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ミクロマン・マグネパワーズマニアクス 「イザムとイサム」

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長らくごぶざたしておりました。

平成ミクロマンをディープに研究。今回はア行5人の中でも最もミステリアスな美少年剣士、イザム(イサム)について、玩具が語る物語を紐解いてゆきます。


初代マグネパワーズ、ミクロマン・イザム
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玩具は気品を漂わせるクリア+紫の配色がカッコ良く、独特な存在感があります。


アニメでのキャラについては前回書いたとおり←大したことは書いてませんが
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松本久志氏作のコミックボンボン連載マンガ版ではほぼ女子なルックス。
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ロックバンドSHAZNAのボーカリスト、IZAMが女装ビジュアルだった事もあってか、「女子みたいな美しい男子」というのがミクロマン・イザムのパブリックイメージとなっており、イメージカラーの紫も「すみれ」からですかね(笑)

腐女子に大人気のセンシティブなワガママ美少年とあれば、アニメでもマンガでもテッパンの人気キャラ!小、中学生時代に竹宮恵子先生や魔夜峰央先生の美少年マンガにドハマリしていた私的にもスゲェ好きなキャラクターなのであります。


と、まぁ、イザムのメディア展開は表面上、当時の流行や女子人気をターゲットとした明確な戦略に見えてしまうのですが、玩具のイザムは、90年代タカラ発狂時代を隠れて象徴するような、複雑怪奇な運命を辿るキャラクターなのです。


タンスにゴンゴンイザむんむん。今宵も私と一緒に、玩具世界暗黒面の旅へと、お付き合いを頂きましょう。


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うひゃひゃひゃひゃ、やっぱスゲェ顔してますね(笑)使用したイザムは劇場限定販売(か、通販)のアニメ版マグネパワーズ。


マグネパワーズ期 イザム3種(右からアニメ版、通常版、スーパーミクロマン版)
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マグネパワーズはキャラ人気が高かっただけに、「アニメのイメージに近づけた商品を出す」というのはナイスなアイデアでありました。

後のキャラミクロ→ミクロマンアーツ展開の先駆けであり、「ミクロマン素体の非銀ヘッド化」という、平成以降のミクロマンが悩まされ続けた永遠の宿題を片付ける、歴史的な第一歩でもあったと思うのですが、実際に出来上がったブツはというと、後に多くのファンを戦慄させる、タカラ残念アイプリ伝説を予言するようなトホホな出来でした。


劇場限定版 アニメ版マグネパワーズ 5種
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遠目ではよくわかりませんが、近くで見ると衝撃的な破壊力を持つ仕上がりです。


まぁ、それはともかく、本記事ではマグネパワーズ、レッドパワ-ズ玩具に散りばめられた記号を読み解き、イザム=イサム玩具に隠された謎の、さらに深層へと潜行して行きます。


左:パリセイズ復刻MICRONAUTS 「ACROYER」限定版 コミック版カラー
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マーベルコミックス版アクロイヤー
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マーベルのACROYERは惑星スパルタクの前王で、バロンカーザに仕える自らの兄弟、シャイタンに裏切られて王位を追われ、名誉を回復してスパルタクの民衆を解放するため、マイクロノーツチームに身を寄せます。

顔の中央を中心に十字に走るライン、中世の鉄仮面のようなマスクのデザインがマーベルアクロイヤーなのですな。


私は以前、イザム玩具のモチーフは「マーベルコミックス版"ACROYER"(日本版アクロイヤー2)ではないか」という説を提唱しました。いやあんた、イザムがアクロイヤーとかってありえねーっしょ。みたいに思われた方も多数いたかと思います。

イザム=アクロイヤー説の根拠として、私はACROYERとイザムの両方が「正義の剣士」であること、イザムのアーメットのデザインに、アクロイヤー2の微かな特徴が見られる事を指摘しました。

マグネパワーズ・イザム、アーメット
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両側に大きく張り出したバイザー、頭頂部のトサカが、アクロイヤーっぽい。としたわけですな。


しかしねぇ、マーベルアクロイヤーってオレンジ色でしょ?イザムは紫がイメージカラーで全く印象がカブッて来ないし、イザムのマスクだってアクロイヤー2ってか、どっちかってと仮面舞踏会の仮装マスクというか、セーラームーンのタキシード仮面様と言うか、ラ・セーヌの星の黒いチューリップ(古い!)というか・・・

こんなのとか
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こんなの
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ソッチ系の、「乙女の危機に颯爽と現れて、高い所から物を投げる人」的じゃん?(だいぶ古いが)「女子憧れのヒーロー」のイメージって事なんじゃん?

と思われた方も多かったでしょうな。


実際、スーパーミクロのアーメットデザインでは、変態仮面王子様要素は残ったものの、アクロイヤー2要素は減退。


スーパーミクロマン・イザム
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頭頂部のトサカ、両耳側の張り出しよりも、むしろ新しく加わった2本ヅノの方が目を引きます。


さらに、スーパーミクロマンと同時期の玩具展開では、どっからどう見ても昭和アクロイヤー2玩具モチーフである「アクロイヤー・アーデン」がこれみよがしに発売されています。

右が平成版アクロイヤー・アーデンダーク、左が昭和版アクロイヤー2・マッドグリーン
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ミクロマンにアクロイヤー2がいて、アクロイヤーにもアクロイヤー2モチーフがいるんじゃぁ、いくらなんでもややこしすぎでしょ。意味あんのかいそれ。

と、なりますね。フツウの感覚では。

平成アーデンはどっからどう見てもアクロイヤー2なのに、なぜか名前だけが昭和版の別種族、「アーデン」に。この事は平成ファンにとって、一種永遠の謎でした。


中央、復刻版アクロイヤー・アーデンファイガー。両側はどっちもパープルちゃん。
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昭和世界の物語では、「アクロイヤー」とは汚染された環境でミクロマンが変化した畸形ですが、「アーデン」とは宇宙から来た「アーデン星人」であり、両者は全く別の由来を持つ存在なのです。


なぜ平成アクロイヤー2はアーデンになってしまったのか?


紫の体色を持つイザムは本当にアクロイヤー2なのか?


この2つの謎に対する回答は、1999年のマグネパワーズ終了後、すぐに始まったレッドパワーズで明らかになります。


レッドパワーズ期イサム各種
右よりレーザーイサム、シークレットパワーズ・ニンジャイサム、シャイニングイサム
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あれれれれ、新しいイザム・・・・っていうか、イサム!?


レッドパワーズから、なんと名前が変わってしまいました。イザムからイサム。そして顔も!ななな、なんだこれは!!


レッドパワーズレーザーイサム、アーメット
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どどどどど、どーゆーこっちゃい!

いやぁビックリですね。アクロイヤー2どころか変態仮面王子様とも全く無縁の謎ヘッド!!何があったんだイザム、いやイサム!オマエは本当にイザムなのか!?いや、イザムじゃないんだ、イサムなのか・・・ つうか、アンタ一体、誰なんだ!?


アニメは終っていましたが、コミックボンボンのマンガ連載は継続しており、そちらではイザム=イサム。名前が変わったものの「中の人は一緒」という事が確認できます。またボンボン誌上では「闘いで散っていった勇ましき戦士たちの心を受け継ぐ意味合いで改名した」という説明が行われていたとの事です。(情報提供:ooku氏)

まぁ、もともと名前の元ネタである、アーティストのⅠZAM自体に独特のイロモノ感が強かったので、改名した事情もわからなくは無いです。ⅠZAM(の事務所?)との間で権利関係のナニナニが発生した可能性もあります。

新展開の開始直後、すぐさま「イザム=アクロイヤー説」のロジックは完全崩壊したかに見えますが、実はそうでもなくむしろ逆です。玩具内には説を裏付けるような決定的な証拠が提出されていました。


レッドパワーズ玩具は各キャラクターに武器と盾が一種ずつ付属しており、それぞれを集めて合体できる。というのがウリでした。イザムにとって不可欠な装備品である剣(レイソニックブレード)と、盾には鳥型の偵察ロボットが付属。

(見やすくするためにレーザーソロモン付属カラーの装備を持たせています)
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・・・トリ?


トリっていえばトビアス・・・
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あわわ、ウォルトじゃねーの?と誰もが思ったわけです。なぜにイサムにトリ?

ですが、実はトリを付属させるならイサム以外考えられないのです。


アクロイヤー2の代表的な装備には、剣と背中のフライングプレーンやターボファーン以外にも、実はなんかヘンな部品が付いていました。アクロイヤー2はその部品を足に装着させて、飛行機モードへとチェンジします。

翼の右側についているのがその部品。
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海外のマイクロノーツファンの間では、この部品は鳥型のスパイドローンとして一般的に扱われています。

※追記
日本の昭和アクロイヤー2の外箱に書かれた商品説明では、この部品が情報収集や伝達を行う機械鳥、スパイバードであるという記述があります。
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ちなみに「平成アーデン」もアニメ展開では「鳥」と深く関わりがあります。

アニメのアーデンフレイムは「電子鳥」を飼っています。
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オウムは80年代G.I.ジョー、シップレックの相棒「ポーリー」。
N_O_R_I_0_5さんからの頂き物です。その節はありがとうございました!)


普段はインコのようなカワイイ姿をしており、フレイム様より「ピーちゃん」等と呼ばれてカワイがられておりますが、その実体はロボットマンに取り付いて操ったり、巨大化、凶暴化して暴れたりする悪性の存在です。

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「アクロイヤー2」というモチーフと、「鳥」という従属物は、密接に関わります。


レッドパワーズに至り、イサムはとうとうその正体をカミングアウトしたわけです。


イサムの最終商品、シャイニングイサム
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付属するのはやはり剣ですが、分解する事で柄の部分が鳥型にも見て取れるボウガンになります。


シャイニングイサム、アーメット(目の肌色塗装は塗ってしまいました)
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トサカ、両耳側の張り出し、甲冑風のデザインと、今までで最もアクロイヤー2の意匠に近付いたデザインと言えます。カミングアウトした後なので完全に開き直ったかのようです。


さて、次はイザム=イサムのイメージカラー、紫についてやっつけてしまいましょうか。

アクロイヤーはオレンジのマスクを外すとヒューマノイドタイプの顔が現れ、その肌は紫色です。

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イザム=イサムのイメージカラーが一貫して紫色である事も、ここに由来していると考えると自然です。


平成アクロイヤー2がアーデンになってしまった理由とは、実は平成ミクロマンには、既にイザムというアクロイヤー2(ACROYER)がいたからだったとは考えられないでしょうか。

開発側の脳内で緻密に展開されている、ニュー・ワールド・オブ・インターチェンジャブル内での重複を避けたというわけです。

イザムがスーパーミクロでアクロイヤー2の外見から遠ざかってしまったのも、「イザム=アクロイヤー2」というアングルを隠蔽する必要からだったのかもしれません。平成アーデンと見た目がカブッてしまうとまずいですし。


さて、アクロイヤー説が一段落(まじか?)したところで、どうしても引っかかるのがレーザーイサムの謎ヘッド。

従来のツッパリサングラスを卒業し、謎の丸頭。


二度見。名前の「イサム」も気になります。
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マグネパワーズは歴史上の有名人や伝説上の人物、神格から名前が取られていたわけですが(サイバー除く)、「イサム」も実は、タカラ玩具史的に外せない名前です。


「リカちゃん」の三代目彼氏にして、最も交際期間の長かったフレンド、「いさむくん」
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リカちゃんが「永遠のアイドル」だとすれば、いさむくんはさしずめ「永遠の彼氏」。リカちゃんとは実に18年もの交際期間を誇り、リカちゃんの彼氏?いさむくんでしょ?と答える人が最も多いんじゃないかという程の、その筋では超ビッグネームなボーイです。

1999年、マグネパワーズと同時期にアニメと玩具が展開された「スーパードールリカちゃん」でも、彼はリカ様を守って戦うドールナイツの一員として登場しています。


ドールナイト・イサム
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アニメでの声を同時期にミクロマンアーサーを演じた伊藤健太郎氏がアテていた事でも有名。当時世間ではスーパーイトケンタイムとか言われていました。


もしかして、レーザーイサムの丸頭・・・ アレっていさむ君の真ん中分け髪型モチーフってことなのでは?


彼も(玩具世界では)国民的なスーパーヒーローであり、ミクロマンに名前が冠せられてもおかしくない人物なのです・・・ って、おかしいよね。イサムはリカちゃん世界内での重要キャラなんだから、ミクロマンで商標引っ張っちゃうのは社内とはいえ、マズいんじゃないの?しかも男玩の商品に女玩のキャラクター名を持ってくるって、どうなのよ?


リカちゃん世界のイサムくんはスーパードール展開終了後、翌2000年4月に高校リカちゃん(通称高リカ)の商品として発売されます。

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彼の地位は不動と思われたのですが、なんと同2000年、新しいBF、滝沢駆君が発売されてしまい、いさむ君の迷走がスタートします。

~ボーイフレンドいさむ 栄光と迷走の歴史~

1982年
 「ボーイフレンドいさむくん」登場!以後、鉄壁の彼氏ポジションをキープし続ける!
我が前に敵無し!!

1999年
「スーパードールリカちゃん」でドールナイトとして活躍!スーパーイトケンタイム!!

1999年年末 
スーパードールリカ、マグネパワーズミクロマンの展開が終了。続くレッドパワーズにて「ミクロマン・イザム」はこっそり「イサム」に改名

2000年4月
「高リカ」シリーズで「高校生いさむくん」発売。彼氏としての健在をアピール

2000年7月
リカちゃんの新彼氏、「ボーイフレンドかけるくん」、衝撃の発売!

2000年9月 
「プラチナウェディングリカちゃん」公開。新郎は新彼氏のかけるくんではなく、なんと「ウェディングいさむ」!ウェディング姿が制作されたリカのBFは過去現在未来に至るも、いさむのみ!
アイハブァウイン!(ダイナマイトキッド・談)

2001年11月
「マタニティリカちゃん」発売。リカの赤ちゃんの父として公表されたのは、日仏混血の外交官、フランツ・シブレー。
誰だ貴様~~~~~っ!!

リカちゃん世界の「いさむ」は魔性の女リカちゃんに翻弄され、プライドを掛けた戦いの後に新彼氏を蹴散らしウェディング姿にまでこぎつけながら、ハーフ外交官にNTR、そしてHMS


マーベルコミックのアクロイヤーも、かつての親友であったバグとは権利の問題で別事務所所属のタレントとなり、アメコミ映画化全盛の今の時代にあってさえ、競演が適わない関係となってしまいました。

ハズブロ玩具ユニバースで映画化が予定され、トランスフォーマーとも絡むと噂されるIDWマイクロノーツのアクロイヤーと、マーベルで今も元気に活躍するバグ。

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アメコミ世界ではもう交わることのなくなってしまった2人ですが、平成ミクロマン世界でのアクロイヤーがイザムであり、バグがエジソンであるとすれば、2人は平成ミクロの世界の中では永久に別れることなくチームを組めている。という事に気付かされます。


ミクロマン・イザムの「イサム化」も、近く訪れる「ボーイフレンドいさむ君」の女玩世界からの退場を織り込んで行われた行為だったのかは不明ですが、「過去を拾い集める」かのような作業を丹念に行っていた平成ミクロマン世界への招聘には、いさむくんの長年の功労に報いる思いがあったのではないか。なんて事も思わされ、これはこれで胸が熱くなります。

ですが、


思い人と添い遂げることは適わない。


イザム=イサムには、そんな悲しき運命も感じさせられてしまいます。


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説明不能、深夜放送系暗黒玩具世界。TYPE-NOR、とりあえず復帰です。

変ミクロマン・マグネパワーズマニアクス 「真夜中の別の顔」

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 トンネルラット先生
よいこのみんな、YO,JOE!!

 パープルちゃん・ブラ次・マンモス西
ようじょ!


さて、今日は変なG.I.ジョーではなく、ミクロマンの事を勉強しようか。


オゥノゥ!久しぶりに引っ張り出されて、しかもイキナリミクロマンとはドゥユゥ事でスカー!?


あら、アタシはちょいちょい画像で出てたから、アンタ達よりはごぶさたでもないぴょん。

NORも女子画像作るときはパープルちゃんばっかしだったからねぇ。よく飽きないよね。

まぁまぁ、有名な美人画家のセンセイかて同じ顔ばっか描いてる人もおりますがな。東〇〇児先生とか(笑)

この豚、実名出すんじゃねぇ!(ビシュッ!!ドビュッ!!スババババァッ!!)←三倍殺

グワワワワァー!!か、開始早々やっぱり殺られるんか・・・ @jeorge2728はん、ワイの最後、しかと見届けてやぁぁぁぁ!バタリ。


まぁ、しばらくBLOGの記事もNORの語りが多かったわけだけど、アイツどうもここんとこ自分のベシャリがつまらんという事に気付いたらしくて。
今回はキミたちでおやんなさい。って言うもんだから、やろう。


でもまぁ、全国でアタシたちの復活待っててくれてた人も推定15人くらいはいそうだったし、これもいい機会ね♪

じゃ、始めようか。なんかNORが前の記事を書いてる時にヘンな事に気付いたらしいんだけど

ミクロマン・イザムとエジソンの頭の裏側が、プロトタイプヘッドにそっくりだって言うのさ。


プロトタイプヘッドって何でっか?

あら復活早いのね。まぁいいわ、アタシが説明してあげる。
プロトタイプヘッドっていうのはね、M11Xシリーズの試作デザインなんだけど、当時一部のカタログとか雑誌に掲載された事もあるらしいのね。

多分、1995年の浪漫堂復刻ミクロマンで紹介されて有名になったと思うんだけど
(「浪漫堂アニバーサリー ミクロマン スターターキット」付属、"MICROMAN ANALYSIS BOOK")
2002年には雑誌「フィギュア王」誌上限定販売アイテムとして造形化されたわ。

う~ん、似てると言われりゃ似てる、そうでも無いって言やぁそうでもないような・・・

ズバリ考え過ぎDEATH。

まぁ、ボクもそう思うんだけどね。いわゆるシミュラクラ現象というやつ。ただNORに言わすと、他の連中も怪しいってのさ。

マグネパワーズ・オーディーンとマイクロノーツ・フォボス(善の顔)


・・・ぽいかも。

ウォルトはもう完全に顔。ガ・キーン? 上半分はやっぱりフォボス(悪の顔)くさい

もしかしてマグパって、最初は初期ビーストウォーズみたいにフェースチェンジギミックが実装される予定だったりとか。

ありそうな話ね。ミクロマンは昭和時代から「顔をどうするか」に悩み続けてたのよね。
(情報提供:ooku氏)

2つの顔を一個のアタマに仕込んじゃえば「人間顔」→「戦闘顔」のチェンジも簡単にできるわ。
でも、アタマを180度廻すのはエクソシスト(閲覧注意)みたいだから没になったけど・・・

そこで90年代タカラ最狂スタッフがコッソリ恒例のやりたい放題を(笑)

いやだから、あくまでNORの勝手妄想だから。
次の連中のキワどさ見たら、青くなるよ?

アクロイヤー・チェンジトルーパー


きゃぁ!コブラージちゃんの顔!
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コワっ!これ相当にワスピーター・・・
っちゅうか、プレダコンインシグニアに似てますなぁ・・・


こうして見るとコブラージちゃん、表もビーストメガトロンのミュータントヘッドに似てるわ・・・
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どっちもアニメの声は千葉繁ちゃんよね。シャレで仕込んだネタだとしたら、これは相当手が込んでるわ。

そういう目で見るとジゴクピンチの変な顔も超ヤバい。
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でっ、デッ・・・デストロンインシグニア!?

NO WAY! 似てまセン。

そりゃ、まんま一目でわかるデザインにしたらHASBROからコピーライト要求される
てか何度も言うけど、これくれぐれもこれNORの勝手妄想だから!

チェーンスパイダー
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アマゾン総統の部下、トカゲラスちゃんね。
アクロイヤー・CTは三体ともかなりヤバいわね・・・

他社版権にまで手を突っ込んでたならそりゃ問題アリだし、崩してあるから「絶対コレだ」っていう完全証明もできない。だからここまでイくと「故意か偶然か」を追求しても、大した意味が無いでしょ。
よって、「平成ミクロはこういうもんだ」という仮説に立ち、コッチ側で勝手に遊んでしまおう。ってわけ。

例えばイザムとエジソンにしても、プロトヘッドって言うならこっちにだって似てる。

ジャイアントアクロイヤー アームロイドTa&Sh
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そもそもアームロイドのヘッド自体がプロトタイプヘッドのリライトって見方も出来るね。
NORが主張するように「イザム・エジソン=アクロイヤー・バグ」なら、ジャイアントアクロイヤーの腕にイザムとエジソンが配置されてもおかしくは無い。

合体!マーベルジャイアントアクロイヤー!

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おかしいわよ(笑)
これじゃミクロガンダー3じゃない(笑)


ここから本編、「変ミクロマンのひみつ」のはじまりだ!!


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とりあえず確認できた中から面白そうなヤツを紹介してゆこう。
まずマグネパワーズアーサーなんだけど・・・

あら、アーサーはマスクかぶってないから裏の顔なんて作れないじゃないのさ。妖怪二口女みたいになっちゃう。不自然だわよ。

無理を通すのが流儀。ちょっと悩んだけど、Zylmex社のMETAL MANシリーズかな?と思ったんだけどさ、

なんでっか、それ?

昭和メタル系ミクロマンのパチもんデス。


さすがにアーサーの裏の顔がメタルマンじゃイヤだ!とooku君が泣いて嫌がるので、NORは、じゃこっちにする。と言っている。

けっこうどうとでもなるんですなぁ・・・

マグネパワーズ・アーサーと、マーベルコミックス「ロム・スペースナイト」
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また知らんのが出てきた・・・

ロムはサイボーグナイズドされた「宇宙の騎士」で、70年代末から80年代に展開していたマーベルコミックス也。作者は同時期にマーベルマイクロノーツのメインライターもしていたビル・マントローデスイズ。

なるほどね。もともとマグネミクロマンは「騎士モチーフ」って話だし、「ミクロマン=マイクロノーツ=宇宙騎士」のラインで完全に繋がったわね・・・
ロムは今はIDW/ハズブロで権利取得してて、パラマウントによる映画化、G.I.Iジョー、トランスフォーマー、マイクロノーツなんかとのコラボが予定されているとかいう話もあったわね。

次、カ行メンバー。ちょっとこいつら微妙なんだけど・・・

マグネパワーズ・ケインは変身サイボーグ・キングワルダーの中の顔

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衝撃!ケインのデカ頭に詰まってたのはワルダー頭脳だったのね(笑)
ここずっと気になってたのよ(笑)

ミクロマン・ドロメパワーズや(笑)

マグネパワーズ・ケイン

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クラークもケインに似てるんだけど、こっちはワルダーじゃなくて「アンドロイドA超人」かなと。

マグネパワーズ・キース

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ボンバーマン(ビーダマン)ね!
マユ毛もちゃんとバイザーからハミ出してるのね(笑)

マグネパワーズ・ミクロマンコナン

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うーん、変身サイボーグの「ビートルマン」の方が似てるかしら。

スーパーオーディーンの裏の顔には、「あるモノ」が潜んでいるのだ!!

「ニューミクロマン」のアクロサタンちゃんね(笑) これは心霊写真だわ(笑)
でもワルモノネタ多くない?

「意味を持たせる」というより、「お遊び」ってカンジが強いよね。
ミクロマン・チェンジトルーパーなんかは総じてワルダー軍団臭漂ってたりするし。

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(画像提供:ooku氏)

ゼット兄さんは所持武器のブーメラン(?)と同じ意匠が後頭部に刻まれている。

武器を使うときは後ろ頭から飛び出てくるのね!

それテッカマンのボルテッカですがな(笑)

レッドパワーズ・レーザーイサム
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「アンドロイドAロボット」。
ネオ変身サイボーグのサイクロンエンジン説もある。

うーん、どっちもちょっと苦しいかしら・・・
でもレッドパワーズ素体って襟が無いから、裏の顔も表にして遊べるのね!
これはこれでカッコいいわ!

レーザーイサムは表の顔も変身サイボーグのロックバロンSっぽかったりするし、初代の透明ボディーと合わせてサイボーグモチーフでの研究もできそうですな。

セッシャ、イザムの顔はMETALMANのアナザーヘッド説を推しマス大山。
METALMANにも裏の顔があるノジャー。

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カッコ悪~(笑)
しかしブラ次はん、パチもんにはお詳しいですな。
さすがご自身もスケルターのパ

DIE!!(ズバババババァッ!!)

グワーッ!!

海外玩具ネタ絡みと思われるので、ちょっと面白そうなのがこいつらなんだけど

レーザーアーサーとシャイニングオーディーン
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どっちもMEGO社の"BLACK HOLE"という、アッチの玩具ファンには超有名なシリーズ。
画像の2種は丸い方がヴィンセント、黒い方がロボット・スターと言ってカナダと一部ヨーロッパ地域でのみで発売された玩具だ。
スターには赤い成型色のセントリーってバリアントもあるんだけど、どっちも堂々とミクロマンの手首部品が使われてるんだ。

あら、親戚筋ね。映画はスター・ウォーズ便乗のヘッポコ怪作。アタシ好みなネタね♪

オモチャはマイクロノーツ(ミクロマン)とG.I.ジョーミニサイズの進化の狭間を補完するミッシングリンクだ。ボク(3.75インチG.I.ジョー)の直接のご先祖はミクロマン(マイクロノーツ)ではなく、ブラックホールと言っていい、玩具史的に非常に重要な存在だよ。
コレがなかったらボクもこの世に存在してなかったかもしれない。



ホンマや・・・まんまミニGIジョーや・・・

最後はシャイニングアーサー。

いやこれはちょっと・・・

アーサーのくせに完全バケモノね。

そうでもないよ。タカラ玩具でさぁ、頭ひっくり返すとンバケモノになる主人公玩具、あったじゃない。

そんなのあったかなぁ~???



なるほど、これはオモロイですわ(笑)


と、いうわけで、みんなも手持ちの平成ミクロマンの頭をひっくり返してみよう!
全く新しい世界が待ってるぞ!




なかなか面白かったわ、ミクロマン・ドロメパワーズ。でも次は「変ジョーのひみつ」新作記事で集まりましょ♪
Knowing is half the battle!!

Now,we know!!

ミクロマン・マグネパワーズマニアクス「五侯の重戦騎」

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サントンの片キバ行方不明~。そして戦う不祥事ファルコン中尉。当分日本には入国禁止ですな。


さて、例によって唐突になんかヘンなマクラから始まるのがウチ風ですけど、今回の元ネタは昭和テレマガ時代の森藤よしひろ先生によるマンガ、「あきらくんのミクロマンニュース」のテイストであります。


ここから本編。今回やっつけるのはチェンジトルーパーズ!
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今回は超プレイバリューを持つ傑作玩具なのでマトモなレビューを目指し、あまりキナ臭い話にならないよう注意してみたい気がしないでもない。


さて、玩具はマグネパワーズ開始初期のラインナップで、ア行ミクロマン5人のすぐ後、06~10のナンバリングが割り当てられています。


CTは昭和ニューミクロマン時代の「ミクロロボット」に近い設計思想を持っています。
(画像はooku氏サイト内記事より)
ミクロマンというのはもともとヒューマノイドが変化した「サイボーグ」なんですけど、CTは「ロボット型」に類します。ミクロロボットが意思、人格を持たない存在だったのに対し、CTはいわゆる超ロボット生命体、「トランスフォーマー」に近い種族です。


ロボットに見えるがミクロマン。
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なので頭も「銀ヘッド」です。


ミクロマンCT チェンジトルーパーズ5種
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ボディーは共通素体ですが、色や頭、機首造形の個性が強く出ています。

画像右より
06 ドリルジョー一本木な性格。CTのリーダーだ!
07 トマホーク:自信過剰でおっちょこちょい。
08 ホバージャック:無口。
09 スピンリークンフー使いで元ヤン。
10 ボンバーヘッド:おしゃべり

玩具カタログでは人類を敵視しているような設定も与えられています。

マンガやアニメではアーサーとの絡みが多いドリルジョーの出番がそこそこあったくらいで、その他の連中についてはガヤ程度。またはサッパリ出て来ない。という残念な扱いでした。

私の印象に残ってるのはお月見の時、月に向かってミサイル撃とうとしたボンバーヘッドでしょうか(笑)


変形ビークル形態
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トランスフォーマーのサイバージェットやフリップチェンジャーのように胸部分が機首になる構造ですが、TFでは裏面になる部分が表面になるため手足が丸出し。まぁ謎ビークルってカンジです。

ミクロマン搭乗!
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ア行5人全員にビークルが付くわけですな。

ミクロマンが定価500円、CTが500円ですから計千円で人形と乗り物が揃うんですね。

実は固体ごとにハンドルの高さが違うため胸パーツ型抜きの都合と思われます)、ミクロマンを載せやすいCTと載せ辛いCTがあります。市場で人気薄のホバージャック(白)がハンドル位置が最も高く、この形態で遊び易いのに対し、品薄のスピンリー(赤)のハンドル位置が低くて最も遊び辛いという現象も起こります。


ライドオン!
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鉄球にミクロマンの足裏磁石をくっつけた立ち乗りも可能。


ハンドルでミクロマンにムリヤリ保持させてターゲットマスターのようにしてみたり。
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後部のパーツは取り外して背中や腕に装着できます。
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超磁力システム発動!
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ロボットマンの武器パーツにもなります。スピンリーを合体させると拳に5mmジョイントが付くので、さらに武器を持たせる事もできます。

ただ鉄球部分は"球"ではなく、鉄板を曲げて凸らせた半球を使っているため、後期マグネットシステムの差込型鉄球受けに差す事はできません。


固定砲台モード
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これは公式には無い遊び方ですけど、昭和の「ミクロロボット」は公式でこういう形態があったのでやってみました。

「机の上がそのままジオラマになる」という、1/1スケールのミクロマン玩具としてはアリな運用だと思います。背景を合成するよりも「机に並べる」のが最もサマになる、「ミクロマンらしさ」が出ていて好きですね。


基地玩具とも相性バツグン!
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ミクロマンと同サイズなのでフツウに基地とフィットします。ビークル形態も併せると大概の他基地玩具と絡む、優秀な玩具です。ミクロマンとCTがあれば、それだけで死ぬほど遊べる気分になる大傑作だと思います。超好き。

ですが、これだけ優秀な玩具なのにコロガシ走行ができないのが最強に残念。これできてたら賞取れた玩具になったと思うんですけどね。


といったような超傑作チェンジトルーパーズでしたが、市場での評価は正直もうひとつ。っていうか、今でもそんなに人気無いです。一山いくらってカンジです。

梱包状態のロボット形態で首周りの大きな隙間が丸見えになっていたため、当時「スッカスカな玩具」という印象がありました。私は初見でスキマにミクロマンを入れてパワードスーツにする玩具だと思ったくらいです。

遊べば確実にすごいというのはカード裏見たらわかったんですけど、なにしろ見た目で損していたと思います。

「バランス悪いロボット形態」、「手足むき出しの謎ビークルモード」、” ○| ̄|_にしか見えないライド”、”コロガせない基地との絡み”、"超磁力システム不完全対応"、"同一素体で5個発売の水増し感"と、辛口に言ってしまえば全部中途半端です。

本来そこをフォローするハズのメディアの援護射撃、「ワクワクする煽り」も無かったため、結局良くない印象ばかり残ってしまったのではないでしょうか。

また最大の欠点が素体が同一素材で組まれているため間接が激しくヘタる事。新品開けてもハードに3日も遊べばベガスのフッカーもハダシで逃げ出すユルガバ感です。

通常はこれを回避するために間接には硬質と軟質など、特性の異なる素材を組み合わせるといった処置を行いますが、CTはそれを行っておりません。トランスフォーマーG2、ビーストウォーズとボールジョイント間接仕様のノウハウを世界一積み上げていたはずのタカラ素材部にとって、こんなの仕様検討段階から分かり切っていたはずの問題です。


昭和ニットー版のプラモ箱をちょいとイメージしてみました。

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成型色が多くてプラモのキットみたいに安っちく見えるCTですが、そこに味わいを感じて止まないわけであります。しかしヘタる。すげぇ好き。でもヘタる。


しかしなんでCTはこんな事になってしまったんでしょうか。うっかりでしょうか。いやそんなバカな。

これはひょっとして、商品寿命を縮めてしまうリスクを犯してまでも、同一素材、共通素体を使用した何かを作りたかったのではないか、つまり意図的な仕様だったのではないかと激しく思えるんですよ奥さん。


またもや出ました「ワザと疑惑」。やらない宣言をしておきながら、やっぱり第2章、玩具の暗部に突っ込みます。


謎多いCT。
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その謎を解く鍵は、彼らのにあります。


復刻版マグネモ鋼鉄ジーグと、パーンサロイド
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今の時代、マグネモの鋼鉄ジーグがリデコされ、海外ではマイクロノーツ玩具としてミクロマンと一緒のラインで販売されていた事はだいぶ世間にも知られてきたと思います。悪の黒ジーグであるバロンカーザ、正義の白ジーグであるフォースコマンダーあたりはウチの読者様ならもうご存知ではないでしょうか。

海外市場ではその他、イタリアGIG社限定のジーグバリアントとして、緑色のグリーンバロン、赤色のキングアトラスが商品化されていました。銀河帝王デスクロスのバリアントであるレッドファルコン王子もイタリア限定の商品です。

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海外の各種ジーグタイプは皆貴族の階級が与えられており、全員に専用のスティード(騎馬)が発売されていました。

ミクロマンの「乗り物」であるチェンジトルーパーズは、マイクロノーツ版マグネロボットのスティードをイメージして作られていると考えられます。


フォースコマンダーが騎乗するオベロン(白:ホバージャック)
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悪の皇帝エンペラーが騎乗するメガス(黒:トマホーク)
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イタリア限定スティードにはオリジナル造形の怪ヘッドが付いています。

キングアトラスが騎乗するランタリオン(赤:スピンリー)
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グリーンバロンの騎乗するペガサス(緑:ボンバーヘッド)
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あらら、トマホーク(黒)はエンペラーのメガス?マイクロノーツで黒って言ったら一番知名度が高いバロンカーザの愛馬、アンドロメダが適当じゃないの?

と思われた方は大変に上級者。

トマホークは胸に蛍光グリーンが配色されており、エンペラーに使用された蓄光素材の色をイメージしていると思われます。

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残ったのはCTリーダーのドリルジョー(ブルーグレー)と、70年代、80年代を過ごしたアメリカ人なら知らない人はいないと言われるほどの有名ヴィラン、バロンカーザ(黒)。

この2人が余っちゃうなんてちょっと有り得ないわけですが、そこは狂気の世紀末タカラ玩具ですからキチガイ的な強引手法で二者を関連付けています。


MEGO社消滅解散の後、80年代初期に突如玩具店に出現したHOUER TOY社の「インターチェンジャブル」。

ダイキャストがハブかれたりパーツが削除されたりと安っぽくなり、配色が完全にイカれている事でも有名。後にM&D TOY社に会社が変わって再発売されてみたり、海賊版じゃないかとも言われたシリーズでしたが、マイクロノーツと同じ金型を使って製造されたシリーズでして、インターチェンジャブル版のバロンカーザは色と名前が変わっています。

ドリルジョーの色はマイクロノーツではなく、インターチェンジャブル版バロンカーザから元ネタを引っ張っていると思われます。


インターチェンジャブル1期版 カウントマグノと愛馬マグナスティード(ブルーグレー:ドリルジョー)
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いやぁ~・・・

ホントにやばいですね、平成ミクロ。

こうして見るとドリルジョーはドリル(マッハドリル?)や胸の擬似鉄球(スピンストーム?)など、ジーグ要素が強いようにも見えます。

チェンジトルーパーズは元々ミクロマンではない「他玩具」からの転用である事が当時スタッフの方より明かされているのでありますが、やはり「平成マイクロノーツ」が元ではなかったか。という思いが殊更強まります。

また、間接のヘタりを覚悟してまで採用された素体の単一色、単一素材のシンプルな構成も、海外マグネロボット諸侯そのものを表現していると捉えると、こりゃもう必然の仕様にしか見えません。

人気の薄いホバージャックも平成オベロンと捕らえると俄然イカして見えてきます。
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ホバージャックのビークルモードは昭和ミクロマンのミクロマン・ブリザードと合体するフライングマシーン、「アクエリアス」に似ていたりもします。

アッー
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イザム攻め、ホバジャ受けです。


ブリザードもなんとイタリア限定で発売されたマイクロノーツ玩具だったりします。
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この立ち乗り姿はCTと平成ミクロのライドオンに似てますが、これはさすがに偶然でしょう。ともあれ、


おそるべし、世紀末タカラ!何度でも言うがあんたらホントにいかれてるぜ!


と寒気すら感じる今日この頃ですが、ホントにいかれてて寒気を感じさせるのはタカラスタッフじゃなくてオマエの方だろと思われる向きもあるかと思われるので、一応当時の世紀末タカラミクロマン展開がマイクロノーツをホンキで指向していたという証拠をひとつみなさまにお知らせしてみたい。


新旧ミクロマンが同時に復活した1999年。初めてタカラから初代ミクロマンが復刻されました。

昭和のミクロマンは単品売りではカプセル入りの形態で売られておりましたが、タカラ復刻版はなぜかバックカード+ブリスターケースの商品構成で、昭和当時とは全く異なる姿で店頭に並びました。

90年代のブリスターフィギュアブームや万引き防止の防犯対策を考えるとブリスター入りへの変更に違和感は無いのですが、問題はその仕様です。

パッケージをご覧いただきたい。

左:MEGOマイクロノーツ当時品  右:99年タカラ版復刻初代ミクロマン  
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バックカードのサイズ、フィギュアの梱包ポーズはなんと日本人の昭和ミクロマンファンには全く馴染みの無い要素、MEGOマイクロノーツスタイルなのです。

ミクロマン復活計画のコア中のコア、初代復刻商品にブッ込まれたマイクロノーツ趣味。これが平成ミクロのマイクロノーツ指向を明らかに現していると思います。

復活のご報告でございますデスイズ

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ごぶさたしておりました。遅くなりましたが復活のご報告でございます。

いやぁ~、2年間!ずっと仕事してました。ヒマだった部署から超忙しいトコに移ったので死ぬかと思ったんですけど、こりゃ趣味やんないと死ぬなと。逆に。

やっぱ趣味は大事ですよ奥さん。

ひっそり記事の更新もしてたわけなんですが平成ミクロマン続いてますが深すぎてなかなか抜け出せないんですよね。みたいな。

まぁやっぱ記事作って勝手妄想タレ流したり画像いじったりコメントいただいたりなんてーのは非常に楽しく思うので今後も適当にサボりながらボチボチがんばってみたりしてみたい所存であります押忍。

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と、いうわけでモリガン女王様やテロス女王様に踏まれてみたい方はオヒマな時にお越し下さい。


2年間、戻ってきてみるとアッという間というか、更新止めてた間もつい昨日の事みたいに思います。
いいんだか悪いんだか。

米軍仮面野球マン 7回表

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7回表(その2)に続きます。

例によって唐突に始まってるわけなんですが、これ更新止まる前にダラダラと作ってたマンガでした。3枚目で止まってて積みっぱなしになってたんですが、せっかくなので4枚目を作って後半も作ることにしました。

なんというか、ゴールデンボールボーイがどうしても捨て切れなかったもので(笑)

米軍仮面野球マン 7回表(その2)

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だんだん作ってて楽しくなってまいりました。
予想はしてたけど枚数増えてます。

以前はヤフーブログの一記事当たりの画像アップロード容量が2MBだったので、一記事で最大7ページくらいが限界だったりして、コマをぎゅうぎゅうに詰めたりネームを省略したりなんていうマンガの構成だったんですが、今や30MBなんですよ奥さん。

というわけで一ページあたりのコマ数を減らして見やすい画面を心がけてみたりしてます。

なんか余裕持って画面作れてる感があってイイんですけど、昔の作風のような「超詰め込み感」は乏しいかもしれません。

次で後半、7回裏ですけど、どう考えてもあと8ページで終われる気がしない(汗)

米軍仮面野球マン 7回裏(その1)

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さて、ようやく戦闘シーンです。アクション画面は時間かかるけど作ってて楽しいですね。

今回は超大好きなメタルヘッドやら、SPAWNフィギュア随一のお気に入りであるゲートキーパーやら、ウチの秘蔵っ子を出演させることが出来て実に満足。ネオバイパーの尋常じゃないザコ戦闘員感もイカス。

ていうかやっぱページが増えちゃって今回は5ページです。計13ページ作ったのに「野球マン」がまだ1コマも出てないです(笑)


おまけ
トレーディングカード「野球マン点取り占い」
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次回ようやく変身。完結です!

「野球マン」やってます

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正統派ヒーローマンガ(嘘)「米軍仮面野球マン」

最初はクソマジメに80年代東映特撮ヒーローの完コピをやるつもりでスタートしたんですが、作ってるうちに深夜枠のオトナ向けパロディードラマ風になってしまいました(汗)

連載ではなく単発企画として、「一話を完璧に仕上げる」事を目指して制作しております。

捏造トレーディングカード 「野球マン点取り占い」
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実はテロスには「褐色仲間(?)のハードボールを密かに思ってる」という、どうでも良い裏設定があったりします。ひとみクンよりも100倍乙女です(笑)

野球マン点取り占いはツイッター限定カードとかも作ったりしますんでオヒマな時には私のアカウントもお覗き下されるとうれしかったりします。

ツイッターアカウント:@三回転半

あ、ハッシュタグとか付ければいいのか。とか思いましたがまぁそんな大層なもんじゃないですな。

かなり楽しくなって参りましたが作業量がねぇ~(笑)
でも戦闘員とか引っ込んだし、会話も少なく戦闘シーンの連続なんでネームが楽になりそう。

今回は何がキツいってテロスの髪の毛の切り抜きもキツかったですが、このコらですね。
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立ち固定ポーズ(しかもスカート付き!)の100円ガチャフィグにアクションポーズを取らせるという暴挙!まぁ多少のアラは笑って見逃したって下さい。

あと女子のフトモモからふくらはぎの切り抜きも実は非常にキツいんです。

作業用PCがお亡くなり直前なので小さい画像で素材を切るんですけど、当然ドットが荒くなるので脚線にジャギーが生じて美しさが損なわてしまいます。足一本抜くのにバストショット2体切り抜けるくらいの手間がかかったりします。

まぁおかげで面白い画像が作れたとは思います。バットを振り回して敵を撲殺するひとみクンとか、非常に気に入ってますね(笑)

近況的な話をすると、車買いました。というわけでオモチャ買う金は無い!

前の車の車検通すつもりで見積もり取ったら36万とか言われ、フザケンナ、だったら新しい車買ったるワイ。中古で。と、2週間くらいで大急ぎで中古探してローン組んでついでにマンガ作って。みたいなメチャメチャなスケジュールですしたよ、トホホ・・・

一応無事納車も済んでマンガもアップできたし、のんびりと新しい車でその辺ドライブでも…

って、イカ~ン!家の草刈りが残ってた~!!アウマイガッ!!

お前は寅になるんだ

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買い物はほとんどしてないんで告知の類をコッチでやろうと思ったっていうか。

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現在野球マン作成中。っていうかそれしかしてないな。

アクションシーンが続くので大ゴマを多用したんですがまぁ枚数が増える事増える事。一日半で3枚終ったけどまだまだこれからってカンジです。

作成自体は非常に楽しくできてるんで完成まではもうしばらくお待ち下されたし。

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なんかアニメでタイガーマスクの新作やるんですってね。タイトルは寅サンダー。嘘です。

頼むからリアル格闘路線にだけは行かないで、おいおいこりゃどこのキン肉マンだよ!みたいな超人格闘でやってほしいです。

民放でやるみたいだけど、残虐描写とか今はナシなんでしょうねぇ。血ィドバドバ。とか。

昔のタイガーの「ミスターNO」みたいな、マジか!?と思わず言っちゃいたくなる強烈ギミックにも期待してみたい。ムリか。

新日本プロレスも協力して実在レスラーも登場するらしいんで、ここはライガー先輩のアニメ出演にも期待が…

と思ったんですがやっぱ権利の関係でどう考えてもムリですね。ライガー豪プロですやん。残念。

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マンガのほうもいよいよ(ようやく)野球マンが登場いたします。

いろいろと観る人をアキれさせるマンガを作るべくこつこつやっつけていきますのでよろしくです。

米軍仮面野球マン 7回裏(その2)

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米軍仮面野球マン 7回裏その2
(なぜか超人機のBGMだが、このスコア好きなんで。CDじゃなく昔レコードで買いました)


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やっぱり長くなったのでその3に続きます。


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なんかタイトル的にはマシンマンに寄せてたんですけど、内容的には完全にギャラクシーポリス的な何かに(汗)



個人的にはマシンマンの安っぽくて情けないノリはウチの作風に合ってる感があるのでテイストを取り込みたい気持ちはあるんですけど、ウチでそれをやるとマヌケになり過ぎる恐れがある。というか、画面的にヒキを求めちゃうとやっぱ星雲仮面じゃ物足りないのよね。

「ギャバン」の登場は当事オトナの特撮ファン(ようするに"オタク"だ)にも大いに受け、世間では宇宙刑事のパロディも非常にハヤってたんですけど、まさかそれから30年以上経って自分がそれやってるなんて思いもしなかったですわ。

次回で(枚数的にも)本当にラストになります。気合入れて行きます押忍。

米軍仮面野球マン 7回裏(その3・完結)

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終りました、野球マン!

まぁ前々からイメージしてたくらいの作業にはなりました(汗)

詰んだ時はこれだけの作業に裂く時間はどうしても取れん!というのがわかってたんで手が付けられなかったわけですが、もう怖いモン無しですよ。

結局、当ブログ最大規模のページ数(一話あたり)の作品になりましたが、じっくり作れた感があったので満足です。

宇宙スペース米軍野球部のメンバーは非常に気に入っているので、他の漫画にも機会があったら出したいですね。

それでは。


夏休みTYPE-NORまんが祭り 米軍仮面野球マンイッキ読み

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夏休み特別上映 「TYPE-NORまんが祭り」
第一部:「米軍仮面野球マン 総集編」

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第2部:「ひとみの無料体験版」

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本編は有料コンテンツとなります。嘘です。

「米軍仮面野球マン」 完成であります

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と、いうわけで、めでたくスーパーヒーロー野球マンガ、野球マンが完成いたしました。分かり辛ェな。


特設の全ページ一気読みコーナーもご用意いたしました。
新規画像も追加してありますのでぜひ一度ご覧下されたし。



おまけ:トレーディングカード 野球マン点取り占い
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今回は一コマ一コマ、なかなか満足できる画像ができたような気がします。
気に入ってたけど出番が無かった秘蔵玩具もバリバリ出せて非常に楽しかったです。
やはりマンガはイイ!

ノリで始めた企画ながら終る頃にはキャラにも愛着沸いちゃったんですが、なんせウチのマンガはマトモに完結する話が無く、今回「キチっと収める」よう作るのが目標でしたから、全キャストが完全燃焼してくれたと思います。

ただしコイツは除きますが(笑)
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こちらはコマーシャルの時に挟まるアイキャッチ画像のイメージです。



ウチにはギャバン、シャリバン、シャイダー三枚組の劇伴CD(渡辺宙明氏)があったのでそれ聞きながらノリノリで作ってました。しかし三作通じてほぼどれも同じノリで続けて劇伴作っちゃうなんて、スゲェなぁと思いました。

ァミコン版ウィザードリィのVGM(羽田健太郎氏)にも同じ事思いましたが。

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ご意見いただいたネタで面白い事もできました。
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今後も、なんでも良いのでご意見等頂けるとうれしいですね。

しかしコレ始めてから元々少なかった女性読者様がさらにゴッソリ減ってしまいました(笑)
もともとウチは「男子の喜びそうなモノ」に特化してるっていうか、女性が顔をしかめそうな事ばっかしてる感はありますが。


そもそもミスターNOが悪いんですよ!イメージ 8

アイツの股間は念入りにスミ入れ処理して周囲真っ黒にしたハズだったんですけど、ウチの作業環境(CRTモニタ)だと境界見えないくらい黒いのに、アップロード後に液晶モニタでブラウズすると黒が飛んじゃって丸見えなんですもん。

なのであれはくれぐれも事故です。私は悪くない(笑)
スマホとかで観るとどうなってんのか全く不明です。
実際どうなんでしょうか。

一試合完全燃焼!アストロガッツはいいけど死屍累々ではあります。

次回何するのか全く未定ですけど、今度はできれば女子ウケしそうなネタでもやろうかな。とか、出来もしない事を考えてみました(笑)

「米軍仮面野球マン」 使用玩具レシピ

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さて、「また野球マンかよ、しつけぇな」と思われるかもしれないですけどもうちょいとだけ、マンガに使用した玩具のレシピを解説をしてみたいと思います。

なんかですね、製作終って作業机の近辺にとっちらかってる玩具を片付けしてるとですね、ちょいとした寂しさがあるわけですよ。

「ああ、これで野球マンチームも解散か…」

みたいなね。

そんなワケでキチンと演者達の事を解説しておいて、カーテンコールとさせていただきたいわけですな。

野球マン北米版OPテーマ(イメージ)


まずは宇宙スペース米軍、野球マンチームより。

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●右:スペースAV女優 吉野ひとみクン
玩具:SRナムコギャルズコレクションPart.3 「吉乃ひとみ」(ユージン)

マンガで「吉野」になってるのは版権元対策ではなく、フツウにカン違いで書いちゃったのであります。

もともとはナムコの「バーチャルアイドル」のキャラで、特定のゲームに出てるワケじゃないみたい。ちなみにどういうわけだか、「吉野ひとみ」、「吉乃ひとみ」、「吉野瞳」という、三人のAV嬢が実在する。個人的には「吉乃ひとみ」チャンが一番かわいいと思った。「吉野ひとみ」は還暦越えたBBAであるので間違えてしまわないよう注意。

さて、玩具のひとみクンにはマンガでも使用したバットが付属。もともと3.75inフィギュアで持てるバットをずっと探していて、バット目当てに買ったフィギュアでしたが、撮影中にバット折れました。棒枯らしか?

フィギュア自体は妙に身長が高く、3.75フィグとはマッチしないのですが、まぁマンガで使う分には問題ないのであります。バージョン違いがあり、バイザー上げたバリアントや服違いもあります。


●左:ゴールデンボールボーイ
これはooku氏から以前頂いた物でありまして、ボールがロボットに変形!というオモチャ。バットも付属しますがどっか行きました(爆)


●中央:主人公 ハードボール
リンク先で詳細に(?)解説してありますが、ウチの古参の読者様ならご存知のバカ野球米兵です。前々から出番作ってあげたかった狂気の玩具ですが、マンガではだいぶ控え目な性格にしてあります。

控え目に…

なってないか(笑)

デタラメっぽく見えて三人とも野球に関わりのある商品なので、妙なまとまりを感じますなぁ。


●米軍仮面野球マン
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一時期、ヘンなオモチャ好きの間でプチ話題となった変なG.I.ジョー、「アイスクリームソルジャー」です。←知らん人は何を言ってるのか全く判らないでしょう(汗)

そんなアホな米兵玩具があるかこのファック野郎!と思われるでしょうが、こいつは正真正銘のエリート米兵玩具なのです(死)。

一頃はご当地アメリカで「最もバカタレた名前のG.I.ジョー」として有名だったのですが、「スキッドマーク」という究極の変名ジョーの台頭により、一番の座を引きずり下ろされてしまった悲劇の男。



次、野球マンメカニックね。


●右:バリバリュート
玩具:BIGガオガイガーガム「マイク&バリバリーン」(カバヤ)
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これはスゲェよ。ガムのオマケの食玩なんだけど、変形機構は元の複雑な変形を差し替え無しで完璧再現!

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まさにカバヤ恐るべし!といった玩具なんだけど、素材が割れるしシールはハゲます。


●機動選手ゴジラス

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ジン・ゴジラが流行ってるのとは全く関係なく登場。てかこの玩具を使う構想は2年前の製作開始の時からあったわけです。

●DX野球マン基地「ゴジラベース」。
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でかいよ、ひとみクン・・・

基地は「ゴジラ」なのはゴジラ松井と引っ掛けたネタだったわけね。


銀河キチガイ帝国行きます。

●攻撃隊長 テロス
玩具:フィギュアマイスター ゼノサーガレジェンドEP1 T-EROS (バンダイ)
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好きだなぁ、テロスのアネゴ…

フィギュアマイスター版はどことなく体型が幼いカンジがするんですよね。足長いのになんでだろう…

アネゴはもう一体素材を使ってますが

SRナムコリアルフィギュアコレクション7(ユージン)
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対してユージン版はどことなく熟女体型というか…

FIGMAのアネゴも持ってるんですが、撮影がラクなトレフィグをついつい使ってしまうのでありました。


●戦闘員 メタルヘッド
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G.I.ジョー屈指の萌えキャラ、メタルヘッド!私はコイツの魅力を日本で紹介するためにG.Iジョーにハマったと言えよう!いや、言えなくも無い。

キチガイでトリガーハッピーでおばあちゃんっ子で、モテない。

長きに渡り放映されたアニメ版G.I.ジョーの最後を浚った、ニクいあんちきしょうです。

左から2番目:ブラック球団マネージャー ミスターX
玩具:SRファイティングコレクション タイガーマスク編 「ミスターX」(ユージン)
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「とらのあな」の壁サークル…あわわ、「虎の穴」の悪徳マネージャー、ミスターX。タイガーより好きなキャラです(笑)

つうかユージンのこのシリーズは「あしたのジョー編」において当ブログの変ジョー探偵団メンバーでおなじみのマンモス西を排出した傑作シリーズで、グレートゼブラは馬場先生の素顔に差し替えできるわ、スーツ姿の伊達直人はタイガーのマスク頭と換装できるわと、痒いところに手の届くマストバイなシリーズであります。

関係無いけど「けんたくん」と「クンタキンテ」って似てるよね。似てるよな。

右から2番目が公然猥褻レスラー、ミスターNOであります。

●銀河キチガイ獣 「ゲートキーパー」
玩具:SPAWN Ultra Action Figure "Gate Keeper" (Mcfaren Toys)
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スポーンの中でもウルトラ好きな一体。スパルタンなボディー、スプリングによるアンカー発射、布マント、多彩な装備、良好な可動、アタマのズダ袋と、もうどれを取っても好き!

スポーン玩具路線の最高傑作と言ってイイんじゃないでしょうか。マスターピースです。


本編ではあえて出さなかったので、素顔を公開。
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やべーかっけー、こんなイケてるフェイスだったら、そりゃズダ袋で隠しておきたくもなるさ!最高だぜ!


●左:アクションフリート 「タイ・インターセプター」(ハズブロ)
●中央:マイクロマシーン「スターデストロイヤー」(ハズブロ)
●右:マイクロマシーン「タイ・ファイター」
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アクションフリートはコックピット開くと中にマイクロフィギュアのタイファイターパイロットが載ってます。ダイアクロンか!?

マイクロマシーンはすごい小さいけどモールドなんかは非常に精巧に作ってあったりするんですが、材質が軟質形なので、全体的にシルエットがヘニャリとしてます。まぁそれも味ですが。

小さいんで接写して撮影するわけですが、輪郭にフォーカスが掛かるんで切り抜きには苦労しました(汗)

タイファイターもラージビークル持ってるのに、つい小さい玩具を使っちゃうんですよね。


●ドム
玩具:モビルスーツ・イン・アクション 「リックドム」(バンダイ)
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実はリックドムだったのだ(笑)

ドムも売ってたんだけど、リックドムにはバーチャロンのライデンみたいなかっちょいいレーザーバズーカが付いていたのでこっちを買ってたのです。

マンガの元ネタは「スペースハリアー」ですね。わざわざ間接部を別撮りして合成し、ゲーム画面に出てくるポーズを取らせました。

もし「バルキリー」の玩具持ってたら「ジェット機」も画面に入ったんですけどね(笑)

MIAって、玩具としてはあちこち動くし、わざわざ軟質素材使ってムリ目のポーズでも武器の両手保持ができたりとか、フィギュアというよりかなり玩具寄りでして、私的に文句の付けようが無い…と言いたいとこなんですけど、間接の可動機構に懲りすぎちゃっててもうひとつオモチャ感に欠けてる感じがもったいなく思うんですよね。二重間接機構とかいらんから、駆動部分の一点でドシッと曲がって欲しいっていうか。

Z以降のMSはそもそも機体デザインに多重的な可動機構が取り込まれているんで、まぁいいんだけど、初代のモビルスーツあたりだとちょい違和感を感じちゃうのでアリマス。

まだたくさんあるんですが、さすがに疲れてきました(汗)

●デックス・ダイナの「おやっさん」
玩具:スターウォーズ EP2 ベーシックフィギュア 「デクスター・ジェッスター」(ハズブロ)
地味に好きです。このマンガでの演技は素晴らしかった。ように思う。

●女子高生A
玩具:HGカプコンギャルズ(バンダイ)

●女子高生B
玩具:HGカプコンギャルズ(バンダイ)

●子供A
玩具:スター・ウォーズ EP1 ベーシックフィギュア 「アナキン・スカイウォーカー」
当ブログではおなじみの天才子役。最高の演技はコレかなと思います。どくどく。

●子供B
玩具:スター・ウォーズ EP2 ベーシックフィギュア 「ボバ・フェット」
意外にも初登場。フィギュアは多彩なアクセサリーが楽しい傑作で、さらにツラの塗りの生気の無さはアナキンにも勝るという傑物です。将来が楽しみ。

●子供C
もし、萌えない幼女フィギュアオリンピックがあったとしたら、銅以上は確定。過去には主演のマンガもあります。


野球マン北米版EDテーマ(イメージ)
Hot Action Cop / Fever for the Flava


では、次回の記事でお会いいたしましょう。

次回記事予告 恐怖の大予言

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こんばんは。

現在記事作成中ではありますが、まただいぶ時間がかかりそうなのでなんとなく予告というか、雑記というか、そんなのを書いてみたい所存であります押忍!

いやね、そういうのはツイッターでちょいちょい。みたいなカンジでサラリと触れとくのがスマートなんざましょうけど、そういうことばっかりしてるとホントBLOGに記事書けなくなっちゃうものでありますわ。

で、次回は久々にビーストウォーズ系の記事を書いてみたい。

いよいよですね、アレなんですよ奥さん!

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うわぁ、やっちゃった。パープルちゃんの綴り間違えてますね(汗)。本記事ではもっと手を入れて仕上げた画像になります多分。



BGMと画像で、当ブログの少々イカレ傾向な(素敵!)愛読者様方であれば、なんとな~く、次の記事がどういった物になるのかお察しいただけないでもないような気がしないでもないんですが、まぁそんなもったいつけるようなもんでもないですけが、要するに「ムーン」やりますムーン。
以前の記事でセカンドの新規玩具はライオコンボイ、ガル様だけ。なんてことを書いちゃったんですが、こいつもいたわけですね。

で、なんなんですかねコイツ。的な事はずっと思ってはいました(以前書いた記事もあるんですけど、大した事書いて無いし、恥ずかしいので読まないでもよい)。

ところがギッチョンチョン、こいつをキーワードにしてセカンドを読み解くと、とんでもなく壮大なハナシにまたなっちゃうわけなんですよ。

画像は気に入ったカンジでバシバシ仕上がってるんですけど、このへんはなんせ複雑怪奇すぎてまして、おそらく古今類を見ないほど最狂レベルの猛毒電波記事になります。とてもマトモに読めるレベルにまとまるとは思えないんですけど、なんとかがんばって記事作りたいと思いますのでもう完成までもう少々お待ち下されたし。

ではまた。

ビーストウォーズⅡ・イン・ディープ ~ダークサイドムーン~

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第一章 断絶の時代

今回取り上げるのは世紀末タカラ玩具の特異点、「S-2 ムーン」。既知の宇宙の常識をネジ曲げひっくり返す、BWⅡ最強のブラックボックスです。

鳴り響け、終末の鐘の音

ビースト玩具のナンバリングは以下の様に分類されますが

サイバトロン:C+番号
デストロン:D+番号
対決セット:VS+番号
基地・合体戦士:X+番号

ムーン属するSナンバーは日本限定のかなり特殊な企画玩具に割り当てられています。

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「VS-S1 アマゾンの対決スペシャルVer.」
コンボバットとメガリゲーターのG1司令官リカラー。

実は初期アメリカ展開(ケナー期)のBWは、「G2の直接後継作であり、バイオ技術で改造されたG1コンボイとG1メガトロンの闘いである」とファンの間で解釈されていました。

この商品は、その幻となった「もう一つのBW」を支持する、全く異質な宇宙への入り口と言えます。



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「S-2 ムーン」
ムーンとアルテミスは後の「アニメイテッド」で大不評を買う余計解説コーナー、「音仏家」のご先祖様と言える、大人ファンにとっての超イライラガジェットでしたが、スケジュール超キツのⅡでは極めて稀少な完全新規造形で玩具化され、ファンはひっくりかえり、白目を剥いて泡を吹きます。

当初玩具化の予定が無かったのですが、アニメのデザインが「変形可能なスタイル」でビルドされていた事により、奇跡の玩具化が実現しました。


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「S-3 時空調査員ハインラッド」(BWネオ)
時間停止というチート能力を持ち、神にも等しいベクターシグマとはタメ口恐らく時空を超越する能力も備え、テックスペックは全ての能力が「?」という、恐ろしく謎のTF。

仕様もケタ外れの独創性で、目覚まし時計とキンタマ付きの信楽焼のタヌキの置物が、リアル生タヌキ、ロボットに三段変形するという、ある意味スモールプリテンダーやアニモーフもドゲザで謝る超ゲテモノTFと言えます。

Sナンバーズは単純に「スペシャルな」日本限定企画という意味に留まらず、(故意か偶然かは別にして)世界観を超越、もしくは破壊しかねない特殊な連中と言えるでしょう。



まず、当時の事実を書きます。

セカンドのアニメは子供たちには大いにウケましたが、私含むG1ファンやCG版ファン、いわゆる「大きなおともだち」層には大変に不評でした。CG版の斬新さ、面白さに比べ、アニメのデキがまぁーヒドかった

特に「ムーンとアルテミス」は、なんとか視聴を続けていた私の最後の正気を引き剥がす、地獄から来た殺し屋に見えたもんです。

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作画や演出、声優陣の演技がアレだったのはスケジュールと予算の問題と弁護できない事もありませんが、アルテミスとムーンに象徴される「子供を通り越して幼児向け」に見える作風は正直キツ過ぎ、言ってみればSW新作が全編ジャージャービンクスだったような衝撃でした

怒りに震える私ら世代は批判意見をネットに大量に残し(私もココでだいぶ書きました)、一方、月日が経ち、セカンド当時のチビッコ世代も10年代前後にぼちぼちネット接続環境を手にします。

ようし、昔大好きだったセカンドの事でも調べて楽しい気分に浸ってみるか!なんて気軽に調べてビックリ仰天!

ネットは悪口ばっかじゃねーかコラーッ!!

「セカンド世代」は、既に自分たちが世代間抗争の渦中にあり、さらに周囲はほぼ敵勢力の制圧下にある事を知り、非常にクヤシイ思いをしたわけです。

しかしご安心下さい。

私は今日、セカンド・ネオが実はすげぇアニメだった事、「場違い玩具ムーン」は、セカンドがセカンドであるための存在証明、ランドマークだった事を証明したいと思います。

第二章 月の女神は兎を犯す

私を月に連れて行って

アルテミスとムーンは古代惑星ガイア人によって造られた月の監視用アンドロイドであり、サイバトロンもデストロンもその存在を知りません。劇中では「アルテミスとムーンのセカンド通信」というコーナーでセカンドの情報を伝えてくれますが、主な内容はオカマ萌えトークとDV映像です。←本当

その役割は「アンゴルモアエネルギーを悪用する者がいないかを監視する事」と本人達から説明されますが、その本当の意味は本人達にもサッパリわかってません。


<ガイア監視員 アルテミス>※玩具化無し
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モチーフは多分昔話の「かぐや姫」←非常に重要

海外では時折プレダコン(デストロン)として紹介されます。
GBC用ゲームでは「デストロン」所属のキャラクターとして登場する事、アニメ劇中でスタースクリームやガルバトロンに肩入れし、キャーキャー黄色い声を上げる事、極めて粗暴な事等に由来すると思われますが、厳密には所属はありません。

後の「トランスフォーマー・キスぷれ」で、「惑星ガイア=地球」である事が明示されます。二人は人類によって作られたシステムなのです。

名前はギリシャ神話の狩猟、貞潔、月の女神、アルテミスより。
ギリシャ神話では太陽神アポロンとは双子の兄姉ですが、アポロンも人類による月探査計画、「アポロ計画」の命名由来となっている事は暗示的と言えます。

西洋ではルナティック、ルナシーといった言葉があるように、月が人間を狂気に誘うとされますが、アルテミスも時折ガイキチ的で、すぐイラついてはムーンをハンマーでボコってます。

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作画がヒドす聴にられません

人間の女性には「月経」がありますが、アルテミスがイラチなのもメンスのせいでしょうか。


<ガイア監視員 ムーン>
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月表面の「兎」は餅つきをしており、裏面に住む「女」をバックで毎晩犯してると思われるのですが(餅搗きは昔話や民話で性交の暗喩として多用されます)、ムーンとテミスの関係ではド搗かれるのはムーンの方ロボットに変形する能力を持ちますが戦闘能力は無く、こいつも厳密にはトランスフォーマではありません。

ゲームではデストロン所属ですが、海外ではマクシマル(サイバトロン)として分類され、IDWの「ソースブック」にも収録されています。

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「混沌と平和の間には、行動する勇気が横たわるムーン」
惑星ガイアでのアンゴルモアエネルギー争奪戦が激しさを増す中、惑星の一つの衛星がそれを監視していた。
「天空族」と呼ばれる強力な多次元的存在に、ムーンはガイアの監視を課されていたのだ。
彼は歴史の監視が役割であり、仲裁を行う事は許されていなかったが、来る日も来る日もノンキにサイバトロンとデストロンの戦闘を監視し続けるうち、次第に増大するガルバトロンの狂気に危機感を募らせる。
彼の道徳心はもはや彼を本来の役目のままに留まらせておくことを許さず、なんとか戦局に介入し、コンタクトを取らねばと考えるようになっていた。

玩具やアニメではサイバトロンともデストロンとも説明されず、パッケージのポイントカードにはオリジナルのマークが用意されています。

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「協力:講談社コミックボンボン」というクレジットも重要。

両者は当初、物語を外から眺めてキャーキャー言ってるだけの傍観者であり、その世界に実在してるのかどうかすら怪しいフワフワした存在でしたが物語終版には怒涛のメタ展開が待っていました。

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ガルバトロンは人工惑星ネメシスを呼び寄せ、ガイアのアンゴルモアエネルギーを悪の力として活性化させ、全て搾取しようとします

危機を察知した第四惑星(火星)の端末はガイアに飛来し、遺跡のマザーコンピューターを起動。月をガイアに衝突させて破壊するという、「宇宙全体を守るために」ガイア人が仕掛けたブービートラップが発動します。

二人は自分達の任務の完了と、それにより訪れる世界の終末を初めて知り、自分たちも進行中の現実に「当事者として」関わる事を迫られます。

ムーンは危機を知らせるためガイアに飛来し、サイバトロンに接触を試みますが、「バリア」のために姿が見えず、声も届きません。ムーンは戦闘に巻き込まれ、ボロボロになります。

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しかしライオジュニアに「だけ」はなぜかムーンが見えました。

アルテミスは月から離れませんが、ガイアのマザーコンピューターにアクセスしてサイバトロンに知恵を授け、月を移動させてネメシスの侵攻を妨害。アンゴルモアエネルギーの奔流を、命を掛けて防ぎます。

ミーハーな傍観者だった二人はついに造物主(親)の決定を拒否して行動を起こし、戦火に傷付きながらも、武力ではなく勇気と知恵で「自分たちの戦い」を貫きます。

「宇宙に平和を!」
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最後、二人が今まで暮らしていた(子宮内のような)月のドームは破壊されます。外の世界への、新しい「誕生」です。

続編「ネオ」の最終回では二人がセイバートロン星の戦勝祝賀式典(?)に、元気に参加している姿が確認されます。


ここで疑問。第四惑星のシステムは意志を持たず、忠実、冷酷にガイア破壊スキームを開始しますが、フツウに考えて火星のシステムがあれば月の二人はいらないですよね。しかも計画をジャマしようとすらします。

なぜ、ガイア人は「不要な」二人を作ったのでしょうか?

ガイア人は「最後の時」が訪れた時、ガイアを完全破壊する事を決定していましたが、アンゴルモアエネルギーが「善き力」に変わる可能性にも僅かに期待していたのではないかと思います。そして、自分たちの代わりにガイアの平和を見守り、最後の瞬間には自分たちの狂気を止めてくれる存在、「悪意の中の良心」として、二人を作ったのではないでしょうか。


さて、皆さんは二人が視聴者の子供達を映す鏡である事に、もうお気づきでしょう。

しかしこれは、我々が最初に思っていたような「子供にコビた安易な擦り寄り」ではなく、子供達に対して、いつか自分たちにも戦う時が来る事、それは勇気と知恵を用いた戦いになる事、そして、未来は自分達の目で見て考え、決める事という、極めてゴツいメッセージを伝えているのです。

二人は視聴者と重なり物語世界に同期させる、セカンドの裏の主役です。仮託される物が何も無い音仏家とは本質的に異なります。

ムーンが造形化、商品化された意義は大きく、セカンドのアニメや玩具が従来言われていたような「残り物の寄せ集め」では無く、「セカンドがセカンドとして存在した証明」として残った事を意味します。

セカンドが「子供達のために」作られた作品であり、今思えばオトナがその掌からこぼれ堕ちるのは当然です。武上先生、今までホントーにごめんなさい。我々はメッセージを受け取る資格の無い者でした。

しかし、和製ビースト構成の異常な完成度は、ただ子供たちに向けられただけには終わりません。皆さんもうオナカいっぱいですか?

第三章 アフターハルマゲドン

まだまだドンブリメシ盛りますよ。

地球を護る者

セカンドのアニメ企画は圧倒的に厳しい制約下でスタートしました。

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初代CG版の続きは海外では継続しており、日本側で「勝手な続き」を描くことはできません。また、セカンドの玩具構成が「獣vs機械」と決まっていたため、舞台を古代から未来に移すしかなく、初代とは時も場所もまるで異なる「独立した展開」とする他ありませんでした。

しかしファンの混乱を防ぎ、CG版の人気を継続させるために「両者の関連」も示唆され、こっちとしてはワケがわからなくなります。

とりあえず、初代の「謎の惑星でのサバイバル」という大枠を踏襲しつつ、先の展開は放映と並行して考える自転車操業だった思われます。

私はこんなセカンドを急造のやっつけ初代の無惨な焼き直しだと思っていたのですが、実はセカンド・ネオの構成を今になって分析するとぶっとびます

まず、本命と言われる海外製作CG版、「初代→メタルス→リターンズ」の大まかなプロットって、実はセカンド・ネオが先にほぼ全部やってるんです。

①謎の惑星に漂着
②エネルギーを巡り開戦
③異文明との接触、衛星兵器起動

ここまでのプロットはCG版が先行して展開していましたが、以降はセカンド、ネオが海外CG版を逆転、先行します。

④獣vs機械の対立構造
⑤過去作品との関連が本筋と関わる「伝説展開」(メタルス・Ⅱ劇場版)
⑥時間軸の不安定化(メタルス・Ⅱ劇場版)
⑦ネメシス襲来
⑧ラスボスが前作の機体
⑨セイバートロン星壊滅→本星奪還、終戦による融和社会の到来

改めて整理すると目を疑いたくなりますが、これは大マジです。


初代でもユニクロンが登場し、旧ファンはここで大興奮!

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しかしユニクロンの姿はコンボイのイメージ(虚像)に過ぎない事がわかりガッカリするのですが、ネオではファンの願望通りにユニクロンとの決戦に突入し、ファンのテンションはMAXになります!

ですがネオ・ユニクロン戦争は見せ場もヘッタクレも無く開戦直後に即終結。予定されていた全世界待望の「ユニクロン初商品化」も試作のみに終るという、ヘナヘナで肩透かしな結末になりました。

それでも「ネオの消化不良」は新世紀の「ユニクロン三部作」を産み出す宿題、原動力となります。

セカンドで悪のアンゴルモアを倒した「伝説の緑のライオン」。

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これはライオコンボイのマトリクスとライオジュニアの善のアンゴルモアパワーが融合した姿。

マイクロン伝説では子供たちとの触れ合いを通して善となったユニクロン細胞(マイクロン)が「光のユニクロン」となります。

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海外G1アニメではユニクロンを倒せるのは唯一マトリクスだけでしたが、セカンド以降は「子供達の助力が悪のエネルギーを善化し、善化したアンゴルモア(ユニクロン)は緑色に輝く」という類型を作りました。

マイクロン伝説は明らかにセカンド・ネオの影響下にある物語なのです。

ネオ最終回でサイバトロン、デストロン両陣営が協力する描写は、海外裏設定のパックス・セイバートローニアと結び付き、IDW出版による「統合ビースト世紀」の編纂にインスピレーションを与えました。

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セカンド・ネオは初代を原型としつつもその後を追い続け、ついに背中を捕まえて追い越します。「傑作」の評価は得られなかったものの、可能性に満ちた魅力ある世界を提示して、後の内外展開に大きな影響を残しました。

一方、エースであったCG版は最終作リターンズ(BEAST MACHINES)の大不評で、シリーズ消滅の危機まで招きます。

ヤクをキメてる場合か!!
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日本ではテレビも玩具も封印ファンやメディアの後継展開ではボットコン3Hコミックで盛大に改変、リセットされ、IDWの「統合ビースト世紀」では対象外。国内リターンズ展開ではウリであるアドリブ演技の過剰な暴走がメタルスまでのファンすらドン引きさせるという、思い出すのも呪わしい散々な結果を残します。

和製ビーストはその後ハリウッド劇場版が登場するまでの約10年、TFの未来を支えた作品と言えます。CG版の面白さ、和製のデキの残念部分は認めつつ、

最後の勝者はどっちだったのか?

という問いに対しては、歴史的視点では完全に決着済みです。

終章 ダークサイドムーン

文明滅びて花一輪

以上、けっこうまっとうにセカンド・ネオの「光の部分」について書きましたが、ここから暗黒領域に少しだけ踏み込みます。今までは「接触編」、以下は「発動編」です。

劇中で鍵となる「アンゴルモア」というキーワードは、セカンド終了後の99年、ネオと重複して展開された「ミクロマン・マグネパワーズ」とも関連し、セカンド・ネオ・マグネパワーズのタカラ世紀末三作は、アンゴルモアトリロジーとも呼べる、連続した関係性を持ちます。

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これは「アンゴルモア」という言葉の単なる使い回しに留まらず、様々な点で三作品の物語構造には共通、連関があるのです。

サンボウ・マーベル時代のTFドラマは、日本人では考えも付かないブッ飛んだ展開が人気でしたが、物語の原型は創世記、洪水神話や黙示録などの聖書物語、聖杯探求譚、シェイクスピアの戯曲といった、西洋ではアタリマエだけど日本人には馴染みの薄い世界が元であり、日本ではオカズにはなっても主食にはならんという問題も抱えていました。

世間では、96年の浪漫堂によるミクロマン初復刻、97年の「勇者王ガオガイガー」における変身サイボーグ復活あたりを契機として、「タカラSFランド」の再発見、再評価機運が高まり、ちょっとしたブームになりました。

ガオガイは90年代タカラ玩具発狂史(どんな歴史だよ)を語る上では外せません。

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「DX変身サイボーグ」は後に「ネオ変身サイボーグ」となり、昭和サイボーグの正式な続編として展開され、さらにガイ兄ちゃんは後の「ミクロアクションシリーズ」でミクロマン化!サイボーグにもミクロマンにもなるなんて、すげぇぜ、ガイ兄ちゃん!と思いましたが、よく考えたら「怪獣王子」佐竹雅昭氏も、サイボーグ化とミクロ化を両制覇してました。

ミクロマンの復刻が最初「社外で」始まり、世間の旧タカラ熱を爆発させる契機になってしまった事も大きなポイント。この時の社内の焦りが、世紀末タカラの強烈なラストリゾートになったのではないでしょうか。

世紀末タカラ玩具、発狂準備完了!
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タカラ文芸部としても、昭和変身サイボーグの舞台となる「始まりであり終わりの年」、1999年の到来を間近に控えて、タカラSF文化の大統合、再始動が用意され始めたのだと思いますが、それには渡来文化であるTFの物語を違和感無くタカラSF文脈に取り込むという、困難な作業が必要となります。

このような契機、時代背景を元に、「日本向けに純化、定着する事」を目指したセカンドが、「かぐや姫」などのいわゆる昔話をモチーフにしている点は、「子供向けに物語を平易にする」という以上の目的を含み、極めて重要です。

ムーンやアルテミス、ライオコンボイ(父)から直接生まれたライオジュニアは、異常誕生をした存在が活躍する「小さ子伝承」の類型ですし、荒くれ者のビッグコンボイがユニクロン(無数の角=ヤマタノオロチ)を倒し、国を平定して再建するのは、スサノオ、オオクニヌシらの「出雲神話」に繋がります。

ボコられたムーンがジュニアに発見されて助言を与えるのは、「因幡の白兎」。伝承で兎をシバいた「わに=サメ」はヘルスクリーム。兎の助言を契機にジュニア(オオナムチ)は終戦後に国を治める真のリーダー、マグナボス(オオクニヌシ)へと進化します。ライオコンボイが宇宙(高天原)から来た「天津神」で、ガイア生まれのジュニアは「国津神」というわけ。

ただしオオクニヌシの父、スサノオは「荒ぶる巨人」ですから、ライオコンボイとはキャラが被りません。そこでガルバトロンがスサノオ役を担い、ジュニアをかわいがったり試練を与えたりする極道親父のポジションを得たのでしょう。

太陽神アマテラスは「ネオ」から登場のベクターシグマ。アニメでは女性の声で話します。←海外なら考えられません

ユニクロンはツクヨミとスサノオの神性を兼ね備え、マトリクスを持つライオコンボイはアマテラスの、アンゴルモアに汚染されたガルバトロンはスサノオの神性を持ちます。人工惑星ネメシスはスサノオの騎馬、天斑駒(アメノフチコマ)ですね。

どう考えてもヤバいアンゴルモアエネルギーが「善の性質も持つ」という、セカンド以降の重大な改変は、「月には不老不死の水がある」という、変若水(おちみず)信仰(「ツクヨミの持ちたるをち水」というヤツ)が元になると思われますが、これは後に非常に重要な意味を持ちます。

ユニクロンはセイバートロン星と合体した後倒されるので、いわばセイバートロン星は「ユニクロンの死骸」となるわけですが、神の死体から豊穣がもたらされるのはオオゲツヒメ、ウケモチなどの「食物起源神話」が原型と言えます。

国造り神話でオオクニヌシとセットになり、共に国造りを担うのは、スクナヒコ、つまりミクロマンです。

日本の神話や伝承を元に再構成された「セカンド型」の物語構造は、外来種である海外TFとはイマイチ馴染まなかったタカラSFランドに、堂々と「TFを加える事」を可能としました。昭和サイボーグやミクロマンの玩具構成や物語も、日本の伝承、神話を原型としているからです。

終末フォークロア、オオクニヌシとスクナヒコの国造り、月の変若水が物語のキーとなり、過去と現在のトランスフォーマー、ミクロマン、変身サイボーグは「セカンド型」の物語類型の元で統合されます。

そしてアンゴルモア三部作と初代CGビーストは、「惑星破壊の危機」という同じ構造の物語を、超過去(CGビースト)→超未来→(セカンド・ネオ)→現在(ミクロマン・マグネパワーズ)の順に繰り返し描き、時間軸に円の形を描きます。
※コミック版レッドパワーズが「過去」に飛ぶ事で、円が閉じます。

それぞれの物語は同じ事件を扱いながら連続し、同じ時間軸で縦に連鎖するのと同時に、独立した世界として同時多発的、並行的にも存在し、1999年の現実社会で一つの「祭り」に結集します。

99' 東映アニメフェア
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ミクロマン、トランスフォーマー、リカちゃんが同時上映でスクリーンに掛かるという、タカラファンなら開いた口がふさがらない、夢のイベントです。

過去、未来、現在、全てのタカラ宇宙が、1999年という終点の時、一つのイベントに集約されてしまいました。これを完全な世界、完全な宇宙の完成と言わず、何と言えばいいのでしょうか(笑)

イカれてます。

イカレすぎです。

この興行を1999年に間に合わせたのは「世界が終る前にこれだけは実現させたかった」という、タカラの悲願と言えるのでしょうか。暗黒秘密結社タカラ文芸部の、旧世紀最大にして最終のミッションと言えます。

短い製作期間と様々な制約の中、これだけアクロバティックな作業を完成させちゃったのはオドロキであり、やっぱりどう考えても、当時のスタッフはいろいろ含めて狂ってます


さて、ムーンとアルテミスについて、もう少しだけ。

セカンドがタカラSFランドを統合する「物語類型」を作った事を今までダラダラと書いてきたわけですが、それによってアンゴルモア三作を解釈すると、こんな仮説が浮かび上がります。

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アルテミス・ムーン=アクロイヤー

このへんはいずれ書く(かもしれない)アクロイヤー研究、「ミクロマン マグネパワーズマニアクス ~汚れた水~」で言及します。

それではまた、玩具世界の暗黒面でお会いしましょう。

ミクロマン・マグネパワーズマニアクス「ロボットマン、最終の後」

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今回はミクロマン・マグネパワーズの初期フラグシップアイテム、マグネロボットマンについて、いろいろと書いてみたい。

と、マグネロボットマンについて書くその前に、どうしても昭和の元祖ロボットマンについて触れておかねばイケナイんですよ奥さん。

ロボットマン(復刻版)。右はネオ変身サイボーグね
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子供の頃、まず何にヤラれたって、その名前ですよ。「ロボット」ときて、「マン」です。


安易と笑われるだろうか。

いやいや、子供の大好きな「ロボット」に、「マン」が付いてんですから、もうこりゃ究極にして完璧!青赤白のカラーリングもガンダムより全然先ですぜ?

オモチャには複雑な電動機構が搭載されており、各部が回るわノシノシ歩くわ、三機の単体ビークルに分割されるわ、追加パーツの換装でドリルタンクやドーザーに変形するわと、呆れる程遊べる超傑作玩具で、当時の子供たちのアコガレの的でありました。

また、昭和のテレマガ版コミックス、「ミクロマン」でも、ロボットマンは主人公の片貝あきら君が操縦する、事実上の主役機。

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あきら君のロボットマン愛は凄まじく、後にパワーアップした新型機、「ロボットマシーンZ」が登場しても、(オモチャ宣伝マンガの主人公のくせに)ロボットマンからマシーンZへの乗換えを拒否した程です。

当時の玩具には変身サイボーグのパーツと合体させるための部品も付属。サイボーグとミクロマンの世界を融合させる、昭和「ビクトリー計画」の中核を為す、タカラ的にも超重要な商品でした。

当時を知るミクロマンファンにとって、また、タカラ自身にとって、ロボットマンってのは特別中の特別な存在なんですね。

で、平成になって復活したマグネパワーズでも、新しくロボットマンが登場!



右より、エース、バロン、クロス。名前はアルファベット順にABCです。
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各部間接が旧タカラマグネモ11規格のマグネットジョイントになっており、様々なパーツと組み換えができます。

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ボディはマッスルなスタイルで、色はエヴァ風。顔は「ロボットマン」というだけあってか、三体とも平成ウルトラマン風にプラスして、眉間とアゴが張り出した、90年代スーパーロボットのトレンドが取り入れられています。

「ロボット」要素よりも「マン」要素が強く感じられますな。胸の大きな擬似鉄球も、なんかビーダマンを思わされます。


でもですね、正直当時一部ファンからの評判はあんまし芳しくありませんでした。まぁなんと申しますか、旧ファンとしてはですね、ちょっと認め難いものがありました。これ、マグネロボかもしれんけど、ロボットマンでは無いよね。というカンジです。

他のアイテムとはガンガン絡むのに、ミクロマンとだけは絡まない。ミクロマンが載れて、そして想像の中では、自分たちも載っている。そーいうのがロボットマンなのです。この辺の違和感、顧客の期待とのズレは、タカラとしてもよく判ってたハズです。

メディアでの扱いもハッキリ言ってヒドく、アニメでは忘れた頃に登場し、出たと思ったら即凍結。その後は消息不明という、ビックリするほどの空気感でした。


アクロイヤーにもロボットマンが存在します。

左より、ヘルピオン、バンパイザー、イグナイト
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この三体のアクロモンスターが合体して、アクロボットマンとなります。

アクロボットマン・ヘルバイザー(右)
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アクロボットマンは二体の合体で、三体のうち一体は丸ごと余ります

なんとアクロボットマンは、ナマイキにもアクロイヤーを搭乗させる事が出来ます。

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つうか張り付いてるだけだよ!?マッドマックス2で、暴走族が人質を盾にしてるシーンみたいだよ!?そーいう事じゃないだろ!!

余剰無しで三体合体させる事も、一応可能です。

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カッコいいし大迫力なんだけど、保持が弱いので手に持って遊ぶのは不可能!

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個人的にはすごい好きなんですけど、当時セールス的にはこれも非常にキビしく、かなり余ってました…


そしてマグネパワーズ後期の「スーパーミクロマン」時期になると、「わかってるって。こういうのが欲しかったんだろ?」と言わんばかりの、決定版とも言える新ロボットマンが投入されます。

ロボットマン・ディーン(左)、ロボットマン・エンデバー(左)。頭文字はD、Eです。
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五体のマシーンが合体してロボットに。マグネットジョイントの他に5ミリジョイントも各部に設けられ、さらに拡張性がアップ!



昭和のミクロロボットⅤをモチーフとしたと言われるディーン、ミクロロボットⅦをモチーフにしたと言われるエンデバーと、どちらもロボとしてのカッコよさはシビれる程。今でもこの二体を、ロボット玩具の最高傑作と評する人も、少なくありません。

今度はもちろんミクロマンが搭乗可能!ハッチの展開も凝っていて、燃える事この上無し!

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全身に「これでもか!」とばかりに、詰め込まれたギミック!

限界です!耐え切れません!悲鳴を上げるマグネットジョイント!

ディーンはディーンジェット、ディーンブラスター、ディーンキャノン、ディーンバイク、ディーンスピーダーに分離。
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乗り物と接地式砲台に分離する所や、外したパーツがミクロマンの強化武器になるところなどが、昭和ミクロロボットとの共通点です。


エンデバーはエンデバーモービル、エンデバーバズーカ、エンデバークレーン、エンデバータンク、エンデバードーザーに分離。
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実は「エンデバー」って名前は、マーベルコミックス版マイクロノーツにおける、主人公達が乗る宇宙船の名前でもあります。

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ヒーローロボットのガチであるディーンに対し、工作機械や建機モチーフ色の強いエンデバー。どちらも今でも高い人気のある玩具です。


傑作の誉れも高いDEに比べて、ABCはけっこう残念評価というか、注目される機会も少ないんですけど、実はABCもドあきれた大発狂玩具だったってあたりを、今回取り上げようと思います。


付属の武器パーツを各所に装備。
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武器パーツはマグネット鉄球の可動の他にも可動箇所が設けてあり、かなり良く動きます。ワンサカ付けると重さでヘタるのはまぁ、しょうがない。



さらにチェンジトルーパーズ、ゼンマイン、マグネアニマルズ、マグネタイタンズ、ミクロマシン等との合体強化!
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CT、ゼンマイン、タイタンズと合体!
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合体した各パーツにも、回転やミサイル発射などのギミックがあって楽しい!


マグネアニマルズと合体!
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マグネアニマルズのジャガー(黒)とクーガー(青)は、二個セットで定価2,200円なんですが、バロン(黒)とクロス(青)用に、両足を同じ色で揃えようとすると、こいつらをさらにもう一セット買わないといけないってんだから、つくづく恐ろしいシリーズです。

ミクロマンマシン、スパイヘリ、ビートローダーと合体!
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かっこえぇ~!ミクロマンマシンは本当に傑作玩具!

と、こんな風に、マグネパワーズで出た玩具とは、アクロイヤー玩具も含めてほぼ全てと絡みます。アイテムが揃えば揃うほど加速度的に凄さが増してゆくのが、ABCなのです。


ABCは「最新ロボットマン」として理解しようとすると「?」ですが、「最新マグネロボット」として考えると、過去のタカラマグネモ玩具の集大成として、異常な程のコダワリが詰め込まれている事がわかります。

マグネモ11 マグネロボット「鋼鉄ジーグ」復刻版(左)
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司馬遷次郎博士の顔で毎回吹く。


マグネモ鋼鉄ジーグは、マグネパワーズが展開される直前、98年の年末に復刻されました。

マグネモシリーズって傑作玩具だし、欲しい人はたくさんいたんだけど、正直ジーグの知名度は東映ロボットアニメの中でも当時は低い方だったし、スパロボに登場して注目度が上がってたとか、アニメがリメイクされて旧玩具にも脚光が当たってた…とかいう時期でもなく、「なぜに今ジーグ?」というタイミングでの復刻でもあったわけです。

しかも、ジーグ復刻以前って、マグネモ玩具を作る工場のラインが無いので、復刻に当たっては、莫大な投資が必要だったんですよね。

※記憶がうろ覚えで申し訳ありませんが、昔日経新聞で、「タカラは磁石を使用した玩具の製作ラインを作るために、10億円規模の設備投資を行った」という記事を見たように思います。これはホントに怪しい記憶の不確実な話。

そこまでして、何で「マグネモ」を復刻する必要があったんでしょうか。ここを深読みをすると、当時のタカラの遠大な戦略が透けて見えます。

私は前々から、「90年代末のタカラは、海外でマイクロノーツ玩具を出す事を計画してたんじゃないか」と書いてるわけですが、この時点でタカラがマグネモ鋼鉄ジーグを復刻したって事は、この時のタカラはマイクロノーツのフォースコマンダーやバロンカーザの復刻版も、簡単に作る事が出来た状態だったわけですよ。

タカラは海外で新マイクロノーツ玩具として、マグネロボットマンやチェンジトルーパーズ等を造り、さらに過去のマイクロノーツ玩具の復刻版も出すために、マグネットシステムの製造ラインを復活させたのかもしれません。

まぁ、それはともかく、めでたくジーグとパーンサロイドが復刻となり、マグネパワーズでマグネモ規格が旧玩具と完全互換で新展開されたおかげで、旧マグネモ玩具にも脚光が当たり、完全現役玩具として復活する事が出来ました。


そして、マグネロボットマンABCは、それぞれが旧マグネモ玩具をモチーフとして作られていると思われます。

CGビーストがセカンドになった時の衝撃は、なんか昔も一度こんなコトあったな。という気がした。よく考えたらバラタック観た時だった。


エースは、顔がジーグで、色がバラタック。
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バロンは、名前こそマイクロノーツの「バロンカーザ」ですが、黒+緑+金の配色や頭の形状など、マイクロノーツの「エンペラー」により近いです。
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クロスは、色は「ガ・キーン」ですが、顔と名前はマシンザウラーの「銀河帝王デスクロス」。
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一つのアイテムに複数の記号をブチ込む手法は、マグネパワーズではおなじみ(?)なんですが、ABCにもキッチリ2つずつ、旧作マグネ玩具の記号が盛り込まれてて、非常に怖くなります。

そして、マグネパワーズのアイテムを全部集めると、過去のマグネロボの代表的な強化、旧玩具では実現できなかった装備が、ほぼ再現できてしまいます。

エースでの、ジーグやバラタックのような強化。
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実は旧タカラ玩具でも、ジーグ時期には未発売だった、もろジーグバズーカやもろジーグバックラーみたいなパーツをマシンザウラーに付属させる。なんて事をやってました。

バラタックのクランカーハッグまで再現可能だなんて、本当にアキれます。


バロンカーザ・エンペラーにももちろんあった、昭和玩具定番の両手ロケットパンチ。
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これね、パンチはきちんと左右分が二個付属するんですけど、発射パーツは一個しか付属しないので、両手に装備させるには、バロンを二個買いしなくちゃいけないんですよ。

一体の定価が3,500円で、エース、バロン、クロスと、三色を買い揃えるだけでも相当な冒険なんですが、その上同じ色をもう一体買わせようってんだから、恐ろしいシリーズです。

バロンがバロンカーザモチーフって話ですが、ボンボン連載のコミック版では、アクロイヤーに乗っ取られてミクロマンと戦う。なんて話があったそうです(単行本未収録)。


私は以前、クロスはガ・キーン(スィート・クロス!)だ。と言ってましたが、デスクロス(レッドファルコン)の記号も含まれています。
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ネギ坊主ヘッド+トリ。

ガ・キーン要素ももちろんありますよ!
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チェンジトルーパーズとの合体で、ガ・キーンのプライザー、マイティーとの合体を再現!

昭和玩具のプライザーとマイティーは、ガ・キーンの腕を外して胴体に直接付けなきゃいけないるという、アニメでの形とは違う合体でしたが、マグネロボットマン・ガ・キーンはカンペキです!

ガ・キーン、フルパワー!!
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大車輪アタックまで、抜かりなく再現可能。
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マグネロボットマンは、やばい!
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「マグネパワーズの全ての玩具には意味がある」ってのは、こういう事なんです。大量の関連玩具を全部集めた上、さらに二個目まで買う事で、ようやく本当の凄さが発揮されます。

イカレばかりのマグネパワーズ玩具ですが、ABCのオーバーマッドネスはブッチギリです。


さて、マグネロボットマンの名前ですが、エース、バロン、クロス、ディーン、エンデバーと、AからEまで続き、懸賞品の「ロボットマン・ゴースト」は「G」に相当しています。

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つまり、ABCDEGとなり、なぜかFが抜けています。

※その他、トイざらす限定で「クリアーロボットマンエース」(みそどりる氏の記事を参照)が発売されましたが、こちらはあくまでも「A]。

異常なまでのコマか~いコダワリ、偏執的な法則性にガチガチに塗り固められたマグネパワーズですから、なんでこんな事が起こってしまうのか。と、疑問に思ってしまうんですけど、なんとなく、Fは「ファイナルのF」ではないかと思うのです。

「最後」を出す事を嫌ってFを欠番にしたのか、それとも「本当の最後」のために保留にしておいたのか。だってゴーストを「フラッシュ」にして、とりあえずFを埋めとく手だって、あったわけじゃないですか。

個人的には、最後に出たトイザラス限定版の「スーパーロボットマン」。

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これをして、中の人的には最終ロボットマン、「ロボットマン・ファイナル」の位置付けだったのかなぁ。という気がしています。

「ファイナル(最終)」の次に位置付けされる機体が「ゴースト(幽霊)」である事は、オチとして完璧すぎると言えるでしょう。


近年、海外ではコミックでマイクロノーツが復活し、ハズブロからは復刻玩具の発売がアナウンスされ、将来的にはアニメや映画といった形でのメディア展開や、玩具の日本上陸も予想されます。

遠く無い未来、「コンボイ司令官」が、すっかり「オプティマス・プライム」になってしまったように、どっからどう見てもロボットマンなオモチャが、日本でも「バイオトロン」として今後売られるようになるのかもしれません。

ですがやっぱり、「ファイナル」の後の、新しいロボットマンに、また会ってみたい。

そんな風に考える今日この頃です。








そういや、ガ・キーンもロボットマンになってたのであります。


ミクロマン・レッドパワーズマニアクス 「気分はもう、戦場」

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今回はミクロマン・レッドパワーズ中期商品、シークレットブレストを取り上げます。ウチでは初となる、レッドパワーズ玩具の特集記事となりますパチパチ。

最初のレッドパワーズより前に第二弾商品を取り上げるってどうなのよ的な感じもしますが、要するにレッドパワーズは玩具がまだ揃っていないのでした。

右より、スパイアーサー、ニンジャイサム、スナイパーウォルト、コマンドオーディーン、ドライバーエジソン。
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ブレストを指でこすると色が変化し、バックカードに記載された秘密指令の中から正しい指令を受理できる。という、回りくどい機密性の高いギミック。バックカードも、オモチャのギミックの一部となっているのでありますな。
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商品には「シークレット」「スパイ」、「ニンジャ」、「機密作戦」などといった、胡散臭いワクワクする単語が乱舞!このへんは昭和の変身サイボーグやミクロマンでもおなじみ、スパイ路線の復活ですね。

メディア展開はコミックボンボンのマンガのみ。
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(情報提供:ooku氏)

マグネパワーズ時代にはバラバラだった玩具ストーリーとメディアストーリーは、レッドパワーズ時期になると一本化されており、玩具のバックカードにも、シークレットブレストと5人の子供たちの関わりについての記載があります。

アーサーは浅海真悟、イサムは池波はるか、ウォルトは浦沢大輔、オーディーンは沖田クリスティ-ン、エジソンは江島智。レッドパワーズミクロマンがこの5人の子供たちの心と共鳴して、フォームチェンジした姿が、シークレットブレストです。

しかし、基本シロクロ印刷のマンガ連載で、色が変わっただけのフォームチェンジを表現するなんてのは、並々ならぬ超人的力量が要求されると言えます。白黒ゲームボーイで遊ぶ「ぷよぷよ」みたいですな。


※と思ってたら、ooku氏より追加のタレコミを頂く。
ボンボン連載では、子供たちとの共鳴によってブレストの輝きが個別に変化する事までが描かれましたが、連載はなんとシークレットブレストの発売前月に終了してしまい、結局マンガでシークレットブレストフォームが描かれる事は無かったとの事です。

なんたる不遇!私は流れ落ちる涙を止めるすべを知らないッ!!


エジソンは単品売りがなく、「秘密移動基地ミクロトレーラー」の同梱。
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ミクロトレーラーは日本未発売のアクションマスター・コンボイに付属した、トレーラービークルのリデコ版。

モトが80年代品なので少々の古臭さはありますが、クリア成型+シールによるディテールアップや、ミニフィギュアと絡めたプレイバリューの高さなど、なかなかの名リデコと言えます。
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箱の内側を切り抜いて組み立てると、なんとアクロイヤー基地になります!
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貧乏くさいとバカにしてはいけない。「機密作戦M」にはアクロイヤー基地を段階的に攻略するための指令が含まれており、秘密指令内に指定される攻撃目標や破壊対象がこの基地内には含まれています。つまり、「ルール通り」にシークレットブレストを遊ぼうとするなら、(そんな奇特な人が現在いるのか謎ですが)この基地は「機密作戦M」というキャンペーンシナリオの核心となるわけですよ。



さて、玩具についてですが、素体はヘッドも含めてレッドパワーズ商品の色換えになります。レッパ素体からの大きな変更点としては、

〇素体が平成ミクロ一般販売商品ではサイバーを除き、初の非クリア素体。
〇赤一色だったLEDの発光が、今回はキャラクター毎に変わる。
〇ブレストの黒い部分をこすると、色が「赤、青、緑、黄」のどれかに変化。
〇各キャラごとに別売りだった武器装備が、一体に全部付属。

というもの。

でですね、シークレットブレスト。これはですね、シリーズ中でも圧倒的に人気の無い商品です。

何が不評だったって、まぁいろいろありますが、ブレストの色変化は、エジソン以外は「4種のバリエが存在する」という事になりますので、コンプリート目的だと16体買う事になりますな。しかも表面上、見た目が全く変わらないバリエで、集めたい気分が全く高まってまいりません。

バラだった付属品が全部付属している仕様も、「ヤッター、ウレシス!」とは思わず、「最初からやれやコラ!」という気分にさせられる。
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これ実はけっこう深刻な問題でして、新商品が出ても、「どうせ後から完全版が出るんだろ?」というカンジになってしまい、ユーザーに「買い控え心理」を与えてしまうわけです。実際、次の商品、シャイニングテクターでも、同じ事が起こります。

最大のナニな点としては、そもそも論になりますけど、素体の色が実に地味~でカッコ良くない。
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クリアとメッキで宝石のようだったミクロマンのキラキラ感もどこへやら、これじゃまるでみそナスピーマン炒めというか、ババァのブティックの店先といった色合いで、全くワクワク感が沸きません。

名前に「コマンド」だの「スナイパー」だのと付いてるため、リアルミリタリーっぽさを出そうとしたのか?という気もする一方、「リアルミリタリー」とは程遠く、ストーリーでは子供たちとの共鳴を推してたり、関連のビークルにリアルミリタリーっぽいのも無いおかげで、正直何を狙っているのかわからないラインでした。

マグネパワーズの頃の華々しさもどこへやら、玩具は色替えばかりで新規無し、メディアは雑誌のグラビアとマンガのみ、敵基地は紙、メインのギミックはバックカードとの連動と、総じて紙頼みという印象で、まぁ百歩譲って昭和時代のミクロマン展開みたいです。これホメ言葉になるのかね?


一般的にはちっともウケず、まぁ~市場で余り、後年オークションでレッドパワーズを検索しても、リストされるのはシークレットブレストの未開封品ばっかり。というのが今に至ってもお約束です。


それでは、このシークレットブレストって、結局一体ナンだったんですか?という事なんですが、これは昭和ニューミクロマン時期のリアルタイプカラーの再現なんですね。

昭和ニューミクロマンとダイアクロンの時期、80年代の前半は、正規ライン玩具やプラモデルキット版に、当時のアニメプラモブームを取り入れた「リアルタイプ」というバージョンがあったのですわ。

ミクロロボットⅤ、リアルタイプカラー
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ミクロロボット、リアルタイプカラー
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シークレットブレストも、実はやはり昭和のミクロマン、しかもニューミクロマンの軌跡を辿る玩具なわけですね。

さて、少々脱線となりますが、ここで80年代のアニメプラモデルブームについて、少々語らせていただきます。




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80年代初頭、ガンダムまでのプラモってのは、こういうカンジの箱でした。初期のガンダムとザクのプラモも、バンダイのこのライン、「ベストメカコレクション」の単発企画からスタートしています。

ガンダム以前の「アニメモデル」で流行ってたのは、映画化されてブームになっていた「宇宙戦艦ヤマト」。

アニメロボットのプラモっていうカテゴリは、アオシマの無茶合体戦艦や無茶合体ロボ、可動のほとんど無い怪獣プラモや色替え流用の基地プラモなんかと一緒で、「子供向けオモチャ」の延長線上だった時代ですな。

スター・ウォーズの輸入プラモは「SFメカ」というカテゴリで、高額な事もあり、高年齢層に人気でした。



そして80年に入っていよいよガンプラブームが来るわけですが、その立役者となったのが、もちろん模型誌の「HOBBY JAPAN」。

HJ誌はガンダムの初期キットを改造してジオラマにより劇中場面を再現したり、AFV(戦車プラモね)キット製作の技術を転用した、電飾や汚し塗装などによるディテールアップ、未キット化MSのフルスクラッチビルド等、極めてハードな作例を連発して青年層のアニメファンに大人気を博し、そのブームがジャリガキに伝播して、いわゆるガンプラブームに発展して行ったのでアリマス。


初期ガンダム世界観の拡張に大きな役割を果たした、朝日ソノラマ版小説ガンダム(初版1979年)と、みのり書房の伝説的ムック、ガンダムセンチュリー(1981年発行)。
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朝日ソノラマの小説版には、2巻以降の表紙に大河原氏による描き降ろしのガンダムイラストが採用されるのですが、このガンダムがまぁ~、黒い。(宇宙迷彩仕様)

さらに機体の各所には、現行の戦車や戦闘機に施されるような「書き文字」(マーキング)が施されており、ファンはこれらの書物で提示される膨大なバックストーリーによって、「ああ、モビルスーツってのは現行兵器みたいに作られ、運用されるモノなんだなぁ」という事を意識させられ、作品世界に深く没入してゆきます。

その土壌が、「オトナがくそまじめに作るプラモ」としての、ガンプラ製作思想を用意して行ったのです。


HOBBY JAPAN 1981年4月号
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ガンダムは岩瀬昭人氏、キャノンは小田雅弘氏による作例。今じゃレジェンドですな。

小田キャノンのマーキングには、映画公開前の作例なのに「C-109」のマーキング。これは小説版の設定に準じているわけ。


しかしガンプラブームの最中でも、ガンダムのキット自体はアニメに登場するモビルスーツを忠実に再現しようとする物で、「リアルモデル」ではなく、まだあくまでも「アニメモデル」の範疇でした。

82年(映画「めぐりあい宇宙」公開直前あたり)の誌面広告
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これらを「リアル」にするため、当時のジャリガキもHJ誌を見ながら色を塗ったりホットナイフ当てたりドライブラシでこすったり、AFV用のデカールをガンプラに転写したりしてたわけです。

そして、ガンダムをバンダイに取られたタカラも、ミクロマンやダイアクロンをリアルタイプカラーにしてみたり、「ミクロガンダー3」なんていう、ロボダッチあたりがやりそうなあけすけな名前のロボを出したりして、細々と抵抗を試みていたわけです。


しかしタカラも、81年には「太陽の牙 ダグラム」で、早くも一大攻勢に転じます。
個人的にダグラムはOP、EDよりも予告に燃えます。


ダグラムの箱が発掘できず、ブロックヘッドでごかんべん。
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タカラのダグラムキットには最初からマーキング用のデカールが付属し、関節部のポリキャップ使用や、武器持ち用手首の付属など、様々なアイデアを盛り込んでヒット商品になりました。

当時私が組んだソルティック。ヘタクソな迷彩塗装が時代を感じさせます。
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判り辛いですが、キャノピーの中にコックピットがあり、塗装したミニフィギュアが載ってます。当時はこのディテールに、今までに無い「説得力」を感じてシビれました。

ダグラムのヒット以降、世間のアニメプラモは空前のリアルタイプブーム!どう考えたってリアルとは縁遠い、バクシンガーやサスライガー、パチもんプラモのザ・アニメージまで、「リアルタイプ」なキットを出しています。

首から上が生戦車。ほとんどギャグのザ・アニメージ装甲バトルアーマー。
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ガンダムが「リアルタイプ」のキットを出すのは実は後発で、ガンプラブームも既に下火の頃。当時のプラモブームのメインストリームは、ダグラム、ボトムズのタカラ=「リアルタイプ」=プラモ。バンダイはザブングルのウォーカーマシンでがんばってました。

この「リアルタイプ」ブームにはですね、実は少年ユーザーにとって、非常に大きな意味がありましてですね、小学校の高学年~中学生くらいになりますと、オモチャなんて恥ずかしくてとても店では買えません。ネットでポチリ、即宅配。なんていう、現代のフェイスレスな環境とは全く異なります!

スーパーやデパートでオモチャを買う時には、レジではリボン掛けますか?と、必ず聞かれ、顔が真っ赤になる事請け合いです!←一応解説。「これ、あなた用じゃなくて、もちろん親類のチビッコへのプレゼントですよね?」と聞かれてるわけ。


オモチャをレジまで持って行く。なんてミッションは、未成年が本屋でエロ本を買うのと同じか、或いはそれ以上に恥ずかしい、ジャッキーやインディーも尻込みする危険な冒険でしたが、「リアルタイプ」プラモなら恥ずかしくない!これは青少年向けのホビーです!この差はでかい!ふじこちゃんのオッパイよりでかい!

メーカー各社としても、10代~20代の年齢層にも訴求できる商品として、リアルタイプ商法にはウマみがあったと思います。

ニューミクロマン、バイオスーツ(画像は私の捏造)
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バイオスーツは、故郷を失ったミクロマンが未知の宇宙を放浪する。という、地球も子供も出てこない、当時のリアルSF(アニメ)ドラマを意識した世界です。

ちなみに、この時期のニューミクロマンは、オモチャのクセに後のプラホビー史に大きな影響を残した存在だったりします。

HOBBY JAPAN 1982年5月号 「すばらしき駄物キット」
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特集はミクロマンやダイアクロン、ロボダッチやアラレちゃんといった、「子供向けプラモ」を、とことんハードに改造してしまおう。というエクストリームな企画。

モデラーの横山宏氏は、ミクロマン強化スーツを改造して、A.F.S(Armored Fighting Suits、後のA.F.S Mk-I)という機体を作成し、この記事が「SF3Dオリジナル」の連載第一回となります。

つまり、現在も続くマシーネン・クリーガーのスタートは、なんとミクロマンの改造記事だったわけ。私もこの頃はプラモに夢中で、オモチャもミクロマンもとっくに卒業でしたが、この記事読んであわててニチイに自転車飛ばし、強化スーツを買いに行きました。当然レジでは堂々と男らしく、リボン掛けてください。とお願いした事は言うまでもありません。

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ニューミクロマンの玩具カタログも、後期になると、ストーリーを推す方向ではなく、改造用の素体として使用することが推奨されています。

この頃は「オモチャを改造してリアルにする事」は、ごくアタリマエのトレンドであり、後期ニューミクロマンは当時のSF(アニメ)プラモデルや、「リアルタイプ」という流行と非常に縁が深い存在であったという事、リアルタイププラモを商品として成功させたのは、バンダイではなくてタカラだった事なんかは、覚えておいて下さい。

と、いうわけで、昔の模型誌のカラーグラビアっぽい感じで画像を作ってみました。
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さて、ダグラム以降のアニメプラモは、82年に「マクロス」が始まり、さらにヒートアップ!

イマイの「デストロイド・モンスター」
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マクロスはハードコアな「男のSF軍事世界」を継承するのかと思いきや、「アニメ美少女アイドル」という全く新しくも極めてナンパな概念を作り出してしまい、以降、ロボットアニメにはバンバン美少女が登場。劇中でスポットライトを浴びてスカートをなびかせ、シャワーも浴びればもファックもする(オーガス)という、80年代中期の新たなアニメのトレンドを生み出す事となります。

バカにしてんのかコラ。と、当時は(ガキだったので)思ったもんですが、今じゃ美少女の無いアニメやマンガなんてありえねーですね。


と、いうわけで、シークレットブレストを用いて、80年代のアニメプラモブームを象徴するような画像を作ってみるか!と思ったらできた。

ので、公開します。
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元ネタがわからん人は、「サザンクロス ラーナ少尉」でぐぐってみて下さい。


サザンクロスは、毎回の見せ場がメカの戦いやハードなストーリーではなく、女子のシャワーシーンという、マクロスに始まる超時空ブームにトドメを刺した80年代アニメブームの極北にしてガラパゴス。

「ロリコンを採り入れたボディ」というキャッチに当時は頭痛を感じたのですが、今やロリコンを採り入れないアニメやマンガを探す方が難しいんですから、アリイをバカにはできませんね。

AFV(戦車プラモ趣味)にしても、80年代のアニメモデルブーム以降、永遠に絶滅種だと思っていたのですが、今になって戦車プラモがロリコンを採り入れてブームになってるなんて、全く想像も出来なかった事です。いやぁ、長生きはするもんですね。




さて、商業的には不発だったシークレットブレストですが、非クリア素材を使用したおかげで破損の心配も無く大胆に遊ぶ事が出来、一部ファンの間では当時流行していたカスタムミクロマン用の改造素材としても(狙い通りに?)重宝されました。

また、地味な色合いは、G.I.ジョーやスターウォーズといった玩具のビークルや装備で一緒に遊ぶ際、非常にマッチします。
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装備はジョーのもの。

3.75インチフィギュアでは搭乗できない、G.I.ジョー・シグマ6のミッションスケール玩具も、全く問題なく運用可能です。

シグマ6のドラゴンホークと。
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3.75ライン、ARAHビークルのHAVOCと。
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G.I.ジョーROC、R.H.I.N.O
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私がネットし始めの頃って、ミクロマンの乗り物用にジョービークルを紹介しているサイトばかりでして、そういうのに違和感を感じてG.I.ジョー玩具を紹介しはじめたんですが、こうして絡めてみると悔しいほどにマッチします。

スター・ウォーズだってイケる!
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スピーダーバイクと。
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近代ジョー玩具随一の大バカ玩具、P.I.T.ヘッドクォーターは、シークレット基地に。
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展開するとマキシマスよりデカくなります。シークレットブレストの色とは非常に合いますね。

秘密もクソも無い、超巨大プレイセットが完成!
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と、いった、マニアックな遊び方もできるのではあります。

しかし、シークレットブレストは、昭和リアルタイプミクロマンの再現だと思えば、使いどころも愛着も沸くのですが、それが非常~に伝わり辛い!!

ミリタリーライクな側面を強調するのは、後の「ミクロフォース」や「ミリタリーフォース」でも採用されたガチ燃えの企画ですから、もうちょっとそれらしいアクセサリーや拡張パーツが展開されていればなぁ。と思います。

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「気分はもう」は映像化、音楽化が無いので、メモリーズのOSTで。


せめて強化スーツをシャイニングテクターじゃなく、非クリア素材でこっちに持ってきていてくれていれば…

と、思わないではないですね。


さて、今回の記事は妄想電波成分が全く無く、読者の皆様方の中にも、「まさか、NORは正気に戻ってしまったのか?」とご心配の方もおられよう。

しかしですね、実はシークレットブレストの文芸設定の中には、「ミクロマン世界の核心」に迫る、重要な記号が隠されております。←実は正気に戻ってません

ま、そのへんはいずれ詳細に書くことといたします。長くなるからな。

電脳冒険記ウェブダイバー 「息子と俺のウェブナイト」

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息子~っ!キサマのグラディオンを今すぐによこせ~っ!

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ななな、何事だ?この世の終わりか!?



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うわっ!とーさん、床の上ウェブダイバーだらけじゃん!アホと違うか?つうか顔色悪ッ!

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うむむ、DXウェブナイトがあまりにも楽しくて、気が付いたら徹夜で遊んでしまったのだ。

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信じられんオッサンだな。てかあの後、オレの部屋のDXウェブナイト、さらに持ってったでしょ。

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もう楽しくてしょうがねーっすよマジの話。あまりにも楽しいのでブログで記事書く事にした。オマエも出演しろ。

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久々の出演だなぁ。CAMBOT以来か… まぁいいけどさ。


この、シャキーンクセになるなぁ(笑)
しかし懐かしいねウェブダイバー。けっこう買ってもらった感があるわ。

当時買ってもらったグラディオン。
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SL機関車がロボットに変形するよね。

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正味のハナシ、前年のトランスフォーマー・カーロボットのややこしさに比べたらマシだけど、変形難しくてオレの手には余った。

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オマエ不器用だからな。オマエは昔からオモチャよりもテレビゲームが好きだったから、テレビに繋いでゲームも遊べるウェブダイバーは喜ぶかと思ったのだ。

背中には、テレビでゲームを遊ぶためのコントローラーボタンが付いてる。
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でもねぇ、そのゲームがあんま面白くなかったんだわ(笑)
しかしなんでオモチャとゲーム機合体させちゃうかね。当時の子供はゲームしたいならゲームボーイでやるっつーの。開発も大変だし、オモチャの値段も上がるしで、イイ事無いでしょ?

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前のミクロマンのマグネパワーズやレッドパワーズで、ゲーム機の変形オモチャを出したけど、それでホントにゲームができるわけじゃなかったわけで、よっぽど悔しかったんじゃないの?

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昭和のミクロマンでも、実際には音が出ない「ウォークマン型変形ロボ」なんかを出した後、変形ラジカセロボにラジオとスピーカー仕込んで本当に音出させたりしててさ、まぁ、タカラ伝統のやりすぎ職人根性と言えるな。

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結果中途半端になっちゃうなら元も子もない気もするけど。
まぁ、グラディオンはカッコ良くまとまってるし、テレビに繋ぐ事を考えなくても、カッコいい変形オモチャではあるね。
でもウチのグラディオン、買ってもらった時からあちこちユルかったんだよなぁ。

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リサイクルショップで1000円で買った中古だからな。

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じっ…、じじぃ~っ!
今までゼンゼン知らん買ったわ…
もしかしたら、これも…?

DXウェブナイト ガリューン
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リサイクルショップで中古100円

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腹立たしいわぁ!
…まぁ、いいよ、ガリューンはガレー船の海賊船が変形するっていう、珍しいオモチャだね。

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細かいところが本当に良く動き、可動文句なし、塗装はキレイ。隻眼の意匠とか、帆がマントになったり、すごく良く出来てるよな。

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装備品も余り無しでギミックも豊富!変形玩具としちゃぁ傑作部類!
ボールジョイント無しでここまでの設計を実現できたのは本当にスゴい事なんだぞ!

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でもやっぱ、買ってもらった当時からあちこちユルかったけどな。

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中古100円だからな。
そっ…、そうそう、コレはキチンと新品で買ってあげたんだお!

DXウェブナイト ドラグオン
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これは新品だったのか。でもそのせいか、ユルいどころか今度はクリックが凄まじくカタくて、オレには変形はムリだった。すげぇデカいしさ。

羽拡げるとこんなだぜ?やりすぎだろ。

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でもすごい遊べたろ?

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うん、ドラゴンモードもド迫力で異常にカッコ良いよね。後部にいろんなモノ積めたし、基地になったり、要塞みたいになったり。

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とーさんもコレすごい好き。後ろの長い積載部がパタパタ畳まって箱型に収まるとこなんか、タマラン。正直トランスフォーマーのオモチャより好きかもしれん。

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ウチのブログには、「アイラセキュラ おっぱい」で定期的に検索してくる謎の人がいるんだが、何度も言うがおっぱい星人はシャアク=ティだからな!

しかしコイツは傑作玩具。

西友のワゴンで新品500円は超お買い得だったな。

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コラ~ッ!!!!!!!
あの頃、ドケチのとーさんが頼みもしないのによくオモチャ買って来るんで、おかしいおかしいとは思ってたが、そういう事だったのかよ!!

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そういう事だったのだ、息子よ。
だってウェブダイバー、どこでも安かったんだもん。

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だもんじゃねーよ!
あんまし売れてなかったんだね、当時…

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まーなー。
変形モチーフが人型ロボットじゃなくて幻獣だったり、ボールジョイントを徹底廃止してたり、ビーストやカーロボなど、今までのTF玩具とはしっかり差別化してて、新しい楽しさがあったオモチャだったと思うんだがな。
おかげで後期商品は傑作ぞろいだったのに数が少なくて、こないだ買ってきたのはそのへんなわけだ。

一番の目玉はコイツな。

DXウェブナイト ワイバリオン
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フロート付きのレシプロ機という激シブなモチーフ!当時の一部雑誌では「ゼロ戦」と紹介されていたらしい。

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これはまた…翼の菱形マークもなんとなくあざといね(笑)

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ワイバーンだから手が無いのか。でも無骨でカッコいいなぁ。

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こいつはグラディオンと合体して最終形態の「ビクトリーグラディオン」になる、マストなアイテムでもあるのだ!
昔とーさんはウェブダイバーを集めようと思ってたんだけど、コイツが売ってないのであきらめたってブツなんだな。

コレがやりたかった!ビクトリー合体!

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あんま変わんないじゃん(笑)

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そう言うなよ(笑)
後ろから見るとカッコいいんだけどな。

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翼が付いて脚に履物するって合体とか、「ビクトリー」って名前とか、これは昭和のビクトリーセイバーを明らかに意識してるわけだ。

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さらにガリューンの胸当てを装着!

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こりゃもうガイキングだぜ、ガイキング!!

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知らねーって(笑)

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あと買えたのが、ダイタリオンとお供の二体な。

ライガオン(左)、ペガシオン(右)
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双発ヘリに6輪バギーという、これもシブいモチーフ!

変形すると、ライオンキメラとペガサスに!!
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中央は中の人、タイタンな。

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ライガオン、ヘンな顔してんな(笑)
つうか、ペガサスって天馬でしょ?6輪バギーのどこが天馬だよ。ツノ生えてるからユニコーンだろ。

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うるさいね。「ユニコリオン」なんて名前、カッコ悪くて付けられないだろ。

見つからないのは圧倒的にペガシオンなんだけど、父さんはヘンな顔のライガオンがなぜか異常に気に入っちゃったの。理由は無い。

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ライオンキメラっつーか、ヒンドゥー神話の獅子面獣人、「ナラシンハ」だな。

そんでこれがご主人様。

DXウェブナイト ダイタリオン
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うわーっ!謎飛空挺!

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タイタンがヘッドオン!ウェブ世界の神、ダイタリオン!

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でかい!お城感がたまらん!RPG伝説ヘポイの城ロボみたいで大好き!

頭ロボのタイタンから出る赤外線で、胸の「ヘルツゲート」が自動解放されるギミックがある。

グラディオン本体とのゲームでの連動はオミットされちゃったが、まぁこの頃にはテレビに繋いで遊んでる子もそういなかっただろう。

アタックモード
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このシリーズはドラゴンとか城とか、本当たまらん。

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アニメでは時間を制御できる強キャラだな。我が家にも時の神が三神揃ってしまった。

時の支配者ダイタリオン、次元監視官ベクタープライム、時空調査員ハインラッド
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ライガオンとペガシオンは変形して、ダイタリオンの頭部になる。ベッドインヘッドイン!

ダイタリオン・ペガス
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ダイタリオン・ライガ
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この盛ってます感がたまんねぇ~!!

ビークルモードでは、お供と三体合体!

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お供はダイタリオンの武器に変形して両手に装着できる。

最強合体、「ダイタリオン・プライム」!

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いやスゴイね。よくわかりました。ごちそうさまです

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バカたれ!さらに我が家のダイタリオン・プライムにはもう一つ秘密があるのだ!見よ!

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?中になんか入ってるな…

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中には「レッドジウム・プライム」を持つミクロマンの王、マスターミクロマン・ソロモンが搭乗していたのだ!

名付けて神王マスタープライムだ~っ!

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肩パットプライムの間違いだろ。

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悪路木夢粋のマンガかと思ったわ。

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肩パットプライムだぁ!?
何なのそれ、バカなの?アンタ中二病!?
そりゃ確かにさ!グラディオンは銀時だけどさ!そりゃないよね!?
全国1億人のタカラファンから一斉にカミソリ送られて来るよ?
一生髭剃りには困らないくらいにだよ?
てかオマエのせいで、とーさんまでタイタンが肩パットプライムに見えてきちゃったじゃないの!!どう取ってくれんの、この責任!!

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こんなオッサンが我が父とは以下略。
しかし、ミクロマンやらウェブダイバーにも「プライム」(トランスフォーマーの司令官の名前)って単語が出てたんだ…

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こういうトコにファンはグッと来るわけよ。一見、全く別の作品同士でも、「繋がり」を感じさせる絶妙な仕込みが微か~に仕込まれててさ、「昔のオモチャを忘れさせない」わけ。
他社玩具には無い特徴っつうか、タカラのファンを特別カルト化させる要素だわな。

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カルト化してんのは主にうちのオジサンだけどな。

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フフン、そうかな?例えばさ、ウェブダイバーも、後年の有名タカラ玩具に関連してるって聞かされたら、どうよ?

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いや、それは無いでしょ。ウェブダイバーって続編も無いし、後番組のダイガンダーはどっちかってとビーダマンっつーか、「盛り」が特徴のプラクションっぽいオモチャだったよね?


人気作だったわけでも無いし、普通そんなの引っ張らないでショ。

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マイクロン伝説。

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は?

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マイクロン伝説のコンボイよ。

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あ~、これはオレも好きだった!マイ伝もとーさんけっこう買ってくれたよね。メガトロンバーニングモードが好きだったわぁ~。

てかどこがウェブダイバーだよ。
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 ・
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あっ!

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気が付いたようだな。そう、

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肩パットだ!!

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トランスフォーマーマイクロン伝説 コンボイスーパーモード 
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また、昔子供に買ったオモチャを引っ張り出して…
こんなオッサンが以下略。

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マイ伝コンボイスーパーモードは、コンボイとしては異例の肩パット(ゴリラ除く)。
体型など、ゼンゼン違うように見えるけど、細かい部分の意匠では、意外にマイ伝コンボイとグラディオンで似てる部分がある。よく「半漁人」と揶揄されるコンボイらしからぬスーパーモードの顔も、実は騎士の鉄化面モチーフとして考えてみると、グラディオンのマスクオンフェイスによく似てるのだ。
ギミックも赤外線通信によるモーター起動や変形途中のスイッチングによるギミック、関節越しに電気配線を通す技術など、ウェブダイバーで培われた新技術が遺憾なく盛り込まれているのだ。

ウルトラマグナスに見えねェ~!と大好評のマイ伝ウルトラマグナスも

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ダイタリオンと言われれば、そう見えない事もないわな。

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な~る~ほ~ど~…
ウェブダイバーみたいに、例え商業的に成功しなかった作品だったとしても、当時のタカラが「過去の作品を尊重するメーカー」だった事は感じられる。

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そーいうことだ。だから「オトナになってから」でも戻ってこれちゃうので、タカラ玩具は始末が悪いんだよな。

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マイ伝コンボイはオレもけっこう好きだったから、最後なかなか楽しい話でしたわ。


アレもすごいオモチャだったよね~!

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まぁな、とてもリサイクルショップで新品1000円だったオモチャとは思えんわ。

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やっぱりなのかじじい。


メガ盛りマイクロン伝説

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と、いうわけで、ウェブダイバー玩具の記事書くためにマイクロン伝説のコンボイ引っ張り出したら知っちゃぁいたけど超楽しかったのでなんかマイ伝玩具引っ張り出したらやっぱり超楽しかったので遊んでたわけだ。

なんとなくクラシック・J-HIPHOPを聞きたい気分になった。


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で、ミクロロボットCAR・・・あわわ、マイクロンがウチにはなぜかアホみたいにあったりするので、

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せっかくなので今回盛ってみる事にした。

全身エボ凸装備のレ〇イプ魔、メガトロン様。

とりあえず13点盛り
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裏側は見えてませんが、盛ってます。

サイバトロン司令官のコンボイより、ゼンゼン盛れてるんですが、まぁ~、メガ様の実力はまだまだこんなモンじゃないんです。


メガ様ビークルモード、14点盛り。
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もう完全にイッちゃってます。何がなんだかよくわかりません。

コンボイがスーパーモードになってウルトラマグナスも付けた時の量と、同じくらいのマイクロンが、このサイズにビッシリとタカってます。


マグナコンボイ、11点盛り。
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コンボイガンをアストロブラスターとかにすればもっと行きますが、まぁ、あんまりコンボイでガメつく稼ぐのもどうかなという気もしちゃいます。

メガ様の右腕、ショックウェーブにも盛ってみた。



ショックウェーブ15点盛り
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大きさがあるせいでメガ様ほどのイカレ感はありませんが、それでも相当なモンです。後部の4人はシートに座ってるだけで、エボリューションしているわけではないので、実質は11点エボリューションであります。

そして、メガ様とショックウェーブを合体!

バーニングメガトロン30点盛り
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これで崩れてしまわない強靭な足腰。日プロ時代、力道山先生の鬼のシゴキに耐え切った成果と言える!←嘘

アストロブラスター、スターセイバー、コスモテクターと、3種の神器も独り占め!

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もう意味不明です。

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ゴミ屋敷とか言うな!!

楽しかったですか?と聞かれたら、かなり疲れました。と、答えざるを得ない。


それはともかく、マイ伝は超楽しいので激しくオススメであると言える。

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なんかカッコ良く見えた不思議。
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