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超変態玩具発掘

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あさて、なんかこのう、ちょい前にDXウェブナイトまとめ買いしちゃって以来、なんかスイッチ入っちゃっいまして、0年代タカラ玩具なんかを買ってみたり、ディープダンジョンから引っ張り出してみたりしてたわけです。

マイクロン伝説 デバスター
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これ、当時は欲しい欲しいとは思いながらも割り切りすぎな体型にビビってスルーしてたんですが、みそどりるさんのレビュー記事見て、猛烈に欲しくなったので買ってきました。

昔は電動走行+電動歩行のロボットマン系だと思ってたら、まさかのコロガシ系だったというのもスルーの理由でありましたが、うるさすぎず、小気味良いサウンドギミックと、なんといってもビークルモードでマイクロンが運転席に載れる。というのが最高に気に入ってます。

キャタピラはやっぱりヒビ入りまくりだったので、テカテカするのは覚悟の上で、瞬接をハケでベタ塗りしてヒビに吸わせ、タフに遊んでます。

燃える男のモテ建機!
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で、ホントのところは埋蔵されてるDXウェブナイトを探してたんですが、スタスクが出てきた。

マイクロン伝説 スタースクリーム
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オレは可動なんて気にしない派。と普段うそぶく自分ではありましたが、コイツの腕はもうちょっとならんかったのか感があるといえばある。

好きなキャラだけにね~。


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マイ伝スタスクは、飛行機のクセに、やけにサーキットが似合うと思うのである。


で、買ってきましたDXウェブナイト。

DXウェブナイト フェニクオン
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新幹線がフェニックスにウェブチェンジ!マジか。

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色がキレイなのがイイですな。総じて目付きが微妙なウェブナイトの中でも、コイツは割かしキリっと仕上がってます。

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グラデーションがキレイなんですよね~。

リサイクルショップで箱入り1000円で買った後、冬物のジャンバーを買おうと思って行った別のリサイクルショップで500円で売られており、非常にちくしょうと思わないではなかったと言えます。



で、本当に探してたのはコレだったんですが

DXウェブナイト グリフィオン
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これは昔、ジャンク300円で買ったブツ。その頃はウェブダイバーって事もスッカリ忘れてて、怪しい色合い、奇怪なオーラに魅了され、ワケもわからず買ってみたブツなのでした。

ジャンクなので羽に付くはずのホーミングショットが両側欠品してるのであります。

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見るからに怪しい後姿してますよね(笑)

怪しげなSF戦闘機が、グリフォンにウェブチェンジ!

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やっぱり怪しげ。

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なんじゃこりゃ感が募りまくりingです。

買ったときはなんかのパチモンか、フックトイの類かと思いました。

で、グリフィオン、昔からスゲェ気になってた事があるんですけど、股間のこのパーツ。

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飛行機の時の接地性とかにも別に関わりは無く、なんかのギミックがあるわけでもない。しかしこれはどう見てもチ〇ンポです。いやまさかねぇ。

なんか知らんが可動軸まで設けてあって、意味深すぎますが、いやまさかねぇ。

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いやこれ、チン〇ポだよ!どう見ても〇チンポだよ!しかも、ボッキーン!ってしてるよ!?

いやまぁね、昔は確かにロボダッチとか、チンポ〇付いてロボだってあったけどさ、ウェブダイバーったらもう、21世紀のアニメだよ!?許されないでしょそんなの!!

とはいうものの付いてるものは付いているのでしょうがない。

タクには説明書も無いので、これがどういった役割の機関であり、アニメやメディアなどでも、どのような暴れん棒将軍っぷりを発揮していたのかもわからないんザマス。

しかし、ooku氏からのタレコミにより(しかしウチはソース元毎回同じだな)、なんとこれがグラディオンとの合体時に活躍する暴れん棒将軍である事が判明!

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前から見るとちょっと魚屋の前掛け風。肝心のホーミングショットも欠品してるのでますます掛けてるだけ。

グラディオンには胸に、プラグイット用と思われると合体パーツの判定スイッチみたいのがありまして、

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各ウェブナイトの合体面には、グラディオンとのプラグイット時にここを圧迫するような突起がさりげなく設けられているのですが、

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グリフィオンはこのスイッチをチンポで押してるわけです。オイーッ!!

合体時はグリフィオンの首も、こんな位置になります。

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 ・
 ・
 ・
 ・
オイーッ!!

杉田×中村のカップリングと考えると腐女子的にスイッチが入るネタになるのだろうか。いや、よくわからんけど。

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トップガン。と、いうよりは、ベストガイだな。


想像以上の変態玩具でした。まいったぜこりゃ。


ミクロフォーマー・ゾーン

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で、最近マイ伝玩具で遊んでて、そういやぁウチにミクロロケットベースがあったなぁ。と思い出したわけです。

ミクロロケットベースはレッドパワーズ、シャイニングテクター期の大型基地で、元はトランスフォーマー・ゾーンのロケットベースなのでありました。

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ロケット打ち上げ基地がビークル、基地に三段変形します。

もともと、TFゾーンのマイクロトランスフォーマー用として設計された物なので、ミクロマンと絡める際に少々の不都合もあったりはします。有名なのは「砲座にレッドパワーズ座れない問題」とか。

実はマグネパワーズだと余裕だったりします。

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つうかロケットベースが優秀なので、様々な玩具と一緒に遊べるわけですな。

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後期レッパは商品展開が少なくて、シャイニングテクター専用基地にしちゃうと相当にさみしい気分になるのですが、ここはいろいろ引っ張り出して遊んでみるのがイイでしょう。

ウチにゾーン期のマイクロトランスフォーマーはイッコも無いんですが、そうじゃそうじゃ、マイ伝のマイクロンがあったワイ。

と、いうわけで、せっかくなのでスターコンボイも引っ張り出して、マイクロンと絡めて遊んでみようと思ったわけです。

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まぁ、アタリマエですけど、違和感無く遊べてしまいます。

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マイ伝期のマイクロンは(人格的に)キャラが立ってないので、そういった意味での遊び辛さがあるといえばあります。

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やっぱりミクロマンとも一緒に遊ぶと、ドラマ性は高くなりますね。

フと、スターコンボイをミクロマンと絡ませたらどうなのよ。と思ったのですが

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やっぱり問題なくマッチしてしまうのでありました。

ビークロモードでも付属パーツのシートで搭乗できますし、後部展開で5人全員が登場可能に!マジか!

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電動走行させるとシートは回転するので、罰ゲームみたいになっちゃいますが。

ロボットモードじゃぁ、さすがに絡まないだろぉ~。

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と、思いましたが、なんと胸のゾディアックルームにミクロマンが搭乗可能!

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胸カバーを閉じると、クリアパーツのウィンドー越しに、ミクロマンの姿が外からでも確認できます。

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かかか、カンペキじゃねぇのこれ!

ミクロマンが載れて、カバーを閉じると外からも姿が見えて、電動でロボットが歩き、ビークルモードでは走行して、基地にまでなる。

スターコンボイは、玩具史上最もロボットマンなコンボイと言えるでしょう。



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トランスフォーマーZの「ゾーン」というキーワードにも、ミクロマンへの回帰指向が感じられます。

スターコンボイは、やはり最高です。

電脳冒険記ウェブダイバー 息子と俺のプラグイット

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息子~っ!キサマの使っているテレビを今すぐよこせ~っ!!

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ななな、何事だ?今度こそこの世の終わりか!?



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またウェブダイバーかよ!
・・・っつうか、グラディオンまた買って来たわけぇ?イッコうちにあるじゃないの、イッコ!!

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むむむ・・・つうかなぁ、あの後オマエの部屋を浚ってみたが、プラグイット用のケーブルがどーしても見つからないワケなんですよ奥さん!

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奥さん!じゃねぇっての!
てかまたオレの部屋の押し入れひっくり返したのかよ!なぜか部屋がホコリだらけになってて、母さんに部屋汚いから掃除しろって怒られたんだぞ!

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悪かったって。しかしなかなか面白かったぞ。前々から探してたオモチャのパーツがオマエんとこになぜかあったり、買ってやった覚えの無いオモチャけっこう見つかったりしてナ。
クラッシュギアとかビーダマンとかSDガンダムとかけっこう買ってたんだな。

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そーいう事して懐かしがるのは、10年くらい後になってからオレが自分でやる!
とーさんが今やる事じゃねぇ!

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まぁとにかくだ、どうしてもグラディオンをテレビに繋げて、電脳世界にプラグイン!ってしてみたくなったわけ。
中古だけど箱入り付属品完備、しかも肩の破損なしってブツだぜ?なかなか貴重だぞ。

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オレのグラディオンも肩割れてるしね。なんか相当壊れやすいらしいジャン。

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ハンパ無く壊れやすい。
だからまぁ、買ってきたヤツは変形させずにしまっといて、オマエのグラディオンにケーブル繋いで電脳世界にプラグイン!しようぜ。

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まぁ、いいけどさぁ・・・

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今回買ったブツには説明書も付いててな。DXグラディオンは精密かつ複雑なオモチャだから、詳細を調べとかんと、お気軽にはヘタな所いじれないのよ。
これでようやく本体のどこに電池ボックスがあるのかわかるってもんよ。有難い事じゃのう。

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こんなところに隠してあったのか・・・
フツウに触ってたらわかんないねコレ。

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いよいよエントリープラグ交換じゃ~!

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・・・

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・・・

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めっちゃ液漏れしてんじゃん

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しょうがない、買ってきたグラディオンを試すしかないな。

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ナマイキに音声ステレオ出力だったんだな。てっきりモノラルだと思ってたわ。

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懐かし~な~、この三色コード!
「ビデオ入力端子」なんて、今時なかなか使わないねぇ・・・

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よし、準備完了!

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電脳世界にプラグイン!


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おー、付いた付いた!!しかしこのグラ、まるでスーパーファミコンだな(笑)
テレビに繋いでグラディオンを変形させると、テレビでもオモチャの状態に合わせた変形デモが流れるんだよね。あれ楽しかったから、やって。

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壊れるかもしれないのでやりません。

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まぁ、そりゃしょうがないか・・・
機関車モードの障害物走みたいなゲームもできないって事だね。

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「オマエのグラディオン」のプラグイットが生きてりゃぁ、バキバキ変形させて遊べたんだがなぁ。

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んじゃ、メインのシューティングゲームをやってみるか!

※ゲームに夢中で画像を撮り忘れたので、パケ画でカンベン。
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操作し辛れぇ~!!

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まぁ、このテのオモチャの宿命だわな。
通常ショットは背中のボタンで発射だが、タメ攻撃はオモチャの右手を前に動かす事でチャージされる。子供はここをガチャガチャやっちゃうんで、右肩がブッ壊れやすいんだろう。

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レベル1~2くらいは通常弾と右手ショットでなんとかなるけど、3以降キツくなってくるね!

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本体だけでクリアされたら、小ロボが売れないからな。フェニクオンと合体させよう!

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グリフィオンはチンポで合体してたが、フェニクオンや他の玩具はこんなカンジでさりげなく合体認識スイッチをONにしているのだ。

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合体後に小ロボのマークスイッチを押す事で、本体がフェニクオンを認識!ゲーム画面にも変化が!

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やっぱりやり辛ぇ~!!

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無双できるパワーアップだと、他のロボ試す必要が無くなって売れなくなるからな。

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隠しレベル(レベル5)でゲームオーバーか・・・
でも敵のパターン読んだらそう難しくない気がしてきた。
演出が地味でレベルが進んでもステージも敵も変わらないのがナンだけど、オモチャと連携させて遊ぶのはまぁまぁ悪くないかも。

これ、アイデアは凄かった気がするんだよね。
ビークルとロボットで別ゲームができたり、オモチャの変形に合わせて画面のデモが進行したり、ゲームとか、他のキャラとの通信による会話とか、データ量増やして記録して、会話の内容でゲーム展開変わったりしたら、今でもゼンゼン遊べそうなんだけどね。

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コストやデータ送信量の問題とかもあるからなぁ。
この頃って、テレビに繋いでゲームが遊べる「プラグ アンド プレイ」とかが登場し始めてた頃なんだわ。
当時のゲームマニアでそういう商品をコレクトし始めてた人もいたんだけど、コレも全部集めなきゃいかんのかね?ってちょっと話題にはなったんだよな。


他のプラグアンドプレイ系のマシンは、いいかげんなミニゲームの寄せ集めみたいなのとか、80年代のアーケードゲームとか、版権の怪しい海賊版in1っぽいのがメインだった。
ウェブダイバーがこれだけオリジナリティのある内容を詰め込んで、イチからシステムを構築して、最終商品まで一応でもサポートできたってのは、やっぱり凄かったと言えるわ。

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コレ、もしエミュレーターでやってみたとしても少しも面白くないけど、改めて実機で遊んでみると、なんて豪華なゲーム(オモチャ?)なんだろうって思うね。

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コレ買ったから、もうプレステ4は買わなくて良いよな?

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じじぃ~っ!


今年もお世話になりました。

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さて、今年も大変にお世話になりました。

年末は実家に帰るか!ヒマだからな!とか思ってたんですが、なんと昨晩からカゼをひいてしまいまして、帰省はチャラになってしまったのでごわす。

年内に大型記事を一本更新しとこうと思っていたのですが、それもどうも間に合いそうにありませんので、正月はカゼにウンウンうなされながら、シコシコと記事を作りたいと思われ。

なんかこのう、私って年末いつもカゼひいてるんです。

この記事作ってた時もカゼひいてたわ。

仕事ある時は夕方からグアイ悪くなるんだけど、朝起きると治ってしまうので、今までカゼで仕事休んだ事はありません。実に腹立たしい体質ですが、仕事収めるとカゼひいちゃうんですよね。実にむかつきます。

次回の更新予定ですが、以前より予告をしていた、アクロイヤーについてやっつけます。

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なんかどんどん、以前から宿題としていたネタが片付いていってしまうのは、ホッとするようでいて、さみしくもあります。

「コレ書き終えたら、自分には発信できる事なんて、残ってんのかね」

みたいなカンジです。


昔のネットワークって、90年代の終わりくらいには既に、調べてわからないことなんてないんじゃないのかね?というくらい、内外の様々な情報が整理、公開されていってて、あと10年もしたらホントにネットで調べられない事なんて、ナッシングになるんじゃないかしら。そうよそうよそうに決まってるわ。

などとと、オネェ言葉で考えていたんですけど、実際には時代は全く逆の方に向かってて、検索で調べごとをしてもSNSの情報が反映されなかったり、情報がどんどん薄くて軽くて分断化されていたり。みたいになってる事実にはお父さんビックリPONだぞカツオ。

まぁ、ウチのBLOGが今後どこに向かってどこに着地しようとしているのか全く不明ですが、今後も時々Wikiにゃ絶対書いてないようなイチビリ記事を投稿してみたいと思わない事も無いのでよろしくお願いいたします。

ついでなのでカネも無いのにイッてしまった年末の買い物などを記す。

フリマで買った謎のガン消し。
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なんじゃこりゃ。みたいなユルい造形。ガンダムのブレイク前のアイテムですな。

確かまとめて400円くらいで売ってたんだけど、200円にまけろ。って言ったら店の人が「エェッ!?」って驚いてました。
結局まけてくれましたが。

そんで、聖夜にタコモーフスの未開封品5点セットを購入。一体何をしてるんでしょうか私は(笑)

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実は今まで不ぞろいの未開封品をコツコツ買い集めてたんですが、一気に揃ってしまいました。全種揃いで売ってるの見たのは初めてでしたね。

値段はフツゥ。安くも無く高くも無く。ってとこですな。

あと、マイクロノーツ版タワー基地の出物があったのでいっときました。

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これは超ウレシイですね。車輪欠品みたいですが、ドームカバーが全付きなのは大変にリッパ!

タワー基地は4歳くらいの時。クリスマスだったか誕生日だったかに買ってもらいました。
子供ながらにジェット部分のブロー成型に、「やられた!」という気分になりましたわ。

でもタワー基地ってすごいよね。乗り物になり、基地になり、組み替えられ、ギミック満載…殿堂入りですよもう。

さて、年明け、元気が残っていれば3が日中には記事更新したいと思います。

今回もヤバい考察満載でお届けの予定ですので、生暖かい目でお見守り下さい。

今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたしますペコリ。

アクロイヤー・マグネパワーズマッドネス 「汚れた水」

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序章 アクロトピア新秩序

今回はマグネパワーズ及びレッドパワーズのアクロイヤー玩具に付いていろいろと書き、アクロイヤーの謎、90年代ミクロマン世界の秘密について、探ってみたく思う次第であります押忍ッ!

Invaders Must Die!!

昭和のアクロイヤーは公害により汚染された環境で単純変化したミクロマンで、地球上に悪の世界、アクロトピアを築くべく、侵略活動を行います。

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ミクロマンとはまた一風変わった畸形的でクールなデザイン、組み換えや変形によるプレイバリューの高さなど、ある意味ではミクロマン以上にインパクトがあったもんです。

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昭和コミック版は当時の怪獣映画ブームの影響が色濃く反映され、巨大化して街や石油コンビナートをぶっ壊し、人間を大量に踏み潰し、ふっとばす大活躍(?)で、強烈な印象を残します。

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しかし連載後期には、なぜか突然宇宙戦争展開に!

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地球で誕生したはずのアクロイヤーに、いつのまにか「宇宙の仲間」がおり、しかも宇宙には総統より偉い「アクロ大帝」なんてのがいたりと、現在の目で見るとどうなってんのよ。と言いたくなる展開ですが、この頃は宇宙戦艦ヤマトやスターウォーズブームの影響で、こういうのが流行ってたのであります。

他のアニメでも、「本格海洋ドラマ」としてスタートした「宇宙空母ブルーノア」が最後には結局宇宙に行っちゃったり、「ザ☆ウルトラマン」が終盤やっぱり宇宙戦争になっちゃったり、「太陽の使者 鉄人28号」が終盤宇宙戦争になっちゃったりと、当時は割合よくあることでした。

昭和のアクロイヤーはミクロマンの亜種であり、ミクロマンが洗脳する事で、ミクロマンの仲間にもなる種族(ソースは玩具カタログ)だったのですが、ニューミクロマン時期のアクロイヤーはアクアムーン(アクロムーン)から来たアクロ星人とされ、完全に「謎の悪性宇宙人」という設定になりました。以降、ミクロアースはアクロイヤーによって破壊され、脱出したミクロマンが地球に到来する。というパターンが確立し、平成のマグネパワーズもそれを踏襲する世界観の物語となります。

もはや「アクロトピア建設」という目標はどっかに行ってしまい、星ブッ壊したる!という、ゴリゴリの不良宇宙人がアクロイヤーという事になってしまいました。

第一章 悪魔のアクロイヤー

99年に復活したマグネパワーズでは最初にアクロイヤー・デモンシリーズが商品化。

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デモンの綴り間違え反省。

マグネパワーズのデモンアクロイヤーは、アクロ大帝アンゴルモアの尖兵として登場。ミクロアースをシメた後、地球を狙ってオラオラしに来ます。

デモンレッド、デモングリーン、デモンブルー
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当初は昭和をモチーフとしない方向でデザインの発注が来ていたそうなのですが、後にコテコテの昭和モチーフで行く。という路線の変更があり、デモンシリーズが誕生。

モチーフとなった昭和アクロイヤーの色が赤、青、銀だったのに対し、デモンアクロイヤーはRGB、つまり光の三原色となっていますが、実はこの三色、ニューミクロマン時期のニューアクロイヤー三体の色だったりします。

明らかに初代を連想させるデザインを採用しながら、裏側ではニューミクロマンの記号をこっそりとブッ込む。マグネパワーズはこういうのが大量にあるので最初から怖すぎます

※その他、イベント限定などで、イエロー、ピンク、パープル、ブラック、クリアといったバリアントも作成されます。

フィギュアは両手が可動したり腰が回ったりと、主役のマグネパワーズミクロマンよりも優秀な可動を備えており、発売当初から非常に評価が高く、評価が分かれたマグネパワーズミクロマン素体よりもある意味好評でした。

ただ割れやすい

組み換えで両手を鉄球にするのが当時流行った遊びなんですけど、現在それやろうとするとマジでクリアパーツが砕けるかもしれないので、オススメできかねます。

初期版は背中の5ミリ穴がアクロモンスターのジョイントにはまらなかったりしており、途中から素材も含めて改修が行われております。

アクロイヤー・チェンジトルーパーズコブラーゴクピンェーンスパイダー
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ヘビ、クモ、アリジゴクに変形するアクロイヤー!3体の名前はしりとりになっています。

アニメでのキャラは声優千葉繁氏の暴走演技や、子供の友達を欲しがる謎のキャラ付け、ごぜぇます喋りなど、非常にイキイキ描写され、ある意味忘れられない名物軍団となりましたが、残念ながらオモチャの方はキモチ悪さが過ぎたのか、大変売れ残りました。非常に楽しいんですけどねぇ・・・

初期マグネアクロイヤー軍団!
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アクロボットマンも含め、最初からアクロイヤー商品も非常に充実!昭和ミクロがこれくらいアクロイヤー商品を揃えるまでには何年掛かった事やら・・・

日本のオモチャらしからぬ、かなりキモチ悪い軍団。正直アクロイヤー商品は売れ行きがキビしく、小売店的にこのへんの在庫処分が後々までかなりキツかったのは事実。

第二章 アンゴルモア・アーデン

スーパーミクロマン時期には、アクロイヤー、アーデンが発売されます。

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パープルちゃんのシークレットブレストがでかすぎ反省。

アニメ版ではアーデンもアンゴルモアの手先ですが、内心ではアンゴルモアに対抗し、自分たちが宇宙を支配しようと考えていました。こういう「腹にイチモツ」を持っている辺り、第三勢力として存在する立ち位置、本来のアーデンらしさが表現されていると思います。

アーデンダーク、アーデンフレイム、アーデンパープル
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カラーリングは黒、橙、紫ですが、これは熱量を表していると思われます。

アニメでのアーデンには予言者であるパープルも登場し、いよいよタカラSFランド最終決戦、ノストラダムスの大予言との戦いが本格的になります。フレイムは世界を焼き尽くす炎を、ダークは熱量が失われた後の暗黒を表し、世界の破滅のイメージが投影されているのではないでしょうか。


※イベント限定では青いアーデンクールが登場。これも熱量に関わっていますな。

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玩具には剣や背中のウィングが付属し、バイクへのモードチェンジなどもあり、プレイバリューがますますアップ!壊れにくくなりカッコいいとモンクなし!金メッキがボロボロにハゲる以外はパーフェクトな仕上がりですね。

バイクモードも悪くない。
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アクロイヤーの華、パープルちゃん。
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右のパープルちゃんは当ブログ名物の新パープルちゃんであります。

紫というのは高位の僧侶のみに着用が許される色。アンゴルモアの巫女にはピッタリと言えますな。

どう見ても昭和アクロイヤー2なデザインなのに、どういうわけかアーデンになってしまった謎については、こちらの考察をご参照くだされたし。

デモンアクロイヤーはアニメでもコミックでも全滅してしまうのですが、なぜかアクロイヤーCTは残留し、パープルちゃんの手下となります。

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パープルちゃんの予言はインチキなんですが、それを実現させるため、後から三馬鹿がいろいろやらされるハメに。このアングルは面白いですな。

アクロイヤー商品が妙に充実する流れはスーパー期でも健在!

アクロイヤー・ゼンマイン カブターボ、ピラニトロン
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カブターボはイノシシみたいなツラで付属パーツはどう見てもクワガタ。どこがカブトやねん。

ただでさえ売れ残りがちなゼンマインで、さらに狙い不明のこいつらも大変に余り、小売店的には以下略。

パーツはミクロマンやアクロイヤーの追加装備になります。
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アクロイヤーをサカナのヒレやクワガタで強化するっていうネタは、実は昭和のコミック版が元ネタです。

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そしてついに、最終兵器ジャイアントアクロイヤーも登場!

アクロアルファ、ガンマ、ベータ
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ジャイアントも、これでもか!というくらいに超プレイバリューを持つ、ドあきれた商品でした。

いいのか?と思えるほど、アクロ商品は多彩で充実。

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ジャイアントアクロイヤーに憑依したアンゴルモアをついに倒し、アンゴルモア三部作の完結編、アニメ版マグネパワーズは終了します。

実はマンガ版はアンゴルモアのアの字も登場せず、アーデンフレイムがアクロイヤー軍団の最高司令官でした。最終回ではフレイムが歴史を改竄するべく過去に飛び、それを追ってマグネパワーズも姿を消します。

第三章 出オチ総統 

マグパ終了直後にレッドパワーズが始まり、待望の総統アクロイヤーが登場!

レッドパワーズ玩具カタログ
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新総統は旧玩具と関わらない、別のコンセプトでデザインされております。ブレストの形状や、名称に血液に関する言語が配されている所から、「心臓」をモチーフとしていると思われます。心臓原種か?

いよいよ総統だ、スゲーッ!っとテンションが上がるのもつかの間、玩具カタログでは登場した次のコマで、ビートルーパーズ(未発売)の一撃でマップタツに!!

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ホゲーッ!!弱ぇ~ッ!!

地球に逃げ延びた2枚の総統のヒラキは、地球で人間が開発していたレッドジウムをカッパラい、その力で二体の総統として再生!

総統アクロイヤー、冷血総統ジギルス、流血総統ハイドル
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「・・・助かったぞ・・・」
「2つの身体に別れたが、前よりも強いぞ!」

残念ながら説得力のカケラもありません。こうして私の中で、こいつらには出オチ総統のレッテルがペタリと貼られます。

玩具は半身がメカニック、半身が生命であり、組み換えで完全体になる予定だったのですが・・・

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ヘッドのクリアパーツが分離できないので、組み換えでは不完全版にしかなりません。

レッパ中期には、最終ボスと言えるゼノンとシャドウが登場!

凶血総統ゼノン
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名前のモチーフは漫画「デビルマン」の、悪魔王ゼノンからでしょうか。

デモンアクロイヤー→コスモサタンアーデン→悪魔王ゼノンというわけですな。

こんどこそ最強アクロイヤー登場!?と思ったんですけど、ゼノンはジギルス、ハイドルのおやじです。

これまで俺様最強!とか言ってイキりまくってたヤツが、もっと強ェーぞ!とか言ってオヤジ連れてお礼参りに来る流れ。皆さん、これ聞いてドラゴンボールのアレを思い出したりしませんか?

というわけで、どーにも私はゼノンにフリーザのオヤジ臭を感じてしまい、出オチ総統のレッテルはいよいよ決定的となりました。

マシンアクロイヤー・シャドウ(未所持)
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※画像はooku氏のサイトより

シャドウは総統の能力をコピーした量産機(?)。

なんだよ、よーするにゼノンの余りパーツじゃね~の?金型都合の数合わせか?とか思ってしまうところでありますが、実は頭部が全メッキなので、ジギルス・ハイドル組み替え総統の完全版を作る際には、パーツ取りに使えるのでありました。

レッドパワーズは商品展開がみるみる寂しくなり、アクロイヤーも4体の総統のみ。だが我々にはこれがある!

アクロイヤー・新サイボーグ部隊
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いやぁ、カンペキですね。レッパはもともと流用玩具ばかりの商品展開だったので、これはこれでアリじゃないでしょうか。

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レッパ後期はアニメもマンガ連載も無く、玩具付属のコミックのみでストーリーが展開。ミクロロケットベース付属のコミックでゼノンが倒され、平成ミクロマンは完結を迎えます。

第四章 うつろい、漂う世界

さて、ここから本題。一度アクロから離れます。

マグネパワーズって、マンガあり、アニメあり、ボンボン誌面掲載の玩具グラビアストーリーありと、スタートから3つの物語が同時進行し、しかもその3つはゼンゼン別の世界の話になっています。

で、どの物語がマスターピースなのか?というと、やはり多くの目に触れ、決定的な人気と知名度を持つアニメ版、という意見が多数でしょうが、識者やマニアが多数関わり、旧玩具や誰も知らないような未発売玩具までドバドバ登場させ、コッソリと重要設定もブチ込んで、誌面記事の名を借りた悪ノリ乱交パーティーのようだったボンボングラビアストーリーも、

(資料提供:ooku氏)
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※ミクロアースが24個あった!という衝撃の設定。右下画像には、公表すらされなかった昭和試作マグネミクロマンが(怖)

アンゴルモアとは関わらずにミクロ対アクロの図式を堅持し、レッドパワーズの正統主力媒体となるはずだったコミック版も、どれも魅力的に思われます。

また、以前から私が勝手推理をしているように、玩具に秘められた記号から読み解く、全く別の物語も含まれているように思えるのです。

そしてマグネとレッド、いわゆる「平成ミクロマン」の取り扱いには、旧来からのファンはかなり困ってました。

新しいミクロは、必ずや昭和時代のミクロを正式に継承する物になるはずだ!という期待を持って臨んだのに、どうもそれがうまくハマらなかったからです。

アニメ版にも、重要キャラクターとして昭和テレマガコミックの主人公、片貝あきらが登場したり、昭和ミクロやフードマン、ニューミクロとの関連を示唆するようなシーンが盛り込まれましたが、それはあくまで散発的で、「ファンサービス」の域を出るものではありませんでした。

また、ファンサイトによる文献検証、歴史統合作業でも、平成ミクロは上記のように世界観が分散しているために位置付けが難しく、苦労させられる状況が現在も続いています。

第五章 1999年 グッドラック地球

そもそも、平成ミクロをどうこう言う以前に、初代ミクロとニューミクロの歴史を統合しようとする際の大問題として、「グッドラック地球問題」というのがあるのですが。

水木一郎/グッドラック地球

「ミクロマン物語 ミクロアースのすべて」
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初出はコミックボンボン1983年12月号に掲載の絵物語であり、構想にはテレマガコミックス版の作者である、森藤よしひろ氏も参加

氏が長年暖めていた、αH7展開の決着の構想を元に書き起こされた物語なのですが、その内容は衝撃的です。

1999年、地球はαH7元素の到来により全人類がミクロ化。ミクロマンは人類をミクロ都市に保護し、平和な社会が到来する。数千年の後、繁栄した地球はいつしかミクロアースと呼ばれるようになる。しかしアクロムーンより来たアクロ星人との星間戦争が勃発し、長い戦いの末、アクロ星人はミクロアースより異次元発生装置を盗み出して異次元に逃走。アロム、イリア、ウルリ、エイジ、オルガ、カムイ、キルク、クレオ、ケンジ、コロナの10人が追跡隊に選抜され、ミクロアースを離れるが、直後にアクロ星人の残した時限爆弾によってミクロアースは爆発、消滅。故郷を失った10人のミクロマンは、復讐を誓って宇宙を彷徨う。(要約)

つまり、(初期)ニューミクロマンは、超未来、地球滅亡後の話だったというわけ。

これは正史ではなく、雑誌の一記事に過ぎない。などと、簡単にスルーできないわけですよ。なにしろミスター昭和ミクロマン、森藤氏キモ入りの企画であります。

しかしこれを公式として認めちゃうと、前期ニューミクロマン(強化スーツやバイオスーツ)と、後期ニューミクロマン(ミクロチェンジ)の間ですら、整合性が取れなくなります。ミクロマンの物語を一本に統合しようという作業にとっては、大変な障害です。まぁ、「異次元」というキーワードはありますが。

Eat Static/Parallel World


「片貝あきら」を中心に、初代ミクロと平成ミクロを直線上の時間軸で繋ぐと、ニューミクロマンを無視する必要がありますし、1999年に到来するのはαH7ではなくアンゴルモアなので、昭和ミクロ側の歴史を改竄する必要も生じます。

「グッドラック地球」を採択してニューミクロと平成を繋げようとする(2つの地球説)と、今度は「片貝あきら」の存在が怪しくなり、昭和コミックとは同名の別人とする必要が生じます。

こういった平成ミクロという存在の不都合さ、やっかいさは、旧作世界のどんなささいな要素も、一つとして無視できない旧作ファンを困惑させます。アニメの無かったミクロマンには、パンフレットのささいな文章、雑誌のささやかな記述のひとつひとつが、宝石のように大切なのです。

こうして「ミクロ者」の間では、平成ミクロは長い間ブラックボックスとなります。

様々なメディアで何度も目にし、よく知っているコンテンツのハズなのに、マグネパワーズはこれだ!という実体、全体像は不定形に変質し、把握できません。

どれでもあり、どれでもない。これが平成ミクロの(暫定的な)総体と言えます。

では、マグネパワーズとはそもそも、旧作と正式に関わる事をスッパリあきらめ、「旧作の端々をツマミ食いした独立作品」として作られたていたのか?というと、決してそうではなく、互いに矛盾し、複雑に錯綜する、いくつものミクロマン世界や、他作品世界、海外作品世界まで、全てを統合するマスターピースとなるべく、精密かつ入念かつクソマジメに設定、製作されていたと思います。要するに∀ミクロマンです。

アクロイヤーとは何なのか。また、ミクロマンとは、何なのか。

という、世界の根幹に関わる秘密に対して、90年代の「平成ミクロマン」は、統一的な回答を示しているのです。

根拠示せ根拠。

と言われると思いますので挙げますが、ヒントは平成ミクロに登場するミクロマンの協力者、子供達にあると考えられます。

第六章 ミクロの子供達

※ここからの分析は毎度おなじみのキチガイじみたオカルト領域ですので、覚悟してお読み下さい。

マグネパワーズでは、コミック版、アニメ版ともに三人の子供達がミクロマンに協力します。

久磁耕平(中央)、久磁裕太(右)、水沢麻美(左)
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アニメ版とは徹底的に差別化するよう指定されていたと推測される(ミクロマンの推定年齢から、素顔、性格、エジソンの口癖まで違う)コミック版でも、この三人は共通して登場しています。

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注目すべきは三人の名前です。マグネパワーズは命名に異常なほどの法則性、規則性を持つため、子供たちの名前にも、重要な意味が含まれているはずなのです。

「久磁」という名前は一見して「永久磁石」から引っ張られているように思えますが、それは一面に過ぎません。アナグラムで解読してみます。

「久磁耕平(くじこうへい)」を、漢字ごとに逆から読むと、「久(へいこうじきゅう)」、つまり、「平行時空(へいこうじくう)」となります。

・・・ムリヤリですか?では、弟の裕太くんはどうでしょう。

久磁裕太(くじゆうた)を逆から読み、「じ」を一文字加えると、「太じ裕磁久(たじゆうじきゅう)」、つまり、「多重時空(たじゅうじくう)」となります。

二人の名前には、マグネパワーズ世界にはいくつもの世界が同時に存在する事、それが互いに関わりあう事が、最初から示唆されているわけです。

コワいですね。寒気がします。←カゼひいてるせいです

マグネパワーズが、マンガ、グラビア、アニメ、玩具内記号と、別の物語を同時に進行させていたのは意図的であり、実はそれこそが、分断された多くの世界を最終的に統合するための、唯一の方法だったとは言えないでしょうか。

そして、GBで発売予定だった「ユーボーグ戦記」、またはレッドパワーズで統合される玩具、誌面展開において、新旧世界を全て一本の物語として収束させる。これが秘密結社タカラ文芸部の壮大な計画だったのかもしれません。

実際、公式が多世界解釈を用いて異なる世界を一本の物語上に統合しようとする試みは、後に新世紀のハズブロやタカラが、トランスフォーマー・ユニバースキスぷれで行います。

結局レッドパワーズがコケ、「ユーボーグ戦記」も発売できず・・・と、壮大な計画の完成を我々が目にする事はついに叶いませんでした。






おわり


ちょっとまて~い!!
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ごまかすな!麻美ちゃんはどうなの!

と皆さんお考えですよね。こちらの名前には、使用されている文字に、重要な意味が持たされています。

水沢麻美(みずさわまみ)

「みず」、「さわ」、どちらの文字も水(Water)に関わっています。また、「まみ」に「ず」を加えると、「まみず」となります。つまり、きれいな水です。

第七章 きれいな水、汚れた水

麻美の名前が水を現しているのは、そりゃ偶然っつーか、特別な意味なんてあるのか?と思われるでしょうが、実はレッドパワーズの文芸設定で、その重要度が決定的になります。

レッドパワーズの5人の子供
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アーサー → 浅海真悟 (あさみしんご)
イサム → 池波はるか (いけなみはるか)
ウォルト → 浦沢大輔 (うらさわだいすけ)
エジソン → 江島智 (えじまさとる)
オーディーン → 沖田クリスティ-ン (おきたくりすてぃーん)


子供達の名前はア行のカナ並び順で、顔もパートナーとなるミクロマンに似ています。そしてもう一つ、何か重要な事に気付きませんでしょうか。

浅海、池波、浦沢、江島、沖田。全ての名前は水に関わっていますレッドパワーズの設定において、ミクロマンと水が決定的に関わる事が示唆されているのです。

新旧タカラ玩具の歴史をマグネ・レッドに合わせ、「多世界解釈」、「水」というキーワードで解読すると、90年代のCG、アニメ両ビーストウォーズ、ミクロマンを共通の世界観で括る事ができます。

おおざっぱに記すと、ミクロマン(TF、人類含む)は、「きれいな水」によって守られ、「汚れた水」に汚染されて変化したのがアクロイヤーなのです。

以前の記事で書いたように、ビーストウォーズ・ムーンはアクロイヤーであるという自説は、それに基づきます。

和製ビーストウォーズにおけるアンゴルモアエネルギーとは、非常に不安定で危険ですが、善にも悪にもなるエネルギーであり、それ自体は意志を持ちません。

それが悪の意志によって汚染されたため、ガイア人(地球人)はガイア=地球を放棄せざるを得なくなります。そして、地球を完全破壊する。という、汚れた目的のため、月を兵器として改造し、その制御システムとして、ムーンとアルテミスを作りました。

つまり、母星を離れる際の地球人たちは、汚れた水によって汚染され、半ばアクロイヤー化しており、ムーンもアルテミスも、アクロテクノロジーによって作られた、アクロイヤーウェポン・アクロムーンの一部だったわけです。


ミクロマンは「水」に運ばれてやって来ます。

1976年、あきらは「海岸」で「水晶」(水晶は古来「水の化石」とされていました)を拾い、
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1999年、「川」で耕平、裕太、麻美を見出し、
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2015年、子供たちとミクロマンは再び「川」で出会います
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伝説のミクロマン、イッスーン。
一寸法師(スクナヒコ)は、水の流れに乗って人間界へとやって来ます。
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一方、アクロイヤーは「月」より来ます。

アクロ2の見た目とアーデンの名前を持つ「アンゴルモア・アーデン」は、アニメで衛星兵器アクロムーンを使用。
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アクロムーンはアンゴルモアの、CGビーストの月はヴォックの、セカンドの月はガイア人の作った、惑星破壊兵器です。

月は汚染され、その中に悪意を孕みます。

終章 汚れた水、悪意の月  

アクロイヤーを巡る謎の一つに、「アクア・アクロムーン問題」というのがあるのですが、


ニューミクロマンに登場するアクロ星人の母星が、玩具パンフレットでは「アクアムーン」だったのに対し、他の媒体では「アクロムーン」と記述されている。という問題です。

これはフツウに考えてパンフレットの誤植の可能性が高いんですけど、上述のように「水」を象徴としてアクロイヤーの成立を解釈すると、「アクアムーン」が汚染された結果、「アクロムーン」となった。という解釈が可能になります。

「水」という象徴は海や川の水、エネルゴン(クォンタム・サージ)、アンゴルモアエネルギー、αH7元素へと転籍し、それを汚染する「公害」という存在は、アンゴルモア、ユニクロン、ヴォック、星間帝王などへと転籍し、それぞれの物語を共通の構造で結び付けます。

「汚れた水」が凝固して、「悪意の月」が誕生するのです。

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マグネパワーズ・レッドパワーズは現在・未来の新しい世界を描きながら、同時に過去の世界、別の世界の事象も「同じ類型」に収める、キーストーンなのです。

今年もよろしくお願い仕り候

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新年、あけましておめでとうございます!

カゼもよくなって参りました。いやー、キツかった(汗)

皆様も、くれぐれも体にはお気をつけくだされたし。

さて、私生活は何一つ面白い事もなく、書く事も無いんですが、記事の更新もしておりますので、オヒマでしたらご覧下さいませ。

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ていうか今年の年末、正月はカゼひいて一歩も外に出なかったので、寝てるか記事作ってるかというていたらくですわ。

個人的に出オチ総統軍団のあたりが、非常に楽しく書けましたね。
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子供たちの名前解読あたりからは完全オカルト展開ですが、コミック版の構成にはタカラ側のプロジェクトリーダーが深く関わっていたので、

左:松本久志氏とプロフェッサークヌギ。
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確かこの人、TVチャンピオンの第2回おもちゃ王だったような。

キャラクターの名前など、マグネ・レッドの基本設定はこの人が管轄してた可能性はありますので、自分としてはだいぶ信憑性が高い説なんじゃないかと思いますね。

まぁ、今年もネタぎゅうぎゅう詰めの不経済な記事を思い出した頃に更新するような活動を、そこそこに続けてゆこうと思いますので、よろしくお願いいたします。ペコリ。

新年到着分。あと次回更新のことなど

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酉年なので、せっかくなんでツイッターにアップしたカッコいい酉玩具の画像をこっちにも張っておきます。

アッー
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この後二人は鳥インフルエンザにかかり、殺処分に。←嘘


で、次回の更新はマンガにしようと思います。
うわぁ・・・また時間掛かる作業になるわぁ・・・

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画像は次回に使おうと思ってた玩具引っ張り出してなんとなく作った。

マンガ製作で何がキツいって演者を発掘するのが一番大変でして、まだ主役玩具が発掘できてないのでした。

どんなマンガにするのかってぇと、ヒントはこれです。


まぁボチボチと進めてきたいと思います。


で、昨年ポチったクリスマスプレゼントが年をまたぎ、海外からお年賀として到着してたわけです。

Bizarre Inc feat Angie Brown - I'm Gonna Get You (1992)

ついにやっつけてやったぜ!の2件です。ンガググ。

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タコモーフの未開封品がマジで到着。前々から未開封品を揃えようとボチボチ買ってたんですが、一気に揃っちゃいました。正味の話、ジェイク(サメ)とトビアス(U3)だけで良かったんだけどなぁ・・・

ま、バラであと二個を買い揃えるのはコスト的にキツいのも確かで、助かりはしました。以前に比べると送料も倍以上するしね。

で、実はタコモって包装のビニールバッグがけっこう重要でして、「今回なんでこいつらがこの動物に変身する事になったか」的な簡単な説明と、各アイテムのギミックについて書かれてるのです。

ジェイク入手してびっくり仰天。レビュー記事では「こいつはギミック無しのダメ玩具」と書いてたわけなんですが、実はこいつにもギミックが実装されてたわけですな。しかも2つもですよ(笑)

てかジェイクの「ギミック無し」が前々からギモンだったので、それを確認したくて未開封を集めてたのね。タコモの詳細情報なんて、内外含めてもウチだけなんだもん、自分で調べるしかないわな。

てなわけで、記事をコッソリと修正しときました。

そんで海外版タワー基地。ってーか、マイクロノーツ版、Mobile Explolation Lab。
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まぁそりゃぁタワー基地が最も似合うのは初代裸足ミクロマンなんだけどさ、ウチには裸足ミクロが一人もいないのであります。

いいんだい!ウチにはマグネパワーズがあるんだからな!

海外版だろうがなんだろうがイイものはイイのである。日本版なんて、クソみたいなジャンク品ですら手が届かない金額ですもの。

状態は大きな破損なんかもなく、パーツはゴムタイヤ二個の欠品。ミサイルも付いてて、本体価格はほぼ日本の当時定価(2500円)。と言っても70年代で2500円って言えば、当時で言うと5000円くらいの感覚ですかなぁ。

英国からの発送ですが、送料は米国から取り寄せる際の半額くらいでしたから、御の字ですよ。

各所はそこそこに「こなれて」いる中古コンディションなんで、目立たないところをガシガシとヤスり、人形を載せ易くしました。

タワー基地って初代の裸足ミクロマン用の設計なんで、それ以外の人形をシートに載せようとすると足が突っかかるため、足首を引っこ抜かなきゃならんのです。

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ミサイル砲台とミサイルがダッセーのはまぁしょうがないですな。これも味わいです。ていうかこのミサイル発射装置、スーパーミクロマンのハンドバズーカくさいんだけど?

組み換えが超楽しくてしかたがねぇ!

アコガレのベースロケッター。
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そしてアドベンチャーワゴン(だっけか?)
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ロケッター
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昔買ってもらった時は3~4歳だったのでややこしい組み替えは難しく、だいたいロケッターで遊んでたような気がする。なくさずに最後まで残ってた部品もロケッターだった。

クリスマスの時、サンタにタワー基地をお願いしてたのになぜか指令基地が来てしまい、当時フガフガしたのですが、タワー基地はこのロボットっぽさが良かったわけですなぁ。

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しかしですな、ミクロマンの基地といやぁ、私的にはこれがマスターピースなんですよ。

タワー基地が来たのでウチからはスペクトルMX光線がビシバシ放射されるのである。今後はこいつが、なかなか入手の機会に恵まれないミクロマン達をゴイゴイ我が家に呼び寄せてくれると信ずるところであります。



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つうか、見つからないオモチャをサッサと発見したいわけであります。しばらく買い物もガマンですしね。

ミクロマン・200Xマッドネス 「とびこめ!ミクロマン」(前編)

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今回はミクロマン・200X。フルコミックス、教養要素ゼロでお送りいたします。

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相変わらず着地点が全く見えませんが、とりあえず後編に続きます。

ありがとう10周年

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イヤー、本日で当BLOGも開設10周年を迎える事となりましたパチパチ。

これもひとえに読者様の皆様のおかげといえます。感謝感激雨アラシです。

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吹けよ風、呼べよ嵐!



現在記念製作記事をフルコミックスで作成中ですので、完成したらアップいたします。

まぁ120%私的な記事であり、あんましそんなもんを読みたがるような方もいるのかどうかわからなくはありますが、玩具系ブログ界隈随一の奇獣の10年史というのもまぁ貴重ではあるかもしれませんので、ひょっとすると面白いかもしれませんので公開されましたらご一読をお願いしてみたく思う所存であります押忍。

まぁ、10年振り返って、いろいろとヘンな事をやってきたなという思いはあります。アドベンチャーですよ。

当ブログも一時は長期の更新停止なんかもありましたが、なんとか復活して、こうして皆様とお目にかかれているのも、素敵なオモチャ(?)達のおかげと言えます。


素敵な・・・
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素敵?
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素敵・・・
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スtttttttttttttttttttttttttttttttttttttttってえええええええええええええええええええ

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kikikikikikikikikikikikiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii

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あれ?あれあれ?あれれれれ?

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(以下、20周年まで続く)


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以上、「今日のモデュロック」のコーナーでした。でわ!

TYPE-NOR 十周年記念製作コミックス

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TYPE-NOR 十周年記念製作コミックスであります。

自分語りは趣味ではないのですが、せっかく10年続けたので、玩具ブログ界随一の怪スポット、当ブログ激闘の歩みを、マンガで振り返ってみたい。

古くからの方も、これからの方も、ひとつお付き合いくださいませ。

ナニゲに前回マンガからの続きであります。

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それでは皆様、これからも、一緒の長い旅にお付き合いをお願いいたします。

森の妖精さん達の暮らしについてとか、投稿募集とか。

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画像は、森に住む妖精さんをイメージしてみました。

ピッピッピーッ!ピッピッピーッ!と、いうわけで、先日購入のタワー基地より発せられる超磁力MX光線の威力がめでたく発揮されまして、

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我が家に待望のレーザーエジソン先生が到着したのであります!

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ミクロボーイ・ブルーガンは持ってるんだけど、レーザーエジソンとバックパック「だけ」欠品でして、長らく捜索していたのですな。

まー、コンディションは正味の話ヒドいもんなんです。

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ツラのメッキハゲが尋常でない。しかも普通の素体はメッキ部分の下はクリーム色なんだけど、コイツは黒で、ハゲ跡が凶悪なカンジです!

正義のミクロマン!と、いうよりは、地球侵略に来たゲロゲロ宇宙人に見えるのだ!

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しかし安かったので正義!チープ・イズ・ルール!

これでようやく、長年の宿題である記事製作、「銀河の16人 後編」の製作に取り掛かれるじゃぁあーりませんか!と思ったのですが、よくよく考えてみると本当に必要なのはレーザーゼット兄さんだっつー事に、最近になって気付いたのでありました!アウマイガッ!

ま、じっくりと集めて行く事にいたしますです。

エジソン氏は他にもクソジャンクコンディションのマグネパワーズ大量セットと一緒だったんですけど、ジャンキーなミクロ達で、せっかくなので前々から気になってたヒザ関節の補修をやってみたのでありました。

マグパを触った事のある方はご存知だと思いますが、マグパ素体はなぜかヒザがまっすぐに伸びません。

なので、フトモモのネジを外して、ヒザ関節リング部分を少し削ります。

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するとアラ不思議。ヒザ、腰の痛みもすっかり改善されたんですよ奥さん!(←効果は個人の感想です)

右:改修前  左:改修後
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まぁ、画像で見てもよくわかんねーと思うんですけど

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ヒザがまっすぐになると、素立ちで立たせやすくなります。それにやっぱり、ミクロマンの立ち姿はキリッとしてて欲しいものなのであります。

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非常にキモチええ!

と、いうわけで(サッキからどういうわけだよ)、次回の記事はですな、いよいよ「変ジョーのひみつ」が復活!

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表紙にブラ次を入れ忘れていたので、公開時には足しておきます。

ネタはですね、joefig氏のブログ、The Pitで、ネンド海兵隊の資料記事が公開されており、非常に楽しかったのであいつらにさせていただきます。皆さんご存知、メガマです。

つきましてはですね、久々に「変ジョー質問箱」の質問を募集してみたく思います。
変なG.I.ジョーに関すること、または関さない事について、要するになんでもいいので、ご投稿下されると非常にウレしいです。

当ブログコメント欄の「ないしょ」にチェックしてご投稿いただくか、ツイッターでハッシュタグ、


で、ご投稿いただければナー。とか思います。ゼヒゼヒよろしくお願い申し上げます。

で、レーザーエジソンさんが来て、うれしくてしょうがないで、もう一枚画像を作ってみました。

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ちなみに画像は「森の妖精さん」を意識してみたのであります。

これはあくまで、エジソン先生がヘンな触手からアレイン教官を助けているところですので、くれぐれも誤解のなきよう。

変G.I.ジョーのひみつ⑲ ネンド海兵隊と最低助演男優

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We are back!!


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良い子の諸君、Yo,JOE!!

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Yo,JOE!!

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なんと三年半ぶり!みんなもう、変ジョーの事なんぞスッカリ忘れてもうたんやないかとヒヤヒヤでしたが、待っとってくれた人も多くてホッとしましたがな(笑)

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今日は変ジョーの開始からちょうど6年か。復活にはもってこいの日だね。

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ゴウランガ!変ジョー質問箱にもヨイ子からのお便りがワンサカ届いているマス。←一部誇張有り

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じゃ、さっそく始めるぴょん「変ジョー質問箱」のコーナーよ
まずは最初のおたよりね。

職場の後輩ちゃんが事あるごとにドクターマインドベンダーを喩えとして持ち出して来ます。やめさせた方が良いでしょうか?

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応戦セヨ!事あるごとにサーペンター喩えて返してやればわかるはずだぁ!!
This, I command!!(ズバババババァッ!!)

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グワワーッ!コッ… コブラー・ララララララララッ!!(バタリ)

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あわわわわ… まっ、まさかの読者SATSUGAIスタート!!

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次の犠牲… あらいやだ、質問ね
あら、今度はだいぶディープな感じね。

好きだったあぶら超人さんに彼女が出来ちゃうわ、ツイッターのリプは返ってこないわ、ブログのコメント少ないわ、AV借りる気も起きないわ、体は壊すわ、もうどうしていいのかわかりません。自決、クスリ以外の解決方法でお願いします。

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ノォ~… 二人はお似合いのメガヒット変態カッポーだと思ってまシター。

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うーん、超人ロスか。つうか全体的に中学生男子の悩み相談みたいなんだけど。

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彼女のモノは貴様のモノ。超人をNTれ

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そそそそそりゃはははHANZAIの幇助やっちゅーの!

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じゃ、目指すは愛人ね。超人ちゃんまだ未婚だからギリ合法よ。超人くん、抱いておやり!

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いや、そのセンはちょっと…

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まぁ要するに、狼君がモテモテの人気者になってAVも観まくれて、「もう誰もぼくの事を貧弱な坊やとは呼ばない」的なブルワーカー人生を送れるようになればいいわけだ。

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It's so very easy.

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ホントかよ…

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イメージチェンジね。狼ちゃん、思い切ってキャラチェンなさい。ブログも刷新!玩具記事なんかやめて、これからは特殊AVレビュワーになりましょ。

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なっ、なにぃ~っ!

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ブログタイトルは「グレンとグレンダイザーと」、ハンドルネームは「こぶら愛人」、顔アイコンはコレよ。

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イメージ 12「むだづかいウルフ」改め「こぶら愛人」
わーっ!勝手に換えられた!

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ほな、始めまひょか。

「変A.V.JOEのひみつ」
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勝手に新コーナー始まった!?
い、いやしかし、AVは得意分野だし、なんとかなるか。しかも特殊なヤツね…

オホン、 AVにもいろいろあって、SM、スカトロはもちろん、有名コンテンツの便乗パクリ、トクサツヒロイン物、怪獣物、SF物とか、なんじゃこりゃ!みたいのも沢山あるわけだ。

俺のオススメは、カワイイ防衛隊の女の子がウルトラ風巨大ヒロインに変身して、そのまま怪獣にいろいろされちゃうっていう…

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そんな話、誰も聞きたくねー。

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うはぁ!?

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バカね。性癖なんて千差万別よ。愛人ちゃんにストライクな作品なんて紹介しても、それ読んで楽しいのは世界中でアンタ一人でしょ?
自分が絶対に観たくない作品観て、それを紹介する!そこに読者との共感が生まれるのよ!!

変身ヒロインならこれね!

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げはぁっ!コレは観たくねぇ。

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(楽しいのかね、こんなコーナー…)
ま、まぁ、熟女とトクサツが好きなヒトなら、アリだろう。

モンスター物で言うと、ソンビとか貞子系ホラーとかけっこう流行ってまして、エグいけど慣れると一回転したエロさを感じられる。

ガチなオススメでは妖怪モノとか。鬼太郎の「猫娘」とか、ドロロンえん魔くん、ぬ~べ~の「雪女」で目覚めちゃった。ってヒト、かなり多いんじゃないかね。

意外にオススメできるのは、メイクされたゾンビ(死体)をヤッちゃう…

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まだわかっとらんようやな。取り上げるんは、こういうのや!

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超スレンダー、包帯、硬直系!!だが全てがアウト!!

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出演男優はノーベルAV賞あげていいレベルね。

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(もういやだぁ…)
ホラー系って、本来はエロと相性バツグンなハズなんだけど… 
強いて言えばカツオブシマニアにオススメだ。

スゲェ変わってるとこだと、セーラームーンとかプリキュアとかのアトラクションショーに出てくるような「被り物系」なんてのも、実はけっこう昔からあるんだけど、これもなかなかフェティッシュな味わいがあって、ドール系マニアの人なんかには意外とオススメが・・・

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絶対できないのがコレだ。

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もうこれワケわかんねーな

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くっ… くくくっ… くくくくくっ…

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アカン、ついにおかしくなりおった。

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ゲボハハハ!
たった今、オレの中でコーナーの趣旨が完全に消化された!最終解脱完了!!
今回俺様が紹介するのはコレだぁ~っ!!

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・・・

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アレ?ちょっと、なんでみんな静かなの? …ねぇってば!!

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ダメだね。

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ダメね。

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サムゥッ、ウケ狙い丸出しですやん…

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うぎゃぁ~っ!じゃぁどんなんならOKだってんだぁ~!?
ブラ次!!アンタなら何紹介するんだよエーッ!?出してみろよコラ!!

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よくぞ申シタ!目ん玉カッぽじって良く見るノジャー!!

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ワザマエ!!

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SHINI・SARA・SEEEEEEEE!!(ドッバァァァァァ!!)

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ギヤャーッ!!


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さて、ようやく本題、「変ジョーのひみつ」のはじまりだ!


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今回は、末期ジョー暗黒期を彩ったハイテク海兵隊だ。

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元ネタは、映画エイリアン2の「植民地海兵隊(コロニアル・マリーンズ)」ね。
映画での宇宙海兵隊は、「超カッコいい未来米兵」を作り出して、後の様々な作品に影響を与えたわ。もちろんジョーも、直ちにパクッたのよね。

1988年 バトルフォース2000(joefig氏による解説記事)
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イラスト見た段階では、「あぁ、そんなカンジやなぁ」って思うんやけど、実物はクッソだせぇクオリティでしたわ。

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まぁ、エイリアン2玩具を正規展開してたケナー社の製品も、アレンジセンスはなかなかだったんで、ハズブロがナニだったと言うより、映画のビジュアルが時代の先を進み過ぎてたってとこだろう。

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バトルフォース2000はシリーズの中でも浮きまくって、玩具は超売れ残り。コミックでも持て余されて、しまいに皆殺しっていう、あんまりな結果だったわね。

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だがハズブロはまだ諦めていなかった!ジョー末期、SF海兵隊ネタにコリずに再挑戦!!
前回の反省を踏まえてか、彼らのオーバースペックに見合うだけの敵キャラも完全新規で揃え、イメージぴったりの(見た事あるような)大型ビークルも投入した!!

1993年 メガ・マリーンズCM

メガ・マリーンズ(joefig氏による解説記事)
左より、クラッチ、ガンホー、ミラージュ、ブラスト・オフ。
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フィギュアにはプレイ・ドー(小麦ネンド)が付属して、アーマーやミサイルの弾頭として使用できる。

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ネンド装甲は「バイオ・アーマー」と言って、ネンドなんで弾着やひっかきでバトルダメージが表現できたり、よりハードに遊べるギミックになってるわけだ。

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やっぱクッソだせぇんですが。

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反省してるんだかしてないんだか、よくわかんないわ。

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敵兵も、メガ・バイパーズに加えて、新機軸となる巨大怪物、メガ・モンスターズ(joefig氏による解説記事)を投入!

メガ・モンスターズ 「バイオバイパー」
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でっ、でかい!!

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これ、3.75インチやのうて、5.5インチ規格やないですか!!

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背中のレバーで触手が動かせたり、ミサイル発射できるガンが付いてたり、モンスター臭付きだったり、ギミック豊富でイケてるわ。いいカンジにダッセーし。

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モンストロバイパー(ooku氏による紹介記事)
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腸内で生成したネンド製ガット・ボム(腸爆弾)を、右手のスプリングアクションで放り投げる!

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いやいや、どう見てもこれ、ゴリラのウンコ投げですがな!

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なかなか意欲的っていうか、遊べるシリーズにしたのはわかるんだけど、SF宇宙戦争モノなら、同時期のスター・ブリゲイドもあるじゃない?


なんでわざわざSFネタで別カテ作ってカブせたりしたのかしら?ちょっとわかりにくいのよね。

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いや実はサ、メガマって宇宙じゃないんだわ。

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な に ?

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いやだからネ、宇宙じゃないの!スターブリゲイドは銀河キチガイ帝国との宇宙戦争だけど、メガバイパーズは完全コブラ兵だし、メガモンスターズはキチガイ歯医者が改造したコブラ兵、つまり改造人間なのね。モンスターは元ニンゲン。APCが爆走する舞台は、地球の海や森!!


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げげぇ~っ!イメージ崩壊!!もとからダッセぇ感じが、さらにダッセぇ!!

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まぁ、昔からのファンにしてみたらサ、やっぱジョーにはコブラと戦って欲しいワケよ。いきなり「チワッス!銀河キチガイ帝国ッス!宇宙から来たッス!!」とか言われても、ざけんな誰だテメー。とか思われちゃうワケね。

SF色を強くしたスーパートルーパーズ玩具を出すに当たっても、「キチガイ星間戦争」とは距離を置いた、伝統の「GIジョーVSコブラ」というアングルが欲しかったんじゃないの?

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日本から来た未知の敵(PR玩具)に対抗するため、昔ライバルだったケナー、マテル、プレイメイツ玩具の要素まで総動員して、一人アメリカ連合軍みたいな戦いをしていた、この頃のジョー展開って、アタシは嫌いじゃないわ。モノはバカでダセェけどね。

そーいえば、ブラ次ちゃんも、欧州コミック展開ではG2開始までの橋渡し役(samuraibot氏の記事を参照)として、ギリでPRブームと渡り合った世代よね?

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プンスカーッ!!今もニチアサは観ないデスイズ!!

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さて、ジョーでは変わりダネの感じがする改造人間ネタだけど、実はリップコードなんかが、改造人間キャラになってたりする。

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えーっ!リップコードっていやぁ、実写映画に出てたアイツよね。あのタカ&トシのトシみたいなやつ。

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初代「ア・リアル・アメリカン・ヒーロー」時代では、1984年登場の初期メンバーで、サンボウ期のアニメにも登場している。

降下兵リップコード V1

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彼はサンボウ期のアニメーションにも登場。日本版、「地上最強のエキスパートチーム」にもチラ出していたハズ。

アニメではパッとした出番も無かったが、コミックでは、キャンディって女の子と恋仲になるんだけど、それが後に、悲劇的な大事件を引き起こす。

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出番も多く主役回もあり、コミックでは重要な役回りのキャラクターだった。

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劇場実写版、「ライズ・オブ・コブラ」では無口なデューク(チャニング・テイタム)の替わりにベシャリまくる、品川ヒロシ的な立ち位置ね。

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主役級の大活躍をするけど、マーロン・ウェイアンズはこの役でラジー賞の最低助演男優賞にノミネートされちゃったわ。

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ラジー賞とか、どうでもイイのよ正味の話。シリーズファンにしてみたら、こいつが劇中でスカーレットを口説き落としたって事の方が圧倒的に重罪なの。

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そっ… そや!スカーレットのお相手っていやぁ、スネークアイズとのプラトニックな関係が、シリーズでもテッパンや!!それをコイツが持ってってしもたら、次作以降のスカ子の出番が…

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そう。スカーレットもリップやその他大勢と一緒に、次作でリストラ。スネークアイズを陰で支える存在としてシリーズ通して軸となる最重要キャラクターを、こいつがダメにしちまった。やってくれたなぁ、ハリウッド!!

で、ジョー製作陣のウラミを買ったのかはわからないけど、ヤツはその後にとんでもない運命を辿るハメになる。

新作アニメシリーズ、「レネゲイズ」(2011年)でも、主人公デューク達のチームメイトとして、アタリマエのような顔でスタメン入りをしているんだが…

G.I.ジョー・レネゲイズ 第一話

なんと開始第一話で、ワナにハマったチームを脱出させようとして、爆死!!

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まじかーッ!!

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しかしヤツは生きていた!

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良かったやないか(笑)

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良くない!ヤツはコブラに捕まって、生体兵器バイオバイパーに改造されてしまっていた!

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かつての仲間達に襲い掛かる、怪物と化したリップコード!

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まさかのバイオバイパー!!

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「家賃高すぎ女子」をノリで落としちゃったツケが、ウシジマくんすら引くレベルで回ってくるとは…

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新リップもオンナで苦労するっていう要素だけは、妙に引き継いじゃったわね…

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レネゲイズ版リップコードの詳細に関しては、joefigくんの記事を参考にして欲しい。
つうかこぶら愛人くんも、ネンド海兵隊ガッツを心に秘めて、強く生きてゆけ!

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(それ、SATSUGAI後に言うセリフやないやろ…)

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字数の都合もあるし、今日はこんなとこね。#変ジョー質問箱の質問も随時受け付けしてるわ。
ブログコメント欄での投稿もオッケーよ

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今回使われなかった質問も、次回以降ちゃんと使わせていただくからね。
では、ネンド海兵隊ども、整列!!次回作戦で集合だ!!Knowing is half the battle.

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Oohrah!!(ウーラ!!)


We love MEGA・MA Guts.
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オイオイオイちょっと待て!今回まだワイが斬られてないやろ!!
これじゃまだ終われへんがな!!

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今日はキリスギで疲れまシター。レッドブル飲んでもうネルます。アディオス。

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アイエエエエエエエエエエ!

今年もお世話になりました。

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さて、今年も大変にお世話になりました。

年末は実家に帰るか!ヒマだからな!とか思ってたんですが、なんと昨晩からカゼをひいてしまいまして、帰省はチャラになってしまったのでごわす。

年内に大型記事を一本更新しとこうと思っていたのですが、それもどうも間に合いそうにありませんので、正月はカゼにウンウンうなされながら、シコシコと記事を作りたいと思われ。

なんかこのう、私って年末いつもカゼひいてるんです。

この記事作ってた時もカゼひいてたわ。

仕事ある時は夕方からグアイ悪くなるんだけど、朝起きると治ってしまうので、今までカゼで仕事休んだ事はありません。実に腹立たしい体質ですが、仕事収めるとカゼひいちゃうんですよね。実にむかつきます。

次回の更新予定ですが、以前より予告をしていた、アクロイヤーについてやっつけます。

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なんかどんどん、以前から宿題としていたネタが片付いていってしまうのは、ホッとするようでいて、さみしくもあります。

「コレ書き終えたら、自分には発信できる事なんて、残ってんのかね」

みたいなカンジです。


昔のネットワークって、90年代の終わりくらいには既に、調べてわからないことなんてないんじゃないのかね?というくらい、内外の様々な情報が整理、公開されていってて、あと10年もしたらホントにネットで調べられない事なんて、ナッシングになるんじゃないかしら。そうよそうよそうに決まってるわ。

などとと、オネェ言葉で考えていたんですけど、実際には時代は全く逆の方に向かってて、検索で調べごとをしてもSNSの情報が反映されなかったり、情報がどんどん薄くて軽くて分断化されていたり。みたいになってる事実にはお父さんビックリPONだぞカツオ。

まぁ、ウチのBLOGが今後どこに向かってどこに着地しようとしているのか全く不明ですが、今後も時々Wikiにゃ絶対書いてないようなイチビリ記事を投稿してみたいと思わない事も無いのでよろしくお願いいたします。

ついでなのでカネも無いのにイッてしまった年末の買い物などを記す。

フリマで買った謎のガン消し。
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なんじゃこりゃ。みたいなユルい造形。ガンダムのブレイク前のアイテムですな。

確かまとめて400円くらいで売ってたんだけど、200円にまけろ。って言ったら店の人が「エェッ!?」って驚いてました。
結局まけてくれましたが。

そんで、聖夜にタコモーフスの未開封品5点セットを購入。一体何をしてるんでしょうか私は(笑)

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実は今まで不ぞろいの未開封品をコツコツ買い集めてたんですが、一気に揃ってしまいました。全種揃いで売ってるの見たのは初めてでしたね。

値段はフツゥ。安くも無く高くも無く。ってとこですな。

あと、マイクロノーツ版タワー基地の出物があったのでいっときました。

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これは超ウレシイですね。車輪欠品みたいですが、ドームカバーが全付きなのは大変にリッパ!

タワー基地は4歳くらいの時。クリスマスだったか誕生日だったかに買ってもらいました。
子供ながらにジェット部分のブロー成型に、「やられた!」という気分になりましたわ。

でもタワー基地ってすごいよね。乗り物になり、基地になり、組み替えられ、ギミック満載…殿堂入りですよもう。

さて、年明け、元気が残っていれば3が日中には記事更新したいと思います。

今回もヤバい考察満載でお届けの予定ですので、生暖かい目でお見守り下さい。

今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたしますペコリ。

アクロイヤー・マグネパワーズマッドネス 「汚れた水」

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序章 アクロトピア新秩序

今回はマグネパワーズ及びレッドパワーズのアクロイヤー玩具に付いていろいろと書き、アクロイヤーの謎、90年代ミクロマン世界の秘密について、探ってみたく思う次第であります押忍ッ!

Invaders Must Die!!

昭和のアクロイヤーは公害により汚染された環境で単純変化したミクロマンで、地球上に悪の世界、アクロトピアを築くべく、侵略活動を行います。

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ミクロマンとはまた一風変わった畸形的でクールなデザイン、組み換えや変形によるプレイバリューの高さなど、ある意味ではミクロマン以上にインパクトがあったもんです。

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昭和コミック版は当時の怪獣映画ブームの影響が色濃く反映され、巨大化して街や石油コンビナートをぶっ壊し、人間を大量に踏み潰し、ふっとばす大活躍(?)で、強烈な印象を残します。

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しかし連載後期には、なぜか突然宇宙戦争展開に!

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地球で誕生したはずのアクロイヤーに、いつのまにか「宇宙の仲間」がおり、しかも宇宙には総統より偉い「アクロ大帝」なんてのがいたりと、現在の目で見るとどうなってんのよ。と言いたくなる展開ですが、この頃は宇宙戦艦ヤマトやスターウォーズブームの影響で、こういうのが流行ってたのであります。

他のアニメでも、「本格海洋ドラマ」としてスタートした「宇宙空母ブルーノア」が最後には結局宇宙に行っちゃったり、「ザ☆ウルトラマン」が終盤やっぱり宇宙戦争になっちゃったり、「太陽の使者 鉄人28号」が終盤宇宙戦争になっちゃったりと、当時は割合よくあることでした。

昭和のアクロイヤーはミクロマンの亜種であり、ミクロマンが洗脳する事で、ミクロマンの仲間にもなる種族(ソースは玩具カタログ)だったのですが、ニューミクロマン時期のアクロイヤーはアクアムーン(アクロムーン)から来たアクロ星人とされ、完全に「謎の悪性宇宙人」という設定になりました。以降、ミクロアースはアクロイヤーによって破壊され、脱出したミクロマンが地球に到来する。というパターンが確立し、平成のマグネパワーズもそれを踏襲する世界観の物語となります。

もはや「アクロトピア建設」という目標はどっかに行ってしまい、星ブッ壊したる!という、ゴリゴリの不良宇宙人がアクロイヤーという事になってしまいました。

第一章 悪魔のアクロイヤー

99年に復活したマグネパワーズでは最初にアクロイヤー・デモンシリーズが商品化。

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デモンの綴り間違え反省。

マグネパワーズのデモンアクロイヤーは、アクロ大帝アンゴルモアの尖兵として登場。ミクロアースをシメた後、地球を狙ってオラオラしに来ます。

デモンレッド、デモングリーン、デモンブルー
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当初は昭和をモチーフとしない方向でデザインの発注が来ていたそうなのですが、後にコテコテの昭和モチーフで行く。という路線の変更があり、デモンシリーズが誕生。

モチーフとなった昭和アクロイヤーの色が赤、青、銀だったのに対し、デモンアクロイヤーはRGB、つまり光の三原色となっていますが、実はこの三色、ニューミクロマン時期のニューアクロイヤー三体の色だったりします。

明らかに初代を連想させるデザインを採用しながら、裏側ではニューミクロマンの記号をこっそりとブッ込む。マグネパワーズはこういうのが大量にあるので最初から怖すぎます

※その他、イベント限定などで、イエロー、ピンク、パープル、ブラック、クリアといったバリアントも作成されます。

フィギュアは両手が可動したり腰が回ったりと、主役のマグネパワーズミクロマンよりも優秀な可動を備えており、発売当初から非常に評価が高く、評価が分かれたマグネパワーズミクロマン素体よりもある意味好評でした。

ただ割れやすい

組み換えで両手を鉄球にするのが当時流行った遊びなんですけど、現在それやろうとするとマジでクリアパーツが砕けるかもしれないので、オススメできかねます。

初期版は背中の5ミリ穴がアクロモンスターのジョイントにはまらなかったりしており、途中から素材も含めて改修が行われております。

アクロイヤー・チェンジトルーパーズコブラーゴクピンェーンスパイダー
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ヘビ、クモ、アリジゴクに変形するアクロイヤー!3体の名前はしりとりになっています。

アニメでのキャラは声優千葉繁氏の暴走演技や、子供の友達を欲しがる謎のキャラ付け、ごぜぇます喋りなど、非常にイキイキ描写され、ある意味忘れられない名物軍団となりましたが、残念ながらオモチャの方はキモチ悪さが過ぎたのか、大変売れ残りました。非常に楽しいんですけどねぇ・・・

初期マグネアクロイヤー軍団!
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アクロボットマンも含め、最初からアクロイヤー商品も非常に充実!昭和ミクロがこれくらいアクロイヤー商品を揃えるまでには何年掛かった事やら・・・

日本のオモチャらしからぬ、かなりキモチ悪い軍団。正直アクロイヤー商品は売れ行きがキビしく、小売店的にこのへんの在庫処分が後々までかなりキツかったのは事実。

第二章 アンゴルモア・アーデン

スーパーミクロマン時期には、アクロイヤー、アーデンが発売されます。

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パープルちゃんのシークレットブレストがでかすぎ反省。

アニメ版ではアーデンもアンゴルモアの手先ですが、内心ではアンゴルモアに対抗し、自分たちが宇宙を支配しようと考えていました。こういう「腹にイチモツ」を持っている辺り、第三勢力として存在する立ち位置、本来のアーデンらしさが表現されていると思います。

アーデンダーク、アーデンフレイム、アーデンパープル
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カラーリングは黒、橙、紫ですが、これは熱量を表していると思われます。

アニメでのアーデンには予言者であるパープルも登場し、いよいよタカラSFランド最終決戦、ノストラダムスの大予言との戦いが本格的になります。フレイムは世界を焼き尽くす炎を、ダークは熱量が失われた後の暗黒を表し、世界の破滅のイメージが投影されているのではないでしょうか。


※イベント限定では青いアーデンクールが登場。これも熱量に関わっていますな。

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玩具には剣や背中のウィングが付属し、バイクへのモードチェンジなどもあり、プレイバリューがますますアップ!壊れにくくなりカッコいいとモンクなし!金メッキがボロボロにハゲる以外はパーフェクトな仕上がりですね。

バイクモードも悪くない。
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アクロイヤーの華、パープルちゃん。
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右のパープルちゃんは当ブログ名物の新パープルちゃんであります。

紫というのは高位の僧侶のみに着用が許される色。アンゴルモアの巫女にはピッタリと言えますな。

どう見ても昭和アクロイヤー2なデザインなのに、どういうわけかアーデンになってしまった謎については、こちらの考察をご参照くだされたし。

デモンアクロイヤーはアニメでもコミックでも全滅してしまうのですが、なぜかアクロイヤーCTは残留し、パープルちゃんの手下となります。

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パープルちゃんの予言はインチキなんですが、それを実現させるため、後から三馬鹿がいろいろやらされるハメに。このアングルは面白いですな。

アクロイヤー商品が妙に充実する流れはスーパー期でも健在!

アクロイヤー・ゼンマイン カブターボ、ピラニトロン
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カブターボはイノシシみたいなツラで付属パーツはどう見てもクワガタ。どこがカブトやねん。

ただでさえ売れ残りがちなゼンマインで、さらに狙い不明のこいつらも大変に余り、小売店的には以下略。

パーツはミクロマンやアクロイヤーの追加装備になります。
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アクロイヤーをサカナのヒレやクワガタで強化するっていうネタは、実は昭和のコミック版が元ネタです。

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そしてついに、最終兵器ジャイアントアクロイヤーも登場!

アクロアルファ、ガンマ、ベータ
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ジャイアントも、これでもか!というくらいに超プレイバリューを持つ、ドあきれた商品でした。

いいのか?と思えるほど、アクロ商品は多彩で充実。

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ジャイアントアクロイヤーに憑依したアンゴルモアをついに倒し、アンゴルモア三部作の完結編、アニメ版マグネパワーズは終了します。

実はマンガ版はアンゴルモアのアの字も登場せず、アーデンフレイムがアクロイヤー軍団の最高司令官でした。最終回ではフレイムが歴史を改竄するべく過去に飛び、それを追ってマグネパワーズも姿を消します。

第三章 出オチ総統 

マグパ終了直後にレッドパワーズが始まり、待望の総統アクロイヤーが登場!

レッドパワーズ玩具カタログ
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新総統は旧玩具と関わらない、別のコンセプトでデザインされております。ブレストの形状や、名称に血液に関する言語が配されている所から、「心臓」をモチーフとしていると思われます。心臓原種か?

いよいよ総統だ、スゲーッ!っとテンションが上がるのもつかの間、玩具カタログでは登場した次のコマで、ビートルーパーズ(未発売)の一撃でマップタツに!!

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ホゲーッ!!弱ぇ~ッ!!

地球に逃げ延びた2枚の総統のヒラキは、地球で人間が開発していたレッドジウムをカッパラい、その力で二体の総統として再生!

総統アクロイヤー、冷血総統ジギルス、流血総統ハイドル
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「・・・助かったぞ・・・」
「2つの身体に別れたが、前よりも強いぞ!」

残念ながら説得力のカケラもありません。こうして私の中で、こいつらには出オチ総統のレッテルがペタリと貼られます。

玩具は半身がメカニック、半身が生命であり、組み換えで完全体になる予定だったのですが・・・

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ヘッドのクリアパーツが分離できないので、組み換えでは不完全版にしかなりません。

レッパ中期には、最終ボスと言えるゼノンとシャドウが登場!

凶血総統ゼノン
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名前のモチーフは漫画「デビルマン」の、悪魔王ゼノンからでしょうか。

デモンアクロイヤー→コスモサタンアーデン→悪魔王ゼノンというわけですな。

こんどこそ最強アクロイヤー登場!?と思ったんですけど、ゼノンはジギルス、ハイドルのおやじです。

これまで俺様最強!とか言ってイキりまくってたヤツが、もっと強ェーぞ!とか言ってオヤジ連れてお礼参りに来る流れ。皆さん、これ聞いてドラゴンボールのアレを思い出したりしませんか?

というわけで、どーにも私はゼノンにフリーザのオヤジ臭を感じてしまい、出オチ総統のレッテルはいよいよ決定的となりました。

マシンアクロイヤー・シャドウ(未所持)
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※画像はooku氏のサイトより

シャドウは総統の能力をコピーした量産機(?)。

なんだよ、よーするにゼノンの余りパーツじゃね~の?金型都合の数合わせか?とか思ってしまうところでありますが、実は頭部が全メッキなので、ジギルス・ハイドル組み替え総統の完全版を作る際には、パーツ取りに使えるのでありました。

レッドパワーズは商品展開がみるみる寂しくなり、アクロイヤーも4体の総統のみ。だが我々にはこれがある!

アクロイヤー・新サイボーグ部隊
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いやぁ、カンペキですね。レッパはもともと流用玩具ばかりの商品展開だったので、これはこれでアリじゃないでしょうか。

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レッパ後期はアニメもマンガ連載も無く、玩具付属のコミックのみでストーリーが展開。ミクロロケットベース付属のコミックでゼノンが倒され、平成ミクロマンは完結を迎えます。

第四章 うつろい、漂う世界

さて、ここから本題。一度アクロから離れます。

マグネパワーズって、マンガあり、アニメあり、ボンボン誌面掲載の玩具グラビアストーリーありと、スタートから3つの物語が同時進行し、しかもその3つはゼンゼン別の世界の話になっています。

で、どの物語がマスターピースなのか?というと、やはり多くの目に触れ、決定的な人気と知名度を持つアニメ版、という意見が多数でしょうが、識者やマニアが多数関わり、旧玩具や誰も知らないような未発売玩具までドバドバ登場させ、コッソリと重要設定もブチ込んで、誌面記事の名を借りた悪ノリ乱交パーティーのようだったボンボングラビアストーリーも、

(資料提供:ooku氏)
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※ミクロアースが24個あった!という衝撃の設定。右下画像には、公表すらされなかった昭和試作マグネミクロマンが(怖)

アンゴルモアとは関わらずにミクロ対アクロの図式を堅持し、レッドパワーズの正統主力媒体となるはずだったコミック版も、どれも魅力的に思われます。

また、以前から私が勝手推理をしているように、玩具に秘められた記号から読み解く、全く別の物語も含まれているように思えるのです。

そしてマグネとレッド、いわゆる「平成ミクロマン」の取り扱いには、旧来からのファンはかなり困ってました。

新しいミクロは、必ずや昭和時代のミクロを正式に継承する物になるはずだ!という期待を持って臨んだのに、どうもそれがうまくハマらなかったからです。

アニメ版にも、重要キャラクターとして昭和テレマガコミックの主人公、片貝あきらが登場したり、昭和ミクロやフードマン、ニューミクロとの関連を示唆するようなシーンが盛り込まれましたが、それはあくまで散発的で、「ファンサービス」の域を出るものではありませんでした。

また、ファンサイトによる文献検証、歴史統合作業でも、平成ミクロは上記のように世界観が分散しているために位置付けが難しく、苦労させられる状況が現在も続いています。

第五章 1999年 グッドラック地球

そもそも、平成ミクロをどうこう言う以前に、初代ミクロとニューミクロの歴史を統合しようとする際の大問題として、「グッドラック地球問題」というのがあるのですが。

水木一郎/グッドラック地球

「ミクロマン物語 ミクロアースのすべて」
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初出はコミックボンボン1983年12月号に掲載の絵物語であり、構想にはテレマガコミックス版の作者である、森藤よしひろ氏も参加

氏が長年暖めていた、αH7展開の決着の構想を元に書き起こされた物語なのですが、その内容は衝撃的です。

1999年、地球はαH7元素の到来により全人類がミクロ化。ミクロマンは人類をミクロ都市に保護し、平和な社会が到来する。数千年の後、繁栄した地球はいつしかミクロアースと呼ばれるようになる。しかしアクロムーンより来たアクロ星人との星間戦争が勃発し、長い戦いの末、アクロ星人はミクロアースより異次元発生装置を盗み出して異次元に逃走。アロム、イリア、ウルリ、エイジ、オルガ、カムイ、キルク、クレオ、ケンジ、コロナの10人が追跡隊に選抜され、ミクロアースを離れるが、直後にアクロ星人の残した時限爆弾によってミクロアースは爆発、消滅。故郷を失った10人のミクロマンは、復讐を誓って宇宙を彷徨う。(要約)

つまり、(初期)ニューミクロマンは、超未来、地球滅亡後の話だったというわけ。

これは正史ではなく、雑誌の一記事に過ぎない。などと、簡単にスルーできないわけですよ。なにしろミスター昭和ミクロマン、森藤氏キモ入りの企画であります。

しかしこれを公式として認めちゃうと、前期ニューミクロマン(強化スーツやバイオスーツ)と、後期ニューミクロマン(ミクロチェンジ)の間ですら、整合性が取れなくなります。ミクロマンの物語を一本に統合しようという作業にとっては、大変な障害です。まぁ、「異次元」というキーワードはありますが。

Eat Static/Parallel World


「片貝あきら」を中心に、初代ミクロと平成ミクロを直線上の時間軸で繋ぐと、ニューミクロマンを無視する必要がありますし、1999年に到来するのはαH7ではなくアンゴルモアなので、昭和ミクロ側の歴史を改竄する必要も生じます。

「グッドラック地球」を採択してニューミクロと平成を繋げようとする(2つの地球説)と、今度は「片貝あきら」の存在が怪しくなり、昭和コミックとは同名の別人とする必要が生じます。

こういった平成ミクロという存在の不都合さ、やっかいさは、旧作世界のどんなささいな要素も、一つとして無視できない旧作ファンを困惑させます。アニメの無かったミクロマンには、パンフレットのささいな文章、雑誌のささやかな記述のひとつひとつが、宝石のように大切なのです。

こうして「ミクロ者」の間では、平成ミクロは長い間ブラックボックスとなります。

様々なメディアで何度も目にし、よく知っているコンテンツのハズなのに、マグネパワーズはこれだ!という実体、全体像は不定形に変質し、把握できません。

どれでもあり、どれでもない。これが平成ミクロの(暫定的な)総体と言えます。

では、マグネパワーズとはそもそも、旧作と正式に関わる事をスッパリあきらめ、「旧作の端々をツマミ食いした独立作品」として作られたていたのか?というと、決してそうではなく、互いに矛盾し、複雑に錯綜する、いくつものミクロマン世界や、他作品世界、海外作品世界まで、全てを統合するマスターピースとなるべく、精密かつ入念かつクソマジメに設定、製作されていたと思います。要するに∀ミクロマンです。

アクロイヤーとは何なのか。また、ミクロマンとは、何なのか。

という、世界の根幹に関わる秘密に対して、90年代の「平成ミクロマン」は、統一的な回答を示しているのです。

根拠示せ根拠。

と言われると思いますので挙げますが、ヒントは平成ミクロに登場するミクロマンの協力者、子供達にあると考えられます。

第六章 ミクロの子供達

※ここからの分析は毎度おなじみのキチガイじみたオカルト領域ですので、覚悟してお読み下さい。

マグネパワーズでは、コミック版、アニメ版ともに三人の子供達がミクロマンに協力します。

久磁耕平(中央)、久磁裕太(右)、水沢麻美(左)
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アニメ版とは徹底的に差別化するよう指定されていたと推測される(ミクロマンの推定年齢から、素顔、性格、エジソンの口癖まで違う)コミック版でも、この三人は共通して登場しています。

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注目すべきは三人の名前です。マグネパワーズは命名に異常なほどの法則性、規則性を持つため、子供たちの名前にも、重要な意味が含まれているはずなのです。

「久磁」という名前は一見して「永久磁石」から引っ張られているように思えますが、それは一面に過ぎません。アナグラムで解読してみます。

「久磁耕平(くじこうへい)」を、漢字ごとに逆から読むと、「久(へいこうじきゅう)」、つまり、「平行時空(へいこうじくう)」となります。

・・・ムリヤリですか?では、弟の裕太くんはどうでしょう。

久磁裕太(くじゆうた)を逆から読み、「じ」を一文字加えると、「太じ裕磁久(たじゆうじきゅう)」、つまり、「多重時空(たじゅうじくう)」となります。

二人の名前には、マグネパワーズ世界にはいくつもの世界が同時に存在する事、それが互いに関わりあう事が、最初から示唆されているわけです。

コワいですね。寒気がします。←カゼひいてるせいです

マグネパワーズが、マンガ、グラビア、アニメ、玩具内記号と、別の物語を同時に進行させていたのは意図的であり、実はそれこそが、分断された多くの世界を最終的に統合するための、唯一の方法だったとは言えないでしょうか。

そして、GBで発売予定だった「ユーボーグ戦記」、またはレッドパワーズで統合される玩具、誌面展開において、新旧世界を全て一本の物語として収束させる。これが秘密結社タカラ文芸部の壮大な計画だったのかもしれません。

実際、公式が多世界解釈を用いて異なる世界を一本の物語上に統合しようとする試みは、後に新世紀のハズブロやタカラが、トランスフォーマー・ユニバースキスぷれで行います。

結局レッドパワーズがコケ、「ユーボーグ戦記」も発売できず・・・と、壮大な計画の完成を我々が目にする事はついに叶いませんでした。






おわり


ちょっとまて~い!!
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ごまかすな!麻美ちゃんはどうなの!

と皆さんお考えですよね。こちらの名前には、使用されている文字に、重要な意味が持たされています。

水沢麻美(みずさわまみ)

「みず」、「さわ」、どちらの文字も水(Water)に関わっています。また、「まみ」に「ず」を加えると、「まみず」となります。つまり、きれいな水です。

第七章 きれいな水、汚れた水

麻美の名前が水を現しているのは、そりゃ偶然っつーか、特別な意味なんてあるのか?と思われるでしょうが、実はレッドパワーズの文芸設定で、その重要度が決定的になります。

レッドパワーズの5人の子供
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アーサー → 浅海真悟 (あさみしんご)
イサム → 池波はるか (いけなみはるか)
ウォルト → 浦沢大輔 (うらさわだいすけ)
エジソン → 江島智 (えじまさとる)
オーディーン → 沖田クリスティ-ン (おきたくりすてぃーん)


子供達の名前はア行のカナ並び順で、顔もパートナーとなるミクロマンに似ています。そしてもう一つ、何か重要な事に気付きませんでしょうか。

浅海、池波、浦沢、江島、沖田。全ての名前は水に関わっていますレッドパワーズの設定において、ミクロマンと水が決定的に関わる事が示唆されているのです。

新旧タカラ玩具の歴史をマグネ・レッドに合わせ、「多世界解釈」、「水」というキーワードで解読すると、90年代のCG、アニメ両ビーストウォーズ、ミクロマンを共通の世界観で括る事ができます。

おおざっぱに記すと、ミクロマン(TF、人類含む)は、「きれいな水」によって守られ、「汚れた水」に汚染されて変化したのがアクロイヤーなのです。

以前の記事で書いたように、ビーストウォーズ・ムーンはアクロイヤーであるという自説は、それに基づきます。

和製ビーストウォーズにおけるアンゴルモアエネルギーとは、非常に不安定で危険ですが、善にも悪にもなるエネルギーであり、それ自体は意志を持ちません。

それが悪の意志によって汚染されたため、ガイア人(地球人)はガイア=地球を放棄せざるを得なくなります。そして、地球を完全破壊する。という、汚れた目的のため、月を兵器として改造し、その制御システムとして、ムーンとアルテミスを作りました。

つまり、母星を離れる際の地球人たちは、汚れた水によって汚染され、半ばアクロイヤー化しており、ムーンもアルテミスも、アクロテクノロジーによって作られた、アクロイヤーウェポン・アクロムーンの一部だったわけです。


ミクロマンは「水」に運ばれてやって来ます。

1976年、あきらは「海岸」で「水晶」(水晶は古来「水の化石」とされていました)を拾い、
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1999年、「川」で耕平、裕太、麻美を見出し、
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2015年、子供たちとミクロマンは再び「川」で出会います
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伝説のミクロマン、イッスーン。
一寸法師(スクナヒコ)は、水の流れに乗って人間界へとやって来ます。
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一方、アクロイヤーは「月」より来ます。

アクロ2の見た目とアーデンの名前を持つ「アンゴルモア・アーデン」は、アニメで衛星兵器アクロムーンを使用。
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アクロムーンはアンゴルモアの、CGビーストの月はヴォックの、セカンドの月はガイア人の作った、惑星破壊兵器です。

月は汚染され、その中に悪意を孕みます。

終章 汚れた水、悪意の月  

アクロイヤーを巡る謎の一つに、「アクア・アクロムーン問題」というのがあるのですが、


ニューミクロマンに登場するアクロ星人の母星が、玩具パンフレットでは「アクアムーン」だったのに対し、他の媒体では「アクロムーン」と記述されている。という問題です。

これはフツウに考えてパンフレットの誤植の可能性が高いんですけど、上述のように「水」を象徴としてアクロイヤーの成立を解釈すると、「アクアムーン」が汚染された結果、「アクロムーン」となった。という解釈が可能になります。

「水」という象徴は海や川の水、エネルゴン(クォンタム・サージ)、アンゴルモアエネルギー、αH7元素へと転籍し、それを汚染する「公害」という存在は、アンゴルモア、ユニクロン、ヴォック、星間帝王などへと転籍し、それぞれの物語を共通の構造で結び付けます。

「汚れた水」が凝固して、「悪意の月」が誕生するのです。

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マグネパワーズ・レッドパワーズは現在・未来の新しい世界を描きながら、同時に過去の世界、別の世界の事象も「同じ類型」に収める、キーストーンなのです。

今年もよろしくお願い仕り候

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新年、あけましておめでとうございます!

カゼもよくなって参りました。いやー、キツかった(汗)

皆様も、くれぐれも体にはお気をつけくだされたし。

さて、私生活は何一つ面白い事もなく、書く事も無いんですが、記事の更新もしておりますので、オヒマでしたらご覧下さいませ。

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ていうか今年の年末、正月はカゼひいて一歩も外に出なかったので、寝てるか記事作ってるかというていたらくですわ。

個人的に出オチ総統軍団のあたりが、非常に楽しく書けましたね。
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子供たちの名前解読あたりからは完全オカルト展開ですが、コミック版の構成にはタカラ側のプロジェクトリーダーが深く関わっていたので、

左:松本久志氏とプロフェッサークヌギ。
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確かこの人、TVチャンピオンの第2回おもちゃ王だったような。

キャラクターの名前など、マグネ・レッドの基本設定はこの人が管轄してた可能性はありますので、自分としてはだいぶ信憑性が高い説なんじゃないかと思いますね。

まぁ、今年もネタぎゅうぎゅう詰めの不経済な記事を思い出した頃に更新するような活動を、そこそこに続けてゆこうと思いますので、よろしくお願いいたします。ペコリ。

新年到着分。あと次回更新のことなど

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酉年なので、せっかくなんでツイッターにアップしたカッコいい酉玩具の画像をこっちにも張っておきます。

アッー
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この後二人は鳥インフルエンザにかかり、殺処分に。←嘘


で、次回の更新はマンガにしようと思います。
うわぁ・・・また時間掛かる作業になるわぁ・・・

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画像は次回に使おうと思ってた玩具引っ張り出してなんとなく作った。

マンガ製作で何がキツいって演者を発掘するのが一番大変でして、まだ主役玩具が発掘できてないのでした。

どんなマンガにするのかってぇと、ヒントはこれです。


まぁボチボチと進めてきたいと思います。


で、昨年ポチったクリスマスプレゼントが年をまたぎ、海外からお年賀として到着してたわけです。

Bizarre Inc feat Angie Brown - I'm Gonna Get You (1992)

ついにやっつけてやったぜ!の2件です。ンガググ。

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タコモーフの未開封品がマジで到着。前々から未開封品を揃えようとボチボチ買ってたんですが、一気に揃っちゃいました。正味の話、ジェイク(サメ)とトビアス(U3)だけで良かったんだけどなぁ・・・

ま、バラであと二個を買い揃えるのはコスト的にキツいのも確かで、助かりはしました。以前に比べると送料も倍以上するしね。

で、実はタコモって包装のビニールバッグがけっこう重要でして、「今回なんでこいつらがこの動物に変身する事になったか」的な簡単な説明と、各アイテムのギミックについて書かれてるのです。

ジェイク入手してびっくり仰天。レビュー記事では「こいつはギミック無しのダメ玩具」と書いてたわけなんですが、実はこいつにもギミックが実装されてたわけですな。しかも2つもですよ(笑)

てかジェイクの「ギミック無し」が前々からギモンだったので、それを確認したくて未開封を集めてたのね。タコモの詳細情報なんて、内外含めてもウチだけなんだもん、自分で調べるしかないわな。

てなわけで、記事をコッソリと修正しときました。

そんで海外版タワー基地。ってーか、マイクロノーツ版、Mobile Explolation Lab。
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まぁそりゃぁタワー基地が最も似合うのは初代裸足ミクロマンなんだけどさ、ウチには裸足ミクロが一人もいないのであります。

いいんだい!ウチにはマグネパワーズがあるんだからな!

海外版だろうがなんだろうがイイものはイイのである。日本版なんて、クソみたいなジャンク品ですら手が届かない金額ですもの。

状態は大きな破損なんかもなく、パーツはゴムタイヤ二個の欠品。ミサイルも付いてて、本体価格はほぼ日本の当時定価(2500円)。と言っても70年代で2500円って言えば、当時で言うと5000円くらいの感覚ですかなぁ。

英国からの発送ですが、送料は米国から取り寄せる際の半額くらいでしたから、御の字ですよ。

各所はそこそこに「こなれて」いる中古コンディションなんで、目立たないところをガシガシとヤスり、人形を載せ易くしました。

タワー基地って初代の裸足ミクロマン用の設計なんで、それ以外の人形をシートに載せようとすると足が突っかかるため、足首を引っこ抜かなきゃならんのです。

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ミサイル砲台とミサイルがダッセーのはまぁしょうがないですな。これも味わいです。ていうかこのミサイル発射装置、スーパーミクロマンのハンドバズーカくさいんだけど?

組み換えが超楽しくてしかたがねぇ!

アコガレのベースロケッター。
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そしてアドベンチャーワゴン(だっけか?)
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ロケッター
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昔買ってもらった時は3~4歳だったのでややこしい組み替えは難しく、だいたいロケッターで遊んでたような気がする。なくさずに最後まで残ってた部品もロケッターだった。

クリスマスの時、サンタにタワー基地をお願いしてたのになぜか指令基地が来てしまい、当時フガフガしたのですが、タワー基地はこのロボットっぽさが良かったわけですなぁ。

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しかしですな、ミクロマンの基地といやぁ、私的にはこれがマスターピースなんですよ。

タワー基地が来たのでウチからはスペクトルMX光線がビシバシ放射されるのである。今後はこいつが、なかなか入手の機会に恵まれないミクロマン達をゴイゴイ我が家に呼び寄せてくれると信ずるところであります。



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つうか、見つからないオモチャをサッサと発見したいわけであります。しばらく買い物もガマンですしね。

ミクロマン・200Xマッドネス 「とびこめ!ミクロマン」(前編)

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今回はミクロマン・200X。フルコミックス、教養要素ゼロでお送りいたします。

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相変わらず着地点が全く見えませんが、とりあえず後編に続きます。

ありがとう10周年

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イヤー、本日で当BLOGも開設10周年を迎える事となりましたパチパチ。

これもひとえに読者様の皆様のおかげといえます。感謝感激雨アラシです。

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吹けよ風、呼べよ嵐!



現在記念製作記事をフルコミックスで作成中ですので、完成したらアップいたします。

まぁ120%私的な記事であり、あんましそんなもんを読みたがるような方もいるのかどうかわからなくはありますが、玩具系ブログ界隈随一の奇獣の10年史というのもまぁ貴重ではあるかもしれませんので、ひょっとすると面白いかもしれませんので公開されましたらご一読をお願いしてみたく思う所存であります押忍。

まぁ、10年振り返って、いろいろとヘンな事をやってきたなという思いはあります。アドベンチャーですよ。

当ブログも一時は長期の更新停止なんかもありましたが、なんとか復活して、こうして皆様とお目にかかれているのも、素敵なオモチャ(?)達のおかげと言えます。


素敵な・・・
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素敵?
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素敵・・・
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スtttttttttttttttttttttttttttttttttttttttってえええええええええええええええええええ

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kikikikikikikikikikikikiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii

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あれ?あれあれ?あれれれれ?

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(以下、20周年まで続く)


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以上、「今日のモデュロック」のコーナーでした。でわ!

TYPE-NOR 十周年記念製作コミックス

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TYPE-NOR 十周年記念製作コミックスであります。

自分語りは趣味ではないのですが、せっかく10年続けたので、玩具ブログ界随一の怪スポット、当ブログ激闘の歩みを、マンガで振り返ってみたい。

古くからの方も、これからの方も、ひとつお付き合いくださいませ。

ナニゲに前回マンガからの続きであります。

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それでは皆様、これからも、一緒の長い旅にお付き合いをお願いいたします。

森の妖精さん達の暮らしについてとか、投稿募集とか。

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画像は、森に住む妖精さんをイメージしてみました。

ピッピッピーッ!ピッピッピーッ!と、いうわけで、先日購入のタワー基地より発せられる超磁力MX光線の威力がめでたく発揮されまして、

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我が家に待望のレーザーエジソン先生が到着したのであります!

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ミクロボーイ・ブルーガンは持ってるんだけど、レーザーエジソンとバックパック「だけ」欠品でして、長らく捜索していたのですな。

まー、コンディションは正味の話ヒドいもんなんです。

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ツラのメッキハゲが尋常でない。しかも普通の素体はメッキ部分の下はクリーム色なんだけど、コイツは黒で、ハゲ跡が凶悪なカンジです!

正義のミクロマン!と、いうよりは、地球侵略に来たゲロゲロ宇宙人に見えるのだ!

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しかし安かったので正義!チープ・イズ・ルール!

これでようやく、長年の宿題である記事製作、「銀河の16人 後編」の製作に取り掛かれるじゃぁあーりませんか!と思ったのですが、よくよく考えてみると本当に必要なのはレーザーゼット兄さんだっつー事に、最近になって気付いたのでありました!アウマイガッ!

ま、じっくりと集めて行く事にいたしますです。

エジソン氏は他にもクソジャンクコンディションのマグネパワーズ大量セットと一緒だったんですけど、ジャンキーなミクロ達で、せっかくなので前々から気になってたヒザ関節の補修をやってみたのでありました。

マグパを触った事のある方はご存知だと思いますが、マグパ素体はなぜかヒザがまっすぐに伸びません。

なので、フトモモのネジを外して、ヒザ関節リング部分を少し削ります。

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するとアラ不思議。ヒザ、腰の痛みもすっかり改善されたんですよ奥さん!(←効果は個人の感想です)

右:改修前  左:改修後
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まぁ、画像で見てもよくわかんねーと思うんですけど

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ヒザがまっすぐになると、素立ちで立たせやすくなります。それにやっぱり、ミクロマンの立ち姿はキリッとしてて欲しいものなのであります。

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非常にキモチええ!

と、いうわけで(サッキからどういうわけだよ)、次回の記事はですな、いよいよ「変ジョーのひみつ」が復活!

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表紙にブラ次を入れ忘れていたので、公開時には足しておきます。

ネタはですね、joefig氏のブログ、The Pitで、ネンド海兵隊の資料記事が公開されており、非常に楽しかったのであいつらにさせていただきます。皆さんご存知、メガマです。

つきましてはですね、久々に「変ジョー質問箱」の質問を募集してみたく思います。
変なG.I.ジョーに関すること、または関さない事について、要するになんでもいいので、ご投稿下されると非常にウレしいです。

当ブログコメント欄の「ないしょ」にチェックしてご投稿いただくか、ツイッターでハッシュタグ、


で、ご投稿いただければナー。とか思います。ゼヒゼヒよろしくお願い申し上げます。

で、レーザーエジソンさんが来て、うれしくてしょうがないで、もう一枚画像を作ってみました。

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ちなみに画像は「森の妖精さん」を意識してみたのであります。

これはあくまで、エジソン先生がヘンな触手からアレイン教官を助けているところですので、くれぐれも誤解のなきよう。

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