー200円女子伝説! vs どうしてオレはこんなにすごいのか?

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2013年もお世話になりました。皆様今年はどんな年だったのでしょうか。私はようサボッた年でした。

最後に一記事作る。と大宣言をしてしまったせいで大急ぎでの作業であります。

現在はカナッペ食いながらワインを飲みながら記事書き中。この後もガキつか見て年越しそばを食って時々紅白回してケチつける。といった作業が目白押しであり、2013年内までの更新が間に合うのやら間に合わないのやら、命のやり取りをムダに感じる年の瀬です。

ここ最近は狂度の高い記事が多かったこともあってですね、最後くらいはまぁ、お気軽で少々サービス的な記事でも書いてみたい考えなんです久美子さん。

で、年末の街をブラブラしているとですね、今回はトレフィグのコンプセットなんかがけっこうお安く買えたりしてまして、けっこう私、それ系も好きだと申せましょう。

特に好きなのはバンダイやらユージンやらの、200円時代のガチャ用トレフィグなんですね。

これは今回買えた「SR SNKギャルズコレクション Ver.1.5」。


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まぁ今時目線でいうと顔の造形やら塗装、素材の質感などなど、だいぶ作りの甘さが目立つんですけど、まぁおかげで今になっても安っすく買えるわけで、それはそれでまぁいいかという気がします。

このへんのゲーム女子トレフィグは、200円という価格の安さや格闘ゲームキャラ人気、当時のミクロマン改造ブームの素材需要なんかもあってけっこう盛り上がっており、質量ともに充実しているんですよね。

なかにはとても200円とは思えないような傑作造形のシロブツや、鬼のような細かいパーツ分割で無理矢理カプセルに詰め込まれた超ボリュームのアイテムなんかもあったりします。

ギャル物に限らず過去の名作マンガやアニメなどの超マニアックな貴重造形も連発で、「出てない物って無いんじゃないか?」と思えるほどですな。

レア狙いでしつこく回させられたとしても、一回が200円なのでそれほどユーザーの怒りも買わずにすみ、この時代にガチャにハマっていたトレフィグマニアにとっては「いい時代」を思い出させるアイテムといえましょう。

私は元ゲームオタクということもあり、ついつい目が行くのはゲームキャラクター系のトレフィグなんですな。

このセットでお目当てだったのはこれ。


アテナ(初代)
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ありそうでない、麻宮でないアテナの造形化。元のアテナはもっとムッチムチでもっとアホ面(言っちゃった!)でありました。

キング・オブ・ファイターズにアテナが登場した時は昔のアテナのスタッフが、「こんなのアテナじゃねぇ~!」って言って怒ってたらしいです。

フィグも元には似てないんですけど、まぁこのチープさも味と申しますか、独特のユージン顔が懐かしさを感じさせます。


一条あかり(月華の剣士)
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これはなかなかの出来ですね。アホ毛、関西弁、貧乳装備のハイスペックなキャラクターです。


雪(月華の剣士)
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スカート(?)が割れると下着造形が見れる。という男らしいコダワリのせいでシルエットがボッタリしてしまっているのである。残念。


不知火舞(餓狼伝説)
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黒コスバリエという事でエロ度が高いのはけっこうだが、これも一時期のユージン商品の特徴で目線がちょっとオカしいのよ。ポーズはなかなか独創的で良し。


B.ジェニー、双葉ほたる(餓狼 MARK OF THE WOLVES)
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ホタルは目が以下略。

ジェニーは(ルックス的に)好きなキャラなので期待しちゃったんだけどもうひとつ。ただ立ちポーズにはクセが無く汎用性が高いのでマンガに出したり他の玩具と一緒に遊んだりするのには良さそう。ワイングラス持ってるのも、このままマンガに出したりしたらシュールな感じで面白いと思う。


で、トレフィグが好きなのはミクロマンとかGIジョーとサイズ的に相性が良くて、一緒に遊べる感じが好きなのね。


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神聖コブラ=ラ帝国のドロイド工場で密かに行われる悪魔研究!
連合SWATチームにUNジョークノイチ・フォースが潜入した。
帝国と取引を行う海賊のBジェニーは、敵か、味方か?


と、いうわけで、わくわく美少女トレフィグ伝説、スタートです


















ではなく・・・













Come get some!






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I am back!!

やっぱり出てきた、デューク・ニューケムアクションフィギュアの紹介記事なのである!!


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本記事のタイトルにある、「どうしてオレはこんなにすごいのか」というのは、ゲームに出て来るデュークの自著のタイトルなのでした。

※2Dゲーム時代、「デューク・ニューケム2」では、デュークはこの本の出版プロモーションイベント中に悪のプロトン人に誘拐され、敵母船内にブチ込まれたところからゲームが始まります。
しかしまぁ、デュークをわざわざ本拠地に連行しちゃうなんてとても正気の沙汰とは思えない作戦ですけど・・・


いやぁ~、この時を待ち望んでおりましたよ。ようやくスタンダードな「無印デューク」が買えたので、これでデュークのフィギュアは一通りのモノが揃いました。


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最初に書いたナイトストライク・デュークの記事以来、足掛け丸2年がかりであります。いやぁ、実に感慨深い!

※デューク・ニューケムアクションフィギュアシリーズ 過去記事


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実はデュークフィギュアシリーズの記事は、一体誰がどこで見てるんだかサッパリわからないのですが、ウチのブログで1、2を争う人気コンテンツ(らしい)です。


他にも「デューク・SWATバージョン」というレアなカラバリ(アメリカのストア限定で恐らく日本未発売)があるんですけど、肌に迷彩を施してないナイトストライクデュークの胸に、ただ「SWAT」って書いただけの、実にどーでもいーブツです。


こちらが正真正銘の、「Duke Nukem」であり、ゲームでもこのコスチュームです。
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マシンガン(MP-5)2丁とコンバットナイフ、デューク最強兵器である、大型プラズマ兵器のデバステイターが付属しています。

デバステイターは背中にマウントできますが、両手で保持して攻撃ポーズができます。


My gun is bigger than you.
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股関節はケナー分割。ゲームでの素手攻撃に当たるキック(またはクイックキック)攻撃のアクションが再現できます。


My boot, your face; the perfect couple.
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別商品のブタ警官、ピッグコップに付属するショットガンを奪って所持する事が出来ます。


Eat shit and die.
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本日も、ハニートラップで釣れたお客を筋肉と暴力とクソの海に叩き落す。当ブログデューク記事ではおなじみのイベントをお送り出来てうれしいのですが、残念ながらこれをもって「Type-NOR的デューク・ニューケム伝説」も終了となります。


Hey, She-bitch...let's rock!
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14年ぶりとなった待望の新作が最悪のクソゲーだったという事については黙っててあげて欲しい。もしゲーム屋で「フォーエバー」が売ってるのを見かけたらゼヒ買ってやってくれ。

あ、開けないで!別に遊ばなくてもいいぞ。


さて、あと30分で今年も終了である。

年内の更新に間に合ったのはいいが、この調子だと誰一人「来年もよろしく」と書き込まないうちに今年が終了し、年明け以降は「今年もよろしく」というコメントが極めて付け辛いエントリとなってしまった事にたった今気がついたところであります。

策士策に溺れるとはこの事であります。

今年もお世話になりました。そして来年もよろしくお願いいたします。



Get that crap outta here!

スター・ウォーズがキてるわけなんですよアニキ

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と、いうわけでなんと今年最初の更新ですな。記事やらマンガやら作ってる中なんだけどいつ仕上がるのかサッパリわかんないし、いつまでもTOPが去年の記事でもなぁ。ということでも蟻。

正月あまりにもヒマだったのでスター・ウォーズをぶっ通しで見てたらこれがまたハマっちゃいまして、一応前々から安いSWフィギュアなんかは機会を捉えては買ってたんだけど、改めて旧三部作をメインにちょいと集めてました。

TOP画像は旧三部作熱が盛り上がりまくってしまい、うぉ~!SW玩具で過去の有名スチール的な画像を作りたい作りたい作りたいんですよ奥さん!とか思ってたんだけどなぜか前々からC3-POやR2-D2といったド定番キャラを買う機会に恵まれていなくてですね(100円で買おう。とか思ってるからこうなる)、しょうがないので手近にあったTC-14とR2-B1で(100円で買えたのがこいつらだった)それっぽく作ってみたらこれがまた尋常じゃないほどのニセモノ感!

スターウォーズ画像にするのをあきらめてスペースコンボイ画像にしてみたんですけど、コンボイのスペル間違えてしまったんですよアニキ!

まぁ、これはこれでスペルミスも含めてニセモノ画像としてはなかなか面白いかなと思ったのでそのままにしてみました。

で、スターウォーズもCGアニメクローン戦争がシーズン5でめでたく完結してみたりディズニーで新作作るってことで、これからますます盛り上がる気配ですな。映画がルーカス卿の手を離れたのはザンネンな事ではありますが、これは英断であった。と、私は評価をさせていただきたい。

ま、私が評価したからどうだ。っつーことは世間的に何も無いですが。


玩具買いのほうですが、これはもちろんウチ的には90年代、ハズブロ・ケナー時代のパワー・オブ・ザ・フォース、いわゆる"POTF2"時代のを主に買ってるわけです。

スポーンなんかが大ブームだった激ヤバ即ゲット時代のブツで、当時なにしろ大量(それも恐ろしいほど)に出回ったのでそこら中で買えるし、今なら安くて最高なわけですよ。


スターウォーズ玩具といやぁ70~80年代からのスタートで、当時のオールドケナーSWといやぁ、世界の玩具史の中でも最も成功し、以降トイホビーにおけるマーチャンダイジングの全てを変えてしまったと言われるほどの革命的なプロダクトだったわけです。




90年代のPOTF2時期のオモチャはフィギュアこそ新規で制作されたものでしたけど、ビークル玩具なんかは当時のヴィンテージ玩具に塗装を追加した事実上の復刻品ってとこなんかも、個人的に激燃えな点ですね。


3.75インチフィギュア用のミッドビークルと、マイクロマシーンズ規格のアクションフリート。
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オールドケナー時期にもマイクロフィギュアのシリーズがありました。


バンサかわゆす
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イウォークかわゆす
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ケナーは一時期マイクロヴァースというマイクロプレイセットの独自ブランドを立ち上げ(joefig氏の記事参照されたし)ました。ウチでもビーストウォーズ・マイクロヴァースをご紹介しておりますな。


遊びがワイドに!
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マイクロヴァース立ち上げの目的ももちろん、スター・ウォーズのマイクロプレイセットをシリーズ化させるのが目標だったんでしょうが、結局ハズブロはガルーブを買収し、マイクロマシーンズラインを丸ごとイタダキしてしまうという荒業に出たため、マイクロヴァースは消滅してしまいます。

さらに2000年代になるとタカラにはスターウォーズ・トランスフォーマーを作らせるし、玩具業界にとってSWがどれほど特別なブランドなのかが伺えようってもんですが、一方でSWのためならなんだって買うたる!というハズブロのスタンスには超金の掛かる女に底なしで貢ぐバカ社長のツラがなんとなく浮かばなくも無いです。


90年代のPOTF2初期フィギュアは妙にマッチョな体型とゴリラっツラなアレンジがなされており
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↑マチガイ。


このアレンジはまぁあんま好評ではなかったらしく、あとから映像再現的な写実フィギュアが「ヤレヤレ」みたいなカンジで出しなおされていくのですが、私はこのマンガチックなアレンジは嫌いではないです。


人生初オールドケナーの購入に成功!安かったからな!(箱入り300円)
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このパッケージの風情はやはりたまらんものがありますな。しかしSW玩具は本格的にハマると真剣に人生終る勢いの世界なので、ウチでは身の丈に併せて今後もクッソ安いカンジのを集めてみたいと思います。

SWのイイところは「古くならない」ところですね。真に革新的な物、オリジネイターというものは時代を超越するのであります。

というわけで、みんなの近所でSW玩具が安く売ってたら、ボクに教えてくれよな!

ミクロマン・マグネパワーズマニアクス 「第一王子と11人目の男」

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世間ではタカラトミーアーツからミクロマンが「ミクロマンアーツ」として復活との事でして、ミクロマンファンやら艦これファンの皆様方は期待に胸を膨らませてみたりいらない心配も抱えてみたり。などなどしているのでありますな。

しかしまぁウチでは相変わらず、90年代平成ミクロマンの知られざるクソ深い暗黒領域へと、ズブズブ潜って行きたい所存であります押忍。


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さて、今回ご紹介いたしたいのは一枚目画像に登場の宇宙スペースコンボイ・・・ではなく、シリーズ中でも最も深い謎に包まれた「11人目の男」、ミクロマン・サイバーと、グレイ星第一王子、Mr.グレイであります。

マグネパワーズ研究の第一回目がまさかのこいつらで自分自身もビックリしているのですが、この玩具の抱える闇は底無しです。


サイバーサイバーああサイバー。BGMはSourceの"Neuromancer"で行ってみよう。




「052 Mr.グレイ&パワータートル」 パッケージ状態

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これは1999年のマグネパワーズ最後の商品です。

マジでこれが最後の商品!?と思わず二度見。ADさんの「ここで休憩入りま~す」という声が聴こえてきそうな風情です。

企画はリアルに作られたドリンクやカップ麺にビークルを格納する「ミクロマシン」の商品で、キリンとタイアップした実在ドリンク、今世紀最後の力水のボトルが使用されています。

力水というドリンク自体が、力水、超力水、最強力水、と年々名前がパワーアップして行ったトンデモやりすぎ飲料として有名ですが、これが1999年ついに降臨した最終最強バージョンです。


マジでKIRINの社名入り

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このボトルの中に、なんとサイバー以外の全ての部品が格納されています。


ボトルを展開。

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このシリーズの格納はどれも本当に見事。プリテンダービークル技術の究極と言えない事も無いですな。


グレイ、パワーローダー、サイバー、パワータートル(UFO)、力水ボトル。一つのパッケージにこれだけの内容が詰め込まれています。

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パワーローダーの下半身をパージしてパワータートルにマウント。

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アダムスキー型UFOに乗るグレイタイプの宇宙人。ななな、なんちゅう組み合わせでしょうか!一見してとてもマジメな玩具とは思えませんね。


パワータートルはシステムチェンジしてカメロボモードに。

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所謂ドラゴンタートル。センス良い!


ターレットを裏返して接続するとマグネモ鉄球受けがあるので、各種マグネパーツと組み合わせられます。

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グレイ用パワーローダーは右手にミクロジウム(磁石)が仕込まれており、マグネパワーズミクロマン同様、マグネリフトが可能。

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背中には5ミリ穴もあり、既存のミクロマン用ビークル、基地と全く問題無くフィットします。ミクロマンと全く同じく運用できる、非常に優秀な物です。

グレイとパワーローダーは分離できますが、グレイの足が座り状態で固定のため自立させられないのが唯一残念です。キャラクターの虚弱っぷりを表現してるとすればそれはそれで納得かも。


さすが発狂時代タカラの商品だけあってガワの処理も抜かり無し。ボトルはシステムチェンジでパワータンクに!

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パワータートルとパワータンクをチェーンで接続すれば、キャリーモードが完成です。


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細かいパーツがよく動き、様々に展開する楽しさと、ピタッと収まり格納できる美しさ、複数の独立したユニットがムダ無く関わりあう楽しさ。と、見た目はともかく仕上がりは完璧な大傑作です。

しかしこのコミカルなルックス。

どー考えてもコミックリリーフというか箸休めというか、こりゃとてもシリアスに考えられた企画とは思えないよネ。ってカンジになっちゃうのですが、実はその内面には莫大な物語と隠喩の転籍を抱えた恐怖のディープ玩具であり、彼らこそ、終末の黙示録戦争を決着させるべく遣わされた運命の騎士達なのです。



ミクロマン・サイバー。彼は様々な点で特殊な存在です。

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えっ、どこが?普通のマグネミクロマンじゃん!

と思われますよね。

サイバーはアニメに未登場。ボンボン掲載のマンガにも登場せず、玩具にも名前以外の解説は皆無。辛うじて「グレイお付きの従者」という、パタリロ!におけるタマネギ部隊を思わせるような、地味~なポジションで認知されるに留まっています。

要するに公式の設定でフォローされている部分だけを見たら、ちっとも大したキャラクターでは無いわけです。

さて、ここから例によってウチの読者様ならおなじみのアレな領域に突入してゆきます。


サイバーの特殊性は以下に要約されます。

①アーメットを被っていない
②非クリア素材による成型
③唯一のシルバーブレスト
④11番目という名前のポジショニング
宇宙人(非ミクロアース系)との接点を持つ

一見そう大した事なさそーに思えるのですがさにあらず。マグネパワーズの商品構成はガチガチの法則性、規則性、目的意識に則っており、意味の無い商品は一つもありません。サイバーがこれだけ他との差異を持つのも、秘められた意味があってこそです。


① 彼は数少ない素顔のミクロマンです。

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他の素顔系は、絶対エースであるアーサー、マスターミクロマンの"キング"ソロモン、"もう一人のアーサー"であるコナン、怪獣王子スーパーサタケという、だいぶ家賃の高い構成です。彼らに混じっての素顔露出には、やはり特別性を感じます。

※たった今気付いた点を補足。
既出の素顔露出キャラクターのモチーフは、全て「王」というキーワードと関わりがあります。

・アーサー
ブリトン人の伝説の英雄王

・ソロモン
古代イスラエルの魔法王

・コナン
世界一有名なミステリー作家、アーサー・コナン・ドイルがモチーフ(wikiより)とされていますが、まさかの蛮人王コナン(シュワちゃん)という線もあり。

・スーパーサタケ
怪獣王子。

・サイバー
サイバーは「王子お付きの従者」であり、自身は王ではないのですが、「王族に極めて近い高位の眷属」である可能性があります。この件については後述します。


② 素体が非クリア素材であることも意味深です。
非売品を除いてクリアでないのはサイバーだけ。マグネパワーズ素体で他に非クリア素材が使用されたのは、旧ミクロマンM11Xシリーズのカラーを再現したプライズ景品版のみです。

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ここで非クリア成型マグネミクロマンは、昭和世界と関連している事が示唆されます。


③ シルバーブレストを持つマグネパワーズは正真正銘サイバーのみ
これは明らかに特別です。全身金、銀のメッキ素体や景品版クリア素体ですらブレストは金でしたから、マグネパワーズの中で唯一人、サイバーだけが特殊な存在である事を示しています。

④ 「名前の位置」は大きな意味を持っています。
マグネパワーズは昭和時代の「ニューミクロマン」のリメイク、または直接の続編であると言われていますが、これは「そうだ」とも言えるし、「それだけではない」とも言えます。

マグネパワーズ世界は全く別の物語が同時にいくつも存在し、互いに分類困難なスペクトルを形成しているのですが(その分析はいずれ詳細に語ります)、とりあえず「マグパ=ニューミクロ」説の根幹となるのがキャラクター達の名前と数、そして五十音順に並ぶ命名規則の共通性です。

ニューミクロマンは、アロム、イリア、ウルリ、エイジ、オルガ、カムイ、キルク、クレオ、ケンジ、コロナの10人のミクロマンの物語としてスタートします。

ニューミクロマンは各々のドラマを濃くするためにキャラクターの数を絞り込み、やたらに登場人物を増やすことを禁じていたのですが、シリーズ開始から3年の後、ついに最後となる11人目の戦士、「サを持つ男」が登場しました。

ミクロマン・サラム。彼はミクロマン世界、いや、世界の玩具史の中でも、最も重要な仕事をした男の一人です。

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彼はロボット工学の第一人者であり、地球の仲間と合流した後、ミクロチェンジやミクロロボットCARなどを開発します。



つまり、メガトロン(ガンロボ)、サウンドウェーブ(カセットマン)、バンブルらミニボット達のオリジナルとなった機体はサラムが作り出したものであり、彼が後の「擬装するロボット軍団(Robots in Disguise)」、ダイアクロン/トランスフォーマーのルーツテクノロジーを確立したのです。

※その後クインテッサ星人によって歴史の歪曲がなされたようですが(笑)

サラム登場以前のミクロマン・メカニックはビークルや合体するミクロロボット達でしたが、サラムによって変形ロボット軍団が実用化され、主戦力カメレオン戦隊として次々に戦線に投入されてゆく、玩具軍事史上の重要な転換点を作り出すわけです。


ミクロマン世界において、11番目のサを持つ男というポジションがどれほど特別な意味を持つのか、誤り無くご理解いただけたと思います。


さて、お次はShaktaの"Neuromancer"をスピン。


マグネパワーズもニューミクロの命名則を踏襲し、アーサー、イザム、ウォルト、エジソン、オーディン、カーク、キース、クラーク、ケイン、コナンまで五十音順に10人。マグネパワーズ最後の男、サイバーは11人目となります。

またマグネパワーズミクロマン達の名前は、それぞれ歴史上の偉人、スター、伝説の英雄などから転用されているのですが、サイバーはなぜか「サタケ」でも「サイモン」でも「サッチャー」でもなく、「サイバー」。お前誰だ。

突如現れたサイバーは不透明な体、シルバーブレスト、引用元の無い名前と、ニューミクロマン最後の番号を持っています。これは彼がマグネパワーズの法則の外から来た存在であり、マグネパワーズの終了とレッドパワーズ開始、さらに昭和と平成ミクロの関係をインターチェンジャブルにする、ピリオドである事を示しています。


空手家の佐竹雅昭氏がレッドパワーズミクロマンとなった際、サイバーで「サ枠」を使ってしまっていたため、しょうがなく「ス枠」が割り当てられ、「スーパーサタケ」というムリヤリな名前になってしまった。というエピソードがあるのですが

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これは一般的にレッドパワーズ時期のグダグダ、ラインのコントロールが失われたトホホエピソードとして語られる事が多いわけですが、佐竹氏には申し訳無いですが実際は「サ」を譲るなんて論外だったわけです。


「マグネパワーズはニューミクロマン」と言われていますが、実は玩具の構成はマグネロボットとミクロマンを混在させた平成マイクロノーツとしてスタートしていました。

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そして11人目の男、サイバーが登場。

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サラムの記号を持つサイバーの登場は、新シリーズとなる「レッドパワーズ」がミクロチェンジなどの変形ロボット軍団を中心とした真の平成ニューミクロマンとして再生される事を予言する、極めて重要なイベントだった。と言えるでしょう。


⑤ペアの「Mr.グレイ」はミクロマンではありません。
「ミクロマンではない種族」と一緒に地球に飛来した彼の出自は、ミクロマン世界では前例が無く、異質です。

むしろそれは、雑多な生命体が共存する小さな世界、「マイクロヴァース」から来た様々な種族の物語、マイクロノーツの世界観にマッチしています。

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サイバーとグレイがマイクロヴァースから来た訪問者だとすると、2人の特殊な世界の背景がより鮮明になります。

そして彼の、「白い体」。

マイクロノーツの白い人といえば、それはもちろんバロン・カーザの宿敵、正義の司令官「フォースコマンダー」に他なりません。

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マグネロボットマン・バロンがマイクロノーツのバロン・カーザをイメージしている事は過去の記事のコメント欄で示唆しましたが、私はマグネパワーズ版フォースコマンダーのアイコンはサイバーに継承された。と、考えています。

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マーベルコミックスでのフォースコマンダーは「マグネロボット」ではありません。マイクロノーツチームメンバーであるマリ姫の兄、「アルゴン王子」がバロン・カーザに捕らえられて改造された姿で、マスクを外すと人の顔が現れます。

もし「サイバー=フォースコマンダー」だとすれば、彼は平成ミクロマンがアーメットを外す事を許される条件、王族の資格を満たす事になります。


タカラ社外展開ではこんなフォローも。


「海洋堂版ミクロマン」と言えるアッセンブルボーグでは、最初期ラインナップの3体にバロン(黒)とサイバー(白)が存在しています。

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最初期のもう一体、Mr.アッセンブルの本名は「アキラ」。これはもちろん昭和テレマガコミック版の主人公、「片貝あきら」へのオマージュですので、バロン、サイバーの名称も意味無く付けられたものでは有り得ません

つまりマグネパワーズ以降のインターチェンジャブル世界では、バロンと対象になる存在はサイバーであり、「サイバー」こそがフォースコマンダーなのです。


ついでに言うと今後展開される新作のミクロマンアーツの公式HPのキャプションマイクロノーツ書体だったりします。"MICROMANARTS"と"MICRONAUTS"。両者の綴りの近似性から仕込まれたネタでしょう。


そして王子グレイですが、ツラは灰色ではなくなぜか青。マイクロノーツ世界の「王子」も、やはり青い顔をしています。

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レッドファルコンは「全てのマイクロノーツのプリンス」であり、その配下にはフォースコマンダーすら含まれるのですが、彼が善悪どちらの陣営なのかは明かされておりません。

※海外ファンの間では、一般的にエンペラー(ロード・メト)の補佐、悪陣営ではないか。と推察されています。元となった日本版の玩具デスクロスが「悪の帝王」である事も、悪側説を補完していると思われます。



Mr.グレイはアニメにも登場しました。彼は役立たずで足手まといのヘタレ坊主でしたが、地球の子供たちの勇気に触れ、平和のため戦う事に目覚めます。

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グレイのアニメ初登場回、「28話 驚異のプラズマ合体!最強の技!」は1999年7月放送。「ノストラダムスの大予言」が定める、まさに人類破滅の時です。

Mr.グレイは予言の「恐怖の大王」であるかもしれない存在でしたが、アニメと玩具のコミカルな扱いによって「子供と友達になるヘタレな王子」として無力化、相対化されます。


変身サイボーグの誕生に始まるタカラSFランドとは、実は「1999年に訪れる運命」と対峙する物語でありました。

玩具の発売もピタリと1999年の7月グレイという商品は、唐突に出た「思いつきのネタ」ではなく、ついに到来してしまった「1999年の決戦」に於いて、子供たちの精神世界を蝕み続けた「大予言の恐怖」を打ち破るため、綿密に時機を伺い、極めて戦略的に投入された決戦の駒なのです。


アニメでのアンゴルモアとの最終決戦時、彼は勇気のみを武器に、破滅の意志へと立ち向かいます。



プリンス・レッドファルコンは悪とも善とも知れない謎の存在ですが、マイクロノーツの「交換可能な世界」というキーワードに従えば、そのどちらにも傾きます。

グレイがもし地球の子供たちと会っていなければ、彼は大予言の通りに1999年の7月にアンゴルモアの支配に染まり、空から降り来る恐怖の大王、銀河帝王デスクロスとして覚醒し、世界を破滅へ導いたかもしれません。

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グレイとサイバーはマグネパワーズとして一般に知られる「ヘタレ王子とその従者」というパブリックイメージの他にも、複雑に錯綜し、幾重にも織り込まれたマイクロノーツやニューミクロマンの隠喩の転籍と、タカラ玩具戦記の最終戦略を締める「要石」としての重要な位置を持っています。

一つの玩具にこれだけの意味を付託させ、しかもそれを誰にもそれと悟らせず、今の今まで隠匿し続けていました。


90年代タカラ発狂玩具の中でも狂中の狂、大狂玩具と言える、恐ろしい商品です。

DOTM アルティメットオプティマスプライム

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私としては非常に珍しい事でありますがムービーヴァースの超高額商品の入手に性交いや成功したのであります。大性交いとうせいこう。


ま、よーするにジャンクのワケあり品ですな。

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ご覧の通りトレーラーモードでサイドのパネルが欠品しており、他にも少々無い部品がございます。

まぁこんなジャンク品でヘーキで記事作っちゃうブログも世界広しと言えどウチくらいなもんですが、これも風情でありワビサビ感溢れるゼンマインドであると、ハートフルなスピリットでお考えいただきたい所存であります押忍。

だってですよ、定価で16,590円なんですってよ奥さん!普通に考えてそんなん買えるかオリャ~ッ!ってハナシなんですが、近所のお店で2100円だったんで即買い決定です。

自分はオプティマス(コンボイ)といえばコンテナでありコンテナこそ本体!くらいに考えるアホですので、コンテナ付き司令官がなにはともあれ安価で入手できるというのはありがたい事です。


ここだけのハナシですが、実は私、既に別のアルティメットコンボイを持ってますので、今回ので2体目になります。

一体目。

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ま、それはそれとして


キャブ部分はプレーンなオプティマスに変形。

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肩パーツが無いんですが、おかげでスッキリしてて遊びやすいったら無いゼ!負け惜しみじゃないんですってば。

もっとガチャガチャ複雑かつストレスフルかと思ったんですけど、スッキリまとまってて変形、可動とキモチいいです。

他のリーダークラスオプティマスに比べるとグッと小さいですが、手に持っていじくり回すにはちょうどいい大きさかと。遊んでて疲れないってのは自分的には最高。顔はバットマン。


で、いよいよアルティメットオプのアルティメット部分なのですが、コンテナを展開して合体させるグレート合体的な感じでアルティメットです。


アバババババーッ!ロープをブルブル。からの、ディンゴボンバー!みたいな。すいません、何言ってるのかわからないと思います。



いやぁ、アルティメットウォリアーって、こうして改めて見ると、本当に技が少ないですね。

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でっけぇ!

パネルの展開がスーパージンライを思わせるし、下半身のドッシリ感や背中の背負ってます感なんかは実にマイ伝コンボイみたい。いろいろとたまりません!


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この背中の「盛り」にビンビン来ちゃうんです。


下半身は開脚のみですが、腕部分は良く動きます。

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腕アーマーは外して装着というタイプではなく、グニグニ動くフレームで本体と接続されているんですが、これが実に良く動く。未来の玩具の姿ですな。


ちょっとやってみたかった昭和棒立ちモード。

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うひゃひゃひゃひゃ、建物か!なんかゴッドジンライみたいです。


合体後の目玉ギミックは背中に接続された超巨大メックテックウェポンを構えてのライト&サウンドギミック。

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アタマにもスコープ付きのオーバーマスクが被さります。


パネルを広げるとアホみたいな迫力です。

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横長寸法の大画像を作ってたらPCの挙動が重いのなんの・・・ というわけでこの画像はお手軽にしか作れませんでした。スマン!

と、いうカンジでバーガーキングじゃない方のアルティメットオプティマスはグランドベース同様、旧タカラロボット玩具テイストに溢れた実にナイス玩具でありました。定価はともかくとして。


アルオプに関して書く事っつったら以上。なのでこれで終わり!なんですが、でもですね、やっぱりこれだけではサビシイですよね。


コンテナっていえば基地だ!


基地なんだよアニキ!!


というわけでやってみました無理矢理基地モード。展開させてスターウォーズ・マイクロマシーンのフィギュアを並べてみる。ダイアクロンみたいでめっちゃ楽しいぞ!

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さらになんとこのコンテナ、平成ミクロマンのミクロトレーラーで牽引できます!

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ミクロトレーラーはもともとアクションマスター・オプティマスのトレーラーを流用したものなので、これは完全アリの組み合わせと言えるでしょう。ゼータクを言えば抽プレ品のダークトレーラー(黒)に牽引させてみたかったです。


ミクロマンを配置!

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お得感がモリモリ上がってきますね。

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エイリアンメカニックなだけに、グランドベース同様アクロイヤーと絡ませるとピタリとハマるんですけど、さすがにグラベと違ってオプティマスをアクロイヤー用設備として使うのには抵抗を感じます。


というわけでアルティメットオプティマス、バーガーキング版を持ってない人には特に推奨です。

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定価出せる人はそういないでしょうが、実勢価格は定価の半分以下くらいみたいなので、それくらいなら充分オススメじゃないでしょうか。

それと、今回の記事は全体的にグランドベースとカブッてるように思えるのは絶対に気のせいであり、お疲れのせいと思われますのでもう寝た方がいいと思います。

ミクロマン・マグネパワーズマニアクス 「銀河の16人 前編」

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マグネパワーズ研究第二回目ですが、まずは基本となるマグネパワーズ・レッドパワーズに登場する16人のミクロマン達について、玩具やら設定やら由来やらをいろいろと考察してみたいと思います。

マグネパワーズの玩具ラインは1999年に「小さな巨人 ミクロマン」としてアニメ放送されました。劇場公開までされ、非常に世間的な人気、認知度が高いのはご存知の通り。

しかしアニメで登場するのはアーサーら、ア行5人のミクロマンのみ。



以下、カ~タまでの残り11人については玩具付属の解説やコミックボンボンの誌面展開で僅かに情報が提供されるだけで、アニメ終了後の新シリーズ「レッドパワーズ」に至っては、ちょっと前までの私を含む多くのシロート達にとってそんな奴ら知らん。みたいな、言ってみりゃぁDIC時代のGIジョーのような暗黒大陸となっているわけです。

しかしマグネ・レッドの玩具にはメディアや文芸で語られる物語の他に、玩具そのものに隠された、全く別の世界が拡がっています。


まずは最初に登場したマグネパワーズミクロマンであり、最も有名なミクロマンと言える、ア行。

右からアーサー、イザム、ウォルト、エジソン、オーディーン。
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玩具はシングルパックの単品売りでした。

※カッコ内は名前の元モチーフを記します。ソースはwikiより。


・アーサー
イメージ 5イメージ 6イメージ 7  (騎士伝説で有名なアーサー王より)
正義の人、アーサー。
シリーズ主役としてのメディア、関連商品への露出の多さ、ミクロ史上最多と思われる商品点数などなど、平成どころか過去現在未来、全てのミクロマンの中でも絶対エースと言える存在です。
人気、知名度ともに絶大ですが、後期になるとあまりにもアーサーに頼った商品展開が目立ち、またアーサーかよ!とファンにボヤかれる事態も起こります。

・イザム
イメージ 8イメージ 9イメージ 10  (ロックバンドSHAZNAのボーカリスト、IZAMより)
孤高の美青年剣士。
アニメ初期では協調性に欠け、グループを割るような行動も目立ちました。
その気まぐれな立ち振る舞いときたら子供向けアニメとは思えない異常なエロスが発散されまくりでして、アーサーと共に当時の多くのいたいけな少女たちを腐女子道に目覚めさせたと思われる罪な奴です。
そんな彼のキャラクターには、往年の名作マンガ「風と木の歌」の悪魔的主人公にして「永遠の美少年」、ジルベール・コクトーが思い起こされます。

・ウォルト
イメージ 11イメージ 14イメージ 13  (アニメの神様、ウォルト・ディズニーより)
水の力を操る。
体力担当の大喰い。親しみやすいアンちゃんで要するにアホ
全体的に年齢層が高いア行チームの中ではホッとさせてくれる存在ですな。
ルックスはカッコいいけど立ち位置的にはキレンジャーです。

・エジソン
イメージ 15イメージ 17イメージ 16 (発明王トーマス・エジソンより)
頭脳担当でメカの開発、強化や情報の収集、分析を主に行い、戦闘は苦手。
語尾に「であ~る」、「なのだ」と付ける。
こういうキャラは一般的にガッチャマンのリュウというかジリオンのデイブというか、活躍の少ない地味なキャラになるもんですが、丸尾スエ夫の声で喋るヘンな髪形のおっさんというムダに立つキャラのおかげで、アーサーやイザムとは逆の意味で強く記憶に残ってしまうキャラとなりました。
アニメの作画崩壊回ではとても見るに耐えない顔に。

・オーディーン
イメージ 18イメージ 19イメージ 20 (北欧神話の主神、オーディーンより)
炎の力を操る
子供向けアニメとしてはビックリするほどのシブいおっさんであり、日サロで焼いたかのような金の掛かったテッカテカ黒フェイス、石鹸で洗髪してんのかと思わせるワイルドなヘアースタイルが当時の多くのいたいけな少女たちを以下略。
主な仕事はイザムを誘惑してその性感を開発する事であります。ウソであります。


この5人については平成シリーズを通しての核となる「おなじみの存在」で、説明不要と言ってもいいほどですが、玩具ついてはまだまだ大きな謎が秘められています。


平成ミクロは基本「アーメット」と呼ばれるフルフェイスマスク姿で造形されますが、アーサーは5人の中で唯一の顔出し造形。これは昭和ミクロマン時代のいわゆる「銀ヘッド」を継承してます。

ウォルトは鳥、オーデーンは豹をモチーフにしていますが、これは変身サイボーグ時代からトランスフォーマーまで続く、コンドル、ジャガー玩具の系譜を次いだ意匠と思われます。

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このようにア行5人のうちの三人は、マグネパワーズが昭和ミクロマンの後継作である事を強く意識させるモチーフが盛り込まれているのです。

しかし、これは考えようによっては、マグネパワーズが持っていた一種の違和感を薄めようとする意図があったようにも受け取れます。


※以下ヤバい考察が続きますので、「純度」の高いファンの皆様は無視するか、以降読まなかった事にしといていただくと幸いです。


ミクロマン・マグネパワーズはニューミクロマン終了から数えて13年ぶりとなる復活であり、当時世代の子供たちに留まらず昭和世代のアニキ、おじさん連中からも大きな注目を集めた存在でしたが、平成の「新しいミクロマン」には賛否の両方がありました。

まず昭和の10cm(3.75in.)の体高に比べて平成版は8センチ(3in.)と小さくなり、強度確保のためか素体の可動箇所(手首、足首等)が減り、スタイルもシャープこの上無かった昭和に比べてぼってりしています。


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簡単に言うと、ダッセェ。と思ったわけです。私は、アカン!と思った方のクチでした。


また、初期に発売されたマグネロボットマンが明らかに「ロボットマンのイメージ」とそぐわなかった事も、不評の大きな一因だったと思います。

ロボットマン TVCM


「平成のロボットマン」はどう見てもミクロマンというよりも「鋼鉄ジーグ」に始まるマグネモ11ライン、「マグネロボット」の系譜に繋がる商品です。



マグネロボットマン自体は異常なほどのコダワリが詰め込まれたトンデモ傑作シリーズだったのですが、「マグネモがいかん」という事ではなく、ロボットマンとはミクロマンファンにとっては特別中の特別な存在ですので、こんなんロボットマンじゃねーっ!と悶えてしまった訳なんです。

また、ミクロマン+マグネロボットという布陣は、むしろ海外展開のマイクロノーツの玩具構成であると言う事も前回の記事で指摘しました。

このような様々な「すれ違い」には、一体どんな意味があるって言うんでしょうか。


※もう充分にヤバいのですが、こっから先は本格的に危険です。


さて、ではマグネミクロマンがもともと「何として」作られたのか?という疑問なのですが、当時の玩具デザインを担当された方により、ゼンマインやチェンジトルーパーズが、なんとミクロマン以前に企画された別ラインからの転用玩具だった事が明かされています。

また出典は不明ですが、当時、あるトイホビー専門誌のメーカーインタビュー記事に、マグネロボットマンも別ラインからの転用玩具だったという証言が掲載されたという、衝撃的な話も聞きました。

意外や意外、マグネパワーズは満を持して練りに練られて登場した物だと思い込んでいましたが、実際には初期ラインナップは転用だらけという事になります。


謎を解く痕跡は、イザムとエジソンに残されていると私は考えます。

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イザムはツッパリサングラスのような両側に大きく張り出したバイザー、エジソンはカマキリという、ちょっと不思議なモチーフですが、もしかするとその元ネタは、こんなところから引っ張られた物では無いのでしょうか。


コミック版マイクロノーツ、ACROYEAR(アクロイヤー2)と、BUG(ギャラクティックウォリアー)。
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またもや出ましたマーベルマイクロノーツ。日本のファンからはそんなん知んねーんだよいいかげんにしろこの馬鹿!とか、タカラと全く関係無いだろ常考!とか言われそうです。

しかしマーベルのアクロイヤーは正義の剣士であり、誇り高き貴公子ですし、どう見たって「ショッカー怪人バッタ男」みたいなバグも、こう見えてスーパーミクロマン・ハンドバズーカの海外版、「ギャラクティック・ウォリアー」のコミック版の姿なのです。

マーベルコミックのマイクロノーツチームは玩具とは似ても似つかない姿をしてますが、これは権利上の様々な問題のせいらしいです。



コミックでのアクロイヤーとバグは仲良しの2人組で、ラン(玩具は海外版スーパーミクロマン・ダッシュウィングであるスペースグライダー)、マリ姫、バイオトロン(海外版ロボットマン)と合わせた5人でマイクロノーツ・オリジナルチームを構成しています。

バグはマイクロノーツの商標権が混沌とした後でも登場作品を変えてマーベルユニバースを渡り歩き、現在はガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシーの第二期メンバーに編入されています。GOTGは2014年8月にマーベルの超大作映画として公開予定なので、もしかすると映画のどこかにバグも登場するかもしれませんね。



ま。版権の問題がクリアになってればの話なんですが。


どちらもミクロマン世界のキャラクターとして担ぎ出されるにはあまりにも誰得な異色のモチーフですが、ひょっとしてマグネパワーズは、最初マジでマイクロノーツとして作られていたんじゃないかと考えると、様々な違和感が解消されます。


まず、タカラはトランスフォーマーのヒット以降、国際市場ではハズブロの黒子であり続けました。

パワーレンジャーやガンダムWのバンダイ、ポケモンのトミーは国際市場でもメガヒットを飛ばした有名な存在ですが、マイクロノーツ、スターウォーズ、GIジョーARAHという、米玩具史どころか世界の玩具史の中に絶大な影響を与えたミクロマン、現在も続く世界的な大ヒットであるトランスフォーマー玩具を生み出したタカラが、海外では全く知られていないというのは、驚いた事に事実です。

※タカラトミーの海外法人名は"TOMY COMPANY, LTD. "と、TAKARAのTAの字もありません。タカラの海外での知名度が低かったからなんだそうです!

そんな情勢を打破すべく、90年代のタカラは海外で絶大な知名度を誇る「マイクロノーツ」を自社のブランドとして獲得し、国際市場に自ら討って出る事を画策していた形跡があります。

ところがタカラは"MICRONAUTS"のパテントを所持していませんでした。MEGO社が消滅した後、、マイクロノーツの商標権は様々な形で分散し、多くの会社がその所有権を巡って争い、長い間混沌としていたのです。

「マイクロノーツ」の看板がなければ、海外市場へのミクロマン進出は不可能です。例え"MICROMAN"ブランドで海外展開を行ったとしても、版権保持者が"MICRONAUTS"ブランドの玩具をヨソから出してしまえば、なんと"MICROMAN"が逆に訴えられ、パチ物呼ばわりされる恐れすらあります。

実際に、以前の記事に寄せられたmicrobri氏(知る人ぞ知るミクロマン・マイクロノーツ界のオーソリティー!)のコメントによると、「90年代のタカラはマイクロノーツの商標権を獲得するための法廷闘争を何度かアメリカで行っていた」という記録があるのだそうです。

海外市場への進出は、長年の親分であったハズブロと市場で対決する覚悟すら必要な選択でもあり、まさに会社の運命を左右する大バクチでしたが、どうやらパテントの獲得には見事失敗。「ニュー・マイクロノーツ計画」はとなりました。

相当煮詰まったところまで進められていた玩具の製作も結局ハシゴを外された形で宙に浮いてしまったわけですが、結局「新しいマイクロノーツ玩具」は、日本で「新しいミクロマン玩具」として陽の目を見たんじゃないか。というのが私の推論です。

もしこういった事情があったなら、「マイクロノーツ」は海外では有名なタイトルであり、「ミクロマン」はタカラを代表する看板玩具であるのにも関わらず、昔も今も一向に「タカラのマイクロノーツ玩具」が出ない理由にも、マグネパワーズ、ミクロフォース以降のミクロマン玩具の海外進出が一切無かった理由にも、キチンとした説明が出来てしまうんじゃぁないでしょうか。
(但しマグネパワーズのアニメと玩具は、海外では韓国でだけ、一部正式に導入されました)

もし万が一、この仮説の全部、または一部が事実だったとしても、非常に多くの法的にデリケートな問題や会社の守秘義務に関わる事項が含まれていると思いますので、くれぐれもタカラトミーに電凸したり当時の関係者にウラを取るような事は絶対しないでいただきたいと思います。あくまでも私個人の勝手な妄想です。

まぁ、事の真偽はともかくとして、マグネパワーズが類を見ない傑作玩具群となり、アーサーら5人が新しいファンを獲得して日本でのミクロマン人気を復活させ、大いに盛り上げた事には、何の変わりもありません。


続きましてビークルとの同梱玩具で構成される、カ行5人。

右からカーク、キース、クラーク、ケイン、コナン。
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色がコーラ、ファンタ、ラムネ等のクール・エイド(清涼飲料水)に見えてしょうがないです。

性格設定に関しては玩具付属設定やコミックボンボンの誌面でチョイと触れられる程度。アニメはもちろんマンガにすら出て来やしねぇ!地球には来ていたが別の地域で活躍していた。という事にされていたようです。ビーストウォーズのメディア未登場軍団みたいですなぁ・・・


・カーク
イメージ 21イメージ 29 (名前モチーフの記載はwikiにありません)
スパイヘリ付属。
いつもニコニコしている無口な奴。
名前の元ネタは恐らくSF映画「スター・トレック」の主人公、カーク船長だと思われるんですが、スタトレキャラクターは別の会社が玩具として販売している都合上、版権関係のトラブルが発生しないよう、wikiでは触れられなかったのかもしれません。
顔は「機動警察パトレイバー」のイングラム風。

・キース
イメージ 22イメージ 27 (ローリングストーンズのキース・リチャーズから)
ビートローダー付属。
他人のサポートに徹する引っ込み思案な性格。
顔はウルトラマン風。

・クラーク
イメージ 24イメージ 28 (札幌農学校のクラーク博士から)
ステルスヘリ付属。
後方霍乱を担当するベテラン戦士。
設定ではヒゲ面らしいです。

・ケイン 
イメージ 25イメージ 30 (俳優ケイン・コスギから)
ソニックバイク付属。
クラークのパートナーを勤める若手戦士。正面攻撃を得意とする。
やけにでかい頭が特徴的。つっかえるのでロボットマンには乗れません。

・コナン
イメージ 26イメージ 31 (ミステリー作家コナン・ドイルから)
ミクロステーションの基地司令官を務め、規律に厳しく強い精神を持つ。優れたエンジニアとしての技術力と、優秀な戦闘指揮官の才能を持つ機動部隊の隊長。
ミクロマンコナンの「ナン」を消す奴は死刑とされている。ミクロマンコナン
やめろと言ってるだろうこのファック野郎!


カ行連中は無口だの引っ込み思案だの規律に厳しいだの、実に地味

アーメットのデザインに関してはどうも元ネタというか、その意味する所というのを掴みかねていたんですけど、ミクロマン研究の師匠であるooku氏より、「カ行のデザインはア行メンバーのボツ案(準備稿)じゃないかと思うんですよね~」という意見を頂きました。

確かにそう考えるといろいろシックリ来ます。


ooku氏曰く、アーサーは最初フルフェイスで作られていたという話もあり、カークの両側のアンテナはアーサーの特徴に近いし、キースの剣道面っぽいマスクは剣士イザムではないかとの事。

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ケインのデカ頭は天才エジソン。

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コナンの老け顔は重鎮オーディーン。

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そんな風に考えると相当納得が行く説明だと思います。

結局イザムとエジソンの決定デザインには、なぜか消滅したはずのマイクロノーツの記号が導入されているのですが、これはタカラによるマイクロノーツ展開が消滅した後でも、玩具のデザインに暗号化されたマイクロノーツ・オマージュを埋め込む事で、マイクロノーツの世界もタカラSFランドの中にこっそりとマージしてしまおう。という、制作サイドのささやかな反抗、または「遊び」が行われていたんじゃないか。と、私は思うのであります。


マグネパワーズ玩具には「交換可能な世界」という、マイクロノーツの基本姿勢が随所に流れています。

メディアでガチガチにキャラを固めて性格設計されたア行の5人は「従来に無かったミクロマンの遊び方」を新たに提示しましたが、カ行の5人は少ない情報で自由に遊ぶ「昔と変わらないミクロマンの遊び方」を担保しているようにも思われます。

そう考えると、「カ行の5人」こそが、昭和のミクロマンやマイクロノーツの玩具に近い存在と言えます。

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ア行の5人とカ行の5人で合わせて10人。最後となる「11人目の男」、サイバーを加えて11人。

ニューミクロマンの続編であり、リメイクの側面を持つマグネパワーズは、ミクロマン、マイクロノーツ、ニューミクロマン前期までが9年がかりで積み上げてきた足跡を、1998年の年末から1999年7月までの約一年弱で一気に駆け抜けた、とんでもない玩具シリーズでした。

多くのファンがそのあまりに目まぐるしいスピードや、送り手の過剰なパワーに付いて行けなかった事もまた、当時の一面の事実です。

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新シリーズ、レッドパワーズはマイクロノーツの呪縛から開放され、ミクロマンと変形ロボットが本格的に絡む、より日本的な、ファンが本当に求めていた平成ミクロマンとなる、「はず」。でした。

以降、後編に続きます。

マイクロノーツエイリアンズ センタウラス

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今日はPalisades社の復刻版マイクロノーツ、センタウラス(CENTAURUS)が買えたのでご紹介してみたい。

Robot Chicken: Noble Micronauts


マイクロノーツっていやぁ言わずと知れた海外版ミクロマンでして、70年代にタカラからライセンスを受けてMEGO社が北米地域で展開した、米玩具史に残る大ヒットシリーズでした。

というワリに、トランスフォーマーやGIジョーのような現在にまで至る定着した人気を獲得できずにおり、認知度もなんか低いわけなんです。しょぼ~ん。

原因は日本のミクロマンと全く同じで、メディアでのフォローはコミックのみ。


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テレビメディアでのフォローが70年代当時から現在に至るまで全く無く、あくまで玩具主導のシリーズだった。というのが大きな原因と思われますな。

さらにはマイクロノーツのヒットの後に突如登場し、全てを変えてしまったとまで言われた革命的な玩具として、Kenner社のスターウォーズがあるわけなんですが

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SW以前、革命前夜において最もホットだった玩具がマイクロノーツでしたが、マイクロノーツはSWに先駆けたものの食われた。という歴史の流れもあったのでしょう。

とはいえマーベルによるコミック展開はアメリカのファンの間にしっかり定着しており、バロンカーザやアクロイヤー(2)といったキャラクター達は後の時代でもコミックで主役待遇のサブシリーズが出るほどの有名キャラクターではあります。マーベルユニバースの中にもしっかり組み込まれているのであります。

マイクロノーツはタカラの玩具以外にもMEGOが独自に企画開発した商品もあり、エイリアン達はその中でも有名な存在ですな。



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最初に出た3体、レプト、アントロン、メンブロスはミクロマンのフォーマットを借りながらも、メカニックでどこか非人間的な設計のミクロマン素体をより筋肉的、生命的なシルエットへとアレンジしており、後の3.75ラインのG.I.ジョー(ARAH)に大きく影響を与えた、これはこれで革命的な玩具でした。GIジョー末期のSFシリーズであるスター・ブリゲードは、マイクロノーツへの回帰とも言われるシリーズです。

マシーナリーな人体解釈でわずか10センチのフィギュアに驚異的な可動構造を搭載させたのが「ミクロマン」でしたが、同サイズのフォーマットながら可動を限界までシェイプアップし(有名な「ケナー分割」ですな)、塗装と生命的なデッサンで劇中イメージの再現を重視したのが「スターウォーズ・オールドケナー」です。

3.75GIジョーは両者の中間、「良いトコ取り」を目指し、可動とイメージ再現の両立を実現させた玩具でしたが、その中間点の可能性をジョー以前に示し、橋渡しの役割を果たしたのが「マイクロノーツ・エイリアンズ」だったと言えるでしょう。


さて、今回入手したのは後期三種のエイリアン、センタウラス、クロノス、ロブロスの中の一体、センタウラスの復刻版です。


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通称せんたくん。

元玩具はレアな後期宇宙人の中でも特に人気の高かった玩具。復刻版はパリセイズ品質の信用の無さのおかげで、えらく安っすく入手できます。

当時品はパープルのパーツが暗青色。復刻版はクリアーパーツ使用も含めて4種類のオリジナルカラーが発売されましたが、当時品と同じカラーの商品は発売されませんでした。先行して復刻版が発売されたレプトとメンブロスには当時品カラーがあったんですが・・・

復刻ノーツの企画にはその筋のマニアやコレクターがわんさか関わってたわけなんですけど、復刻版を出す事で当時品の市場価値に冷水をぶっかける事を恐れたのかもしれません。センタウラスの当時品は特に貴重でマイクロノーツ商品の中でも最もお宝度の高いフィギュアの一つでしたから、復刻が出たことで価値が下がってしまったレプトやメンブロスの二の舞を避けたかったのでしょう。

まぁこの色は当時品のイメージを損ねることなくマッチしてますし、パープル部分の成型色も光線の加減で陰影が青く見えたり赤く見えたりする奥の深い色で、タメイキの出そうな美しさがあります。画像じゃ全く伝わらないね(笑)

クリア版はやっぱり品質が信用できないので手を出していませんが、ノンクリア版は品質上々なので文句無くオススメです。


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右は復刻版のレプト。筋肉デッサンがほとんど初期GIジョー(笑)

復刻版の新規パーツとして、ガスマスクと背中に装着する鞍みたいなパーツが追加されました。


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鞍には5ミリジョイント穴と3ミリ穴が開いており、5ミリ穴には復刻版ギャラクティックディフェンダー(ミクロマンコマンド3号+フード)のバックパックを、3ミリ穴には復刻版ファロイド(ミクロマンコマンド2号)の新規ウィングパーツを装着させて遊ぶ事ができるようです。

私はギャラクティックディフェンダーもファロイドも持っていないので、アクロイヤー一号のウイングとゼンマインの武器アクセサリーを装着させてみました。


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4つ足で安定感が高いので、5ミリ、3ミリ穴を利用してわんさかパーツを増設させる事ができますぞ。


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鞍をつける事で背中にフィギュアをライドさせることもできますが、3.75サイズよりも8cmのマグネパワーズ玩具がよりマッチしますな。


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怪獣王子ミスターサタケ!今や国会議員の先生なので、みんなで先生に陳情しておもちゃを軽減税率の対象品目にしてもらおうゼ!


マイクロノーツのキャッチコピーは、"The World of Interchangeable"(交換可能な世界)というワード。

部品の交換によるプレイバリューの事を指すのはもちろんですが、ノーツ玩具のキャラクター達には悪側や善側といった設定すら、特に設けられてはいません。これは全ての商品が悪としても善としてもユーザーが自由にコントロールできる事を意味しており、設定、世界観に至るまでが交換可能な自由な世界なのです。


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みんな気付いていないかもしれないが、マイクロノーツとはミクロマン以上に「遊べる」フレキシビリティを持った玩具なのであります。今こそマイクロノーツですぜ奥さん。

ビーストウォーズⅡ・イン・ディープ ~サイボーグビーストの謎~

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さて、以前、ビーストウォーズⅡ玩具日本独自商品の、恐るべき真の姿についていろいろ書いたわけなんですが、ちょっとサイボーグビーストに関して論拠が希薄じゃね?という気がしませんでしたか?私はしてました。

てかですよ、「サイボーグ」が変身サイボーグやミクロマン・タイタンの記号であり、マックスビーが「イヌ」だった理由も「ドーベルマシン」の記号だったっちゅうのを「アリ」にしたとしても


じゃ、残り4つは?って話になるわけなんですね。

ギガストームも、2000年から始まるG1当時品の本格復刻の先駆け、またはミクロマン復活に向けた大型基地玩具だった。と、その時には位置付けたんですけど、では「なぜダイナザウラー型を選択する必要があったのか?」という部分が引っかかっていたわけです。

サイボーグ全員でプレダキングに合体。ではダメだったのか?とかね。いや当時プレダキング欲しかったんですもん。ビーストで・・・


しかしこのたびめでたく全ての謎が解けたので、せっかくなので書いてみます。


まずざっとサイボーグビーストのおさらいから行ってみましょう。

馬鹿が戦車でやってくる。通称バカタンクこと破壊公爵メガストームは、アンゴルモアエネルギーを浴びてギガストームへとパワーアップ!ついでに部下も全員パワーアップしちゃえ!とデストロン航空部隊の4バカカルテットもアンゴルモアエネルギーの中にブチ込んでしまいました。

ありし日のデストロン奇行機甲軍団。
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TFG2玩具をリペイントしたグッドルッキングトイが並んでいますが、部下の事なぞお笑いウルトラクイズの参加芸人くらいにしか思っていないバカストームにより、全員容赦なくアンゴルモア熱湯風呂で釜茹でに!

ほ~ら変身だ、変身、変身~っ!


変身サイボーグビースト2~5号の誕生だ!!

玩具はのりもの玩具から一新。初代BWの生どうぶつ玩具をギタギタにリデコした、半機半獣玩具となりました。

しかしかつての端正な姿もどこへやら。ミナミの筋者ですら思わず道を譲ってしまいそうなグロテスクかつイキリすぎな姿へ変わってしまい、当時なぜか急増していた、ビーストを擬人化してイケナイ妄想に耽る腐女子ファン達をドン引きさせた!!


BB→マックスビー(サイボーグイヌK-9改修品)
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BBがギガストームによって、アンゴルモアエネルギーの中に落とされ、その恨みが悪のアンゴルモアエネルギーと反応して進化した姿。
凶暴性が増してより破壊行動を好むようになった。
背中に万能武器「バックスラップ」を装備しており、尻尾も武器になる。
正に、歩く破壊マシーンといえる。
ヘルスクリームへの忠誠に変化は無い。(玩具公式)

「復讐こそが真の解放・・・」
アンゴルモアエネルギーを浴びた時、BBはマックスビーとしてのアイデンティティを獲得した。
BBはかつて誰よりも禁欲的で寡黙だったが、アンゴルモアエネルギーは彼のマクシマルによる拘禁の時期に与えられた怒りに反応した。今や彼は戦闘の際には狂ったようにわめきちらし、その攻撃性は抑制する事ができない。彼は戦場で、鈍器で敵を破壊することに夢中になる。
全てのマクシマルを破壊したところでその衝動はとうてい収まらないだろう。彼の復讐への渇望は無限なのだ!(ソースブック)

サイボーグイヌ。ソースブックでは4人の中で最強の戦士とされています。


スタースクリーム→ヘルスクリーム(サイボーグサメ。サイバーシャーク改修品)
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スタースクリームがギガストームによって、アンゴルモアエネルギーの中に落とされ、その恨みが悪のアンゴルモアエネルギーと反応して進化した姿。
凶暴性が増してより冷酷になった。
「シャークワインダー」や「テラーストーム」などで多彩に相手を攻撃する。
実はギガストームを失脚させるチャンスを窺っている。(玩具公式)

「力とは、それを使う術を知らない者だけを堕落させるのよ」
ギガストームは部下達のパワーレベルを強化させるため、何人かのプレダコンズを純粋なアンゴルモアエネルギーに晒させた。
スタースクリームのスパークに秘められた根深い憎悪は激しく反応し、さらに強力で(そしてより陰険な)ヘルスクリームへとリフォーマットされた。
ヘルスクリームは新しいビーストモードを密かに嫌っている。彼が長い間慣れ親しんだビークルモードに比べ、今の姿は醜く、無様であると思っているのだ。その憤慨は、今までよりもさらに彼をアブナくさせる。
ヘルスクリームの野望と復讐への渇望は、ギガストーム打倒と全プレダコンを自分の指揮下に治めるという秘密の目的に向け、勢いを増している。(ソースブック)

変化後のツラのあんまりさに絶望したってのは、今木商亊氏版のマンガにもありましたな。

サイボーグビーストの中で、コイツだけが後に海外でも発売(ユニバース"OVERBITE")されました。
個人的には鈴屋のタタキ売りで国内ビーストを集めていたとき、こいつだけ鈴屋になかったので入手に少々苦労したブツ。


ダージ→ダージガン(サイボーグハチ。ワスピーター改修品)
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全ての面において、パワーアップしており、コンピューターを狂わす攻撃を得意とする。
強力なコンピューターウィルスを敵に打ち込むべく、「ニードルランチャー」を発射する。
「ニードルショット」は連射性に優れる。ここから発射される槍で敵を痺れさせる。
「ブラストリーダー」は音波攻撃。効果は絶大だ。
改造してくれたギガストームに忠誠を尽くす。(玩具公式)

「オマエの屈辱がワシの満足や!」
アンゴルモアエネルギーによって変異したのがダージガンだ。
彼の不愉快な個性は、既に毒舌で他者を不愉快にさせるだけでは満足できなくなっている。
彼は今、非常~に退屈しており、プレダコンの仲間達も含む全ての者に念入りなイタズラを企てているのだ。
彼がイタズラの際にコンピューターウイルスをブチ込んでくる事は知られていた。犠牲者が狂った様にフガフガしちゃう姿は、いつでも彼を喜ばせる。(ソーズブック)

何のために強化したのやらさっぱりわからん。


スラスト→スラストール(サイボーグラプター。グリムロックを改修)
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全ての面において、パワーアップしており、特殊な攻撃武器を操る。
「ダイノミサイル」は敵に噛み付いてから爆発する必殺のミサイル。
「トラッシュホーン」は切り刻んだ敵を凍らせることが出来る。
「ラプターシールド」は高速回転が可能な盾である。
ダージガンと共に、改造してくれたギガストームに忠誠を尽くす。(玩具公式)

「人間辛抱や」
アンゴルモアエネルギーでパワーアップしたスラストはさらに強力になり、スラスター(スラストール)と自分で名付けた。
この「事件」による変化、パワーアップによって、彼は自分のプレダコン内での地位向上を確信した。彼は一時的には新しい力に満足し、そしてギガストームに改めて忠誠を誓うのであった。
しかし彼の野心は消えたわけではなかった!
彼は相変わらずの自由人で、自分の将来には素晴らしい運命が待っているんだ。という信念に断固として固執しているのである。

スラストの野心家設定(型がマシーンウォーズ版メガトロンだから?)は引き継がれております。


・・・なんちゅうか、こいつらはホント、朝病院で目が覚めたら主治医の先生から

手術に失敗しちゃった ゴメンネ

というメールが届いてたような衝撃的なツラばかり。元のイメージをあまりにも放棄した姿にホゲホゲしちゃったわけなんですが、玩具は巨大で見栄えする新武装や多彩なギミックの追加、海外トイを思わせるトンがった色彩設計と繊細で美しい塗装、リデコなのにストレス無い品質がすばらしい傑作玩具群です。今でもお安く入手できると思いますが、断然オススメですよ。


で、ここから本題で前回同様コワい話になってくわけですが・・・


マックスビー以外の連中。恐竜、ハチ、サメの選択が何を意味するのか?


ギガストームはなぜダイナザウラー型なのか?


サイボーグビーストに隠された記号、真の姿がこれです。


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サイボーグビースト各種は、マイクロノーツ宇宙人玩具の復活を密かに企図した物でした。


いやいや、

バッカじゃね~のオメー、前々からガマンして聞いてりゃ勝手な妄想垂れ流しくさって!ビーストはビースト、TFはTFなんだよこのファック野郎!大体ノーツ宇宙人商品なんざタカラ玩具どころか100パーMEGO製品じゃねぇか、このドサンピンが!!

と、皆様が本宮マンガの主人公ヅラで怒鳴りたくなる気持ちもよくわかります。

が、ちょっと待ってください。「閉じる」ボタンを押す前にもう少々お付き合い下さいな。聞いといてご損は無いと思いますよ。


正確には、サイボーグビーストは宇宙人本体ではなく、宇宙人のビークルを再現しているんですね。


ノーツ宇宙人ビークルは全てメカニックなアレンジが施された動物や昆虫モチーフのデザインで、ホーネットロイド(蜂)、テラファント(象)、シャーコス(鮫)、ロブストロス(蟹)、アンプジラ(怪獣)の5種が存在します。
※ロブストロスは「ロブスター」ですが(そうは見えませんが)、ここでは便宜的に「蟹」としておきます。

そして当時のタカラは、90年代の新商品でその5種モチーフを完全網羅する事を企んでいました。


大型アイテムのホーネットロイド(蜂)
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サイボーグホーネットロイド
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マイクロノーツの初期カードアートはかの有名なフランコ・フラゼッタ(ケン・ケリー)画伯の手によるものであり、今回畏れ多くも画伯の画業に少しでも迫るべく、裂帛の気合にて作成してみました。イヤーッ!!


「浮かんだキュウリ」こと、シャーコス(鮫)
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サイボーグ・シャーコス
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サイボーグビーストはごていねいにビーストモードでフィギュアをマウントして遊ぶ事も出来ます。

特にヘルスクの尻尾付け根には5ミリ穴が開いているので、L字ジョイントを自作すれば完全固定も可能です。

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単なるモチーフの借用に留まらず、サイボーグビーストは完全実用玩具として3.75サイズフィギュアと絡ませる事が出来るのです。


全マイクロノーツコレクターの「至宝」、アンプジラ
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興味の無い人には完全ゴミ玩具で、コイツにド高値を出す人間がいる。なんて聞かされても、ちょっと信じられないでしょう。

サイボーグアンプジラ
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ホーネットロイドは女子載せたかったので合成しましたが、それ以外は玩具に実際にマウントさせて画像を作ってあります。どうですか、この相性の良さ!!


あれあれ?アンプジラはゴジラっぽいのでむしろギガストームが担当じゃないですか?そうするとスラストールが宙に浮きますよ?
スラストールが余った上、象、蟹モチーフのサポートもされて無いので、「完全網羅」なんてできてないんじゃないですか?
これじゃサイボーグビースト=マイクロノーツ説の証拠としては不十分。
やっぱ偶然の一致じゃね?


はいはい、そう仰りたいのはよく分かります。

象モチーフはサン㌧で既にⅡラインの主力に存在しているし、リデコで扱えるネタではありません。蟹もゴッドネプチューンではリストラしたし、他に使用できる蟹玩具はサイズが小さくてラインに不向き。もうだめだ!


しかし、BWⅡ玩具企画担当者の真骨頂、悪魔的な流用技術を知るのは、実はここからが本番となります。


テラファント(象)
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そもそもサイボーグは流用ラインなので、完全に狙い通りのモチーフを揃える事は難しい事です。しかし、ムリを通した流用にも、超解釈でキチンとした意味を持たせる事は可能です。


マシーン玩具と絡めると違和感が無いダイナザウラー型ですが、

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部下のサイボーグとは全く絡み辛い。

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ダイナザウラー型の選択はやはりビースト玩具で遊ぶ以外の目的があった。と考えざるを得ません。しかし、ギガストーム=テラファントと考えると、「絡まない基地玩具」の謎が解けます。

ビーストコレクションがあるじゃん!と言う意見もございましょうが、あれは通常の玩具と絡まない商品をわざわざ出すに当たっての方便、つまりアリバイ工作として用意されたものだと考えられないでしょうか。←但し、Bコレクションは結果的にインチマン(ダイアクロンの開発コード)と、ビーストフォーマーの機能の再現であるという考え方も出来ますが。

テラファントは電動走行ギミックを持つ大型の動物戦車ですから、そこに巨大電動歩行玩具のダイナザウラー型を引っ張ってくるのは理に適っていると言えます。

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新テラファントの隠喩を託されたギガストームに必要だったのは、「象の姿」ではなく、重戦車のイメージと、歩く巨獣の型だったのです。


まだこの論拠にムリヤリ感を感じる方もいると思いますが、これならどうでしょうか。

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ギガストームにマイクロノーツを絡ませると、テラファントではなく、テラストーム


メガ(MEGA) < ギガ(GIGA) < テラ(TERA)


完全に一本の線で繋がりました!

ギガストームはノーツ玩具と絡むことで1024倍のパワーアップをし、しかもその「仕込み」は、なんと転生前のメガストーム時代からインプラントされていたのです。

怖い!セカンド玩具はこわい!!


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ここまでしっくり絡むとテラファントどころか、ビーストバイオトロン(ロボットマン)でもあります。

BWⅡ玩具の度を越した趣味全開仕事は、ついに自社のオマージュを通り越し、他社の派生玩具にまで魔の手を伸ばしていたわけですが、その根底に顔を見せるのは、やはりミクロマンへの熱狂的な愛情です。

BWⅡ玩具という、現在でも最も「お宝度」から遠いポジションにある、「ごく普通の玩具」に秘められた、造り手の途方も無い情念を感じずにはいられません。

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バロンカーザ、スペースグライダー画像素材提供協力 ooku氏 毎度申し訳ありません(汗)





って、オイオイごまかすんじゃねーよ、カニどうした、カニ!

ロブストロス(蟹)

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ハハハ、バレましたか。

実は蟹はBWⅡ玩具でのフォローはついにできませんでしたが、後にシレッと発売されています。しかも、まさかのミクロマン・マグネパワーズ玩具として

ウソみたいだけど本当です。


ミクロマンキット クラブドーザー
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ここまで来ちゃうともう、誰も異論は無いかと思います。

90年代タカラ玩具は、狂ってる!!

オプティマス・グランドベース "OPTIMUS MAXIMUS"

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忘年会のビンゴの景品を買いにドンキまで行った所、グランドベースが安かったので思わず買ってしまったのであった。オーマイゴッド!うまい棒150本分の値段で買えたんですよアニキ!と書いちゃうと、なんかあんま安かったような感じがしない。反省。

ムービー、プライムあたり以降、とんとトランスフォーマーの新作玩具からはゴブサタしていた私なのでありましたが、コイツからニオイ立つ隠し様も無い旧タカラ玩具臭には以前から惹かれるものがあったわけですな。いや欲しかったわけです。


海外版 OPTIMUS MAXIMUS テレビCM


ビッグ・・・ ビガー・・・ ォァ、 マキシマス!!

海外名はオプティマス・マキシマス。

※ちなみに同じ商品名の有機液晶キーボードが存在してたりします。

プライムライン、サイバーヴァースの大型商品で、もともとミニコンサイズの「EZコレクション」の玩具を搭乗させたり格納させたりして遊ぶのが目的の玩具でして、「変形ロボットフィギュア」というよりも「ロボット型プレイセット」といった商品なのですな。

そのせいか「人型ロボットに変形するトランスフォーマー商品」としては非常に珍しく、個性を持たない完全な”機械”です。

よってテックスペックもバイオもモットーもありません。日本国内版の「オプティマス・グランドベース」でも、それに準じてやっぱり「ただの機械」として扱われています。


ん?「超ロボット生命体」ではなく、乗り込み操作の機動ロボット要塞???


・・・と、いえば




これだよ!


まぁ、最近少々狂い過ぎ傾向の私でも、いくらなんでもサイバーヴァース、グランドベースはダイアクロン復活を目論む陰謀だ!なんてトチ狂った事は考えたりゃぁしてないんですが、コイツが最近作としては久々に「旧タカラテイスト」溢れるナイス玩具である。という事は明記しておきたいんですよ奥さん。


今日のBGMはドラムン・ベースで行ってみたいんですよ久美子さん。


こちらが箱。


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国内の大型アイテムとしては珍しくウィンドー付きボックス。大型は海外ではウィンドー、国内だと密閉ってのが多いんですけど、これもダイアクロン・ロボットベースの梱包っぽいっちゃあ、ぽい。


箱の中には「紙製」の、EZコレクションのダミーが入ってます。


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しょぼ~!

おとなしくEZコレクションの玩具をイッコニコ付属させときゃぁ、あちこちで盛大に叩き売りされずに済んだんじゃないか。と、誰しもが思うところなんですが、紙付けてごまかすという「ワザ」は、実はこれもサイボーグ・ミクロマン時代から連綿と続くタカラ伝統芸だったりします。ヨソですとカルトプラモメーカーの大御所であるアリイが、しばしば意味不明なカミザワを炸裂させていました。

とまぁ、既に開ける前から猛烈に味わいがにじみ出ているわけなんですよ。


ロボットモード
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あちこち動きそうに見えますけど、ヒザは曲がらん肩回らん首回らん手首飛ばんと、ある意味では昭和以下の可動です。

ただし股間や足首、ヒジのクリック停止位置は非常に考えられており立ち姿はバッチリ。タチバッチ。なんのこっちゃ。

しかし実は、私は「あちこち動きまくる大型玩具」は大キライなので、これでも全然オッケー。

・・・と言えばウソになります。せっかく足首が動いて股関節も前後、開脚するんですが、ヒザが動かないせいでそれらが台無しなのでかなりなもったいない感です。


移動要塞モード
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足の裏にはキャタピラ状の造形とコロ走行用の車輪が仕込まれています。まぁ、箱には「カンタンヘンケイ」とか書いてありますが、変形ちゅうか座っただけ

軟質素材の手触りのせいもあり、スーパーゴージャスな変形ミールトイって感じですね。

コイツだけではあんまり楽しくはなく、ムービーやプライムのプレイセットやEZコレクションと絡めて遊ぶので、これ単体での完成度がどうこう言うより「HUBとしての機能性がどうか」といった事の方が重要です。

本体にはサウンド・ライトギミックやミサイル発射、プライムやムービー玩具と絡めるCジョイント、アームズマイクロンをセットするジョイント穴、他のサイバーヴァース基地玩具と接続させるグリップなどが設けてあったりするわけなんですが、そういうマトモな遊び方は各自ググって調べていただきたい。

いいかげんだなオイ!

と思われるでしょうが、ウチにはサイバーヴァースもEZもほぼ壊滅的に無いのでしょうがないのであり、例によってインチキ的に遊ばせていただきたく考える所存であります押忍。


本記事はここより異次元空間に突入いたします。
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ウチのBLOGでは比較的良くある事です。


ガンマックチーム、変ジョー探偵団夢の競演!


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3.75インチサイズの玩具やトレフィグとはなかなかの相性。「個性が無い」単なるメカニックである。という本体設定も遊びの自由度を高めています。

私が惹かれたグランドベース最大の遊びのポイントはこういう点、「相手を選ばない」というところですね。


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特にキモチが悪いほどの相性の良さを見せるのが平成ミクロマン。


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腕や脚に設けられているフィギュア格納ポイントにニクイほどハマります。

特に普段はミクロマンのファンからすら場違い扱い呼ばわりをされがちなゼンマイン達が、こういった「異種プレイセット戦」になると突然水を得た魚のようにイキイキしてきますな。


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実はEZコレクションでも種類によっては窮屈だったりするんですが、平成ミクロならば全く問題無し。

ガンガン動くスーパーミクロマン素体やレッドパワーズ素体に比べ、可動が少なく一般的に不評の初代マグネミクロマン素体も、こうやって異種のプレイセットやビークルと絡める目的で用いると、実は何一つ不自由無く遊べるのに正直驚かされます。余計な動きが無いのでかえって快適なくらい。

平成ミクロマンは、過去、現在、未来全てのタカラ玩具と絡む事を目的とした、タカラ玩具のチャンピオンとなるべく設計されていた事が今になってようやくわかってきたわけです。

さて、グランドベースは「超ロボット生命体」、つまりイキモノではないので、言ってみりゃ誰が作った事にしたっていいわけです。例えばプライムヴァースのTFを支援するため「人類が作った」事にしてみたりとか。


人類が作ったトレーラー型ロボットといえばダイアクロン隊の「バトルコンボイ」があり、ダイアクロン隊を統括する日本のゾーンコンピューターである「ランドマスター」がロボットベースとバトルコンボイの技術を応用して設計し、米政府機関によって建造された「セイバートロニアン支援要塞」、それがグランドベースなのダ!


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って、結局ダイアクロンになっちゃったジャン!今の子供たちにワルダー軍団なんて言ったら笑われちゃいそうだネ!

しかし要塞形態の「しゃがみ変形」、パカリと手前に開く胸パネル(TF世界でコンボイの胸っていやぁ「観音開き」がお約束)、腕やつま先に配置できる搭乗員、まるでフリーゾンビームキャノンみたいな手持ちライフルと、ロボットベースとの近似点はたくさんあります。

他にも両ヒザのガトリングや下肢裏のキャタピラ造形はビーストガルバトロン、バトルアップ風のヘッド装着ギミックははスターセイバーと、やっぱいろいろ「和製」にこだわってる風なんですよね。

さて、ムービー以降の特徴である、エイリアン的な過剰メカニック造形のせいもあり、ウチ的にはグラベをアクロイヤーの大型基地(平成アクロの基地は「紙」なんです・・・)として遊んでみたい。


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もちろんこれは人類からカッパラッたわけです(笑)


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平成アクロもやっぱりキモチ悪いほどピタリとハマります。


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もう、紙の家とはオサラバ!雨が降っても大丈夫!


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胸が光る?



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アクロイヤーはとうとう、ミクロマン・ソロモンからレッドジウムプライムまで強奪してしまったようです!


腕に搭乗させるフィギュアは載せてるだけで固定できないのも不満ではありますが


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矢印部分に開いてる謎の穴。ここにゴムひも通して固定を作ってもよさそうですが、この穴って
ひょっとして、最初は腕にカバーをハメる設計だったのかもしれません。

股関節もほぼ意味も無く開脚が可能だったり足首も意味無く展開できたりと、最初はヒザも動かしてメトロプレックス的な変形をさせて「固定要塞モード」が可能になる設計だったのかもしれません。おそらくコスト面の都合からハズブロにヤイヤイ言われてこうなったのでしょう。


というような事で、少々ザンネンというか、「もうちょっとできただろ」という箇所もあちこちにありますが、それでも最近稀に見るちょーお気に入り玩具です。

付属品が少なくなったおかげで速攻箱から出して速攻しまえるので取り扱いは極めて快適。

肉抜きが多い、軟質素材で安っぽいと不評ですけど、おかげで軽くてブンブン振り回せますし、穴をバカバカ開けて5mmジョイントの接続を作ったりダボブチ込んだり、あちこちピンヘッドを埋め込んでマグネミクロマンやダイアクロン隊員用のマグネット接続を作ったり。なんて改造もお手軽に出来そうで、イロイロ考えるだけでシアワセになれます。

サイババもEZも持ってねぇよ!

はい、そのへんの適当な玩具引っ張り出して自由に遊んで下さい。

イヤでも目立つ様々なアレコレも、そんな風に考えると欠点にはならなず、むしろ長所のようにも思えてきます。

欠点まで含めて、考えようで全部プラスにできちゃう絶妙な落としどころの玩具です。ただ定価ならどうよ?と言われると少々キツいのは確かなんですけどね(笑)


文句なくグッドルッキングトイであり、パッケージもあじわいがアリアリなので飾っとくだけでもまんぞくん出来ます。安いうちなら(多分高くなんないだろうけどね)ゼヒゼヒのおすすめです。


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なんとなく黒猫で画像をデッチあげてみたわけだが、私はツイッターではなぜか三回転半と名乗っているのであり、これは大先輩である蛸屋このは氏の自分評であり、ものすごく気に入っててなんかそれ名乗ってるんですが、その名前についてゲーム攻略本コレクターの松原圭吾氏から、


NORさんの三回転半って名前見てると、いつも「キャット空中三回転」を思い出すんですよね。
いやつまり、半分多いんで頭から落ちてるんですけど。


といったような言葉をいただき、それにインスピレーションを得てこのような画像とキャプションができあがったのであります。

両氏には深く感謝をし、今後もムダに回って頭から落ちてみたいと思う次第であります押忍。

玩具カオスへの招待

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イメージ 3(息子)
とーさん、それなんの荷物だよ?


イメージ 2(管理人:NOR)
むぅ、オマェには関係ない!アッチに行きなさい!


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どーせまたオモチャだろ?大体オモチャが家に届いたのに子供にはカンケーないとか、一体どういう了見してんだよ。根本的に間違いだろ。


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ウグッ!痛いとこ突くなオマエ。うむ、せっかくなので一緒に開けてみるとするか。


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ワーイヤッター! 
・・・って喜ぶほどオレ、実はオモチャに興味無いんだけどね。←テレビゲーム大好き少年
しょうがないから付き合ってやるよ。


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これは友人のooku氏という、ちょっと変わった人が送ってくれたものなのだ。
(ガサゴソ) うわぁ、なんかまた色々、頼みもしない物が入ってるジャン!


名称不明
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・・・とーさんの友達って、何考えてるわけ?


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バカモン!悪口を言うもんじゃない!ookuさんは、だいぶ変わった人なだけだ!
これはアレだな。マックのハッピーセット的な何かだな。


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そういやとーさん、昔のマックのオマケ好きだしね。


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おっ、これもマックのオマケのようだぞ?


マクドナルド ハッピーミールトイ "Nickelodeon's Tangle"
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こっ・・・ これは、触手がブロック構造になっていて、他のも集めてあちこち繋いだりくっつけたりして遊ぶヤツだな。


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いいのかよコレ。
マックのオマケだろ?なんかイボイボしてたり、「くぱぁ」もしてるし・・・ 


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オトナ向けの玩具には陰獣王子ってのがあったけどな。詳細はググッて調べろ。だがお前はダメだ。


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うーん、イカれたマック好きのオッサン向けにはピッタリという事か・・・
とか言ってたらハコからおっさんが出てきた


"SPEED RACER"(マッハGoGoGo) "POP RACER"(三船大介)
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これは"SPEED RACER"だな。オッサンにオッサンを送りつけるセンス。脱帽だ。



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しかしずいぶんと体脂肪率の高い荷物だな。
あっ、なんかフツウっぽいオモチャが出てきたぞ!


ミクロマン・シャイニングソロモン
ミクロマン・シャイニングゼット
ミクロボーイ・ダークセイバー
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ヒャッホー!
これはとーさんがリクして送ってもらったもんなのだ。
とーさんは平成ミクロマンを地味~に集めているのだが、このソロモンとゼットというマスターミクロマン2人が届いたことで、ウチに平成ミクロマン16人が(一応)全部揃ったのだ。
ミクロボーイも平成ミクロのメカで唯一持ってなかった商品なので、これで一通りの物が揃ったことになるわけなのだよマイサン!


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それがスゴい事なのかそうでもない事なのかよくわからん


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平成ミクロは商品の構成や点数にガンコな法則性がガチガチに適用されてるので、それをバカ正直に集める事で意味が浮かび上がるようになっているのだ。
「16人揃った」というのは平成ミクロファンにとってはスタートにしか過ぎん。とーさんもこれでようやくスタートに立てたというわけだナ。


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とりあえずおめでとう。しかしそんなモン集めるよりオレにスマホ買ってくれる方が大事だと思うがどうか?


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現実を突き付けるなキサマーッ!


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とーさんのスタートなんてどうでもいいっつーの正味のハナシ。
高校生にもなってラインも出来ないなんてオレがスタートに立てて無ぇっつーの。


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スマホの形のオモチャじゃだめかね。


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じじぃーッ!


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まぁまぁ、次行ってみよう、次。


ボーグレンジャー マイク
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コイツは100円ショップで売られてた一部で有名なフィギュアだ。実はとーさんも未開封で3種持ってるんだけど開封品での入手はウレシイといえる。
おっ、次も100均オモチャだぞ。

ザ・フィギアシリーズ 宇宙警備隊シリーズ
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コイツも100円ショップ。ダイソーフィギュアでは有名なチャップ・メイ物だな。


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とーさんの大好きなインチキ宇宙米兵みたいじゃん。
しかし100円フィギュアって言ってもなかなかスゴイね。


カードキラーロボ
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これ、なんかちょっとスゴいな・・・


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とーさんも初めて見た。ほんとookuさんっておかしなモンをザクザク持っとるなぁ・・・
コイツは背中にカードを差し込むと動き出し、2つ集めて戦わせるというオモチャのようだ。
デンチやらカード(6枚)やらが付属していてブリスターはゲーム時にリングとして使用する。
ムダにいろいろ凝ってるオモチャだな。


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カードにバーコード書いてあるけど特に意味は無いよねコレ。
ゲームの勝利条件では、相手を(物理的に)倒しても最後のカード判定で逆転できちゃう。
なんのこっちゃ。


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カードキラーロボって名前もなんか殺る気に溢れててスゲェぞ。
これは裏の目玉アイテムだな。


マルチファンクションRV
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これフツーのキーチェーン付きミニカーに見えるんだけど?


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ookuさんがフツウのモノなんて送ってくるわけがないだろう。
これは今回の真打アイテム、CAMBOTに絡めたネタで、実用ステーショナリー玩具なのだ。


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わが父ながら何を言ってるのか全くわからん


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つまりさー、このミニカーには天井に方位磁石、ケツのスペアタイア部分にルーペとメジャーが付いてる、実用品付き玩具なわけ。ユーボーグというかユニーカーというか、なんというか。


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うひゃひゃひゃひゃ、しょーもなー!!(笑)


CAMBOT
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こいつが今回の目玉中の目玉だ。これはもう、ホントすげぇよ?


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うわっ、ハコの状態からして、けっこーな古さだねこれ。


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コイツは密度が尋常では無いので、詳細な解説は次回とする!
Knowing is half the battle!!


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Now, I know.


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つーことで、ookuさんには大感謝なわけで、今回頂いた玩具でもういっちょ画像をデッチ上げてみたわけだ。

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(どうして子供はオヤジを選べないのだろうか・・・)


つづく






CAMBOT

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イメージ 2(管理人:NOR)
じゃ、前回の続きだ。いよいよCAMBOTを開封するんですよ奥さん!


イメージ 3(息子)
奥さんじゃねーよバカ親父。
ガチで相方かーさんで記事作ってみろ。


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死んでもできるかボケ!


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フン!仕方無いからもうちょっと付き合ってあげたっていいぞ?


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ツンデレか!?
いやいや、お付き合いいただけており本当に助かりっております・・・
坊ちゃん、こいつがそのブツなんでゲスよ(モミ手)


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ふ~ん、これ新品?だいぶ箱痛んでるね。

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古いブツだからな。ぶっちゃけオマエが産まれる前の商品だ。
どうも80年代末期あたりのブツらしい。

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パッと見ておわかりだろーが、これはラジカセがロボットに変形するトランスフォーマー、ブロードキャストをパクッたパチ玩具なのだ。


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ああ、イカレサウンドか。


アレ?箱絵の写真は赤いけど、中の本体は青いジャン。


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赤と青の2種のカラバリがあるらしいヨ。
製造年は89年なんで日本ではトランスフォーマーVが放送されてた時期だな。
赤いブロキャと

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リデコ商品の青いツインキャスト

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両方ともフォローしちゃってるわけだ。


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ニセモノのくせにいらんところで凝るなぁ・・・
それと、なんだこの商品名。ステーショナリーセット???


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うーん、よくわからんけど、これは文具がアチコチに隠されてる実用玩具らしい。


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いや、「ラジカセロボ」をパクッたにしちゃ、これどう見たってカメラでしょ?(二度見)

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それにこれ絶対写真は撮れないよね?実用もヘッタクレもないじゃ~ん!


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ガタガタ抜かすんじゃね~っ!!
そんなめんどくせー事にコダワっててオモチャいじれるかこのファック野郎!!


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鬼だ・・・ あんたは玩具の鬼だ!!


この後嫁から説教1時間


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ではいよいよご開帳といこうネ♪
おう、本体のカメラ(型のおもちゃ)の他にも、装備品が入ってるな。

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※ミクロカセットジャガーは付いてません。

盾と手持ち銃みたいだな。


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う~ん、見事なカメラ。型の置物。
やっぱりコイツで写真撮影はムリみたいですな。

しかしイヤでも目立つこのレンズキャップ・・・

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時計。の気分だけでもせめて。みたいな感じか。


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カメラのど真ん中にホントに時計が付いてたらおかしいだろ。


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アンタ自分の言ってる事もおかしいって気付いてる?
今のところゴマカシ感ばかりで実用要素をカケラも感じられませんが?


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いやまて、これを見ろ!!この肩に刺さってるビームサーベルみたいな奴!!

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イメージ 3イメージ 2
どひゃひゃひゃひゃ、エンピツだ!!


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なんか新品開けたハズなのに妙にアチコチ黒ずんでておかしいなと思ったんだけど、きっとこのエンピツの芯のせいだね。


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次はレンズキャップを外してみるか。

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うわっ!中になんかギッシリ入ってる!
レンズも回して外せるみたいなんで外してみるか・・・


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うひゃひゃひゃひゃ、スゲーッ!中にホッチキスセロテープ入ってる!!


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外したレンズは拡大鏡として使えるんだな。
あっ・・・ おい、外したレンズキャップの裏側を見てみれ、ほれ!!

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イメージ 3イメージ 2
ぎゃはははは、だーっ!!


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ひ~っ、ハラいてぇ~っ・・・
「スキあらばブッ込んでくる感」、ハンパねぇ~…
イヤほんとハッタリくせぇなんて疑っちゃって、悪かったわ。役に立つのかどうかはともかく、負けた。オレの負け。


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だが、CAMBOTはまだ許してくれないらしい。見ろ!

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うひゃひゃひゃひゃ、カレンダー入ってるけど、切れてるよこれ!読めないジャン!!
凝ってるんだか雑なんだか、ようわからんな~(笑)


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まだまだあるっぽい。
背中に「電池ボックスのフタ」が付いてるんで、開けるぞ!

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え? なに? どうなってんのこれ???


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うわっ・・・ クリップホチキスの刃マグネット水のりが出てきた!


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でひゃひゃひゃひゃひゃ、詰め込みすぎだっつーの!!


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もー、何がなんだかワケわかんねーよ(涙)


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そろそろロボットに変形させるか。だいたいこういったブツはだな、気をつけて動かさないとすぐに壊(バキッ)


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・・・


(30分経過)


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よし治った!振るとなぜかカラカラと音がするがあまり気にするな!


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今は寒い時期だしプラが割れ易いからね。
とーさんはいっつもこの時期にオモチャ壊して大騒ぎするクセに、全く学習しないで同じ事するよね。


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スズメ100まで踊り忘れず、とーさん100まで踊りっぱなしだ。


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そんなブラジリアンカーニバル的なオヤジはイヤだ。


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いよいよロボットモードに大変形だ!どうよ!

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各関節が引き出しできたり変形はなかなか凝ってるが、股関節はクリアランスのクの字も無いギッチギチのキツさなので一度バラして角を削ったほうがいいぞ。


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ロボットだとけっこうなデカさになるね。
あれ?なにさ、このアタマんとこの溝。


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う~む、ここから中に入ってたカレンダーが取り出せるみたいだな。

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堂々と1989年って書いてあるけどこれ、翌年は売れないじゃん。


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思いつきで発作的にデッチ上がって、出来た分だけ売り逃げって商品なんだろうな。
うっ、カレンダーは表紙で、中身はメモ帖になってる。

わっ、またなんか出てきた。

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・・・ハサミだ。


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・・・


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なんかさー、最初はゲタゲタ笑ってられたんだけど、もう相当お腹いっぱいなんですが。


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うん・・・ まぁ・・・ 
少々ヤケクソ気味というか、けっこう狂ってるっていうか、どっちにしろマトモじゃないよな。

2本の手持ち銃は、これ青ボールペン赤ボールペンだわ・・・

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ボールペンのケツにケシゴム付いてるけど役に立たないでしょ。


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盾の裏にも、もちろん・・・

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エンピツ削り・・・


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ちょっとイカレ過ぎてて心配にはなるけど、これだけブッ込んだのはすごいサービス精神なんだと思うよ、うん。


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これだけの用品、100均で集めたって相当な金額になるからな。これだけの種類を全部収納して机の上に置けるなんて、すごい機能性じゃないか!


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いや、ジュースの空き缶がイッコあれば全部入ると思うよ・・・


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・・・

そういや、「トランスフォーマー・ブロードキャスト」の元玩具、「ミクロチェンジ・ラジカセロボ」も青色だった。ラジカセロボは「実用ミクロチェンジ」ってシリーズで、本当にラジオとして音が出せる玩具だったんだけど、トランスフォーマーになった時にはラジオはハブかれ、ただのラジカセ型のおもちゃになってしまった。

「模倣は本物以上に本物に近づこうとする」という法則がある。
CAMBOTも「トランスフォーマーのパチモノ」を作ってるうち、いつのまにか本家ミクロチェンジの発想に近づいてしまったんだろう。


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「ホンモノよりもホンモノらしいニセモノ」か・・・
ケッタイなオモチャが世の中にはあるもんだねぇ。


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うむ、キレイにまとめたな。さすがは我が息子。


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で、オレにスマホ買ってくれる件なんだけど


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スマホ型のおもちゃじゃ、やっぱりダメかね。


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じじいーっ!!




※本記事をooku氏とウチの息子に捧げます。
いや、こんな記事捧げられても迷惑だとかいう意見は却下の方向で。

参考記事:ooku氏によるレビュー記事

13年最後の更新 格ゲー200円女子伝説! vs どうしてオレはこんなにすごいのか?

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2013年もお世話になりました。皆様今年はどんな年だったのでしょうか。私はようサボッた年でした。

最後に一記事作る。と大宣言をしてしまったせいで大急ぎでの作業であります。

現在はカナッペ食いながらワインを飲みながら記事書き中。この後もガキつか見て年越しそばを食って時々紅白回してケチつける。といった作業が目白押しであり、2013年内までの更新が間に合うのやら間に合わないのやら、命のやり取りをムダに感じる年の瀬です。

ここ最近は狂度の高い記事が多かったこともあってですね、最後くらいはまぁ、お気軽で少々サービス的な記事でも書いてみたい考えなんです久美子さん。

で、年末の街をブラブラしているとですね、今回はトレフィグのコンプセットなんかがけっこうお安く買えたりしてまして、けっこう私、それ系も好きだと申せましょう。

特に好きなのはバンダイやらユージンやらの、200円時代のガチャ用トレフィグなんですね。

これは今回買えた「SR SNKギャルズコレクション Ver.1.5」。


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まぁ今時目線でいうと顔の造形やら塗装、素材の質感などなど、だいぶ作りの甘さが目立つんですけど、まぁおかげで今になっても安っすく買えるわけで、それはそれでまぁいいかという気がします。

このへんのゲーム女子トレフィグは、200円という価格の安さや格闘ゲームキャラ人気、当時のミクロマン改造ブームの素材需要なんかもあってけっこう盛り上がっており、質量ともに充実しているんですよね。

なかにはとても200円とは思えないような傑作造形のシロブツや、鬼のような細かいパーツ分割で無理矢理カプセルに詰め込まれた超ボリュームのアイテムなんかもあったりします。

ギャル物に限らず過去の名作マンガやアニメなどの超マニアックな貴重造形も連発で、「出てない物って無いんじゃないか?」と思えるほどですな。

レア狙いでしつこく回させられたとしても、一回が200円なのでそれほどユーザーの怒りも買わずにすみ、この時代にガチャにハマっていたトレフィグマニアにとっては「いい時代」を思い出させるアイテムといえましょう。

私は元ゲームオタクということもあり、ついつい目が行くのはゲームキャラクター系のトレフィグなんですな。

このセットでお目当てだったのはこれ。


アテナ(初代)
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ありそうでない、麻宮でないアテナの造形化。元のアテナはもっとムッチムチでもっとアホ面(言っちゃった!)でありました。

キング・オブ・ファイターズにアテナが登場した時は昔のアテナのスタッフが、「こんなのアテナじゃねぇ~!」って言って怒ってたらしいです。

フィグも元には似てないんですけど、まぁこのチープさも味と申しますか、独特のユージン顔が懐かしさを感じさせます。


一条あかり(月華の剣士)
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これはなかなかの出来ですね。アホ毛、関西弁、貧乳装備のハイスペックなキャラクターです。


雪(月華の剣士)
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スカート(?)が割れると下着造形が見れる。という男らしいコダワリのせいでシルエットがボッタリしてしまっているのである。残念。


不知火舞(餓狼伝説)
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黒コスバリエという事でエロ度が高いのはけっこうだが、これも一時期のユージン商品の特徴で目線がちょっとオカしいのよ。ポーズはなかなか独創的で良し。


B.ジェニー、双葉ほたる(餓狼 MARK OF THE WOLVES)
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ホタルは目が以下略。

ジェニーは(ルックス的に)好きなキャラなので期待しちゃったんだけどもうひとつ。ただ立ちポーズにはクセが無く汎用性が高いのでマンガに出したり他の玩具と一緒に遊んだりするのには良さそう。ワイングラス持ってるのも、このままマンガに出したりしたらシュールな感じで面白いと思う。


で、トレフィグが好きなのはミクロマンとかGIジョーとサイズ的に相性が良くて、一緒に遊べる感じが好きなのね。


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神聖コブラ=ラ帝国のドロイド工場で密かに行われる悪魔研究!
連合SWATチームにUNジョークノイチ・フォースが潜入した。
帝国と取引を行う海賊のBジェニーは、敵か、味方か?


と、いうわけで、わくわく美少女トレフィグ伝説、スタートです


















ではなく・・・













Come get some!






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I am back!!

やっぱり出てきた、デューク・ニューケムアクションフィギュアの紹介記事なのである!!


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本記事のタイトルにある、「どうしてオレはこんなにすごいのか」というのは、ゲームに出て来るデュークの自著のタイトルなのでした。

※2Dゲーム時代、「デューク・ニューケム2」では、デュークはこの本の出版プロモーションイベント中に悪のプロトン人に誘拐され、敵母船内にブチ込まれたところからゲームが始まります。
しかしまぁ、デュークをわざわざ本拠地に連行しちゃうなんてとても正気の沙汰とは思えない作戦ですけど・・・


いやぁ~、この時を待ち望んでおりましたよ。ようやくスタンダードな「無印デューク」が買えたので、これでデュークのフィギュアは一通りのモノが揃いました。


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最初に書いたナイトストライク・デュークの記事以来、足掛け丸2年がかりであります。いやぁ、実に感慨深い!

※デューク・ニューケムアクションフィギュアシリーズ 過去記事


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実はデュークフィギュアシリーズの記事は、一体誰がどこで見てるんだかサッパリわからないのですが、ウチのブログで1、2を争う人気コンテンツ(らしい)です。


他にも「デューク・SWATバージョン」というレアなカラバリ(アメリカのストア限定で恐らく日本未発売)があるんですけど、肌に迷彩を施してないナイトストライクデュークの胸に、ただ「SWAT」って書いただけの、実にどーでもいーブツです。


こちらが正真正銘の、「Duke Nukem」であり、ゲームでもこのコスチュームです。
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マシンガン(MP-5)2丁とコンバットナイフ、デューク最強兵器である、大型プラズマ兵器のデバステイターが付属しています。

デバステイターは背中にマウントできますが、両手で保持して攻撃ポーズができます。


My gun is bigger than you.
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股関節はケナー分割。ゲームでの素手攻撃に当たるキック(またはクイックキック)攻撃のアクションが再現できます。


My boot, your face; the perfect couple.
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別商品のブタ警官、ピッグコップに付属するショットガンを奪って所持する事が出来ます。


Eat shit and die.
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本日も、ハニートラップで釣れたお客を筋肉と暴力とクソの海に叩き落す。当ブログデューク記事ではおなじみのイベントをお送り出来てうれしいのですが、残念ながらこれをもって「Type-NOR的デューク・ニューケム伝説」も終了となります。


Hey, She-bitch...let's rock!
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14年ぶりとなった待望の新作が最悪のクソゲーだったという事については黙っててあげて欲しい。もしゲーム屋で「フォーエバー」が売ってるのを見かけたらゼヒ買ってやってくれ。

あ、開けないで!別に遊ばなくてもいいぞ。


さて、あと30分で今年も終了である。

年内の更新に間に合ったのはいいが、この調子だと誰一人「来年もよろしく」と書き込まないうちに今年が終了し、年明け以降は「今年もよろしく」というコメントが極めて付け辛いエントリとなってしまった事にたった今気がついたところであります。

策士策に溺れるとはこの事であります。

今年もお世話になりました。そして来年もよろしくお願いいたします。



Get that crap outta here!

スター・ウォーズがキてるわけなんですよアニキ

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と、いうわけでなんと今年最初の更新ですな。記事やらマンガやら作ってる中なんだけどいつ仕上がるのかサッパリわかんないし、いつまでもTOPが去年の記事でもなぁ。ということでも蟻。

正月あまりにもヒマだったのでスター・ウォーズをぶっ通しで見てたらこれがまたハマっちゃいまして、一応前々から安いSWフィギュアなんかは機会を捉えては買ってたんだけど、改めて旧三部作をメインにちょいと集めてました。

TOP画像は旧三部作熱が盛り上がりまくってしまい、うぉ~!SW玩具で過去の有名スチール的な画像を作りたい作りたい作りたいんですよ奥さん!とか思ってたんだけどなぜか前々からC3-POやR2-D2といったド定番キャラを買う機会に恵まれていなくてですね(100円で買おう。とか思ってるからこうなる)、しょうがないので手近にあったTC-14とR2-B1で(100円で買えたのがこいつらだった)それっぽく作ってみたらこれがまた尋常じゃないほどのニセモノ感!

スターウォーズ画像にするのをあきらめてスペースコンボイ画像にしてみたんですけど、コンボイのスペル間違えてしまったんですよアニキ!

まぁ、これはこれでスペルミスも含めてニセモノ画像としてはなかなか面白いかなと思ったのでそのままにしてみました。

で、スターウォーズもCGアニメクローン戦争がシーズン5でめでたく完結してみたりディズニーで新作作るってことで、これからますます盛り上がる気配ですな。映画がルーカス卿の手を離れたのはザンネンな事ではありますが、これは英断であった。と、私は評価をさせていただきたい。

ま、私が評価したからどうだ。っつーことは世間的に何も無いですが。


玩具買いのほうですが、これはもちろんウチ的には90年代、ハズブロ・ケナー時代のパワー・オブ・ザ・フォース、いわゆる"POTF2"時代のを主に買ってるわけです。

スポーンなんかが大ブームだった激ヤバ即ゲット時代のブツで、当時なにしろ大量(それも恐ろしいほど)に出回ったのでそこら中で買えるし、今なら安くて最高なわけですよ。


スターウォーズ玩具といやぁ70~80年代からのスタートで、当時のオールドケナーSWといやぁ、世界の玩具史の中でも最も成功し、以降トイホビーにおけるマーチャンダイジングの全てを変えてしまったと言われるほどの革命的なプロダクトだったわけです。




90年代のPOTF2時期のオモチャはフィギュアこそ新規で制作されたものでしたけど、ビークル玩具なんかは当時のヴィンテージ玩具に塗装を追加した事実上の復刻品ってとこなんかも、個人的に激燃えな点ですね。


3.75インチフィギュア用のミッドビークルと、マイクロマシーンズ規格のアクションフリート。
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オールドケナー時期にもマイクロフィギュアのシリーズがありました。


バンサかわゆす
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イウォークかわゆす
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ケナーは一時期マイクロヴァースというマイクロプレイセットの独自ブランドを立ち上げ(joefig氏の記事参照されたし)ました。ウチでもビーストウォーズ・マイクロヴァースをご紹介しておりますな。


遊びがワイドに!
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マイクロヴァース立ち上げの目的ももちろん、スター・ウォーズのマイクロプレイセットをシリーズ化させるのが目標だったんでしょうが、結局ハズブロはガルーブを買収し、マイクロマシーンズラインを丸ごとイタダキしてしまうという荒業に出たため、マイクロヴァースは消滅してしまいます。

さらに2000年代になるとタカラにはスターウォーズ・トランスフォーマーを作らせるし、玩具業界にとってSWがどれほど特別なブランドなのかが伺えようってもんですが、一方でSWのためならなんだって買うたる!というハズブロのスタンスには超金の掛かる女に底なしで貢ぐバカ社長のツラがなんとなく浮かばなくも無いです。


90年代のPOTF2初期フィギュアは妙にマッチョな体型とゴリラっツラなアレンジがなされており
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↑マチガイ。


このアレンジはまぁあんま好評ではなかったらしく、あとから映像再現的な写実フィギュアが「ヤレヤレ」みたいなカンジで出しなおされていくのですが、私はこのマンガチックなアレンジは嫌いではないです。


人生初オールドケナーの購入に成功!安かったからな!(箱入り300円)
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このパッケージの風情はやはりたまらんものがありますな。しかしSW玩具は本格的にハマると真剣に人生終る勢いの世界なので、ウチでは身の丈に併せて今後もクッソ安いカンジのを集めてみたいと思います。

SWのイイところは「古くならない」ところですね。真に革新的な物、オリジネイターというものは時代を超越するのであります。

というわけで、みんなの近所でSW玩具が安く売ってたら、ボクに教えてくれよな!

ミクロマン・マグネパワーズマニアクス 「第一王子と11人目の男」

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世間ではタカラトミーアーツからミクロマンが「ミクロマンアーツ」として復活との事でして、ミクロマンファンやら艦これファンの皆様方は期待に胸を膨らませてみたりいらない心配も抱えてみたり。などなどしているのでありますな。

しかしまぁウチでは相変わらず、90年代平成ミクロマンの知られざるクソ深い暗黒領域へと、ズブズブ潜って行きたい所存であります押忍。


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さて、今回ご紹介いたしたいのは一枚目画像に登場の宇宙スペースコンボイ・・・ではなく、シリーズ中でも最も深い謎に包まれた「11人目の男」、ミクロマン・サイバーと、グレイ星第一王子、Mr.グレイであります。

マグネパワーズ研究の第一回目がまさかのこいつらで自分自身もビックリしているのですが、この玩具の抱える闇は底無しです。


サイバーサイバーああサイバー。BGMはSourceの"Neuromancer"で行ってみよう。




「052 Mr.グレイ&パワータートル」 パッケージ状態

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これは1999年のマグネパワーズ最後の商品です。

マジでこれが最後の商品!?と思わず二度見。ADさんの「ここで休憩入りま~す」という声が聴こえてきそうな風情です。

企画はリアルに作られたドリンクやカップ麺にビークルを格納する「ミクロマシン」の商品で、キリンとタイアップした実在ドリンク、今世紀最後の力水のボトルが使用されています。

力水というドリンク自体が、力水、超力水、最強力水、と年々名前がパワーアップして行ったトンデモやりすぎ飲料として有名ですが、これが1999年ついに降臨した最終最強バージョンです。


マジでKIRINの社名入り

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このボトルの中に、なんとサイバー以外の全ての部品が格納されています。


ボトルを展開。

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このシリーズの格納はどれも本当に見事。プリテンダービークル技術の究極と言えない事も無いですな。


グレイ、パワーローダー、サイバー、パワータートル(UFO)、力水ボトル。一つのパッケージにこれだけの内容が詰め込まれています。

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パワーローダーの下半身をパージしてパワータートルにマウント。

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アダムスキー型UFOに乗るグレイタイプの宇宙人。ななな、なんちゅう組み合わせでしょうか!一見してとてもマジメな玩具とは思えませんね。


パワータートルはシステムチェンジしてカメロボモードに。

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所謂ドラゴンタートル。センス良い!


ターレットを裏返して接続するとマグネモ鉄球受けがあるので、各種マグネパーツと組み合わせられます。

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グレイ用パワーローダーは右手にミクロジウム(磁石)が仕込まれており、マグネパワーズミクロマン同様、マグネリフトが可能。

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背中には5ミリ穴もあり、既存のミクロマン用ビークル、基地と全く問題無くフィットします。ミクロマンと全く同じく運用できる、非常に優秀な物です。

グレイとパワーローダーは分離できますが、グレイの足が座り状態で固定のため自立させられないのが唯一残念です。キャラクターの虚弱っぷりを表現してるとすればそれはそれで納得かも。


さすが発狂時代タカラの商品だけあってガワの処理も抜かり無し。ボトルはシステムチェンジでパワータンクに!

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パワータートルとパワータンクをチェーンで接続すれば、キャリーモードが完成です。


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細かいパーツがよく動き、様々に展開する楽しさと、ピタッと収まり格納できる美しさ、複数の独立したユニットがムダ無く関わりあう楽しさ。と、見た目はともかく仕上がりは完璧な大傑作です。

しかしこのコミカルなルックス。

どー考えてもコミックリリーフというか箸休めというか、こりゃとてもシリアスに考えられた企画とは思えないよネ。ってカンジになっちゃうのですが、実はその内面には莫大な物語と隠喩の転籍を抱えた恐怖のディープ玩具であり、彼らこそ、終末の黙示録戦争を決着させるべく遣わされた運命の騎士達なのです。



ミクロマン・サイバー。彼は様々な点で特殊な存在です。

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えっ、どこが?普通のマグネミクロマンじゃん!

と思われますよね。

サイバーはアニメに未登場。ボンボン掲載のマンガにも登場せず、玩具にも名前以外の解説は皆無。辛うじて「グレイお付きの従者」という、パタリロ!におけるタマネギ部隊を思わせるような、地味~なポジションで認知されるに留まっています。

要するに公式の設定でフォローされている部分だけを見たら、ちっとも大したキャラクターでは無いわけです。

さて、ここから例によってウチの読者様ならおなじみのアレな領域に突入してゆきます。


サイバーの特殊性は以下に要約されます。

①アーメットを被っていない
②非クリア素材による成型
③唯一のシルバーブレスト
④11番目という名前のポジショニング
宇宙人(非ミクロアース系)との接点を持つ

一見そう大した事なさそーに思えるのですがさにあらず。マグネパワーズの商品構成はガチガチの法則性、規則性、目的意識に則っており、意味の無い商品は一つもありません。サイバーがこれだけ他との差異を持つのも、秘められた意味があってこそです。


① 彼は数少ない素顔のミクロマンです。

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他の素顔系は、絶対エースであるアーサー、マスターミクロマンの"キング"ソロモン、"もう一人のアーサー"であるコナン、怪獣王子スーパーサタケという、だいぶ家賃の高い構成です。彼らに混じっての素顔露出には、やはり特別性を感じます。

※たった今気付いた点を補足。
既出の素顔露出キャラクターのモチーフは、全て「王」というキーワードと関わりがあります。

・アーサー
ブリトン人の伝説の英雄王

・ソロモン
古代イスラエルの魔法王

・コナン
世界一有名なミステリー作家、アーサー・コナン・ドイルがモチーフ(wikiより)とされていますが、まさかの蛮人王コナン(シュワちゃん)という線もあり。

・スーパーサタケ
怪獣王子。

・サイバー
サイバーは「王子お付きの従者」であり、自身は王ではないのですが、「王族に極めて近い高位の眷属」である可能性があります。この件については後述します。


② 素体が非クリア素材であることも意味深です。
非売品を除いてクリアでないのはサイバーだけ。マグネパワーズ素体で他に非クリア素材が使用されたのは、旧ミクロマンM11Xシリーズのカラーを再現したプライズ景品版のみです。

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ここで非クリア成型マグネミクロマンは、昭和世界と関連している事が示唆されます。


③ シルバーブレストを持つマグネパワーズは正真正銘サイバーのみ
これは明らかに特別です。全身金、銀のメッキ素体や景品版クリア素体ですらブレストは金でしたから、マグネパワーズの中で唯一人、サイバーだけが特殊な存在である事を示しています。

④ 「名前の位置」は大きな意味を持っています。
マグネパワーズは昭和時代の「ニューミクロマン」のリメイク、または直接の続編であると言われていますが、これは「そうだ」とも言えるし、「それだけではない」とも言えます。

マグネパワーズ世界は全く別の物語が同時にいくつも存在し、互いに分類困難なスペクトルを形成しているのですが(その分析はいずれ詳細に語ります)、とりあえず「マグパ=ニューミクロ」説の根幹となるのがキャラクター達の名前と数、そして五十音順に並ぶ命名規則の共通性です。

ニューミクロマンは、アロム、イリア、ウルリ、エイジ、オルガ、カムイ、キルク、クレオ、ケンジ、コロナの10人のミクロマンの物語としてスタートします。

ニューミクロマンは各々のドラマを濃くするためにキャラクターの数を絞り込み、やたらに登場人物を増やすことを禁じていたのですが、シリーズ開始から3年の後、ついに最後となる11人目の戦士、「サを持つ男」が登場しました。

ミクロマン・サラム。彼はミクロマン世界、いや、世界の玩具史の中でも、最も重要な仕事をした男の一人です。

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彼はロボット工学の第一人者であり、地球の仲間と合流した後、ミクロチェンジやミクロロボットCARなどを開発します。



つまり、メガトロン(ガンロボ)、サウンドウェーブ(カセットマン)、バンブルらミニボット達のオリジナルとなった機体はサラムが作り出したものであり、彼が後の「擬装するロボット軍団(Robots in Disguise)」、ダイアクロン/トランスフォーマーのルーツテクノロジーを確立したのです。

※その後クインテッサ星人によって歴史の歪曲がなされたようですが(笑)

サラム登場以前のミクロマン・メカニックはビークルや合体するミクロロボット達でしたが、サラムによって変形ロボット軍団が実用化され、主戦力カメレオン戦隊として次々に戦線に投入されてゆく、玩具軍事史上の重要な転換点を作り出すわけです。


ミクロマン世界において、11番目のサを持つ男というポジションがどれほど特別な意味を持つのか、誤り無くご理解いただけたと思います。


さて、お次はShaktaの"Neuromancer"をスピン。


マグネパワーズもニューミクロの命名則を踏襲し、アーサー、イザム、ウォルト、エジソン、オーディン、カーク、キース、クラーク、ケイン、コナンまで五十音順に10人。マグネパワーズ最後の男、サイバーは11人目となります。

またマグネパワーズミクロマン達の名前は、それぞれ歴史上の偉人、スター、伝説の英雄などから転用されているのですが、サイバーはなぜか「サタケ」でも「サイモン」でも「サッチャー」でもなく、「サイバー」。お前誰だ。

突如現れたサイバーは不透明な体、シルバーブレスト、引用元の無い名前と、ニューミクロマン最後の番号を持っています。これは彼がマグネパワーズの法則の外から来た存在であり、マグネパワーズの終了とレッドパワーズ開始、さらに昭和と平成ミクロの関係をインターチェンジャブルにする、ピリオドである事を示しています。


空手家の佐竹雅昭氏がレッドパワーズミクロマンとなった際、サイバーで「サ枠」を使ってしまっていたため、しょうがなく「ス枠」が割り当てられ、「スーパーサタケ」というムリヤリな名前になってしまった。というエピソードがあるのですが

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これは一般的にレッドパワーズ時期のグダグダ、ラインのコントロールが失われたトホホエピソードとして語られる事が多いわけですが、佐竹氏には申し訳無いですが実際は「サ」を譲るなんて論外だったわけです。


「マグネパワーズはニューミクロマン」と言われていますが、実は玩具の構成はマグネロボットとミクロマンを混在させた平成マイクロノーツとしてスタートしていました。

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そして11人目の男、サイバーが登場。

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サラムの記号を持つサイバーの登場は、新シリーズとなる「レッドパワーズ」がミクロチェンジなどの変形ロボット軍団を中心とした真の平成ニューミクロマンとして再生される事を予言する、極めて重要なイベントだった。と言えるでしょう。


⑤ペアの「Mr.グレイ」はミクロマンではありません。
「ミクロマンではない種族」と一緒に地球に飛来した彼の出自は、ミクロマン世界では前例が無く、異質です。

むしろそれは、雑多な生命体が共存する小さな世界、「マイクロヴァース」から来た様々な種族の物語、マイクロノーツの世界観にマッチしています。

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サイバーとグレイがマイクロヴァースから来た訪問者だとすると、2人の特殊な世界の背景がより鮮明になります。

そして彼の、「白い体」。

マイクロノーツの白い人といえば、それはもちろんバロン・カーザの宿敵、正義の司令官「フォースコマンダー」に他なりません。

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マグネロボットマン・バロンがマイクロノーツのバロン・カーザをイメージしている事は過去の記事のコメント欄で示唆しましたが、私はマグネパワーズ版フォースコマンダーのアイコンはサイバーに継承された。と、考えています。

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マーベルコミックスでのフォースコマンダーは「マグネロボット」ではありません。マイクロノーツチームメンバーであるマリ姫の兄、「アルゴン王子」がバロン・カーザに捕らえられて改造された姿で、マスクを外すと人の顔が現れます。

もし「サイバー=フォースコマンダー」だとすれば、彼は平成ミクロマンがアーメットを外す事を許される条件、王族の資格を満たす事になります。


タカラ社外展開ではこんなフォローも。


「海洋堂版ミクロマン」と言えるアッセンブルボーグでは、最初期ラインナップの3体にバロン(黒)とサイバー(白)が存在しています。

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最初期のもう一体、Mr.アッセンブルの本名は「アキラ」。これはもちろん昭和テレマガコミック版の主人公、「片貝あきら」へのオマージュですので、バロン、サイバーの名称も意味無く付けられたものでは有り得ません

つまりマグネパワーズ以降のインターチェンジャブル世界では、バロンと対象になる存在はサイバーであり、「サイバー」こそがフォースコマンダーなのです。


ついでに言うと今後展開される新作のミクロマンアーツの公式HPのキャプションマイクロノーツ書体だったりします。"MICROMANARTS"と"MICRONAUTS"。両者の綴りの近似性から仕込まれたネタでしょう。


そして王子グレイですが、ツラは灰色ではなくなぜか青。マイクロノーツ世界の「王子」も、やはり青い顔をしています。

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レッドファルコンは「全てのマイクロノーツのプリンス」であり、その配下にはフォースコマンダーすら含まれるのですが、彼が善悪どちらの陣営なのかは明かされておりません。

※海外ファンの間では、一般的にエンペラー(ロード・メト)の補佐、悪陣営ではないか。と推察されています。元となった日本版の玩具デスクロスが「悪の帝王」である事も、悪側説を補完していると思われます。



Mr.グレイはアニメにも登場しました。彼は役立たずで足手まといのヘタレ坊主でしたが、地球の子供たちの勇気に触れ、平和のため戦う事に目覚めます。

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グレイのアニメ初登場回、「28話 驚異のプラズマ合体!最強の技!」は1999年7月放送。「ノストラダムスの大予言」が定める、まさに人類破滅の時です。

Mr.グレイは予言の「恐怖の大王」であるかもしれない存在でしたが、アニメと玩具のコミカルな扱いによって「子供と友達になるヘタレな王子」として無力化、相対化されます。


変身サイボーグの誕生に始まるタカラSFランドとは、実は「1999年に訪れる運命」と対峙する物語でありました。

玩具の発売もピタリと1999年の7月グレイという商品は、唐突に出た「思いつきのネタ」ではなく、ついに到来してしまった「1999年の決戦」に於いて、子供たちの精神世界を蝕み続けた「大予言の恐怖」を打ち破るため、綿密に時機を伺い、極めて戦略的に投入された決戦の駒なのです。


アニメでのアンゴルモアとの最終決戦時、彼は勇気のみを武器に、破滅の意志へと立ち向かいます。



プリンス・レッドファルコンは悪とも善とも知れない謎の存在ですが、マイクロノーツの「交換可能な世界」というキーワードに従えば、そのどちらにも傾きます。

グレイがもし地球の子供たちと会っていなければ、彼は大予言の通りに1999年の7月にアンゴルモアの支配に染まり、空から降り来る恐怖の大王、銀河帝王デスクロスとして覚醒し、世界を破滅へ導いたかもしれません。

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グレイとサイバーはマグネパワーズとして一般に知られる「ヘタレ王子とその従者」というパブリックイメージの他にも、複雑に錯綜し、幾重にも織り込まれたマイクロノーツやニューミクロマンの隠喩の転籍と、タカラ玩具戦記の最終戦略を締める「要石」としての重要な位置を持っています。

一つの玩具にこれだけの意味を付託させ、しかもそれを誰にもそれと悟らせず、今の今まで隠匿し続けていました。


90年代タカラ発狂玩具の中でも狂中の狂、大狂玩具と言える、恐ろしい商品です。

DOTM アルティメットオプティマスプライム

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私としては非常に珍しい事でありますがムービーヴァースの超高額商品の入手に性交いや成功したのであります。大性交いとうせいこう。


ま、よーするにジャンクのワケあり品ですな。

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ご覧の通りトレーラーモードでサイドのパネルが欠品しており、他にも少々無い部品がございます。

まぁこんなジャンク品でヘーキで記事作っちゃうブログも世界広しと言えどウチくらいなもんですが、これも風情でありワビサビ感溢れるゼンマインドであると、ハートフルなスピリットでお考えいただきたい所存であります押忍。

だってですよ、定価で16,590円なんですってよ奥さん!普通に考えてそんなん買えるかオリャ~ッ!ってハナシなんですが、近所のお店で2100円だったんで即買い決定です。

自分はオプティマス(コンボイ)といえばコンテナでありコンテナこそ本体!くらいに考えるアホですので、コンテナ付き司令官がなにはともあれ安価で入手できるというのはありがたい事です。


ここだけのハナシですが、実は私、既に別のアルティメットコンボイを持ってますので、今回ので2体目になります。

一体目。

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ま、それはそれとして


キャブ部分はプレーンなオプティマスに変形。

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肩パーツが無いんですが、おかげでスッキリしてて遊びやすいったら無いゼ!負け惜しみじゃないんですってば。

もっとガチャガチャ複雑かつストレスフルかと思ったんですけど、スッキリまとまってて変形、可動とキモチいいです。

他のリーダークラスオプティマスに比べるとグッと小さいですが、手に持っていじくり回すにはちょうどいい大きさかと。遊んでて疲れないってのは自分的には最高。顔はバットマン。


で、いよいよアルティメットオプのアルティメット部分なのですが、コンテナを展開して合体させるグレート合体的な感じでアルティメットです。


アバババババーッ!ロープをブルブル。からの、ディンゴボンバー!みたいな。すいません、何言ってるのかわからないと思います。



いやぁ、アルティメットウォリアーって、こうして改めて見ると、本当に技が少ないですね。

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でっけぇ!

パネルの展開がスーパージンライを思わせるし、下半身のドッシリ感や背中の背負ってます感なんかは実にマイ伝コンボイみたい。いろいろとたまりません!


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この背中の「盛り」にビンビン来ちゃうんです。


下半身は開脚のみですが、腕部分は良く動きます。

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腕アーマーは外して装着というタイプではなく、グニグニ動くフレームで本体と接続されているんですが、これが実に良く動く。未来の玩具の姿ですな。


ちょっとやってみたかった昭和棒立ちモード。

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うひゃひゃひゃひゃ、建物か!なんかゴッドジンライみたいです。


合体後の目玉ギミックは背中に接続された超巨大メックテックウェポンを構えてのライト&サウンドギミック。

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アタマにもスコープ付きのオーバーマスクが被さります。


パネルを広げるとアホみたいな迫力です。

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横長寸法の大画像を作ってたらPCの挙動が重いのなんの・・・ というわけでこの画像はお手軽にしか作れませんでした。スマン!

と、いうカンジでバーガーキングじゃない方のアルティメットオプティマスはグランドベース同様、旧タカラロボット玩具テイストに溢れた実にナイス玩具でありました。定価はともかくとして。


アルオプに関して書く事っつったら以上。なのでこれで終わり!なんですが、でもですね、やっぱりこれだけではサビシイですよね。


コンテナっていえば基地だ!


基地なんだよアニキ!!


というわけでやってみました無理矢理基地モード。展開させてスターウォーズ・マイクロマシーンのフィギュアを並べてみる。ダイアクロンみたいでめっちゃ楽しいぞ!

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さらになんとこのコンテナ、平成ミクロマンのミクロトレーラーで牽引できます!

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ミクロトレーラーはもともとアクションマスター・オプティマスのトレーラーを流用したものなので、これは完全アリの組み合わせと言えるでしょう。ゼータクを言えば抽プレ品のダークトレーラー(黒)に牽引させてみたかったです。


ミクロマンを配置!

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お得感がモリモリ上がってきますね。

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エイリアンメカニックなだけに、グランドベース同様アクロイヤーと絡ませるとピタリとハマるんですけど、さすがにグラベと違ってオプティマスをアクロイヤー用設備として使うのには抵抗を感じます。


というわけでアルティメットオプティマス、バーガーキング版を持ってない人には特に推奨です。

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定価出せる人はそういないでしょうが、実勢価格は定価の半分以下くらいみたいなので、それくらいなら充分オススメじゃないでしょうか。

それと、今回の記事は全体的にグランドベースとカブッてるように思えるのは絶対に気のせいであり、お疲れのせいと思われますのでもう寝た方がいいと思います。

ミクロマン・マグネパワーズマニアクス 「銀河の16人 前編」

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マグネパワーズ研究第二回目ですが、まずは基本となるマグネパワーズ・レッドパワーズに登場する16人のミクロマン達について、玩具やら設定やら由来やらをいろいろと考察してみたいと思います。

マグネパワーズの玩具ラインは1999年に「小さな巨人 ミクロマン」としてアニメ放送されました。劇場公開までされ、非常に世間的な人気、認知度が高いのはご存知の通り。

しかしアニメで登場するのはアーサーら、ア行5人のミクロマンのみ。



以下、カ~タまでの残り11人については玩具付属の解説やコミックボンボンの誌面展開で僅かに情報が提供されるだけで、アニメ終了後の新シリーズ「レッドパワーズ」に至っては、ちょっと前までの私を含む多くのシロート達にとってそんな奴ら知らん。みたいな、言ってみりゃぁDIC時代のGIジョーのような暗黒大陸となっているわけです。

しかしマグネ・レッドの玩具にはメディアや文芸で語られる物語の他に、玩具そのものに隠された、全く別の世界が拡がっています。


まずは最初に登場したマグネパワーズミクロマンであり、最も有名なミクロマンと言える、ア行。

右からアーサー、イザム、ウォルト、エジソン、オーディーン。
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玩具はシングルパックの単品売りでした。

※カッコ内は名前の元モチーフを記します。ソースはwikiより。


・アーサー
イメージ 13イメージ 14イメージ 15  (騎士伝説で有名なアーサー王より)
正義の人、アーサー。
シリーズ主役としてのメディア、関連商品への露出の多さ、ミクロ史上最多と思われる商品点数などなど、平成どころか過去現在未来、全てのミクロマンの中でも絶対エースと言える存在です。
人気、知名度ともに絶大ですが、後期になるとあまりにもアーサーに頼った商品展開が目立ち、またアーサーかよ!とファンにボヤかれる事態も起こります。

・イザム
イメージ 16イメージ 17イメージ 18  (ロックバンドSHAZNAのボーカリスト、IZAMより)
孤高の美青年剣士。
アニメ初期では協調性に欠け、グループを割るような行動も目立ちました。
その気まぐれな立ち振る舞いときたら子供向けアニメとは思えない異常なエロスが発散されまくりでして、アーサーと共に当時の多くのいたいけな少女たちを腐女子道に目覚めさせたと思われる罪な奴です。
そんな彼のキャラクターには、往年の名作マンガ「風と木の歌」の悪魔的主人公にして「永遠の美少年」、ジルベール・コクトーが思い起こされます。

・ウォルト
イメージ 19イメージ 21イメージ 20  (アニメの神様、ウォルト・ディズニーより)
水の力を操る。
体力担当の大喰い。親しみやすいアンちゃんで要するにアホ
全体的に年齢層が高いア行チームの中ではホッとさせてくれる存在ですな。
ルックスはカッコいいけど立ち位置的にはキレンジャーです。

・エジソン
イメージ 22イメージ 24イメージ 23 (発明王トーマス・エジソンより)
頭脳担当でメカの開発、強化や情報の収集、分析を主に行い、戦闘は苦手。
語尾に「であ~る」、「なのだ」と付ける。
こういうキャラは一般的にガッチャマンのリュウというかジリオンのデイブというか、活躍の少ない地味なキャラになるもんですが、丸尾スエ夫の声で喋るヘンな髪形のおっさんというムダに立つキャラのおかげで、アーサーやイザムとは逆の意味で強く記憶に残ってしまうキャラとなりました。
アニメの作画崩壊回ではとても見るに耐えない顔に。

・オーディーン
イメージ 25イメージ 26イメージ 27 (北欧神話の主神、オーディーンより)
炎の力を操る
子供向けアニメとしてはビックリするほどのシブいおっさんであり、日サロで焼いたかのような金の掛かったテッカテカ黒フェイス、石鹸で洗髪してんのかと思わせるワイルドなヘアースタイルが当時の多くのいたいけな少女たちを以下略。
主な仕事はイザムを誘惑してその性感を開発する事であります。ウソであります。


この5人については平成シリーズを通しての核となる「おなじみの存在」で、説明不要と言ってもいいほどですが、玩具ついてはまだまだ大きな謎が秘められています。


平成ミクロは基本「アーメット」と呼ばれるフルフェイスマスク姿で造形されますが、アーサーは5人の中で唯一の顔出し造形。これは昭和ミクロマン時代のいわゆる「銀ヘッド」を継承してます。

ウォルトは鳥、オーデーンは豹をモチーフにしていますが、これは変身サイボーグ時代からトランスフォーマーまで続く、コンドル、ジャガー玩具の系譜を次いだ意匠と思われます。

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このようにア行5人のうちの三人は、マグネパワーズが昭和ミクロマンの後継作である事を強く意識させるモチーフが盛り込まれているのです。

しかし、これは考えようによっては、マグネパワーズが持っていた一種の違和感を薄めようとする意図があったようにも受け取れます。


※以下ヤバい考察が続きますので、「純度」の高いファンの皆様は無視するか、以降読まなかった事にしといていただくと幸いです。


ミクロマン・マグネパワーズはニューミクロマン終了から数えて13年ぶりとなる復活であり、当時世代の子供たちに留まらず昭和世代のアニキ、おじさん連中からも大きな注目を集めた存在でしたが、平成の「新しいミクロマン」には賛否の両方がありました。

まず昭和の10cm(3.75in.)の体高に比べて平成版は8センチ(3in.)と小さくなり、強度確保のためか素体の可動箇所(手首、足首等)が減り、スタイルもシャープこの上無かった昭和に比べてぼってりしています。


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簡単に言うと、ダッセェ。と思ったわけです。私は、アカン!と思った方のクチでした。


また、初期に発売されたマグネロボットマンが明らかに「ロボットマンのイメージ」とそぐわなかった事も、不評の大きな一因だったと思います。

ロボットマン TVCM


「平成のロボットマン」はどう見てもミクロマンというよりも「鋼鉄ジーグ」に始まるマグネモ11ライン、「マグネロボット」の系譜に繋がる商品です。



マグネロボットマン自体は異常なほどのコダワリが詰め込まれたトンデモ傑作シリーズだったのですが、「マグネモがいかん」という事ではなく、ロボットマンとはミクロマンファンにとっては特別中の特別な存在ですので、こんなんロボットマンじゃねーっ!と悶えてしまった訳なんです。

また、ミクロマン+マグネロボットという布陣は、むしろ海外展開のマイクロノーツの玩具構成であると言う事も前回の記事で指摘しました。

このような様々な「すれ違い」には、一体どんな意味があるって言うんでしょうか。


※もう充分にヤバいのですが、こっから先は本格的に危険です。


さて、ではマグネミクロマンがもともと「何として」作られたのか?という疑問なのですが、当時の玩具デザインを担当された方により、ゼンマインやチェンジトルーパーズが、なんとミクロマン以前に企画された別ラインからの転用玩具だった事が明かされています。

また出典は不明ですが、当時、あるトイホビー専門誌のメーカーインタビュー記事に、マグネロボットマンも別ラインからの転用玩具だったという証言が掲載されたという、衝撃的な話も聞きました。

意外や意外、マグネパワーズは満を持して練りに練られて登場した物だと思い込んでいましたが、実際には初期ラインナップは転用だらけという事になります。


謎を解く痕跡は、イザムとエジソンに残されていると私は考えます。

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イザムはツッパリサングラスのような両側に大きく張り出したバイザー、エジソンはカマキリという、ちょっと不思議なモチーフですが、もしかするとその元ネタは、こんなところから引っ張られた物では無いのでしょうか。


コミック版マイクロノーツ、ACROYEAR(アクロイヤー2)と、BUG(ギャラクティックウォリアー)。
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またもや出ましたマーベルマイクロノーツ。日本のファンからはそんなん知んねーんだよいいかげんにしろこの馬鹿!とか、タカラと全く関係無いだろ常考!とか言われそうです。

しかしマーベルのアクロイヤーは正義の剣士であり、誇り高き貴公子ですし、どう見たって「ショッカー怪人バッタ男」みたいなバグも、こう見えてスーパーミクロマン・ハンドバズーカの海外版、「ギャラクティック・ウォリアー」のコミック版の姿なのです。

マーベルコミックのマイクロノーツチームは玩具とは似ても似つかない姿をしてますが、これは権利上の様々な問題のせいらしいです。



コミックでのアクロイヤーとバグは仲良しの2人組で、ラン(玩具は海外版スーパーミクロマン・ダッシュウィングであるスペースグライダー)、マリ姫、バイオトロン(海外版ロボットマン)と合わせた5人でマイクロノーツ・オリジナルチームを構成しています。

バグはマイクロノーツの商標権が混沌とした後でも登場作品を変えてマーベルユニバースを渡り歩き、現在はガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシーの第二期メンバーに編入されています。GOTGは2014年8月にマーベルの超大作映画として公開予定なので、もしかすると映画のどこかにバグも登場するかもしれませんね。



ま。版権の問題がクリアになってればの話なんですが。


どちらもミクロマン世界のキャラクターとして担ぎ出されるにはあまりにも誰得な異色のモチーフですが、ひょっとしてマグネパワーズは、最初マジでマイクロノーツとして作られていたんじゃないかと考えると、様々な違和感が解消されます。


まず、タカラはトランスフォーマーのヒット以降、国際市場ではハズブロの黒子であり続けました。

パワーレンジャーやガンダムWのバンダイ、ポケモンのトミーは国際市場でもメガヒットを飛ばした有名な存在ですが、マイクロノーツ、スターウォーズ、GIジョーARAHという、米玩具史どころか世界の玩具史の中に絶大な影響を与えたミクロマン、現在も続く世界的な大ヒットであるトランスフォーマー玩具を生み出したタカラが、海外では全く知られていないというのは、驚いた事に事実です。

※タカラトミーの海外法人名は"TOMY COMPANY, LTD. "と、TAKARAのTAの字もありません。タカラの海外での知名度が低かったからなんだそうです!

そんな情勢を打破すべく、90年代のタカラは海外で絶大な知名度を誇る「マイクロノーツ」を自社のブランドとして獲得し、国際市場に自ら討って出る事を画策していた形跡があります。

ところがタカラは"MICRONAUTS"のパテントを所持していませんでした。MEGO社が消滅した後、、マイクロノーツの商標権は様々な形で分散し、多くの会社がその所有権を巡って争い、長い間混沌としていたのです。

「マイクロノーツ」の看板がなければ、海外市場へのミクロマン進出は不可能です。例え"MICROMAN"ブランドで海外展開を行ったとしても、版権保持者が"MICRONAUTS"ブランドの玩具をヨソから出してしまえば、なんと"MICROMAN"が逆に訴えられ、パチ物呼ばわりされる恐れすらあります。

実際に、以前の記事に寄せられたmicrobri氏(知る人ぞ知るミクロマン・マイクロノーツ界のオーソリティー!)のコメントによると、「90年代のタカラはマイクロノーツの商標権を獲得するための法廷闘争を何度かアメリカで行っていた」という記録があるのだそうです。

海外市場への進出は、長年の親分であったハズブロと市場で対決する覚悟すら必要な選択でもあり、まさに会社の運命を左右する大バクチでしたが、どうやらパテントの獲得には見事失敗。「ニュー・マイクロノーツ計画」はとなりました。

相当煮詰まったところまで進められていた玩具の製作も結局ハシゴを外された形で宙に浮いてしまったわけですが、結局「新しいマイクロノーツ玩具」は、日本で「新しいミクロマン玩具」として陽の目を見たんじゃないか。というのが私の推論です。

もしこういった事情があったなら、「マイクロノーツ」は海外では有名なタイトルであり、「ミクロマン」はタカラを代表する看板玩具であるのにも関わらず、昔も今も一向に「タカラのマイクロノーツ玩具」が出ない理由にも、マグネパワーズ、ミクロフォース以降のミクロマン玩具の海外進出が一切無かった理由にも、キチンとした説明が出来てしまうんじゃぁないでしょうか。
(但しマグネパワーズのアニメと玩具は、海外では韓国でだけ、一部正式に導入されました)

もし万が一、この仮説の全部、または一部が事実だったとしても、非常に多くの法的にデリケートな問題や会社の守秘義務に関わる事項が含まれていると思いますので、くれぐれもタカラトミーに電凸したり当時の関係者にウラを取るような事は絶対しないでいただきたいと思います。あくまでも私個人の勝手な妄想です。

まぁ、事の真偽はともかくとして、マグネパワーズが類を見ない傑作玩具群となり、アーサーら5人が新しいファンを獲得して日本でのミクロマン人気を復活させ、大いに盛り上げた事には、何の変わりもありません。


続きましてビークルとの同梱玩具で構成される、カ行5人。

右からカーク、キース、クラーク、ケイン、コナン。
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色がコーラ、ファンタ、ラムネ等のクール・エイド(清涼飲料水)に見えてしょうがないです。

性格設定に関しては玩具付属設定やコミックボンボンの誌面でチョイと触れられる程度。アニメはもちろんマンガにすら出て来やしねぇ!地球には来ていたが別の地域で活躍していた。という事にされていたようです。ビーストウォーズのメディア未登場軍団みたいですなぁ・・・


・カーク
イメージ 28イメージ 35 (名前モチーフの記載はwikiにありません)
スパイヘリ付属。
いつもニコニコしている無口な奴。
名前の元ネタは恐らくSF映画「スター・トレック」の主人公、カーク船長だと思われるんですが、スタトレキャラクターは別の会社が玩具として販売している都合上、版権関係のトラブルが発生しないよう、wikiでは触れられなかったのかもしれません。
顔は「機動警察パトレイバー」のイングラム風。

・キース
イメージ 29イメージ 33 (ローリングストーンズのキース・リチャーズから)
ビートローダー付属。
他人のサポートに徹する引っ込み思案な性格。
顔はウルトラマン風。

・クラーク
イメージ 30イメージ 34 (札幌農学校のクラーク博士から)
ステルスヘリ付属。
後方霍乱を担当するベテラン戦士。
設定ではヒゲ面らしいです。

・ケイン 
イメージ 31イメージ 36 (俳優ケイン・コスギから)
ソニックバイク付属。
クラークのパートナーを勤める若手戦士。正面攻撃を得意とする。
やけにでかい頭が特徴的。つっかえるのでロボットマンには乗れません。

・コナン
イメージ 32イメージ 37 (ミステリー作家コナン・ドイルから)
ミクロステーションの基地司令官を務め、規律に厳しく強い精神を持つ。優れたエンジニアとしての技術力と、優秀な戦闘指揮官の才能を持つ機動部隊の隊長。
ミクロマンコナンの「ナン」を消す奴は死刑とされている。ミクロマンコナン
やめろと言ってるだろうこのファック野郎!


カ行連中は無口だの引っ込み思案だの規律に厳しいだの、実に地味

アーメットのデザインに関してはどうも元ネタというか、その意味する所というのを掴みかねていたんですけど、ミクロマン研究の師匠であるooku氏より、「カ行のデザインはア行メンバーのボツ案(準備稿)じゃないかと思うんですよね~」という意見を頂きました。

確かにそう考えるといろいろシックリ来ます。


ooku氏曰く、アーサーは最初フルフェイスで作られていたという話もあり、カークの両側のアンテナはアーサーの特徴に近いし、キースの剣道面っぽいマスクは剣士イザムではないかとの事。

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ケインのデカ頭は天才エジソン。

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コナンの老け顔は重鎮オーディーン。

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そんな風に考えると相当納得が行く説明だと思います。

結局イザムとエジソンの決定デザインには、なぜか消滅したはずのマイクロノーツの記号が導入されているのですが、これはタカラによるマイクロノーツ展開が消滅した後でも、玩具のデザインに暗号化されたマイクロノーツ・オマージュを埋め込む事で、マイクロノーツの世界もタカラSFランドの中にこっそりとマージしてしまおう。という、制作サイドのささやかな反抗、または「遊び」が行われていたんじゃないか。と、私は思うのであります。


マグネパワーズ玩具には「交換可能な世界」という、マイクロノーツの基本姿勢が随所に流れています。

メディアでガチガチにキャラを固めて性格設計されたア行の5人は「従来に無かったミクロマンの遊び方」を新たに提示しましたが、カ行の5人は少ない情報で自由に遊ぶ「昔と変わらないミクロマンの遊び方」を担保しているようにも思われます。

そう考えると、「カ行の5人」こそが、昭和のミクロマンやマイクロノーツの玩具に近い存在と言えます。

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ア行の5人とカ行の5人で合わせて10人。最後となる「11人目の男」、サイバーを加えて11人。

ニューミクロマンの続編であり、リメイクの側面を持つマグネパワーズは、ミクロマン、マイクロノーツ、ニューミクロマン前期までが9年がかりで積み上げてきた足跡を、1998年の年末から1999年7月までの約一年弱で一気に駆け抜けた、とんでもない玩具シリーズでした。

多くのファンがそのあまりに目まぐるしいスピードや、送り手の過剰なパワーに付いて行けなかった事もまた、当時の一面の事実です。

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新シリーズ、レッドパワーズはマイクロノーツの呪縛から開放され、ミクロマンと変形ロボットが本格的に絡む、より日本的な、ファンが本当に求めていた平成ミクロマンとなる、「はず」。でした。

以降、後編に続きます。
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