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NOR vs タカラSFランドエヴォリューション

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とおぉぉぉりゃぁ~っ!

皆様ごぶさたをいたしておりました。なんかいろいろですね、年度末、新年度と人事異動もあって忙しかったり、最近ようやくスマホに変えてみたら妙にハマってしまっていたりとバタバタしてたのでありました。

仕事もヒマになってきたしスマホにもさっさと飽きてきたので、ボチボチと再始動をしてみたく思う所存であります押忍!

ていうかやっぱPCのキーボードは文章打ちやすいなぁ。アタリマエか。


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というわけで、やっとこさタカラSFランドエヴォリューションを買えたのでありました。

いやね、もちろん興味は大有りコンコンチキであったのでありますが、要するに(またもや)カネが無かったのであります。

そして、私は公式からのステートメントにはあまり束縛されずに勝手な事を妄想していたい夢見がち迷惑おじさんなので、まぁ正直読むのが怖かった的なところもあったんですけど、ツイッターのタカラ玩具狂人仲間(ホメてます)数名より、アナタは特に読んどきましょう的に猛烈プッシュをされ、こいつぁこっちも本気出さないと。という気になったのでした。

ウチの読者様的にも、この本に対する私のアンサーというのは興味があったんじゃないかと思うのですが、そんな事情でシッカリと最後列からのスタートです。あいかわらず世間様の消費動向とは全く無縁な活動で申し訳なく思います(笑)

まぁ、詳細はそのうちジックリと仕上げたいと思いますが、結論から言っちゃうと、「カタログ網羅的な本」を期待せず、「妄想推理の燃料投下本」として捕らえると、千金の価値がある本でした。

ツイ友の方に推奨された通り、実に私向きの本でしたね(笑)

表面的な体裁としては、「変身サイボーグ」に始まるタカラSFランドの一つの到達点として、現在展開中の「ダイアクロン・リブート」に至るまでの、タカラ玩具のオリジナルな世界観を鳥瞰する趣旨の本。とされています。

まぁ浅薄に考えちゃうと、最近のダイアクロン人気に乗っかったハヤリ物の企画じゃねぇの?なんてちょっと思えちゃうのですが、とんでもねぇ。この本が隠し持つキバは猛毒です。

むしろ重点的に扱われているのは、変身サイボーグのマインドが90年代に「電脳警察サイバーコップ」、「機甲警察メタルジャック」、「電光超人グリッドマン」へと受け継がれ、ミクロマンが没企画「ダンガーンV」を経て、「ビーストフォーマー」、「ビーストサーガ」という流れを作った。という、全く新しいステートメントです。

白眉は「サイバーコップ」~「グリッドマン」までの流れについてであります。

従来これらの作品は、(「勇者」のように)テレビが先行、主導と思われていたのですが、実際は玩具主導でテレビ企画はそれに付随するものとして製作されており、しかもその源泉が「変身サイボーグ」に求められるという、新時代の「タカラSFランド」としての再定義です。

で、編者にも大人の事情がいろいろあって、言いたくても言えなかっただろう。というような事がたくさんあっただろうから、私がいいかげんな立場からちょこっと書きます。

今まではですね、極端に言うと、アニメが無いのがタカラSFランドだったわけです。サイボーグ、ミクロマン、ダイアクロンですね。だから大枠で言うと、トランスフォーマーでも選外でした。ところが、今回明かされた「再定義」によって、サンライズのアニメだろうが豪プロの原作だろうが円谷特撮だろうが、タカラ玩具の中には「タカラSFランド」のDNAが明確に受け継がれており、別作品の玩具同士は密接に関わっているって事が明かされたわけです。

これがどういう事かと言うとですね、例えば、高橋良輔監督作品として名高い、サンライズ製作の名作アニメ、「ダグラム」、「ボトムズ」を、タカラSFランドと言っても全く構わないわけ。

「ダグラム」は、タカラがガンダムに対抗できるオモチャを作るためにサンライズに持ち込んだ企画であり、コンバットアーマーのデザインはミクロマンのメカコスモをデザインした大河原邦男氏。ロボットのコクピットは透明キャノピーで、マイクロサイズのフィギュアを搭載。この設計思想はダイアクロンフォーマットのロボットマンですよね。

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雑誌連載はテレマガスタッフがシフトしたコミックボンボンで、コミカライズは森藤よしひろ氏。

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文句の付けようがありません。

ガンダムやイデオンを「バンダイSFランド」だなんて言う奴ァいませんが(イデオンはトミーか)、ダグラム・ボトムズ・ゴーグはレッキとした「タカラSFランド」である。という認識は、以後可能になったわけです。

また、タカラSFランドの一つの頂点として「ダイアクロン・リブート」を持ってくるのかと思いきや、関係者インタビューや未発表資料で最も多く掘り下げられているのが、ミクロマン・マグネパワーズについての未公開情報!マグネパワーズのアニメ、マンガ展開についての特別な言及まであり、まるで旧タカラ玩具の頂点として、マグネパワーズのアップライジングを図っているかのようです。ダイアクロン・リブートはそもそも「タカラ玩具」じゃなくて、「タカラトミー玩具」ですしね。

マグネパワーズの原点としては、「ダンガーンV」の事が強調され、マグネパワーズの前身企画、「ミクロマン1999」の事も書かれておりますけど、誌面で明かされている情報を読み込むほどに、凶悪カルトである私はますます「タカラ版マイクロノーツ」についての確信を深めてしまいました。ガイキチの目はごまかせません(笑)

そういうわけで、いろいろと新たな視点を与えてくれる、非常にエポックメイキングで刺激的な本であります。

そんな訳でタカラ熱が高まって高まってしょうがないので、(カネも無いのに)こんなオモチャを買ってしまったぞ!

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G.I.ジョー、第2シーズン登場の脳筋ガチムチ軍団である!

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というわけで、次回更新はハズブロ米兵ランドであります。請うご期待!!(結局需要無視)

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